【R18】お姉ちゃんのご乱心♡

エリザベス

文字の大きさ
19 / 28

19

しおりを挟む
「オナニーするなら全裸のほうが気持ちいいわよ」
姉がとんでもないアドバイスをする。

「わかりました。全裸になります」
高町さんがとんでもないことを言う。

全裸になる・・・高町さんが・・・学校の屋上で・・・信じられない出来事が展開しようとしている。

「服を脱ぐところ見ていてもいいのよね。守くんと一緒に」

「構いません」

「だそうよ。守くん。一緒に高町さんが服を脱ぐところを見ましょう」

僕はどう答えていいかわからない。

「酒井くん。見ててくれると嬉しい」

「本当に?」

「うん。言ったでしょう。私、酒井くんのことが好きだって。ずっと好きだったの。1年生のときから。好きだって言いたかった。でも言えなかった。今は恋愛にうつつを抜かしている場合じゃないって思ってね。だから酒井くんとは必要以上に仲良くならないようにしていたの」

「それがあなたの演奏技術の停滞の理由よ。あなたは真面目過ぎるの」

「真面目に努力すればピアニストになれるって思っていたんです。人より何倍も真面目に努力すればピアニストになれるって」

「周りの大人にそう言われたんでしょ。真面目に頑張ればピアニストになれるって」

「・・・はい」

「そういう大人の意見が子供の才能を停滞させる場合があるのよ。ただ努力してるだけで才能が伸びる人もいるわ。でもね、ただ努力してるだけでは才能が伸びない人もいるの。あなたはそのタイプよ。真面目に努力してるだけでは才能が開花しないタイプよ。だから私はあなたを見ていてももどかしかったの」

「私のこと見ていてくれたんですか?」

「当然よ。あなたは私と同じタイプだもの。自然と興味を持って見るようになったのよ。ずっと見ていたからこそもどかしかったの。私と同じように素直に生きればもっと素晴らしい演奏ができるのにってね」

「どうしてもっと早くにそう言ってくれなかったんですか?」

「あなたが守くんを好きだって気づいていたからよ。だから言わなかったの」

「気づいていたんですか」

「当然よ。私は守くんに好意を抱いてる女の子全員を把握しているわ。見ればすぐわかるの。ああ、この娘は守くんが好きだってね」

「すごいですね」

「私の感性は特別だからね。あなたも私に近い感性になれる可能性を秘めている。もしかしら私を超えるかもしれない。そういう可能性を秘めているの」

「私にそんな可能性が?」

「あるわ。でも今のままでは無理よ。常識やモラルの殻に閉じこもってるうちは絶対に無理。だから今日ここでその殻を破りなさい。そうすれば私に近づけるわ。そしていつか私を超えることもできるかもしれないわ」

「私、今日、ここで殻を破ります」

「あなたならきっと破れるわ」

「はい。酒井くん。私が殻を破るところ見ていてほしいの」

「僕なんかが見ていていいの?」

「もちろんよ。私は大好きな酒井くんに見ていてほしいの。私が変わる瞬間を。お姉さんと一緒に。見ていてくれる?」

「見てるよ。高町さんが変わっていくところを」

「うん」高町さんは笑顔でうなずく。「じゃあ、服脱ぐね」

「うん」
僕はうなずく。

そして高町さんは服を脱ぎ始めた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

エリート課長の脳内は想像の斜め上をいっていた

ピロ子
恋愛
飲み会に参加した後、酔い潰れていた私を押し倒していたのは社内の女子社員が憧れるエリート課長でした。 普段は冷静沈着な課長の脳内は、私には斜め上過ぎて理解不能です。 ※課長の脳内は変態です。 なとみさん主催、「#足フェチ祭り」参加作品です。完結しました。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...