103 / 865
第103話
ログイン。
これからイベントだ。 臨時メンバー二人による大規模ユニオン戦。
不安しかないが、助っ人が充分に強いので運が良ければ優勝も狙える。
勝算があるというのは良い。 少なくともモチベーションを高く保つには有用だ。
既に入場が始まっているのでイベント用のフィールドへ移動。
入ると強制的に機体に搭乗する事になるのでヨシナリはホロスコープに乗った状態で戦場に降り立つ。
星座盤に割り当てられた場所は標高の高い山の頂上だ。
周囲をぐるりと見回すが他の機体の姿は見えない。
持ってきた狙撃銃を構えてスコープシステムを起動。
――あまりいい位置じゃないな。
山の頂上なので上からは丸見え。 下は一面に広がった森。
所謂、岩山に近く木々も生えていないので、上手に隠れるなら少し降りるべきか。
そんな事を考えながらヨシナリはウインドウを開いてルールの確認。
このイベントは参加チーム二千五百。
全てのチームが枠を一杯に使っていないので約二万五千機の機体がこの広いフィールドで潰し合う事になる。 ちなみにこれはあくまで予戦。
ここと似たような戦場が他にも無数にあるようだ。
その為、予戦でカナタの『栄光』と当たる可能性はそこまで高くない。
で、その後の潰し合いは残り五チームになるまで続く。 勝利条件は残りが五チーム――要は二千四百九十五チームが全滅するまでに生き残っていればいい。
一人でも生き残っていれば全滅扱いにはならないのでどんな状態でも大破していなければ予戦突破できる。 仮に撃墜されてもチームが無事ならそのまま本戦に進める訳だ。
三人だが、一番あっさりと脱落しそうなのが自分なのでヨシナリは気を引き締めないとなと考えているとユウヤがログイン。
「ど、どうも。 今日はよろしくお願いします」
「あぁ」
ユウヤはあまり人と話すのが得意ではないのか態度は素っ気ない。
挨拶を済ませた後、特に会話もなく互いに沈黙。 その間、ヨシナリはユウヤの機体を眺める。
Aランクの特注品だけあって従来のトルーパーとはデザインのコンセプトが明らかに違う。
機体名は「プルガトリオ」。
黒よりの赤い機体は全身鎧のような印象受け、背中には本当に斬れるのかと疑いたくなるほどの肉厚な大剣。
変わった形状で刃の半ばに持ち手のような物が付いている。 見た感じ携行武装はそれだけのようだが、腕や足には何か仕込みがありそうな感じがしたので見た目通りではないのだろう。
それともう一つ気になる存在が居る。 ユウヤの機体の脇に巨大な犬のような機体だ。
カテゴリーはエネミーになるのだが識別は友軍。 つまり味方だ。
聞けばAI搭載の支援機らしい。 それなりに調べてきたヨシナリもこれは知らなかった。
「それはユウヤさんの装備の一部なんですか?」
「……俺の親友だ。 名前はアルフレッド」
尋ねるとユウヤはざっくりとだが教えてくれた。
どうもAランクの特典で製作される機体オプションの一つとして提案された装備らしい。
つまり市販品ではないかなりレアな武装となるが、運用するに当たってのハードルは非常に高い。
まず手に入るのはAIのコアユニットと呼ばれる頭脳だけで他のパーツは自前で用意しなければならないのだ。 トルーパーと同じでフレーム、外装、武装等々、要するに二機分のパーツ負担がかかる。
次にAIの学習機能だ。 学習型AIは最初は単純な攻撃等しかできないが戦闘を繰り返す事によって成長していく。 その為、まともに連携を取れるようになるまで根気よく育てなければならない。
だが、そのハードルを克服した場合、凄まじい恩恵を与える。
一機扱いで二機分の戦力運用ができるのだ。 ランク戦では実質二対一。
――ぶっ壊れ性能だろ。
素直にヨシナリはそう思ったがそう美味しいばかりの話ではなくデメリットも同時に存在する。
このアルフレッドという機体。 識別はエネミーである以上、撃破された場合そのまま消滅する。 AIのコアユニットだけは手元に残るが、破壊されればパーツはフレームも含めてすべてロストするのだ。 武器や装甲程度ならそこまで惜しいとは思えないが、フレームが消えると考えると軽々に投入する事は躊躇われる。
確かに素晴らしい性能ではあるが、気軽に使えるのかと聞かれるとヨシナリは躊躇してしまう。
少なくともこんな撃破されるリスクが高いイベント戦には連れて来れない。
その辺りのリスクを許容できるのはランカーの財力故か。
このアルフレッドというAIがどの程度強いのかは不明だが、わざわざ連れて来た所を見るとこのイベント戦を戦える程度には仕上がっているはずだ。 仮にそうでなかったとしても居るだけで戦略の幅が大きく広がる。 ユウヤはアルフレッドの背中を撫でており、アルフレッドは甘えるように頬をこすりつけていた。
所詮、AIと思わなくもないがヨシナリから見た限り、ユウヤとアルフレッドの間には強固な信頼関係がある事を感じられ、そこには友情に似た大きな感情がある事が窺える。
感情はさておき、ヨシナリからすれば嬉しい誤算だ。 味方は多い方が良いに決まっているのでどんな形でも頭数が増えるのはありがたい。
そうこうしている内にラーガストもログイン。
以前のイベントで見た機体――エイコサテトラが現れた。
薄緑の機体はデザイン的にも洗練されており、背中にある筒状のエネルギーウイング発生装置が六基に両腕のシールドとそれに格納されたブレードとエネルギーガン。 非常にシンプルだが、それ故に強い。
この二人に任せておけばそうそう負ける事はないだろう。
頼もしすぎて勝ってもあまり嬉しい戦力ではないが、ハイランカーの動きを間近で見る機会は滅多にない。 このチャンスを逃さずに動きを見て技術を盗んでやる。 ヨシナリは二人のハイランカーの背を見ながら強くそう思った。
不意にウインドウが表示される。 そろそろ時間だ。
ユウヤの機体が立ち上がり、アルフレッドは威嚇するように小さく唸る。
ラーガストの機体はウイングを展開してふわりと宙に浮かぶ。 同時にマップの表示に自機のセンサーに依存した索敵範囲が表示されそれに引っかかった敵機の反応が出現。
多い上に近い。
ヨシナリは咄嗟に最大望遠にして敵機のいるであろう位置を見ると空間から滲み出るように複数のトルーパーが現れた。 恐らく最初からいたのだろうが、始まる直前までは認識できないようにされていたのだろう。 カウントダウンが始まる。 残り三十秒。
「取り合えず俺は飛び回って敵を減らしながらターゲットが居るか調べる。 お前らはそれまで適当にやってろ」
「俺は俺で周囲の掃除をしながら地上を探す。 ヨシナリだったな。 お前は隠れて見てるだけでいいぞ」
「いやいや、勘弁してください。 俺も楽しませてもらいますよ」
この会話だけでハイランカーは制御できない事を悟ったヨシナリは脳裏で生き残る戦い方を模索。
連携は意識しない方がいい。 とにかく今は自分にやれる事をやる。
残り二十秒。
「付き合わせて悪いな」
「あぁ、気にするな。 これは貸しだ」
――俺、完全に蚊帳の外だな……。
二人の様子を見てヨシナリ内心で溜息を吐く。
残り十秒。
五、四、三、二、一――
「行くぞ。 簡単にやられるなよ」
――ゼロ。
イベント開始。
これからイベントだ。 臨時メンバー二人による大規模ユニオン戦。
不安しかないが、助っ人が充分に強いので運が良ければ優勝も狙える。
勝算があるというのは良い。 少なくともモチベーションを高く保つには有用だ。
既に入場が始まっているのでイベント用のフィールドへ移動。
入ると強制的に機体に搭乗する事になるのでヨシナリはホロスコープに乗った状態で戦場に降り立つ。
星座盤に割り当てられた場所は標高の高い山の頂上だ。
周囲をぐるりと見回すが他の機体の姿は見えない。
持ってきた狙撃銃を構えてスコープシステムを起動。
――あまりいい位置じゃないな。
山の頂上なので上からは丸見え。 下は一面に広がった森。
所謂、岩山に近く木々も生えていないので、上手に隠れるなら少し降りるべきか。
そんな事を考えながらヨシナリはウインドウを開いてルールの確認。
このイベントは参加チーム二千五百。
全てのチームが枠を一杯に使っていないので約二万五千機の機体がこの広いフィールドで潰し合う事になる。 ちなみにこれはあくまで予戦。
ここと似たような戦場が他にも無数にあるようだ。
その為、予戦でカナタの『栄光』と当たる可能性はそこまで高くない。
で、その後の潰し合いは残り五チームになるまで続く。 勝利条件は残りが五チーム――要は二千四百九十五チームが全滅するまでに生き残っていればいい。
一人でも生き残っていれば全滅扱いにはならないのでどんな状態でも大破していなければ予戦突破できる。 仮に撃墜されてもチームが無事ならそのまま本戦に進める訳だ。
三人だが、一番あっさりと脱落しそうなのが自分なのでヨシナリは気を引き締めないとなと考えているとユウヤがログイン。
「ど、どうも。 今日はよろしくお願いします」
「あぁ」
ユウヤはあまり人と話すのが得意ではないのか態度は素っ気ない。
挨拶を済ませた後、特に会話もなく互いに沈黙。 その間、ヨシナリはユウヤの機体を眺める。
Aランクの特注品だけあって従来のトルーパーとはデザインのコンセプトが明らかに違う。
機体名は「プルガトリオ」。
黒よりの赤い機体は全身鎧のような印象受け、背中には本当に斬れるのかと疑いたくなるほどの肉厚な大剣。
変わった形状で刃の半ばに持ち手のような物が付いている。 見た感じ携行武装はそれだけのようだが、腕や足には何か仕込みがありそうな感じがしたので見た目通りではないのだろう。
それともう一つ気になる存在が居る。 ユウヤの機体の脇に巨大な犬のような機体だ。
カテゴリーはエネミーになるのだが識別は友軍。 つまり味方だ。
聞けばAI搭載の支援機らしい。 それなりに調べてきたヨシナリもこれは知らなかった。
「それはユウヤさんの装備の一部なんですか?」
「……俺の親友だ。 名前はアルフレッド」
尋ねるとユウヤはざっくりとだが教えてくれた。
どうもAランクの特典で製作される機体オプションの一つとして提案された装備らしい。
つまり市販品ではないかなりレアな武装となるが、運用するに当たってのハードルは非常に高い。
まず手に入るのはAIのコアユニットと呼ばれる頭脳だけで他のパーツは自前で用意しなければならないのだ。 トルーパーと同じでフレーム、外装、武装等々、要するに二機分のパーツ負担がかかる。
次にAIの学習機能だ。 学習型AIは最初は単純な攻撃等しかできないが戦闘を繰り返す事によって成長していく。 その為、まともに連携を取れるようになるまで根気よく育てなければならない。
だが、そのハードルを克服した場合、凄まじい恩恵を与える。
一機扱いで二機分の戦力運用ができるのだ。 ランク戦では実質二対一。
――ぶっ壊れ性能だろ。
素直にヨシナリはそう思ったがそう美味しいばかりの話ではなくデメリットも同時に存在する。
このアルフレッドという機体。 識別はエネミーである以上、撃破された場合そのまま消滅する。 AIのコアユニットだけは手元に残るが、破壊されればパーツはフレームも含めてすべてロストするのだ。 武器や装甲程度ならそこまで惜しいとは思えないが、フレームが消えると考えると軽々に投入する事は躊躇われる。
確かに素晴らしい性能ではあるが、気軽に使えるのかと聞かれるとヨシナリは躊躇してしまう。
少なくともこんな撃破されるリスクが高いイベント戦には連れて来れない。
その辺りのリスクを許容できるのはランカーの財力故か。
このアルフレッドというAIがどの程度強いのかは不明だが、わざわざ連れて来た所を見るとこのイベント戦を戦える程度には仕上がっているはずだ。 仮にそうでなかったとしても居るだけで戦略の幅が大きく広がる。 ユウヤはアルフレッドの背中を撫でており、アルフレッドは甘えるように頬をこすりつけていた。
所詮、AIと思わなくもないがヨシナリから見た限り、ユウヤとアルフレッドの間には強固な信頼関係がある事を感じられ、そこには友情に似た大きな感情がある事が窺える。
感情はさておき、ヨシナリからすれば嬉しい誤算だ。 味方は多い方が良いに決まっているのでどんな形でも頭数が増えるのはありがたい。
そうこうしている内にラーガストもログイン。
以前のイベントで見た機体――エイコサテトラが現れた。
薄緑の機体はデザイン的にも洗練されており、背中にある筒状のエネルギーウイング発生装置が六基に両腕のシールドとそれに格納されたブレードとエネルギーガン。 非常にシンプルだが、それ故に強い。
この二人に任せておけばそうそう負ける事はないだろう。
頼もしすぎて勝ってもあまり嬉しい戦力ではないが、ハイランカーの動きを間近で見る機会は滅多にない。 このチャンスを逃さずに動きを見て技術を盗んでやる。 ヨシナリは二人のハイランカーの背を見ながら強くそう思った。
不意にウインドウが表示される。 そろそろ時間だ。
ユウヤの機体が立ち上がり、アルフレッドは威嚇するように小さく唸る。
ラーガストの機体はウイングを展開してふわりと宙に浮かぶ。 同時にマップの表示に自機のセンサーに依存した索敵範囲が表示されそれに引っかかった敵機の反応が出現。
多い上に近い。
ヨシナリは咄嗟に最大望遠にして敵機のいるであろう位置を見ると空間から滲み出るように複数のトルーパーが現れた。 恐らく最初からいたのだろうが、始まる直前までは認識できないようにされていたのだろう。 カウントダウンが始まる。 残り三十秒。
「取り合えず俺は飛び回って敵を減らしながらターゲットが居るか調べる。 お前らはそれまで適当にやってろ」
「俺は俺で周囲の掃除をしながら地上を探す。 ヨシナリだったな。 お前は隠れて見てるだけでいいぞ」
「いやいや、勘弁してください。 俺も楽しませてもらいますよ」
この会話だけでハイランカーは制御できない事を悟ったヨシナリは脳裏で生き残る戦い方を模索。
連携は意識しない方がいい。 とにかく今は自分にやれる事をやる。
残り二十秒。
「付き合わせて悪いな」
「あぁ、気にするな。 これは貸しだ」
――俺、完全に蚊帳の外だな……。
二人の様子を見てヨシナリ内心で溜息を吐く。
残り十秒。
五、四、三、二、一――
「行くぞ。 簡単にやられるなよ」
――ゼロ。
イベント開始。
あなたにおすすめの小説
局地戦闘機 飛電の栄光と終焉
みにみ
歴史・時代
十四試局戦 後の三菱雷電J2Mとして知られるこの戦闘機は爆撃機用の火星エンジンを搭載したため胴体直径の増加、前方視界不良などが続いたいわば少し残念な機体である この十四試局戦計画に地方の無名メーカーが参加、雷電を超える高性能機が誕生し、零戦の後継として太平洋戦線を駆ける これは設計者、搭乗員の熱く短い6年間を描いた物語だ
スーパーのビニール袋で竜を保護した
チー牛Y
ファンタジー
竜は、災害指定生物。
見つけ次第、討伐――のはずだった。
だが俺の前に現れたのは、
震える子竜と、役立たず扱いされたスキル――
「スーパーのビニール袋」。
剣でも炎でもない。
シャカシャカ鳴る、ただの袋。
なのにその袋は、なぜか竜を落ち着かせる。
討伐か、保護か。
世界の常識と、ひとりの男の常識が衝突する。
これは――
ビニール袋から始まる、異世界保護ファンタジー。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
森のカフェしっぽっぽ
森のカフェしっぽっぽ
ファンタジー
五十代後半の初老――サトルが営むのは、就労支援B型事業所を兼ねた猫カフェ「森のカフェしっぽっぽ」。
一階には利用者が作った木工小物や布雑貨が並び、
猫たち(イチ・きな・トラ・チビ・そして極度の臆病猫ジル)が自由気ままに接客(?)をしている。
しかしこの店には、誰も知らない“もう一つの顔”があった。
地下の倉庫兼店舗は異世界と繋がっている。
ただし、異世界人は地球には来られない。
行き来できるのはサトルだけ。
向こう側には|蜥蜴人族≪リザードマン≫の商人、
頑固な|鉱人族≪ドワーフ≫の職人、
静かな|森人族≪エルフ≫たちがいて、
サトルは彼らから“ちょっとだけ現実を楽にする品”を仕入れている。
仕事に疲れた会社員。
将来に迷う若者。
自信をなくした人。
サトルは客の空気を読み、異世界の商品をさりげなく勧める。
そして、棚の影で震えるジル。
怖がりで、音にびくつき、すぐ隠れる。
それでも店からは逃げない。
その姿が、なぜか人の心を少しだけ軽くする。
これは――
福祉と商売と猫と異世界が、ゆるく混ざり合う物語。
震えながらでも前に立つ者が、
今日も小さく世界をつなぐ。
ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》
盾乃あに
ファンタジー
進藤タクマは25歳、彼女にフラれて同棲中の家を追い出され、新しい部屋を借りたがそこにはキッチンに見知らぬ扉が付いていた。床下収納だと思って開けたらそこは始まりのダンジョンだった。
ダンジョンを攻略する自衛隊、タクマは部屋を譲り新しい部屋に引っ越すが、そこにもダンジョンが……
始まりのダンジョンを攻略することになったタクマ。
さぁ、ダンジョン攻略のはじまりだ。
52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった
よっしぃ
ファンタジー
【祝!3/22~25 ホットランキング第1位獲得!】
皆様の熱い応援、本当にありがとうございます!
ファンタジー部門6位獲得しました!感謝です!
【書籍化作家の本気作。まず1話、読んでください】
電車でマナー違反を注意したら、逆ギレされて殴られた。
気がついたら異世界召喚。
だが能力鑑定は「なし」。魔力適性も「なし」。
52歳のおっさんに、異世界は容赦ない。
結論――王都の地下下水道に「廃棄」。
玄湊康太郎。職業、設備管理。趣味、健康管理。
血管年齢は実年齢マイナス20歳。
そんな自慢も、汚物まみれの下水道じゃ何の役にも立たない。
だが、転んだ拍子に起きた「偶然の浄化」が、すべてを変えた。
下水には、地上の連中が気づかない「資源」が眠っている。
捨てられた魔道具。
長年魔素を吸い続けた高純度魔石。
そして、同じく捨てられた元聖女、セシリア。
チート能力なし。異能なし。魔法も使えない。
あるのは、52年分の知識と経験、そして設備屋としてのプロ意識だけ。
汚物を「資源」に変え、捨てられた者たちと共に成り上がる。
スラムから始まる、おっさんの本気の逆転劇。
この作品には、現代の「病気」と「健康」に対する、作者の本気のメッセージが込められています。
魔力は毒である。代謝こそが命である。
軽い気持ちで読み飛ばせる作品ではありません。
でも、だからこそ――まず1話、読んでください。
【最新情報&著者プロフィール】
代表作『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』(オリコンライトノベル部門18位記録)の著者が贈る最新作!
◆ 2月に待望の【第2巻】刊行!
◆ 現在、怒涛の展開となる【第3巻】を鋭意執筆中!
◆ 【コミカライズ企画進行中】!
すでにキャラデザが完成し、3巻発売と同時に連載スタート予定です。絶対的な勢いで駆け上がる本作に、ぜひご期待ください!
無属性魔法しか使えない少年冒険者!!
藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。
不定期投稿作品です。