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3章 頑張る冒険者家業
60話 500年越しの待ち人
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温かい光に包まれるような心地よさと後頭部の柔らかさに身を委ねていた。
だが、啜り泣く声と何やら誰かが話をしているような感じが気になり、目を開いて行く。
目を開くと俺を情けない顔でへの字の口にして泣きながら回復魔法を行使するルナと祈るようにしていた美紅がいた。
どうやら、後頭部の柔らかさはルナに膝枕されているからのようだ。
男の本懐とも言える状態のはずなのに、どうしてこうも悲しいのだろうか……そうか、分かった。
この世の真理に到達した俺が意識を取り戻した事に喜びを見せる2人が覗き込んでくる。
「良かった……思ったより、早く目を覚ましてくれました……」
「とおるぅぅ……起きなかったらどうしようかと思ったのぉぉ!」
俺が目を覚ました事を知り、美紅はホッとしたようだが、ルナは子供が泣くように情けない顔をしてくる。
そんなルナに苦笑する美紅が俺に容体を聞いてくる。
「どこか問題はありませんか?」
「ないかな……いや、大アリだ……」
真顔で言ってくる俺に2人は表情を硬くする2人が後遺症などを心配して顔を見合わせる。
ああ、大問題だ。これは由々しき問題なのだ!
「どうして、女の子の膝枕されてるのにその相手、ルナの顔が障害物なくクリアなのか……男のロマンを分かってない!」
「「はぁ?」」
俺の世の真理を聞かされて、理解できなかった2人は首を傾げる。
駄目だな? こんな常識を理解できないなんて、追試確定だな!
「アレだよ、アレ! 上を見上げて顔半分、お胸様半分、むしろ、お胸様100%であってもこちらとしては文句なしなんですよ? ここは『あれぇ? ボキュは、誰に膝枕されてるのでちゅか?』と、ときめくところ……グペッ!!」
神技披露されたように一瞬で膝枕を解除されて、地面に叩きつけられる前、キョトンとした滞空時間に美紅の遠慮のない拳が俺の人中に叩きこまれる。
声なき悲鳴を上げながら石畳を転げ回る俺。
痛い、痛すぎるぅ!!
よりによって人中を迷いなくかっ!!
「なんで殴られる!? 何か間違った事言った!?」
「添削のしようがないレベルで間違ってますよ! 全文斜線です!!」
「女の子に膝枕されて喜ぶならまだしも、駄目出しなんて有り得ないのっ!!」
あれれ? 即答で言われたし?
しかも、美紅に至っては全否定!?
『徹ぅ~徹? お前は、世の真理の扉の前におるんじゃ! お前は男であり過ぎたぁ~、じゃが、それも正道じゃ。わしは徹を応援しちょるからなぁ!』
こ、この声は爺ちゃん!!
あの世に居る爺ちゃんが俺にエールをくれている!!
「美紅……徹が突然、虚空を見つめながらブツブツ言い出したの。殴りどころが悪かったかも……」
「そ、そうですね……申し訳ないですが、もう一度、回復魔法をお願いできますか?」
そして、生温かい感覚が後頭部に照らされる。
どうしてか分からないが俺の目から止まらなぬ涙がコンコンと溢れた。
「おめえは本当に馬鹿だなぁ? 2人の株を一気に上げたかと思えばよぉ? 一気に元通りにする……やっぱり真性の馬鹿だな」
「なんだとう!! って、ロキじゃないか! アンデットの群れはどうした!?」
呆れ100%の声音に反応して振り返った先には小馬鹿に口の端を上げる傷一つないロキが長剣で肩を叩く姿があった。
俺の言葉に、「はぁ?」と首を傾げ、思い出したかのように相槌を打つ。
「床をぶち抜いて地下に落としてきてやった」
「大概、何でもありだな? お前って?」
とんでもない方法で解決してくるロキの行動に逆に今度は俺が呆れた視線を向ける。
お互い、呆れ合ってると隣からインプが声をかけてくる。
「僕は傍観者だから、終始見てて面白かったよ?」
楽しそうに気味の悪い笑いをするインプを眉を寄せて見上げる。
まだ、頭に回復魔法を行使するルナに「もういいから?」というと何故か2人に先程より心配げに見られて、ショックを受けた事実は抹消する。
「色々あったけど、試練クリアおめでとう」
「正直、何が試練だったか分からなかったけどな?」
俺がそう言うとインプは「引っ掛かりを感じる内は乗り越えてないだろうねぇ、だから、お兄さんは……」と言ってくるが何の事かさっぱり分からない。
「さっきよぉ、俺もインプに聞いてたが、過去を受け止めた奴には思い出にしてしまえてるだろうな……言葉にすりゃ、簡単なんだがなぁ……」
ロキが鼻を鳴らしながら横目で俺を見る視線に羨望が籠っているような感じがした。
インプもロキの言葉に頷いてみせ、俺に視線を向けてくる。
「じゃ、僕は契約の履行を続けるよ」
「へっ? これで終わりじゃないのか?」
インプの言葉に俺だけでなく、黙って聞いていたルナ達もビックリした様子を見せる。
そんな俺達を面白いとばかりに笑うインプは続ける。
「良く考えておくれよ。初代勇者がわざわざ自分の武器をオルデールに作り直させて、誰かにあげたいと思っただけ、なんて訳ないでしょ?」
「確かに言われてみればそうだよな? まだ何かを奪う気か? 俺の春奈ちゃんだけでは足りないとでも言うのかっ!!」
思い出したら、腹が立ってきたぞ!!!
そんな俺の態度がツボに入ったらしいインプが空中でお腹を抱えて笑う。
「クキキ、本当にお兄さんは面白いね? そんなに身構えないでも大丈夫だよ。一言、そう、最後に一言告げるだけさ?」
「一言?」
俺は訝しげにインプを見上げる。
その様子、というより俺の反応の1つ1つが楽しいと言わんばかりのインプが俺に笑いかけながら言ってくる。
「『初代勇者の足跡』を辿れ、だよ。お兄さんは初代勇者が500年前に見定められた待ち人のようだよ」
「はぁ? 『初代勇者の足跡』を辿れ? 待ち人? なんじゃそら?」
混乱する俺を楽しげに見つめるがインプはそれ以上何も言ってこない。
どういう事だ!?
首を傾げている俺の肩に手を置くロキが言ってくる。
「初代勇者は歴代勇者の中で唯一、派手に歴史書などに書かれた存在だぁ。その手に詳しいヤツを見つければヒントぐれぇ、見つかるんじゃねぇーか?」
なるほど、ロキの言う通りであれば、探せば見つかるかもな……
「他には?」
「今はこれだけだよ。もしかしたら、また会う機会があるかもね?」
再会を匂わせるインプは本当に楽しそうに俺を見つめる。
くそぅ! 何か先出しじゃんけんさせられて負け続けさせられてるような気分だ!!
このまま粘っても何も好転する気がしないな……
「はぁ……分かった、分かった。元々、初代勇者の事は調べる予定だったから調べるけどさぁ? 俺、お前と初代勇者の事、多分、嫌いだ」
「残念だな? 僕はお兄さんの事、初めて気に入った人間なのに?」
少しも残念そうに見えないインプに鼻を鳴らし、踵を返す。
「じゃあな? インプ」
「お兄さんのそういう所、僕はやっぱり好きだよ? またね、お兄さん」
愉快そうに笑うインプは俺に手を振って見送った。
▼
俺は廃墟と化した神殿から出ると知らぬ間に一晩経っていたようだ。オルデールとの一件と俺が気絶してた時間は思ってたより長かったらしい。
朝日を目を細めて見つめながら俺はぼやく。
「俺が待ち人ねぇ? 歴史に謳われるような初代勇者が誰かに助けを求める事なんてあるのかな? まして、500年前の事だから意味ないんじゃないか?」
「さあな、ただ言えるのは強い力を持っているからと言ってもよぉ、何でも出来る訳じゃねぇ。それが最強と言われようがな……」
俺のぼやきに反応を示したロキであったが、一番、食い付いてくるようなタイプではなかったが、どうしてか俺はそれほど驚きはしなかった。
「自分にできない事を誰かに可能性を賭けたくなる。例え、それが可能性でしかないとしてもなぁ? 俺には、いてぇぐれぇ分かる……」
「なんで、ロキに分かるんだ?」
ロキが珍しく弱った視線を一瞬向けた事に驚きつつ、問いかけると鼻を鳴らし、すぐにいつもの小馬鹿にする視線に戻る。
俺の後頭部を叩き、前を歩き出すロキが振り返る。
「あのガキ共の姉貴がどうなったかさっさと見に帰るぞ」
「イタタ……おい、ロキ! 質問に答えろよ!」
俺の言葉を無視してスタスタと大股に歩くロキを追いかける。
走り出す俺に慌てたルナと美紅も「待つの!」と声をかけてくる。
そうして、俺達はクラウドへの帰路へついた。
だが、啜り泣く声と何やら誰かが話をしているような感じが気になり、目を開いて行く。
目を開くと俺を情けない顔でへの字の口にして泣きながら回復魔法を行使するルナと祈るようにしていた美紅がいた。
どうやら、後頭部の柔らかさはルナに膝枕されているからのようだ。
男の本懐とも言える状態のはずなのに、どうしてこうも悲しいのだろうか……そうか、分かった。
この世の真理に到達した俺が意識を取り戻した事に喜びを見せる2人が覗き込んでくる。
「良かった……思ったより、早く目を覚ましてくれました……」
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俺が目を覚ました事を知り、美紅はホッとしたようだが、ルナは子供が泣くように情けない顔をしてくる。
そんなルナに苦笑する美紅が俺に容体を聞いてくる。
「どこか問題はありませんか?」
「ないかな……いや、大アリだ……」
真顔で言ってくる俺に2人は表情を硬くする2人が後遺症などを心配して顔を見合わせる。
ああ、大問題だ。これは由々しき問題なのだ!
「どうして、女の子の膝枕されてるのにその相手、ルナの顔が障害物なくクリアなのか……男のロマンを分かってない!」
「「はぁ?」」
俺の世の真理を聞かされて、理解できなかった2人は首を傾げる。
駄目だな? こんな常識を理解できないなんて、追試確定だな!
「アレだよ、アレ! 上を見上げて顔半分、お胸様半分、むしろ、お胸様100%であってもこちらとしては文句なしなんですよ? ここは『あれぇ? ボキュは、誰に膝枕されてるのでちゅか?』と、ときめくところ……グペッ!!」
神技披露されたように一瞬で膝枕を解除されて、地面に叩きつけられる前、キョトンとした滞空時間に美紅の遠慮のない拳が俺の人中に叩きこまれる。
声なき悲鳴を上げながら石畳を転げ回る俺。
痛い、痛すぎるぅ!!
よりによって人中を迷いなくかっ!!
「なんで殴られる!? 何か間違った事言った!?」
「添削のしようがないレベルで間違ってますよ! 全文斜線です!!」
「女の子に膝枕されて喜ぶならまだしも、駄目出しなんて有り得ないのっ!!」
あれれ? 即答で言われたし?
しかも、美紅に至っては全否定!?
『徹ぅ~徹? お前は、世の真理の扉の前におるんじゃ! お前は男であり過ぎたぁ~、じゃが、それも正道じゃ。わしは徹を応援しちょるからなぁ!』
こ、この声は爺ちゃん!!
あの世に居る爺ちゃんが俺にエールをくれている!!
「美紅……徹が突然、虚空を見つめながらブツブツ言い出したの。殴りどころが悪かったかも……」
「そ、そうですね……申し訳ないですが、もう一度、回復魔法をお願いできますか?」
そして、生温かい感覚が後頭部に照らされる。
どうしてか分からないが俺の目から止まらなぬ涙がコンコンと溢れた。
「おめえは本当に馬鹿だなぁ? 2人の株を一気に上げたかと思えばよぉ? 一気に元通りにする……やっぱり真性の馬鹿だな」
「なんだとう!! って、ロキじゃないか! アンデットの群れはどうした!?」
呆れ100%の声音に反応して振り返った先には小馬鹿に口の端を上げる傷一つないロキが長剣で肩を叩く姿があった。
俺の言葉に、「はぁ?」と首を傾げ、思い出したかのように相槌を打つ。
「床をぶち抜いて地下に落としてきてやった」
「大概、何でもありだな? お前って?」
とんでもない方法で解決してくるロキの行動に逆に今度は俺が呆れた視線を向ける。
お互い、呆れ合ってると隣からインプが声をかけてくる。
「僕は傍観者だから、終始見てて面白かったよ?」
楽しそうに気味の悪い笑いをするインプを眉を寄せて見上げる。
まだ、頭に回復魔法を行使するルナに「もういいから?」というと何故か2人に先程より心配げに見られて、ショックを受けた事実は抹消する。
「色々あったけど、試練クリアおめでとう」
「正直、何が試練だったか分からなかったけどな?」
俺がそう言うとインプは「引っ掛かりを感じる内は乗り越えてないだろうねぇ、だから、お兄さんは……」と言ってくるが何の事かさっぱり分からない。
「さっきよぉ、俺もインプに聞いてたが、過去を受け止めた奴には思い出にしてしまえてるだろうな……言葉にすりゃ、簡単なんだがなぁ……」
ロキが鼻を鳴らしながら横目で俺を見る視線に羨望が籠っているような感じがした。
インプもロキの言葉に頷いてみせ、俺に視線を向けてくる。
「じゃ、僕は契約の履行を続けるよ」
「へっ? これで終わりじゃないのか?」
インプの言葉に俺だけでなく、黙って聞いていたルナ達もビックリした様子を見せる。
そんな俺達を面白いとばかりに笑うインプは続ける。
「良く考えておくれよ。初代勇者がわざわざ自分の武器をオルデールに作り直させて、誰かにあげたいと思っただけ、なんて訳ないでしょ?」
「確かに言われてみればそうだよな? まだ何かを奪う気か? 俺の春奈ちゃんだけでは足りないとでも言うのかっ!!」
思い出したら、腹が立ってきたぞ!!!
そんな俺の態度がツボに入ったらしいインプが空中でお腹を抱えて笑う。
「クキキ、本当にお兄さんは面白いね? そんなに身構えないでも大丈夫だよ。一言、そう、最後に一言告げるだけさ?」
「一言?」
俺は訝しげにインプを見上げる。
その様子、というより俺の反応の1つ1つが楽しいと言わんばかりのインプが俺に笑いかけながら言ってくる。
「『初代勇者の足跡』を辿れ、だよ。お兄さんは初代勇者が500年前に見定められた待ち人のようだよ」
「はぁ? 『初代勇者の足跡』を辿れ? 待ち人? なんじゃそら?」
混乱する俺を楽しげに見つめるがインプはそれ以上何も言ってこない。
どういう事だ!?
首を傾げている俺の肩に手を置くロキが言ってくる。
「初代勇者は歴代勇者の中で唯一、派手に歴史書などに書かれた存在だぁ。その手に詳しいヤツを見つければヒントぐれぇ、見つかるんじゃねぇーか?」
なるほど、ロキの言う通りであれば、探せば見つかるかもな……
「他には?」
「今はこれだけだよ。もしかしたら、また会う機会があるかもね?」
再会を匂わせるインプは本当に楽しそうに俺を見つめる。
くそぅ! 何か先出しじゃんけんさせられて負け続けさせられてるような気分だ!!
このまま粘っても何も好転する気がしないな……
「はぁ……分かった、分かった。元々、初代勇者の事は調べる予定だったから調べるけどさぁ? 俺、お前と初代勇者の事、多分、嫌いだ」
「残念だな? 僕はお兄さんの事、初めて気に入った人間なのに?」
少しも残念そうに見えないインプに鼻を鳴らし、踵を返す。
「じゃあな? インプ」
「お兄さんのそういう所、僕はやっぱり好きだよ? またね、お兄さん」
愉快そうに笑うインプは俺に手を振って見送った。
▼
俺は廃墟と化した神殿から出ると知らぬ間に一晩経っていたようだ。オルデールとの一件と俺が気絶してた時間は思ってたより長かったらしい。
朝日を目を細めて見つめながら俺はぼやく。
「俺が待ち人ねぇ? 歴史に謳われるような初代勇者が誰かに助けを求める事なんてあるのかな? まして、500年前の事だから意味ないんじゃないか?」
「さあな、ただ言えるのは強い力を持っているからと言ってもよぉ、何でも出来る訳じゃねぇ。それが最強と言われようがな……」
俺のぼやきに反応を示したロキであったが、一番、食い付いてくるようなタイプではなかったが、どうしてか俺はそれほど驚きはしなかった。
「自分にできない事を誰かに可能性を賭けたくなる。例え、それが可能性でしかないとしてもなぁ? 俺には、いてぇぐれぇ分かる……」
「なんで、ロキに分かるんだ?」
ロキが珍しく弱った視線を一瞬向けた事に驚きつつ、問いかけると鼻を鳴らし、すぐにいつもの小馬鹿にする視線に戻る。
俺の後頭部を叩き、前を歩き出すロキが振り返る。
「あのガキ共の姉貴がどうなったかさっさと見に帰るぞ」
「イタタ……おい、ロキ! 質問に答えろよ!」
俺の言葉を無視してスタスタと大股に歩くロキを追いかける。
走り出す俺に慌てたルナと美紅も「待つの!」と声をかけてくる。
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