to be Continued  ~ここはゲームか異世界か~

秋乃ヒダマリ

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1章 秋山とソレガシ

『出発』

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 それから二日後、いよいよ“カトレア王都”に向けて出発する日がやって来た。

 王都までは馬車でも三日はかかるらしく、宿屋のエリアさんには馬車を勧められたが歩いて行くつもりだ。
 馬車で三日なら、オレなら走れば一日あれば着く筈だが、今回はのんびり歩くつもりだった。
 ちなみにだが、転移系の移動手段は《ゼノスト》には存在しない。基本的には依頼を受けると共に、近くに自動転送される仕組みだったのだが、この世界にはそんな便利機能は無かった。



 出発前、宿屋のエリアさんと娘のリカ、冒険者ギルドマスターのアグノットそれと暗殺女アズ=ナ=ブールが見送りに来た。

「また宿に泊まりに来てね?」
「リカもー!またきてほしいなー!!」

 エリアさんとリカが手を振っている。
 いつの間にか仲良くなったものだ。何か寂しくなってきた……

「向こうのギルドに話は通してある。反発している者もいるが、ギルドは基本的に君には不干渉だ。安心してくれたまえ」

「あぁ、ありがとうアグノット」

 暇な時にギルドの依頼を受けるようになってアグノットとも少し仲良くなった。所属は無所属のままだがランクが適用される事になり、現在はEランクだ。正直、こっちのランクにはあまり興味はないが……

「また会いに行くよー」

「来なくていい、ってか来んな」

 最後はアズ=ナ=ブール。美人だが、色々あってやっぱり嫌いのままだ。出来れば二度と会いたくない……ともうすでに何回も願っている


 そんなこんなで、皆に見送られながら、無事に旅路に就くことが出来た。

_______________________ 



 『マップ』
 眼前に地図が現れる。“引継ぎ”の時にマッピングも引き継がれていたようだ。

 現在位置はアルタの街から数十キロ先にある草原“イスカンドの街”を超えた辺りだ。
 街に寄ってもよかったのだが、特に用事もないしそのままスルーした。
 夜までに《ウロンギネスの森》を抜けて《エリュンバラ峠》の手前で野営をする予定だ。


 しばらく歩くと森が見えた。予定より少し早い。

 暇だし魔物倒しながら行こうかな……






――そんな事を考えながら、《さい果ての場所》を目指す旅の、最初となる森――《ウロンギネスの森》へと入って行くのだった。




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