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新しい若き王とともに
ハーピーのクエストの残念な結果
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ルイスは、晩御飯に合わせた様に、城から帰ってきた。きっと僕らの様子を、世間話として確認するために、晩御飯時に帰れるように仕事を済ませ帰って来ている。彼はプロで、とても律儀だ。
彼は玄関で、俳優やモデルのようにコートを脱ぐ。僕はその時、2階から降りて来て、彼を何気なく見ていた。
「ハヤト、用はなんですか?」
さすがルイス、なぜ、僕の何気ない気配と、動作でそんな事までわかるの? 執事の修業に読心術とか入っているの? 僕は彼に聞いて貰うべく、用意に急がねば。
「待って、ちょっと取ってくる」
僕はリビングの書類入れから、ギルドで受け取った書類を慌てて持って来て、調査書をそのまま差し出す。彼の方が書類についても明るいので、その方が絶対早い。
「帰って来たばかりでごめん、これ見て」
僕は渡した後、シマッタ! と、思った。彼は疲れているのにも関わらず、その場でその書類について1つ1つ丁寧に確認をしながら見てくれていた。合わせて、申し訳ないと思ったが態度には出さなかった。彼の望む勇者は、態度にはださなそうたから……。
「ギルドクエストで調べた結果、魔物のハーピーが保護地域を未確認の理由追われ、そこにはクエの依頼者の家が建つている。しかしその経緯さえもまだ未確認。いきなり住処を追わた害鳥である、ハーピーをどうするべき? そのヒントは2の未確認事項を解き明かすべきなんだけど……役所では担当者が不在らしく、わからない状態なんだ」
彼は、書類を僕に返しながら言う。
「なら、城への環境省へ行きその地区がどういう扱いなっているか調べに行ってみては? 後、その屋敷を建物を建てた建築家、不動産なりを調べみればどうでしょう? ところで、なぜ、まだそんな仕事を? 『海の事は漁師に問え』と、いいますし貴方の仕事ではありませんよ」
「まぁ、そうだよね。ありがとう! 一度ギルドに任せてみる。お礼と言ってはなんだけど、良かったらルイスも肉まん食べて、お土産で買ってきたから」
「ハヤト、美味しいからと言って、同じくものばかり食べていてはダメです!」
「わかってる。ヤトにもまたって言われちゃったしね」
「ヤトがそんな失礼な事を言ったのですか!?」
大きな声に放り向いたら、そこにセシルが青い顔をして立っていた。彼女たち不遇な育ちであるが、それでも彼女たちの使い道を考えてか、教育しっかりと受けていたようで、その淑女である彼女の足音を見逃していたらしい。
「栄養管理は、彼女の大切な仕事だからね。けど……。逆に、セトはこの先メイドとして、調理の仕事を目指しているのかな? そうならよそで働いた時のため、彼女の言葉使いについては改めるよう伝えていく。しかし街のレストランであれは彼女の性格は、魅力の1つだと僕は思っているよ」
「そんな事まで、していただかなくても大丈夫です。私が躾ます」
「ハヤトのお節介は、性分の様なのでセシルも諦めたほうががいいですよ」
そうやってにっこり笑うルイスに、セシルは逆に戸惑ったようだ。なかなか、珍しい。結局、ルイスとセシル、セトの3人で話しをして誰かが納得する形になるだろう。
そして僕もルイスの助言を受け、自室へ籠りするべき事を手帳と、ギルドに渡す書類として書き起こした。そしてハァーとため息をつく。この国の言葉には、まだなれない……。そして椅子を引き、手紙を持ってミッシェルの部屋を訪ね、扉を叩く。
「はい……」と、用心するように、ミッシェルがシルクぽいパジャマを着て出て来た。そして僕の顔を見て少し安心し、少しがっかりする。その気持ちは僕も何となくわかる。
「ミッシェル、これ今回のクエストの報告書を書いてみたんだけれど、これをいい感じに清書して欲しい」
ミッシェルは、報告書を僕の前で開き、目を皿の様にして見る。
「ハヤトさん、ところどころ読めない文字があるんですが……」
「あぁ、もといた世界の文字が入ってるかも? それはそれで頑張って!」
「ウンディーネを励ますように、言わないでくださいよ」
「ごめん、ごめん。しかし書くって事は日常やりなれていないし、こっちの言葉に文字まで自動変換されてしまうので、本当に文字をこちらの言葉だけで書くのは難しいんだ」
「わかりました。でも、この面倒くさそうな案件を続けるんですか?」
「ルイスと同じような事言うんだね。不正とかあったら困るからね。まぁ念のため」
「ルイスさんが言うなら、終わるべきでしょう」
「彼は自分の仕事は、数とカウントしないってのは言い過ぎだが、僕が手放すとこれルイスの所まで上がってしまいそうな気がするんだよね。あくまでも感、だけどね」
「ハヤトさん、ルイスさんに似てきました? 先を見越して全てをやれるのは、ルイスさんだからですよ」
「だから、そんな彼を休ませに、こっちは頑張ってるの。よろしくー」
そんな軽い調子で押し付けた。
【ハーピーのについての経過報告】
ハーピーは、そもそも保護地域の森、現在依頼主宅にて守られる(隔離される)存在だったようだ。
保護地域がどんな過程を経て、一個人の自宅になった経緯も不明な為、ハーピーをこの国が、現状でどう捉えているかの把握が難しく。
これ以上のクエスト続行は困難であると結果を出した。
その為、ここでクエストの1番目の過程は一時、終了とする。
しかし我々、勇者パーティーはこの事態を重くみて、保護地域がどんな経緯を経て、一個人の住宅になったのか日時を定め、結果報告を希望する。
☆
今回からは大変、残念な結果であるがクエストは一時、中断となってしまった。こういう事もある。
「あっちょっと待って下さい。今日の午後の受け取りに行ったクエストの依頼書出しますから」
「それは明日にしょう」
「僕がこれからこれを清書するのに?」
「あ……。はい、新しいクエストを下さい」
そしてまだ僕の今日の仕事は、まだ続く様だ。
続く
彼は玄関で、俳優やモデルのようにコートを脱ぐ。僕はその時、2階から降りて来て、彼を何気なく見ていた。
「ハヤト、用はなんですか?」
さすがルイス、なぜ、僕の何気ない気配と、動作でそんな事までわかるの? 執事の修業に読心術とか入っているの? 僕は彼に聞いて貰うべく、用意に急がねば。
「待って、ちょっと取ってくる」
僕はリビングの書類入れから、ギルドで受け取った書類を慌てて持って来て、調査書をそのまま差し出す。彼の方が書類についても明るいので、その方が絶対早い。
「帰って来たばかりでごめん、これ見て」
僕は渡した後、シマッタ! と、思った。彼は疲れているのにも関わらず、その場でその書類について1つ1つ丁寧に確認をしながら見てくれていた。合わせて、申し訳ないと思ったが態度には出さなかった。彼の望む勇者は、態度にはださなそうたから……。
「ギルドクエストで調べた結果、魔物のハーピーが保護地域を未確認の理由追われ、そこにはクエの依頼者の家が建つている。しかしその経緯さえもまだ未確認。いきなり住処を追わた害鳥である、ハーピーをどうするべき? そのヒントは2の未確認事項を解き明かすべきなんだけど……役所では担当者が不在らしく、わからない状態なんだ」
彼は、書類を僕に返しながら言う。
「なら、城への環境省へ行きその地区がどういう扱いなっているか調べに行ってみては? 後、その屋敷を建物を建てた建築家、不動産なりを調べみればどうでしょう? ところで、なぜ、まだそんな仕事を? 『海の事は漁師に問え』と、いいますし貴方の仕事ではありませんよ」
「まぁ、そうだよね。ありがとう! 一度ギルドに任せてみる。お礼と言ってはなんだけど、良かったらルイスも肉まん食べて、お土産で買ってきたから」
「ハヤト、美味しいからと言って、同じくものばかり食べていてはダメです!」
「わかってる。ヤトにもまたって言われちゃったしね」
「ヤトがそんな失礼な事を言ったのですか!?」
大きな声に放り向いたら、そこにセシルが青い顔をして立っていた。彼女たち不遇な育ちであるが、それでも彼女たちの使い道を考えてか、教育しっかりと受けていたようで、その淑女である彼女の足音を見逃していたらしい。
「栄養管理は、彼女の大切な仕事だからね。けど……。逆に、セトはこの先メイドとして、調理の仕事を目指しているのかな? そうならよそで働いた時のため、彼女の言葉使いについては改めるよう伝えていく。しかし街のレストランであれは彼女の性格は、魅力の1つだと僕は思っているよ」
「そんな事まで、していただかなくても大丈夫です。私が躾ます」
「ハヤトのお節介は、性分の様なのでセシルも諦めたほうががいいですよ」
そうやってにっこり笑うルイスに、セシルは逆に戸惑ったようだ。なかなか、珍しい。結局、ルイスとセシル、セトの3人で話しをして誰かが納得する形になるだろう。
そして僕もルイスの助言を受け、自室へ籠りするべき事を手帳と、ギルドに渡す書類として書き起こした。そしてハァーとため息をつく。この国の言葉には、まだなれない……。そして椅子を引き、手紙を持ってミッシェルの部屋を訪ね、扉を叩く。
「はい……」と、用心するように、ミッシェルがシルクぽいパジャマを着て出て来た。そして僕の顔を見て少し安心し、少しがっかりする。その気持ちは僕も何となくわかる。
「ミッシェル、これ今回のクエストの報告書を書いてみたんだけれど、これをいい感じに清書して欲しい」
ミッシェルは、報告書を僕の前で開き、目を皿の様にして見る。
「ハヤトさん、ところどころ読めない文字があるんですが……」
「あぁ、もといた世界の文字が入ってるかも? それはそれで頑張って!」
「ウンディーネを励ますように、言わないでくださいよ」
「ごめん、ごめん。しかし書くって事は日常やりなれていないし、こっちの言葉に文字まで自動変換されてしまうので、本当に文字をこちらの言葉だけで書くのは難しいんだ」
「わかりました。でも、この面倒くさそうな案件を続けるんですか?」
「ルイスと同じような事言うんだね。不正とかあったら困るからね。まぁ念のため」
「ルイスさんが言うなら、終わるべきでしょう」
「彼は自分の仕事は、数とカウントしないってのは言い過ぎだが、僕が手放すとこれルイスの所まで上がってしまいそうな気がするんだよね。あくまでも感、だけどね」
「ハヤトさん、ルイスさんに似てきました? 先を見越して全てをやれるのは、ルイスさんだからですよ」
「だから、そんな彼を休ませに、こっちは頑張ってるの。よろしくー」
そんな軽い調子で押し付けた。
【ハーピーのについての経過報告】
ハーピーは、そもそも保護地域の森、現在依頼主宅にて守られる(隔離される)存在だったようだ。
保護地域がどんな過程を経て、一個人の自宅になった経緯も不明な為、ハーピーをこの国が、現状でどう捉えているかの把握が難しく。
これ以上のクエスト続行は困難であると結果を出した。
その為、ここでクエストの1番目の過程は一時、終了とする。
しかし我々、勇者パーティーはこの事態を重くみて、保護地域がどんな経緯を経て、一個人の住宅になったのか日時を定め、結果報告を希望する。
☆
今回からは大変、残念な結果であるがクエストは一時、中断となってしまった。こういう事もある。
「あっちょっと待って下さい。今日の午後の受け取りに行ったクエストの依頼書出しますから」
「それは明日にしょう」
「僕がこれからこれを清書するのに?」
「あ……。はい、新しいクエストを下さい」
そしてまだ僕の今日の仕事は、まだ続く様だ。
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