僕の彼女は小学生♡

１

放課後、帰宅途中、住宅地の道を歩いているときだった。「こんにちわ」と声をかけられたのは。

驚いて振り向く。

女の子がいた。小学校５年生くらいの女の子。ピンク色のワンピースを着ている。艷やかな黒髪を肩まで伸ばしている。肌がびっくりするくらい白い。

そんな女の子が僕の目の前にいる。

彼女を見た瞬間、既視感を感じた。どこかで彼女に遭ったことがあるような気がする。

何か思い出せそうな気がする。でも何も思い出せない。

「お引き留めしてしまってすいません」
彼女はぺこりと頭を下げる。

「別にいいよ。えっと、僕になにか用かな？」

「はい。今日は飯島誠さんにどうしてもお伝えしたいことがあって。それで会いに来たんです」

「僕のこと知ってるんだ？」

「はい」

「それで・・・僕に伝えたいことって何かな？」

「・・・私、飯島誠さんのことが好きなんです。だからできれば私とお付き合いしてほしいんです」

「・・・本気で言ってるの？」

「はい。本気です」

「えっと僕は冴えない学生だよ」

「知ってます」

「ゲームばかりしてるオタクだよ」

「知ってます」

「成績は平凡だよ」

「知ってます」

「顔も平凡だし、家柄も平凡だよ」

「知ってます」

「そんな僕が好きなの？」

「はい。好きです」

「そんな僕とお付き合いしたいの？」

「はい。お付き合いしたいです」

「・・・本気で？」

「本気です。私、本気で飯島誠さんとお付き合いしたいんです」

「キミは人違いしてるんじゃないの？同姓同名の飯島誠さんがいて、その人のことが好きなんじゃないの？」

「私が好きなのは東京都◯◯に住んでいる飯島誠さんです」

彼女は僕の住所を言った。確かにそこに住んでいる飯島誠は僕しかいない。

「本当に僕のこと好きなんだ」

「はい。大好きです。飯島さんが望むならキスだってできます」

「・・・キミは」

「高梨春菜です。春菜って呼んでください」

「春菜ちゃんは小学生だよね？」

「はい。小学４年生です。１０歳です。実は今日１０歳になったんです。４月２１日が私の誕生日なんです」

「そうなんだ。おめでとう」

「ありがとうございます。私、１０歳になったら飯島さんに告白しようって決めてたんです」

「そうなんだ」

「はい。誕生日に告白すれば上手くいくような予感がしたんです」

「そうなんだ」

「はい。飯島さん、私とお付き合いしてくれませんか？絶対後悔させません。私、お料理できるし、お裁縫もできるし・・・それに夜のお相手だってできます」春菜は顔を赤らめて言う。「私の体はもう大人の体なんです。見た目は子供だけど、中身はもう大人なんです。だから夜のお相手もできるんです」

「いやいや、春菜ちゃんは小学生だよね。小学生はそんなことしちゃダメでしょ」

「わかってます。そんなことわかってます。でも私は飯島さんとそういうことをしたいと思うくらい飯島さんのことが好きなんです」

「・・・」

「私の言葉、信じられませんか？」

「正直、信じられないよ。だって僕はこの通り冴えない学生だし、女の子にモテたことないし、オタクだしね。だからどうしてもからわかれてるって思ってしまう」

「そうですよね。小学生の告白なんて冗談だって思ってしまいますよね。わかりました。私が本気で飯島さんを好きだってことを行動で示したいと思います。これから普段の私なら絶対にしないことをします」

「何をするつもり？」

「見ていればわかります。とにかく見ていてください。お願いします」

「わかった」
僕は頷く。

春菜はスカートの裾を両手で握る。そしてスカートを捲りあげた。小さなリボン付きの純白のパンツが露出される。

驚きのあまり露出されたパンツを凝視してしまう。