1 / 30
始まりは呆気なくやって来る
いち
しおりを挟む
「へっ……?はぁっ!?無理!無理無理無理無理無理無理無理!!絶っ対無理!死んでも無理!!廃墟なんて絶対行かねーからな!」
真夜中のコンビニ前。しんと静まり返った中で俺の叫び声が響く。
「そんなつれないこと言うなって。な?詫びにセブンハーマスのパンケーキとプリン奢ってやるからさ」
ぽんっと俺の肩を叩いて、悪戯っぽく笑う知り合いの針山。
「セブンハーマス……」
一瞬迷いかけたけど、無理なもんは無理だ。怖いもんは怖い。
「いやいや!いくら好きなもんでも騙されねーからな!祐司ぃ、こいつに俺がどれだけ怖いもん苦手か説明してやってくれよぉ。お前なら幼稚園からの付き合いだし分かってくれるよな?」
「うーん、お前には悪いけど、異常なくらい怖がりなお前がいたら逆に怖くなくなって楽しくなりそうだなって思ってるから、却下だな」
そう言って意地悪くにたりと笑う幼馴染みの二階堂祐司。針山は祐司と同じバイトで、祐司繋がりで知り合った。
「うわあああああああああ!祐司の裏切り者おぉぉぉ!その代わり絶対奢れよ!たらふく奢れよ!」
「分かってるって。なぁ祐司?」
「俺は知らん。針山が言い出したことだしな。あ、どうせなら結衣と彩奈呼ぼう。人数が多い方が盛り上がるし、零も少しは怖さが紛れるだろ?」
そんなとこ気遣ってくれるなら、最初から廃墟なんかに誘わないでくれよぉ……。
真夜中のコンビニ前。しんと静まり返った中で俺の叫び声が響く。
「そんなつれないこと言うなって。な?詫びにセブンハーマスのパンケーキとプリン奢ってやるからさ」
ぽんっと俺の肩を叩いて、悪戯っぽく笑う知り合いの針山。
「セブンハーマス……」
一瞬迷いかけたけど、無理なもんは無理だ。怖いもんは怖い。
「いやいや!いくら好きなもんでも騙されねーからな!祐司ぃ、こいつに俺がどれだけ怖いもん苦手か説明してやってくれよぉ。お前なら幼稚園からの付き合いだし分かってくれるよな?」
「うーん、お前には悪いけど、異常なくらい怖がりなお前がいたら逆に怖くなくなって楽しくなりそうだなって思ってるから、却下だな」
そう言って意地悪くにたりと笑う幼馴染みの二階堂祐司。針山は祐司と同じバイトで、祐司繋がりで知り合った。
「うわあああああああああ!祐司の裏切り者おぉぉぉ!その代わり絶対奢れよ!たらふく奢れよ!」
「分かってるって。なぁ祐司?」
「俺は知らん。針山が言い出したことだしな。あ、どうせなら結衣と彩奈呼ぼう。人数が多い方が盛り上がるし、零も少しは怖さが紛れるだろ?」
そんなとこ気遣ってくれるなら、最初から廃墟なんかに誘わないでくれよぉ……。
0
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
七日後に神罰が落ちる。上層部は「下を切り捨てろ」と言った——私は全員を逃がす
蒼月よる
ファンタジー
七日後、この港に神罰が落ちる。
追放された元観測士イオナだけが、その事実を知っていた。
しかも災害は自然現象ではない——誰かが、意図的に引き起こそうとしている。
港の上層部はすでに手を打っていた。「下層区画を緩衝被害区として切り捨てる」秘密契約。被害を最小限に見せかけ、体制を守る冷徹な計画だ。
イオナは元護送隊長ガルム、荷運び組合長メラとともに動き出す。
犯人を暴き、証拠を公開し、住民を逃がし、工廠を止める——すべてを七日で。
被害を「選ぶ」管理か、全員を「残す」運用か。
追放観測士の、七日間の港湾カウントダウン・サスペンス。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる