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第29話
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これまでの動きから相手の武装と傾向は多少なりとも掴める。
まずはこの距離で撃ち返してこない事から射程の長い武器は持っていない。
そしてあの挙動は余計な荷物を抱えている状態では無理だ。 持っていて捨てた可能性もあるが、見た限りではそんな様子はなかった。 つまりはマルメルと同じで中距離で撃ち合うタイプと見ていい。
つまり近づけると非常に不味い事になる。
だが、この手のタイプは動きを誘導すれば対処は可能。 二度、三度と撃ち込んで左右のどちらに躱すのが傾向にあるのかを掴んで、二連射。 躱させた後、回避先を狙った狙撃だ。
一射目は左にスライドして回避。 読み通りだ。
二射目でそのまま射抜く。 発射したタイミングで敵機体の全容がはっきりと見えてきていた。
カラーリングはクリーム色。 装備を見てヨシナリは思わず首を傾げる。
何かを持っているように見えなかったからだ。 丸腰?と疑問を抱くが、何を装備しているのかはその場で明らかになった。 何故なら目の前で見せてくれたからだ。
――それもヨシナリの度肝を抜く形で。
金属音。 直後に機体が爆散する筈だったのだが、当たった物が違った。
持っていたダガーに当たったのだ。 ヨシナリは思わず二度見してしまった。
何故なら敵機はヨシナリの放った銃弾をダガーで弾いたのだ。
ミサイルや榴弾ではなく、ライフル弾を切り払った?
そんな馬鹿な。 弓矢じゃないんだぞと叫びかけたが、そろそろライフルは使えなくなる。
連射して残った残弾を吐き出し、ライフルを投げ捨てて腰にマウントされた拳銃を抜く。
あくまで接近された場合の緊急用で、使うつもりがなかった武器だ。
こんな事なら突撃銃か短機関銃を持ってくればよかったと後悔しながら、射程に入ったと同時に二挺の拳銃を連射。
敵機は本当に同じ機体なのかと疑いたくなるような挙動で回避して肉薄してくる。
もうこの時点でヨシナリの戦術は破綻していたので、こうなってしまうともはや悪あがきでしかない。
拳銃の弾が切れたと同時に敵機が目の前。 負けたと認識したと同時に胸部にダガーを突き立てられ敗北が決定した。
「――あー……まぁ、なんだ? ドンマイ」
凄まじく情けない姿で戻ってきたヨシナリをマルメルはその肩に手を置いて慰める。
「…………うん。 何かごめん」
「いや、何と言うか負けるとは思ってなかったから正直驚いた」
「俺もだ」
ヨシナリも勝つつもりでおり、負けるとは思っていなかった。
もしかすると同ランク帯の相手なら楽勝と言った驕りがあったのかもしれない。
それを差し引いても敵の動きは常軌を逸していた。
「これは素直に相手が悪かったと思うしかないよ。 見てたけど動き凄かったぞ。 あれどうやったんだ?」
「遠かったからよく見れなかったんだが、どうだった?」
本来なら自分の動きを確かめるつもりだったが、さっきの相手ともう一度当たった場合の参考にしたい。 次は絶対に撃ち抜いてやると闘士を漲らせる。
履歴を調べるて相手のプロフィールを確認するとプレイヤーネームは『ふわわ』、機体名は『ふわふわ』と適当なのかこだわりがあるのかの判断に困る名前だった。
「えーっと、リプレイはこれでいいのかな? どうでもいいけどリプレイ半日で消えるのはどうにかならないのかねぇ。 取りあえず最初から見て行こう。 開始と同時にスラスターを噴かして回避。 これ凄いな。 ヨシナリが最初の一撃をぶっ放したと同時だな」
「これ見えてるのか?」
「どうかな――ってんん? これセンサー初期の奴じゃないか? 明らかに見えてないだろ」
「えぇ……。 どうやって躱したんだ?」
ヨシナリは狙撃を行うに当たってセンサー類は強化していたので姿までは見えていなかったが位置関係ははっきりと認識できる状態だった。 そうでもなければ狙撃は無理だからだ。
それを躱すのは少し信じられなかった。
「これもしかして狙撃を警戒して取りあえず最初に噴かして相手の攻撃を外させるのが目的だったんじゃないか?」
「あぁ、見えてたわけじゃないのか。 取りあえず開始と同時にダッシュを決めて様子を見ると」
「そうそう。 で、着弾したから相手が狙撃銃を使ってると確認できたと」
映像を続けて確認する。 次はヨシナリの二射目だ。
回避先を狙って再度射撃。 敵は機体を横に回転させて躱す。
「うわ、これ見てから躱したのか? 俺には真似できねぇよ」
「というか、これどうやってタイミング合わせたんだ?」
映像を見てもどうやって躱したのかさっぱり理解できない。
その後、次々と放たれるライフル弾をひらひらと躱し、瞬く間に距離を詰める。
「ここまで来るともう完全に撃つタイミング見切られてるな。 見ろよ、ヨシナリが撃つと同時に回避に入っている。 ――で、最後にこれか」
ヨシナリの放った銃弾をダガーで弾いている。
「いや、これマジ? 銃弾じゃなくてライフル弾だぞ?」
ダガーでライフル弾を叩き落すといった神業はどうやって成功させたのかは改めてみても信じられない。 それでも挙動を見ると分かる事もある。
ヨシナリが狙ったのはコックピット部分。 トルーパーの急所だ。
「――だからか? 俺がコックピット部分を狙うと読んで防御した?」
「あぁ、確かにヨシナリは執拗に急所しか狙ってないな」
「……だから、狙って来る場所が分かったのか」
「っつてもくる場所分かってもタイミング合わせられるのかは別の話だぞ」
以上の情報を合わせるとふわわというプレイヤーはマルメルと同様に機動性に全振りの機体構成に、武器はダガーのみと言った近接特化。 ソルジャーⅠ型のスペックを考えると信じられない戦い方だ。
ライフルをダガーで防がれた事がショックだったのか映像の中のヨシナリの動きが僅かに止まる。
「おー、完全に固まってるな」
「流石に二度見しちまったよ」
後は説明するまでもなかった。
ライフルの間合いではなくなったのでダメ元で残りの弾を全て吐き出し、拳銃に切り替える。
「もうこの時点で負けが決まった感じだな」
「正直、ここまで来られた時点で負けは悟ってた」
拳銃の連射で牽制しつつ仕留めに行ったが、一発も当たらずに弾切れ。
同時に敵機が接近してコックピットにダガーを一突き。 それで試合終了だ。
「何とも鮮やか。 あぁ言うタイプがさっさと上がって行くんだろうなぁ」
「かもな。 だからと言って何度もやられてやる訳にはいかない。 次は俺が勝つ」
「いいねぇ。 その意気だ! で? ランク戦どうする? もうちょっとやっとく?」
「取りあえず、自信を回復させる意味でもちょっと練習する。 悪いけど、付き合ってくれ」
「いいぜ。 次は勝てるように頑張ろうな!」
まずはこの距離で撃ち返してこない事から射程の長い武器は持っていない。
そしてあの挙動は余計な荷物を抱えている状態では無理だ。 持っていて捨てた可能性もあるが、見た限りではそんな様子はなかった。 つまりはマルメルと同じで中距離で撃ち合うタイプと見ていい。
つまり近づけると非常に不味い事になる。
だが、この手のタイプは動きを誘導すれば対処は可能。 二度、三度と撃ち込んで左右のどちらに躱すのが傾向にあるのかを掴んで、二連射。 躱させた後、回避先を狙った狙撃だ。
一射目は左にスライドして回避。 読み通りだ。
二射目でそのまま射抜く。 発射したタイミングで敵機体の全容がはっきりと見えてきていた。
カラーリングはクリーム色。 装備を見てヨシナリは思わず首を傾げる。
何かを持っているように見えなかったからだ。 丸腰?と疑問を抱くが、何を装備しているのかはその場で明らかになった。 何故なら目の前で見せてくれたからだ。
――それもヨシナリの度肝を抜く形で。
金属音。 直後に機体が爆散する筈だったのだが、当たった物が違った。
持っていたダガーに当たったのだ。 ヨシナリは思わず二度見してしまった。
何故なら敵機はヨシナリの放った銃弾をダガーで弾いたのだ。
ミサイルや榴弾ではなく、ライフル弾を切り払った?
そんな馬鹿な。 弓矢じゃないんだぞと叫びかけたが、そろそろライフルは使えなくなる。
連射して残った残弾を吐き出し、ライフルを投げ捨てて腰にマウントされた拳銃を抜く。
あくまで接近された場合の緊急用で、使うつもりがなかった武器だ。
こんな事なら突撃銃か短機関銃を持ってくればよかったと後悔しながら、射程に入ったと同時に二挺の拳銃を連射。
敵機は本当に同じ機体なのかと疑いたくなるような挙動で回避して肉薄してくる。
もうこの時点でヨシナリの戦術は破綻していたので、こうなってしまうともはや悪あがきでしかない。
拳銃の弾が切れたと同時に敵機が目の前。 負けたと認識したと同時に胸部にダガーを突き立てられ敗北が決定した。
「――あー……まぁ、なんだ? ドンマイ」
凄まじく情けない姿で戻ってきたヨシナリをマルメルはその肩に手を置いて慰める。
「…………うん。 何かごめん」
「いや、何と言うか負けるとは思ってなかったから正直驚いた」
「俺もだ」
ヨシナリも勝つつもりでおり、負けるとは思っていなかった。
もしかすると同ランク帯の相手なら楽勝と言った驕りがあったのかもしれない。
それを差し引いても敵の動きは常軌を逸していた。
「これは素直に相手が悪かったと思うしかないよ。 見てたけど動き凄かったぞ。 あれどうやったんだ?」
「遠かったからよく見れなかったんだが、どうだった?」
本来なら自分の動きを確かめるつもりだったが、さっきの相手ともう一度当たった場合の参考にしたい。 次は絶対に撃ち抜いてやると闘士を漲らせる。
履歴を調べるて相手のプロフィールを確認するとプレイヤーネームは『ふわわ』、機体名は『ふわふわ』と適当なのかこだわりがあるのかの判断に困る名前だった。
「えーっと、リプレイはこれでいいのかな? どうでもいいけどリプレイ半日で消えるのはどうにかならないのかねぇ。 取りあえず最初から見て行こう。 開始と同時にスラスターを噴かして回避。 これ凄いな。 ヨシナリが最初の一撃をぶっ放したと同時だな」
「これ見えてるのか?」
「どうかな――ってんん? これセンサー初期の奴じゃないか? 明らかに見えてないだろ」
「えぇ……。 どうやって躱したんだ?」
ヨシナリは狙撃を行うに当たってセンサー類は強化していたので姿までは見えていなかったが位置関係ははっきりと認識できる状態だった。 そうでもなければ狙撃は無理だからだ。
それを躱すのは少し信じられなかった。
「これもしかして狙撃を警戒して取りあえず最初に噴かして相手の攻撃を外させるのが目的だったんじゃないか?」
「あぁ、見えてたわけじゃないのか。 取りあえず開始と同時にダッシュを決めて様子を見ると」
「そうそう。 で、着弾したから相手が狙撃銃を使ってると確認できたと」
映像を続けて確認する。 次はヨシナリの二射目だ。
回避先を狙って再度射撃。 敵は機体を横に回転させて躱す。
「うわ、これ見てから躱したのか? 俺には真似できねぇよ」
「というか、これどうやってタイミング合わせたんだ?」
映像を見てもどうやって躱したのかさっぱり理解できない。
その後、次々と放たれるライフル弾をひらひらと躱し、瞬く間に距離を詰める。
「ここまで来るともう完全に撃つタイミング見切られてるな。 見ろよ、ヨシナリが撃つと同時に回避に入っている。 ――で、最後にこれか」
ヨシナリの放った銃弾をダガーで弾いている。
「いや、これマジ? 銃弾じゃなくてライフル弾だぞ?」
ダガーでライフル弾を叩き落すといった神業はどうやって成功させたのかは改めてみても信じられない。 それでも挙動を見ると分かる事もある。
ヨシナリが狙ったのはコックピット部分。 トルーパーの急所だ。
「――だからか? 俺がコックピット部分を狙うと読んで防御した?」
「あぁ、確かにヨシナリは執拗に急所しか狙ってないな」
「……だから、狙って来る場所が分かったのか」
「っつてもくる場所分かってもタイミング合わせられるのかは別の話だぞ」
以上の情報を合わせるとふわわというプレイヤーはマルメルと同様に機動性に全振りの機体構成に、武器はダガーのみと言った近接特化。 ソルジャーⅠ型のスペックを考えると信じられない戦い方だ。
ライフルをダガーで防がれた事がショックだったのか映像の中のヨシナリの動きが僅かに止まる。
「おー、完全に固まってるな」
「流石に二度見しちまったよ」
後は説明するまでもなかった。
ライフルの間合いではなくなったのでダメ元で残りの弾を全て吐き出し、拳銃に切り替える。
「もうこの時点で負けが決まった感じだな」
「正直、ここまで来られた時点で負けは悟ってた」
拳銃の連射で牽制しつつ仕留めに行ったが、一発も当たらずに弾切れ。
同時に敵機が接近してコックピットにダガーを一突き。 それで試合終了だ。
「何とも鮮やか。 あぁ言うタイプがさっさと上がって行くんだろうなぁ」
「かもな。 だからと言って何度もやられてやる訳にはいかない。 次は俺が勝つ」
「いいねぇ。 その意気だ! で? ランク戦どうする? もうちょっとやっとく?」
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