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5章 竜が見る夢
98話 再び、封印の地を目指して
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ルナと美紅と俺はコルシアンさんの屋敷に向かう道にある市場を見渡し、俺は疑問を感じて首を傾げていた。
「トオル君、どうかしたんですか?」
「いや、いつもより人が多い気が……」
首を傾げる俺に気付いた美紅が話しかけてきて返事をしたものの俺は言葉を濁した。
多いだけなら、たまたまと思ったかもしれないんだが、どうも目に付く人が少し毛色が違うように思うんだよな……
俺が見つめる先にいるのは商売道具というより家財道具としか思えないものを背に座り込む親子にしか見えない組み合わせが捜せばチラホラと見かけられた。
美紅も俺が見ているものに気付いたようで頷く。
「クラウドは自由都市ですから、なくはない話ではありますが……商売されているようには見えませんし、少し、気になりますね?」
美紅の言葉に頷き返す俺は、しばらく様子を見て増加傾向なら原因調査した方がいいかもしれないと心のメモに書き記す。
正直、俺のカンに疼きを感じさせる。
コルシアンさんの事がなければ冒険者の仕事を休みにしても調べただろうな……
後ろ髪引かれる思いを振り切ろうとする俺に気付いている様子のないルナが漸く人が多い事に気付いたらしく嬉しそうに俺を見つめて言ってくる。
「ねっ、ねっ、徹! お祭りがあるかも? あっ……お小遣いの前借りを申請するの!」
「許可するか!」
堂々と情けない事を言ってくるルナの柔らかい頬を引っ張って涙目にさせる俺に一瞬、目を白黒させた美紅が噴き出すように笑みを浮かべる。
同じように笑みを浮かべ、頬を引っ張る俺の手を掴みながら「痛いの! もう馬鹿な事は言わないの! だから、今回だけは前借りを……」と諦めないルナを見て思う。
お前には救われる。
本当に俺も祭があったらいいな? って思うよ。
ルナのおかげで暗くなりかけた雰囲気がいつもの俺達の肩の力が抜けた空気になってホッとした俺は市場を抜けてコルシアンさんの屋敷を目指した。
▼
コルシアンさんの屋敷に着くと玄関の前に立つメイドのセッちゃんに気付いた。
近寄るとゆっくりと腰を綺麗に折ってお辞儀をされる。
「そろそろ来られる頃だと思っておりました」
えっ? 外にいたのは偶然じゃないの!?
まさかな~と思いつつ、乾いた笑いをしているとゆっくりと上体を起こしたセッちゃんに目を細めて笑みを浮かべられる。
マジなんでつか!?
ドキドキと動悸を早めて後方にいるルナ達を見るとルナが美紅の袖を掴んでいるのを見て頷く。
美紅、反対側を俺も掴んでもいい?
なんて馬鹿な事を考えているとセッちゃんが入口の扉を開いて招いてくれる。
「どうぞ、ご主人様がお尻を高くしてお待ちしておられます」
「「「へっ!?」」」
俺達は声を揃えて驚いた声を洩らすが間違って言ってしまったと言い直す様子もなく、セッちゃんは俺達を案内するように2階へと向かう。
とりあえず、おかしいとは思ったが俺達はセッちゃんの背を追うようにして階段を登っていくと先を行くセッちゃんがある部屋の前で目を伏せて待っていてくれた。
俺達が到着するのに合わせるように扉を開けると少し女の子が憧れそうな高級感のある部屋にあるベッドの下に頭を突っ込んでいるピンクの作業服を着る顔は見えないが断言してオッサンがいた。
うん、確かにお尻を高くしてるね!
ルナと美紅は完全に引いていて、セッちゃんは我関せずといった様子で脇に避けて目を瞑ってしまっていた。
やっぱり俺が声をかけないといけないんだよな?
色々と諦めた俺は仕方がなくコルシアンさんを呼ぶ。
俺に呼ばれたコルシアンさんは飛び起きようとしたらしく、ベッドで頭と首を打ったらしく呻き声を洩らしながらベッドから出てくる。
出てきたのは分かってはいたがコルシアンさんで俺の姿を確認すると走り寄ると俺に抱き着いてくる。
「ま、待ってたよ! すぐに出発しよう。準備は完璧! ほとぼりが冷めるまではクラウドには居たくないんだ!」
「ちょ、ちょっと待ってください。何があったんですか?」
オイオイと泣き始めたコルシアンさんに困った俺の視界に映る作業着の背にあるモノがある事に気付く。
すぐに俺から離れたコルシアンさんが部屋から飛び出そうと背をはっきり見せたのを見て、見間違いではなかった事を理解した俺が問う。
「あの、コルシアンさんの背の星マークはなんです?」
そう言った瞬間、コルシアンさんは背中から撃たれた人のように一瞬、動きを止めた後、『およよ』と表現が似合う座り方をカーペットの上でする。
あれ? 聞いたら駄目な話だったのかしら?
軽い罪悪感に襲われた俺はルナ達に目を向けるがルナには訳が分からないとばかりに肩を竦められ、美紅は聞かれても答えられませんと言いたげに長いまつ毛を伏せるようにされる。
すると、目を伏せて黙っていたセッちゃんが説明してくれる。
「結婚を強要されたという件で脅迫罪によりご主人様は前科一犯に見事なられた記念、いえ、勲章です」
それを聞いた美紅が「私の件ですか? 何も届けを出してませんが?」と慌てるがセッちゃんに「別件です」と首を横に振られる。
なるほど、とは思うがきっとコルシアンさんが望んで付けた訳じゃないだろうな、と思う。
項垂れてる事もそうだけど、目を伏せたまま感情を消しているように見えるがセッちゃんの口の端が僅かに上がっているのをみて……楽しんでるよね?
左肩の方に小さな星を付けているところからすると……
「セッちゃん、どこまでいけるか挑戦する気じゃない?」
「はて? 何の事を仰っているのか私は分かりかねます」
シレっと言われた俺は何も言えなくなって肩を竦めると同時にコルシアンさんはその場でうつ伏せになって声を殺して静かに泣き始める姿を見て「空軍の撃墜マークかよ?」という言葉は俺の胸の内に仕舞う事にした。
▼
俺達はコルシアンさんが用意してくれた馬車で封印の山を目指してクラウドを出発して街道に出た辺りで俺の隣、御者席にやってきて座るコルシアンさんに話しかけられる。
「そうそう、ありがとうね?」
「はい? いきなりなんですか?」
ニコニコと笑うコルシアンさんが俺を見つめて嬉しそうにいきなり礼を言われて俺は戸惑う。
戸惑う俺に構わず、前方の空に目を向けるコルシアンさんが再び礼を言ってくる。
「本当にありがとうね。トール君達で本当に良かったって僕はつくづく思っちゃったよ」
「えっと、だから、何の話を……!」
空を見つめていたコルシアンさんが俺を見つめる瞳がどう関わったら良いか分からずに困っていた父親や年長者が第三者に問題を解決して貰い見せる安堵の色似たモノを見た時、俺の中で似ても似つかわない少女と被る。
あっ……そういう事なの?
そう思うとあの時、俺に説明した時のコルシアンさんの表情と言葉から少し感じていたギャップが埋まったような気がした。
そうと分かると自然と俺の表情にも笑みが浮かび、言うべき言葉が考えなくても自然とあの時と同じセリフが漏れた。
「いえ、俺は冒険者として依頼され、すべき事をしただけですよ」
「僕はトール君のそういう所が大好きだよ」
俺は肩を竦めて「オッチャンに好かれてもな?」と言うと「酷い!」と傷ついた様子を大袈裟に見せるコルシアンさんと顔を見合わせて俺達は笑い合う。
後ろで不思議そうに首を傾げ合うルナと美紅に目を向けず、気持ちよい昼下がりの空を眺めながら馬車を走らせる俺は声にせずに呟く。
「俺もコルシアンさんみたいなオッチャンは嫌いじゃないぜ?」
俺の耳を擽るそよ風のせいで肩を竦める。
後ろから立ち上がって近寄ろうとするルナを邪魔するように手綱を握り締め、馬に合図を送って走る速度を上げさせた。
いきなり速度を上げられたせいでバランスを崩したルナの文句をBGMに俺は馬車を走らせ続けた。
「トオル君、どうかしたんですか?」
「いや、いつもより人が多い気が……」
首を傾げる俺に気付いた美紅が話しかけてきて返事をしたものの俺は言葉を濁した。
多いだけなら、たまたまと思ったかもしれないんだが、どうも目に付く人が少し毛色が違うように思うんだよな……
俺が見つめる先にいるのは商売道具というより家財道具としか思えないものを背に座り込む親子にしか見えない組み合わせが捜せばチラホラと見かけられた。
美紅も俺が見ているものに気付いたようで頷く。
「クラウドは自由都市ですから、なくはない話ではありますが……商売されているようには見えませんし、少し、気になりますね?」
美紅の言葉に頷き返す俺は、しばらく様子を見て増加傾向なら原因調査した方がいいかもしれないと心のメモに書き記す。
正直、俺のカンに疼きを感じさせる。
コルシアンさんの事がなければ冒険者の仕事を休みにしても調べただろうな……
後ろ髪引かれる思いを振り切ろうとする俺に気付いている様子のないルナが漸く人が多い事に気付いたらしく嬉しそうに俺を見つめて言ってくる。
「ねっ、ねっ、徹! お祭りがあるかも? あっ……お小遣いの前借りを申請するの!」
「許可するか!」
堂々と情けない事を言ってくるルナの柔らかい頬を引っ張って涙目にさせる俺に一瞬、目を白黒させた美紅が噴き出すように笑みを浮かべる。
同じように笑みを浮かべ、頬を引っ張る俺の手を掴みながら「痛いの! もう馬鹿な事は言わないの! だから、今回だけは前借りを……」と諦めないルナを見て思う。
お前には救われる。
本当に俺も祭があったらいいな? って思うよ。
ルナのおかげで暗くなりかけた雰囲気がいつもの俺達の肩の力が抜けた空気になってホッとした俺は市場を抜けてコルシアンさんの屋敷を目指した。
▼
コルシアンさんの屋敷に着くと玄関の前に立つメイドのセッちゃんに気付いた。
近寄るとゆっくりと腰を綺麗に折ってお辞儀をされる。
「そろそろ来られる頃だと思っておりました」
えっ? 外にいたのは偶然じゃないの!?
まさかな~と思いつつ、乾いた笑いをしているとゆっくりと上体を起こしたセッちゃんに目を細めて笑みを浮かべられる。
マジなんでつか!?
ドキドキと動悸を早めて後方にいるルナ達を見るとルナが美紅の袖を掴んでいるのを見て頷く。
美紅、反対側を俺も掴んでもいい?
なんて馬鹿な事を考えているとセッちゃんが入口の扉を開いて招いてくれる。
「どうぞ、ご主人様がお尻を高くしてお待ちしておられます」
「「「へっ!?」」」
俺達は声を揃えて驚いた声を洩らすが間違って言ってしまったと言い直す様子もなく、セッちゃんは俺達を案内するように2階へと向かう。
とりあえず、おかしいとは思ったが俺達はセッちゃんの背を追うようにして階段を登っていくと先を行くセッちゃんがある部屋の前で目を伏せて待っていてくれた。
俺達が到着するのに合わせるように扉を開けると少し女の子が憧れそうな高級感のある部屋にあるベッドの下に頭を突っ込んでいるピンクの作業服を着る顔は見えないが断言してオッサンがいた。
うん、確かにお尻を高くしてるね!
ルナと美紅は完全に引いていて、セッちゃんは我関せずといった様子で脇に避けて目を瞑ってしまっていた。
やっぱり俺が声をかけないといけないんだよな?
色々と諦めた俺は仕方がなくコルシアンさんを呼ぶ。
俺に呼ばれたコルシアンさんは飛び起きようとしたらしく、ベッドで頭と首を打ったらしく呻き声を洩らしながらベッドから出てくる。
出てきたのは分かってはいたがコルシアンさんで俺の姿を確認すると走り寄ると俺に抱き着いてくる。
「ま、待ってたよ! すぐに出発しよう。準備は完璧! ほとぼりが冷めるまではクラウドには居たくないんだ!」
「ちょ、ちょっと待ってください。何があったんですか?」
オイオイと泣き始めたコルシアンさんに困った俺の視界に映る作業着の背にあるモノがある事に気付く。
すぐに俺から離れたコルシアンさんが部屋から飛び出そうと背をはっきり見せたのを見て、見間違いではなかった事を理解した俺が問う。
「あの、コルシアンさんの背の星マークはなんです?」
そう言った瞬間、コルシアンさんは背中から撃たれた人のように一瞬、動きを止めた後、『およよ』と表現が似合う座り方をカーペットの上でする。
あれ? 聞いたら駄目な話だったのかしら?
軽い罪悪感に襲われた俺はルナ達に目を向けるがルナには訳が分からないとばかりに肩を竦められ、美紅は聞かれても答えられませんと言いたげに長いまつ毛を伏せるようにされる。
すると、目を伏せて黙っていたセッちゃんが説明してくれる。
「結婚を強要されたという件で脅迫罪によりご主人様は前科一犯に見事なられた記念、いえ、勲章です」
それを聞いた美紅が「私の件ですか? 何も届けを出してませんが?」と慌てるがセッちゃんに「別件です」と首を横に振られる。
なるほど、とは思うがきっとコルシアンさんが望んで付けた訳じゃないだろうな、と思う。
項垂れてる事もそうだけど、目を伏せたまま感情を消しているように見えるがセッちゃんの口の端が僅かに上がっているのをみて……楽しんでるよね?
左肩の方に小さな星を付けているところからすると……
「セッちゃん、どこまでいけるか挑戦する気じゃない?」
「はて? 何の事を仰っているのか私は分かりかねます」
シレっと言われた俺は何も言えなくなって肩を竦めると同時にコルシアンさんはその場でうつ伏せになって声を殺して静かに泣き始める姿を見て「空軍の撃墜マークかよ?」という言葉は俺の胸の内に仕舞う事にした。
▼
俺達はコルシアンさんが用意してくれた馬車で封印の山を目指してクラウドを出発して街道に出た辺りで俺の隣、御者席にやってきて座るコルシアンさんに話しかけられる。
「そうそう、ありがとうね?」
「はい? いきなりなんですか?」
ニコニコと笑うコルシアンさんが俺を見つめて嬉しそうにいきなり礼を言われて俺は戸惑う。
戸惑う俺に構わず、前方の空に目を向けるコルシアンさんが再び礼を言ってくる。
「本当にありがとうね。トール君達で本当に良かったって僕はつくづく思っちゃったよ」
「えっと、だから、何の話を……!」
空を見つめていたコルシアンさんが俺を見つめる瞳がどう関わったら良いか分からずに困っていた父親や年長者が第三者に問題を解決して貰い見せる安堵の色似たモノを見た時、俺の中で似ても似つかわない少女と被る。
あっ……そういう事なの?
そう思うとあの時、俺に説明した時のコルシアンさんの表情と言葉から少し感じていたギャップが埋まったような気がした。
そうと分かると自然と俺の表情にも笑みが浮かび、言うべき言葉が考えなくても自然とあの時と同じセリフが漏れた。
「いえ、俺は冒険者として依頼され、すべき事をしただけですよ」
「僕はトール君のそういう所が大好きだよ」
俺は肩を竦めて「オッチャンに好かれてもな?」と言うと「酷い!」と傷ついた様子を大袈裟に見せるコルシアンさんと顔を見合わせて俺達は笑い合う。
後ろで不思議そうに首を傾げ合うルナと美紅に目を向けず、気持ちよい昼下がりの空を眺めながら馬車を走らせる俺は声にせずに呟く。
「俺もコルシアンさんみたいなオッチャンは嫌いじゃないぜ?」
俺の耳を擽るそよ風のせいで肩を竦める。
後ろから立ち上がって近寄ろうとするルナを邪魔するように手綱を握り締め、馬に合図を送って走る速度を上げさせた。
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