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アプリで知り合ったイケおじをオナ電でチク射させる話
23 送られてきたのは
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かせられ、下瞼を引っ張られる。
「健康な人はここが赤いんだけど、あなた白いわねぇ。顔色も悪いし。貧血みたい。ちょっと休んでいきなさい。ありがとうね、2人とも」
2人は俺を心配そうに一瞥して保健室を去り、先生がそっとベッドのカーテンを閉めてくれる。やけに清潔な匂いがするシーツは自分が病人になったみたいで落ち着かない。眠ろうにも眠れなくて天井を眺めていると1秒がものすごく長く感じる。
クラクラするのも治ったし、毛布を頭まで被って、暇つぶしにポケットに隠してたスマホを操作する。秋雄さんからLINEが来ていた。
開くと「忘れてました すみません」と言う短いメッセージの後にURLが貼られていた。何だっけ?と首を傾げなからURLをタップすると海外のエロ動画サイトに繋がる。
あ、そういやどんなAV見てたか教えろって聞いたなぁ。丁度よくイヤホンも持ってたからイヤホンをつけて早速見ることにする。
動画のタイトルは「Japanese SM part2」だ。いかにもって感じで笑っちゃう。サムネイルは縛られてる裸の女だった。秋雄さんが男女の絡みのAVを見ていても不思議じゃない。女に自己投影してるってむしろエロい。ワクワクしながら動画を再生する。
殺風景なスタジオで裸の女が不安げな顔をして男に拘束されていくところからスタートしている。おもちゃの手錠じゃなくて天井から吊るされる本格的な奴だ。爪先立ちで震える女を舐め回すよう上から下まで写していく。画質も粗いし、女の化粧も今風ではない。ちょっと古い作品だろう。
さっき拘束していた男が板のようなものを持って現れた。この板は何に使うんだろうと思ってぼーっと眺めてたら容赦なく女のお尻に叩きつけられた。
肉と板が打つかる音とつんざく様な悲鳴。それが2度、3度と行なわれる。女のお尻はみるみるうちに紫色に腫れあがり「助けて!やめて!」と泣き叫ぶ。演技や特殊メイクには見えない。これを100回するらしい。
え……何これ……。
想像していたSMのAVと違い、言葉を失う。勉強のために結構ハードなSMモノを見てみたが、これは……SMじゃなくてただの暴力じゃないか……!
呆然としている間も映像は流れ続ける。こんなものをずっと見ていたら頭がおかしくなりそうだ。でも100回叩かれた後の女がどうなったのか気になってしまう。早送りをして場面が変わったシーンで再生する。
お尻だけではなく腰や太ももの後ろまで赤黒くなって泣いている女をスタンガンを当て脅しながら移動させ、立ったままお尻を突き出し、板に首と両手首を固定する。ギロチンで処刑される姿に似ていた。
女は情けも容赦もなくズコズコとバックから男に犯される。空気が触れるだけで激痛が走りそうなのに、男はあえて太ももを女のお尻に打ちつけるようにしていた。肉と肉がぶつかる音とまた悲鳴、悲鳴、悲鳴……。
こんなことしてたら死んじゃうよ……!
心の中で悲鳴をあげる。
そういえば秋雄さんはバックで犯されるシーンで体が疼いたと言っていた。と言うことはこのシーンを見て興奮したってこと……?こんなスナッフフィルムのようなものを見て……?イカレてる。気持ち悪い。
でもAVとして商品になってるから需要はあるんだろう。
……理解できない。
震える指で動画を止めた時、この男があのエアガンで女を打っていた男と同一人物だと気づいた。
目を閉じ、今見たものを忘れようとするができない。心臓がバクバクして壊れそうだ。
5時間目が終わるチャイムが鳴ってハッとする。先生がそっとカーテンを開け「調子はどう?」と顔を出す。
起き上がって「もう大丈夫です。ありがとうございました」と頭を下げ、保健室を出ていく。全然大丈夫じゃないけど、大丈夫ってことにしなきゃ。クラスメイトにも「もう大丈夫」って笑顔を振りまく。
貧血ではなくAVのショックでフラフラしそうになるのを堪え、平然を装って授業を受ける。秋雄さんにどういう返信をすればいいのか、そのことで頭がいっぱいだった。
「健康な人はここが赤いんだけど、あなた白いわねぇ。顔色も悪いし。貧血みたい。ちょっと休んでいきなさい。ありがとうね、2人とも」
2人は俺を心配そうに一瞥して保健室を去り、先生がそっとベッドのカーテンを閉めてくれる。やけに清潔な匂いがするシーツは自分が病人になったみたいで落ち着かない。眠ろうにも眠れなくて天井を眺めていると1秒がものすごく長く感じる。
クラクラするのも治ったし、毛布を頭まで被って、暇つぶしにポケットに隠してたスマホを操作する。秋雄さんからLINEが来ていた。
開くと「忘れてました すみません」と言う短いメッセージの後にURLが貼られていた。何だっけ?と首を傾げなからURLをタップすると海外のエロ動画サイトに繋がる。
あ、そういやどんなAV見てたか教えろって聞いたなぁ。丁度よくイヤホンも持ってたからイヤホンをつけて早速見ることにする。
動画のタイトルは「Japanese SM part2」だ。いかにもって感じで笑っちゃう。サムネイルは縛られてる裸の女だった。秋雄さんが男女の絡みのAVを見ていても不思議じゃない。女に自己投影してるってむしろエロい。ワクワクしながら動画を再生する。
殺風景なスタジオで裸の女が不安げな顔をして男に拘束されていくところからスタートしている。おもちゃの手錠じゃなくて天井から吊るされる本格的な奴だ。爪先立ちで震える女を舐め回すよう上から下まで写していく。画質も粗いし、女の化粧も今風ではない。ちょっと古い作品だろう。
さっき拘束していた男が板のようなものを持って現れた。この板は何に使うんだろうと思ってぼーっと眺めてたら容赦なく女のお尻に叩きつけられた。
肉と板が打つかる音とつんざく様な悲鳴。それが2度、3度と行なわれる。女のお尻はみるみるうちに紫色に腫れあがり「助けて!やめて!」と泣き叫ぶ。演技や特殊メイクには見えない。これを100回するらしい。
え……何これ……。
想像していたSMのAVと違い、言葉を失う。勉強のために結構ハードなSMモノを見てみたが、これは……SMじゃなくてただの暴力じゃないか……!
呆然としている間も映像は流れ続ける。こんなものをずっと見ていたら頭がおかしくなりそうだ。でも100回叩かれた後の女がどうなったのか気になってしまう。早送りをして場面が変わったシーンで再生する。
お尻だけではなく腰や太ももの後ろまで赤黒くなって泣いている女をスタンガンを当て脅しながら移動させ、立ったままお尻を突き出し、板に首と両手首を固定する。ギロチンで処刑される姿に似ていた。
女は情けも容赦もなくズコズコとバックから男に犯される。空気が触れるだけで激痛が走りそうなのに、男はあえて太ももを女のお尻に打ちつけるようにしていた。肉と肉がぶつかる音とまた悲鳴、悲鳴、悲鳴……。
こんなことしてたら死んじゃうよ……!
心の中で悲鳴をあげる。
そういえば秋雄さんはバックで犯されるシーンで体が疼いたと言っていた。と言うことはこのシーンを見て興奮したってこと……?こんなスナッフフィルムのようなものを見て……?イカレてる。気持ち悪い。
でもAVとして商品になってるから需要はあるんだろう。
……理解できない。
震える指で動画を止めた時、この男があのエアガンで女を打っていた男と同一人物だと気づいた。
目を閉じ、今見たものを忘れようとするができない。心臓がバクバクして壊れそうだ。
5時間目が終わるチャイムが鳴ってハッとする。先生がそっとカーテンを開け「調子はどう?」と顔を出す。
起き上がって「もう大丈夫です。ありがとうございました」と頭を下げ、保健室を出ていく。全然大丈夫じゃないけど、大丈夫ってことにしなきゃ。クラスメイトにも「もう大丈夫」って笑顔を振りまく。
貧血ではなくAVのショックでフラフラしそうになるのを堪え、平然を装って授業を受ける。秋雄さんにどういう返信をすればいいのか、そのことで頭がいっぱいだった。
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