俺TUEEE!するはずがFUEEEしちゃう話

ミミミミミミミ ミ

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ふえっくしょーい3

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「ふえーーー」
「…」
「ふええーーー」
「……」
「ふえええーーー」
「………」

「ふ、」
「うるさい!!」

「ふえーーー!?」
熱でうなされていた俺の額目掛けて、べしっと何かが投げられた。
あん?これなぁに?
…額狙いであたりはしたけど、目にも被ってるから…よー見えん。

いや、目に乗っかってなくても、額にあったら見えねーか…。
よかろう。ならば触覚だ!見るな!感じるんだ…。

「ふえええええ~?」
ふえーーっと何々…。このしっとり湿った布の感触は…なんだ?
あ、布ですわ。答えいってたわ。布ですわこれ。

おっほぅ~そうか湿った布か~。ふえ~~気持ちええええ~~~。

「おい、恥さらし」
おい!?魔王失礼だな、魔王!!
俺にはサリアルなんちゃらなんちゃらという名前があるんだぞ!!
いつもみたいにサリって呼んでぇええええーー!!

「ワタシはこれから…出掛けてくる」
「ふえーー」

えーーマジかよ。いいなぁいいなぁ!!お出掛けいいなぁ!!
俺と違って、ハイリくんは別に幽閉されてないもんね。

ふええええ。お土産よろ~~。
木刀がいい、木刀が!あの観光地によく売ってるやつ!
あ、でも待てよ…武器キーホルダー系も捨てがたい。いいよね~あれ。こう…勇者の血が騒いじゃうっていうかさぁ。

「ふえええ~?」
あっれ?ふええええ!!お待ちになってハイリ様ぁああ!?
おまえが出掛けちゃうと俺一人じゃん!?このひろーーい屋敷の片隅で、お一人様になっちゃうんじゃないの!?
やだやだやだ寂しい!弱った人間を一人にしないで。

「ハイリィ~~ふええええ~~やぁああ、いっちゃやぁあああ」
「…………核が宿った事を伝えてくるだけだ、すぐ戻る」

ふええええーーー!?カク・ガヤドッタさんは漁師町で元気にやってるって!!
彼女の事より俺だよ俺ぇえええー!!あ、でも彼女の焼いた絶品しらすパンは食べたい。
お土産は、それでお願いします!!三個くらい!

「ふえええ~ハイリ~~パン~~」
「…パン?」
パンだよパンパンパン、パンパパンパン!カク・ガヤドッタさんのパン!!

「…?」
「ふえええ~」
「寝言か…」
違うって、寝言じゃなくてパンだよ魔王~~。食べると体力が回復すんだ…。パンは~~。

「………とにかく、おとなしくしてろよ。恥知らず」
「ふえええ~」
マジでいっちゃうの…。流石魔王…容赦ないのね。

足音はあっという間に遠ざかり、俺は一人になった。


ふええええ~~~。
さーーーーびーーーーーしーーーー。
塔の時は一人時間のが多かったけど、屋敷生活ではずっとハイリがいたからなぁ。
そう…俺のケツの中にも入ってた程に……ハイリハイリハイリ!

ゼロ距離だわよ。あんなん…。ゼロ距離どころかマイナスだわよ。
だってお腹ぼこぉってなるほど入ってたもんね。
あれ?膨らんでたからプラス?距離はマイナスで質量はプラス?

お、いいね。かっこいい。ここ試験に出ますよ。

…せ、先生…。そんな……おちんちんの話なんて恥ずかしいです。
何が恥ずかしいのだね。これも立派な保健体育だよ?
え、あ、…先生。
ふふ、もっと恥ずかしい事をしてあげよう。
あああ、ダメです!!先生ダメェエエエ!


ふっえーーーー!!ブレザーもいいけど、やっぱセーラー服がいいよね。俺セーラー推し!
あとやっぱ教室。教室だよ教室!放課後の教室!!
シチュエーション超大事。

ちなみに、これと似たシチュエーションのが、前世の俺エロコレクションに何冊かあってさ。
…それを………かーちゃんに読まれた事がある。
死のう……。いやもう前世は死んでるからノーカンでお願いします。生きよう…。俺生きよう。

その時のかーちゃんのコメントは、系統と出版社の並びがわかりづらい、だったよ。
…そうして……本棚の奥に隠されしコレクションは、ママンの手によってキレイに並べ変えられてしまったのです。

あ、あら読みやすい!!?劇的なビフォーアフター!!
…ってつらいわ!?そこは放っておいてよ~ママン。



「ふえーーーー」
あ~~~眠くなってきたぞ。眠くなってきた。
このまま寝れそう。寝ちまおう。

「ふぇええ~~」
ふえええーい!

「ふえ~~~」
ふえーーい!!

「ふ……」
…………すやぁ。



ガタ…と何かが動いた音がして目が覚めた。
ふえーーー!曲者じゃーーーー!!

「…起きたか」
くせも……え?あ、ハイリさんじゃぁあ~りませんか。
え?もう戻ってきたの。ふええええー!!やったぁーー!!タイムリープ成功だぜ!

全然寂しゅうなかったぞい!!

「ふえ、ふええええ~~ハイリィ~~ハイリィ~~!!」
「…………うるさい、泣くな」

泣いてないよ!!これは目から出た鼻水じゃい!!
だって今の俺は、熱があってくしゃみも鼻水も出っ……?ん、あれ?

ふええええ?ふえええええ?熱ないな?気分爽快じゃないのこれ。

「ふえーーーー?」
「お、まえ……」
え、何々?どったの?魔王が目を見開いておる。

「っち!!」
「ふえーーーー!?」
あん!?そんないきなり脱がせないで!?

「ふ、え…ふえええっふ…ぅん…」
ちょっとぉおおおーケツ、いきなりケツに…ふえ、…魔王ーー!?ちょっと魔王!?セクハラーー!?

「ふ、え…え…っぅ…ふ…」
あ、そこ…気持ちいい。大和撫子の封印が解けちゃうから、これ以上は、やめておくんなせぇ。

でも凄いわー、俺のケツってば…、いきなり入ってきた侵入者を優しく咥えこんで、ちゅっちゅっ締めつけてるよ。
こ、この尻軽ぅうううーーー!!


「核が…ない」
あん?カク・ガナイくんがどうしたって?彼はあれだよ。カク・ガヤドッタさんの息子だよ。
女将さんのパンが大好きなのに、食い飽きたぜこんなのーーって反抗して、素直に食べないタイプの息子さんだ。

「くそ………どうする…。報告したあとで…こんな…」
「ふえ?」

え?そんなにカク・ガナイくんやべーの?
魔王ハイリ様が目に見えて焦ってらっしゃるぞい?あれか、カク・ガナイくん不良グループと付き合い始めちゃった感じ?大変だ、補導されちゃう!?

「ハイリー?」
「っ!おまえ!!…どれだけ手間を掛けさせる気だ!」

「ふえええ?」
「っ!」
あ、あんっ。お怒りの魔王の指がケツから、さよならバイバイした。
そしてそのまま部屋からも、さよならバイバイだ!!

ふええええ?

「ふえーー?」
なんぞな~~?とりあえずケツはもうしまっていいよね?

気分爽快にはなったけど、布団の魅力は最高ですからね!俺らぁまだここから出る気はないぞ。
ハイリも無事戻ってきた事だしね~。もうひと眠りすんのもいいね~~。

そうして寝ようとした俺は、ベッドの横にガラス瓶が置かれている事に気づいた。


「ふええええええええええ!!」
ふえええええええーーーーい!これは、これはぁあああ!俺の大好物の果物の砂糖漬けじゃないのぉおおおおお!?
お土産!?お土産かこれーーー!!!?ははぁーーー!ありがとう魔王様ーーハイリ様―!

「ふえええええええ!!」
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