フォルトゥナ・フォーチュン

kawa.kei

文字の大きさ
7 / 36

四人目

しおりを挟む
 いやー前回は面白かったわー。
 私――星と運命の女神ズヴィオーズは目を閉じて思い返す。
 転生していいとこのお嬢様になってシリアルキラーと化して処刑。 転生するまでは死ぬほど退屈だったけど、転生した後は見所も多くて私的には満足ね。

 次もあんな面白くて寿命いっぱい落としてくれる奴来ないかなーと考えていると呼ばれる感覚が伝わって来る。 お、来た来た来た。
 今回はどんな奴が来るのかしら? ちょっと楽しみね!

 さぁ、女神の導きの時間よ!
  
 

 いつもの空間から対象の無意識の空間へと移動。
 そこにいたのは――うーん? 何か普通ね?
 取り立てて不細工でもないし特にイケメンと言う訳でもない男がそこにいた。

 えーっと? 蟻森ありもり ゆたか 歳は二十九で――会社員ね。
 
 はいはいと対象の情報を把握した私はいつもの説明をざっと行う。 
 蟻森 穣は黙って私の話を聞いていたが、何やら思案するようにこちらをじっと見ていた。
 取りあえず説明してやったんだからさっさと引けよ。

 「取りあえずそのお試し版と言うのを引かせて貰いましょうか」
 
 そう言って来たのでどうぞとコインを渡す。
 引いたのは――

 R:嗅覚向上(中)
 
 普通ね。 文字通り鼻が利き易くなるだけの代物だけど(中)なら動物並みとは行かないけど、それなりに鋭くなる筈よ。
 私が説明を終えると蟻森 穣はそうですかと頷く。

 一応、貴方は運がいいですよとリップサービスしてやったが表情は優れない。
 少しの間、黙っていたが蟻森 穣は大きく頷く。

 「ありがとうございます。 そう言う事でしたらもう結構なので、戻して貰ってもいいですか?」

 ……は?

 私は目の前の男が何を言っているか理解できなかった。
 
 「あ、あの? これは今回限りの話なのでもう少し慎重に検討されてはいかがでしょう?」
 「えぇ、慎重に考えた結果、止めておこうと決めました」

 蟻森 穣はやれやれと言わんばかりに溜息を吐く。
 その仕草にイラっとしたが表には出さない。 私は女神、私は女神、目の前の男は虫けら。
 虫ごときに怒るのは女神のやる事じゃないわ。 落ち着こう、はい落ち着いた。

 「貴女が本当に女神か知りませんが、何が出るか分からない物に貴重な寿命を削れ? まったくもってナンセンスですよ。 商売という物は必要な物を必要な料金を支払って得るという関係こそが理想。 それを、ガチャ?とかいうギャンブルで何が出るかもわからない物に浪費しろと? 笑わせないで下さい」

 …………。

 「あぁ、勿論、知っていますよ? 昨今の若者の間ではやっている低俗なシステムでしょう? まやかしを見せて効率よく金を吸い上げるシステムとしては評価できますが、私に言わせればそんな物に金をつぎ込む輩の気が知れませんね? あぁ、否定しているつもりはありませんよ? あくまで私個人の意見ですので」

 ………………。

 「貴女も何故、こんな事をしているのかは知りませんがもう少し良心的な物を提供してはいかがですか?」

 ……………………。

 「ふぅ、まぁ部外者である私が言うべき事ではありませんが、これは貴女を想っての事ですよ。 なんなら――」
 「引かないと言う事で構いませんね?」
 「いや、ですから――」
 「では、私はこれで。 貴方に良き運命が訪れん事を」

 ごちゃごちゃ言ってないで、引かねーんなら消えろよ。 
 こっちからは思考も丸見えだから引く気ないのは丸分かりだったので、確認する必要もない。
 そのまま私は蟻森 穣の夢を後にした。

 



 あー、ウザかった。 まったくとんだ外れくじね。 
 本来なら合意を得てから消えるつもりだったけど、蟻森 穣は気が済むまでさっきの話を続けてから帰るつもりのようだったのでこちらから接続を切った。 回す気が欠片もなかったのに居座るつもりとか舐めてるの?
 
 しかも女神に説教とかふざけてるにも程があるわ。
 そしてガチャを回さない上に得意げに自分の考えを垂れ流しつつ押し付けるお前は一体何様なんだよ。
 結局、収支はマイナスかぁ……無料で回させてやった分、赤字だけど仕方ないわね。
 
 取りあえず人生を覗くだけで我慢してあげるわ。
 えーっと? ざっくりとしたプロフィールは――蟻森 穣。 二十九歳、妻子持ち。
 そこそこ大きい会社のそこそこ高い地位にいるようね。

 二十代で他人を顎で使える地位に着けている時点でそれなりに上手くやっていたのでしょうね。
 妻とは見合い結婚。 どうも会社の偉い人に紹介されたとかのいいとこのお嬢さんらしいわ。
 順調に子供に恵まれて、娘が一人で現在三歳。
 
 他人に説教して悦に浸るクソみたいな性格している割にはしっかりと家族を愛しているようで、仕事に対しては基本的に真面目に取り組んでいると言ってもいい。
 残業などもしっかりと行い、自分の意見も積極的に口にすると。

 お陰で朝はそこまで早くない代わりに夜は遅い。 帰宅は深夜どころか日付を跨ぐ事も多いようね。
 ふーん。 典型的な仕事人間か。 その為、目立った趣味もなし。
 確かにこの思考形態ならガチャを低俗と宣うでしょうね。

 私に言わせれば碌な趣味もないつっっまんねぇ人生だわ。 あ、別にディスられた事を根に持っている訳じゃないわ。 知りもしない癖に決めつける物言いが気に入らないだけよ? ……本当よ?
 今日も支度をしつつ朝食を取った後、出勤。 歩きながらふと蟻森 穣は訝しむような表情を浮かべて首を傾げる。

 理由は鼻が利きすぎるからだ。 引いた嗅覚向上が効いているのね。
 細かい臭いが気になって仕方がないみたいで、不快気に鼻を鳴らしている。
 はは、いい気味ね。 ガチャを回さなかった天罰よ。

 単に鼻が利くようになっただけでそれ以外はほとんど変わりもないので、蟻森 穣の日常は変わらなかった。 要は折り合いがついたって事ね。
 人間、慣れる物で少しずつだけど使いこなし始めたとも言えるわ。 寄って来る人間を匂いで判別できるようになったりと役に立っているかは微妙だけど上手には使っているわね。

 ……ただ、変化がなくなって来たから見ているこっちとしてはちょっとつまらなくなってきたのよねー。

 何か面白い事しろよとも思うが、転生関係を引いていないので死亡する予定もない。
 うーん。 これは数十年単位で拘束されるのかしら?
 そんな事を考えているとある日を境に変化が訪れた。

 何かと言うと匂いだ。 帰宅が早くなった時にたまーに妻から変わった匂いがする。
 具体的には香水と別の誰かの体臭が混ざったような――
 
 ……あら? あらあらあら?

 私は少し楽しい気分になって来た。 
 蟻森 穣はその違和感の正体に気が付いていないようだったけど、これは早めに手を打たないとちょっと不味いんじゃない? 
 
 まぁ、十二分にあり得る可能性よねぇ? 普段は家に居らず、帰って来るのはいつも深夜。
 几帳面な性格なので帰宅時間は必ず連絡を入れて来る。 目を盗み放題だわ。 
 やがて蟻森 穣もその可能性に思い至ったのか、馬鹿なと動揺を露わにする。

 本気で妻と子供を愛しているので信じられないより、信じたくないといった感じね。
 さて? どうするのかしら? 
 その先の展開は分かり易かったわ。 高給取りだけあってお金に余裕があったので興信所――探偵を雇っての調査。 
 
 はっきりさせて安心したいと考えたのか、惜しみなく金を突っ込んだようね。
 あれよあれよという間に情報が集まっていく。 当然ながら結果は真っ黒。
 出るわ出るわ浮気の証拠が、最初は信じられないと思っていた蟻森 穣だったけど、浮気相手の詳細なプロフィールまで出て来た上にホテルに入るどころか、家に招き入れている写真まで見せられたら信じざるを得ないわね。

 あーっはっはっは。 当然よねぇ? 
 仕事ばっかりで碌に家に寄り付かないんだから、切っ掛けさえあればこうなるに決まってるじゃない。
 蟻森 穣の記憶を参照する限り、家には金を入れるだけで家族サービスの類は一切行っていないんだから心が離れて行く土壌はしっかりと出来上がている。

 結局、仕事をして家族を養っている自分に酔っているだけで、その家族をまともに見ていないんだから愛想をつかされたんでしょうね。
 蟻森 穣は訳が分からないと混乱し、その日初めて仕事を仮病で休んだわ。

 妻の浮気もそうだけど、もう一つ懸念があったようね。
 具体的にそれは何かと言うと、探偵の報告書に気になる記述があったからだ。
 その浮気相手なのだけど、元々大学の同じサークルに所属していた男友達。 再会したのは結婚の後だったらしく、どうも男女の仲だった二人は偶然の遭遇を経て関係が再燃。

 定期的に会うようになったと。 
 それにしても探偵って凄いわねぇ、こう言うのってどうやって調べているのかしら? 
 ともあれこうして不倫関係となった訳だけど、問題はそれが三年以上前・・・・・から続いていると言う事だ。

 娘の年齢は三歳。 さーて? 娘は一体誰の子供なのかしらねぇ?
 蟻森 穣は妻に気付かれないように家にカメラを設置。 並行して娘から髪の毛を採取してDNA鑑定を依頼。 もう現実を受け入れつつあるけど、最後の最後まで妻子を信じたいと言った所でしょうね。

 ありもしない希望に縋っている姿は滑稽その物で、見てて面白いわ。
 数日後、設置したカメラを回収して映像を確認。
 そこに映っていた物は――

 ――蟻森 穣の呆然とした表情がそれを物語っていた。

 近所のネットカフェで映像を確認していたけど思わず私も声を出して笑っちゃったわ。
 いやぁ、奥さんってばお嬢様みたいな顔して激しいのね。
 あれはもう動物の交尾ね、交尾。 元気いっぱいの二人を死んだ目で眺め続ける蟻森 穣。

 あーっはっはっは。 ねぇどんな気持ち? 奥さん寝取られてどんな気持ち?
 まぁ、思考が読めるから分かるけどね! あー、もう最っ高!
 流石にあんな動画見た後じゃ奥さんと顔を合わせられないようで、その日はカプセルホテルに宿泊して翌日出社したわ。

 そして更に数十日後にDNA鑑定の結果が届く。
 結果を見てみると、二人に血縁関係はありませんと末尾にガッツリと書いてあった。
 不幸に底はないって本当なのね! いやぁ、面白いわねぇ。

 奥さん寝取られただけじゃ飽き足らず、托卵までされてるの? お前、どこまで馬鹿なピエロになれば気が済むの?
 ガチャはまやかしとか言って馬鹿にしていた当人はまやかしの家族を養っていたのだから、もう笑うしかないわね。 あっはっは、笑いが止まらないわ!
 
 蟻森 穣は相当ショックだったのかついに無断欠勤。
 近所の公園でぼんやりと空を見つめる。 考える事は「何故こんな事になったのだろうか?」だ。
 正直、理由なんて考えるまでもなくコミュニケーション不足が原因でしょ。
 
 金だけ払って養っている気になっている物だから、こいつは妻の趣味とかも碌に把握していないのだ。
 見限られて当然よね? ついでにあっちも下手糞だし。 動画の反応見れば蟻森 穣の時は演技されてたのが丸分かりね。 

 社会人としては浮気相手に圧勝だけど、男――いえ、雄としては惨敗なのは見れば分かるわ。
 さーて、いい感じに証拠が出揃ったけど、どうするのかしら。
 妻の実家はそれなりに厳しい所だし、事情を話して証拠を提出すれば社会的な制裁は下せそうね。

 まぁ、今後の人生は一人で生きて行く事になりそうだけど――あ、家族がいると錯覚してただけで元々一人か。 
 何かを決心したのか蟻森 穣は立ち上がるとふらふらとある場所へと向かう。
 それはどこか? 答えはホームセンターや防犯グッズの専門店だ。
 
 色々と買い込んだ後、ふらふらと家へと向かう。 タイミング的に妻は家でお楽しみ中だろう。
 蟻森 穣はぐちゃぐちゃになった思考でそっと帰宅。
 当然のように見慣れない靴がある。 気付かれないように寝室に忍び寄ると、一戦済ませて仲良くピロートークしている二人が居た。 会話の内容はそろそろ二人目が欲しいわねだ。

 奥さんもいい性格してるわね。 
 貴方の子供が欲しいの、お金は気にしないでと平然と言い放つ辺り闇が深いわ。 
 それを聞いて吹っ切れたのか蟻森 穣は忍び寄って購入したスタンロッドで二人を感電させて拘束。

 目を覚ました二人は狂ったように笑う蟻森 穣を見て必死に謝罪。
 ほんの出来心だったの、貴方も悪いのよ家に帰ってこないから私は寂しかったのと言い訳と責任転嫁を同時に行うという器用な事をしていたわね。
 
 当然ながら蟻森 穣は怒り狂っているどころか壊れかけているので耳に入らない。 
 浮気相手はこの状況から逃れる為に平謝り。 取りあえずごめんなさいと連呼すれば助かるかもしれないと言わんばかりに必死に謝罪を繰り返す。

 蟻森 穣は笑顔で買って来た工具を取り出して並べる。
 その後は――まぁ、控えめに言って凄い事になったわ。 数時間かけてたっぷり痛めつけられた浮気相手君は親が見ても分からないような有様になって死亡。 返り血で全身を斑に染めた蟻森 穣は今度は妻の目の前で娘を文字通り八つ裂きにして、不貞を働いた浮気女を同様に徹底的に痛めつけて殺害。

 あはあはと狂人の笑みで返り血で凄い事になった蟻森 穣は最後に購入したロープを使って、近所の公園の木で首を吊って自殺。
 
 「はは――今、帰るよ……」

 ゴキリと吊った衝撃で首の骨が折れたのか少しの間をおいて死亡。


 対象の死亡により意識が切り離され、元の空間に戻る。
 あーっはっはっは、馬っ鹿じゃないの? 敗因はガチャを引かなかった事ね!
 次に生まれ変わったらソシャゲやって少しは娯楽を覚えなさいな。 後、ガチャ回せ。
 
 死ぬほど腹の立つ糞みたいな男で、ガチャを一回も回さない塵だったけど滑稽さではトップクラスだったから許すわ! 良かったわねぇ私が寛大で! あー、面白かった。
 今回は赤字だから大損ね。 早く次が来ると良いわねぇ……。
 
 静かになった空間で私は一人佇む。
 そして待ち続けるのだ。 また波長が合う存在が現れるのを。
 次はどんな見世物で私を楽しませてくれるのかしら。 そんな期待に胸を膨らませつつ。
 私は次のガチャを引きに来る者を待ち続ける。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。 国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。 悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。

正しい聖女さまのつくりかた

みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。 同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。 一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」 そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた! 果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。 聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」

王弟が愛した娘 —音に響く運命—

Aster22
恋愛
弟を探す旅の途中、身分を隠して村で薬師として生きていたセラは、 ハープの音に宿る才を、名も知らぬ貴族の青年――王弟レオに見初められる。 互いの立場を知らぬまま距離を縮めていく二人。 だが、ある事件をきっかけに、セラは彼の屋敷で侍女として働くことになり、 知らず知らずのうちに国を巻き込む陰謀へと引き寄せられていく。 人の生まれは変えられない。 それでも、何を望み、何を選ぶのかは、自分で決められる。 セラが守ろうとするものは、弟か、才か、それとも―― キャラ設定・世界観などはこちら       ↓ https://kakuyomu.jp/my/news/822139840619212578

繰り返しのその先は

みなせ
ファンタジー
婚約者がある女性をそばに置くようになってから、 私は悪女と呼ばれるようになった。 私が声を上げると、彼女は涙を流す。 そのたびに私の居場所はなくなっていく。 そして、とうとう命を落とした。 そう、死んでしまったはずだった。 なのに死んだと思ったのに、目を覚ます。 婚約が決まったあの日の朝に。

処理中です...