弓張月異聞 リアルチートは大海原を往く

Ittoh

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南海覇王為朝

初穂狩りにて、凱琉とアディア

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 講談師、見て来たように嘘を吐く。されど、真実混ざってこその嘘であります。
 年に一度の祭り儀が、初穂狩りである。女護島のように、女が追って、男を捕まえて睦みあい。男は、好きな女を抱き上げて、睦み合う。子供から、大人となる儀式の一つであり、ミヅチ衆にとっては、成人の儀式と同義とされていた。
  婚姻の契りでもあった。



 アディアは、初穂狩りの中で、一番乗りした凱琉の腕の中に居た。若手最速と言われる泳ぎは、一刻で四十里を駆ける(時速八十キロ)と言われ、琉威母は、一刻五十里(時速百キロ)で駆けたとも言う。
「ほぉ、そなたの泳ぐ姿は、綺麗で速いな」
「あ、ありがと。今は、琉威母様が速いけど、必ず追い越すッ」
目の前にいる凱琉というミヅチは、ミヅチの姿をしながら、上気するかのように、真っ赤に染まるような茹で上がった顔となっていた。
「ミヅチの姿のままか、凱琉」
 泳ぐのに必死で、あまり考えていなかった凱琉は、アディアの言葉に動けなくなっていた。
「ふむ、どうしたのか」
「えぇっと。俺、服、、、」
段々と声が小さくなる凱琉に、アディアは思いついたように、
「そうか、ミヅチは人の姿に戻れば素っ裸であったな。気にせなんだのに」
アディアが、麻衣を脱いで、素肌を晒して全裸となり、ミヅチの姿の凱琉の前に立って、抱くと真っ赤になった凱琉が、茹蛸のようになっていく。
「できれば、人の姿がよいが、このまま抱くか。凱琉」
凱琉の三丈(9メートル)近いミヅチの姿が、波の洗う浜辺に寝転がるようにすると、猛り立つように一尺近い逸物が伸び上がっていた。アディアは、面白そうに近づいて猛る陰茎男根を手にしていた。
「あぁ、ッ、いっ」
声を上げて、凱琉が身動きも抑えられるように、掴まれた逸物から、淫らに気を纏い溢れでるように喘いでいた。
「凄いモノよなぁ、両手にも余るのか」
右手で根元を掴んで、繋いで測るように左手で握って、亀の頭に見えるような形がビクビクとしていた。手を握り扱くようにしながら、先に舌を絡めるように弄り嬲ると、
「あぁぁッ、だ、だめぇッ」
凱琉の声が裏返るように高くなって、白濁した子種を亀の頭に見えるような形から放たれた。ピクピクしながら、凱琉はミヅチの姿から溢れるような淫らな気が放たれて、人の姿へと変わっていった。
「凄いな、ミヅチのままでは、入らぬと思うたが、人になっても大きさが変わらぬ。ビクビクして、猛り立つように蠢くようじゃ」
そのままミヅチのまま変わらぬように、凱琉の陰茎男根が聳え立っている。アディアは、一尺に近い長さに手で包むに足りなさそうな幹が、ピクピクと震えるように猛っているのを見て、
「困ったのぉ、大きすぎて、あたしの中に入らぬのではないか」
「え、そぉ、そんな、父様と変わらぬのに」
凱琉が、情けなく声をあげる。アディアは、疑い深そうに
「為朝様、こんなには大きくなかった。こんなにピクピクしたりはしなかったし」
「そ、それは、淫らになっていない時だから」
「子種を放ったではないか」
「アディアの手や舌が、気持ちよくて、ゴメン」
「ふむ。謝られても困る、しかし、もう少し、弄っていたい。凱琉のココは、なんか可愛いぞ」
「えッ。ちょっと、あ、アディ、あッ」
猛りたつ凱琉の陰茎男根を口に入れて、舌を絡めるように扱くと、凱琉は淫らに気を纏い溢れて、子種をアディアの口の中に放っていた。萎れるようにすると、
「凄い、小さくなった、、、これはこれで可愛いものだな」
両手では余るようになった、陰茎男根を猥らな指を這わせるように弄っていると、
「ちょ、ちょっとアディア、あッ」
何か流れ込む音が聞こえるかのように、凱琉の陰茎男根が溢れんばかりの淫らな気を纏って、猛り立っていった。
「も、戻ったぞ、凱琉」
屹立する一尺近い棍棒のような姿は、どこかコミカルにピクピクと淫らに猛っていた。
「あ、あでぃあ、ほ、欲しい。ねぇ」
凱琉が、恋願う姿は、アディアは
「あたしの女陰ほとは、大きくないように思うが、、、先くらいは入るかの」
子種を口に受け、すでに溢れるように淫らに女陰ほとが濡れていても、どこか怯えたようにしているアディアも、猛り立つ逸物には、魅せられるように目が離せなくはなっていた。凱琉の腰に跨るようにして足を開いて、指で女陰ほとを開いて滾るような密に溢れる蜜壺を晒すようにして、亀の頭に似た先を咥え込んでいった。咥え込んで身体の力が抜けると沈み込んで半ばを肉襞に包み込むと、アディアの喘ぎと凱琉の呻きが重なるように響いた。
「「ひぃッ、いっ、」」
膝が崩れて、屹立する陰茎男根を半ばまで受け入れたアディアの喘ぎに、凱琉は
「ご、ゴメン。欲しいよ、アディア」
アディアの絞り込んだ細腰を掴むようにして、豊かに広がる尻のラインへ押し入るように突き入れた。
「あぁッ」
のけぞるようにして、突き入れられた陰茎男根を抜こうとして、蜜壺の奥まで納めた陰茎男根が抜かれようとすると、蜜壺の肉襞が引き込むようにして追いかけていく、幾度かのやりとりを重ねて、凱琉の男をすべて受け入れると、アディアは
「あぁ、いッ。イいッ」
溢れるように淫らに猥れたアディアの身体が、突き抜かれ、迎え入れるように、腰を石臼の芯に絡みつくように絞り上げていくと、
「「あぁ、イぃッ」」
二人の声がさらに重なるように、凱琉の子種が放たれて、アディアは蜜壺の奥底に受け入れてイった。
 喘ぐように、息を弾ませながら、
「入るものなのだな、凱琉」
「ご、ゴメン、アディア。でも欲しかった」
「壊れるかと思うたが、大丈夫のようじゃ」
アディアは、破瓜の血が流れたものの、痛みだけでなく、どこか満足したような、そんな想いにひたっていた。



 喘ぎ、息を弾ませる二人を巻き取るように、蜷局を巻いて抱いた華は、
「アディアは、やっぱり綺麗だよ」
「は、華か、凱琉が欲しいのか」
「今日は、アディアの側にいたい。他の男には渡したくないからね。そうだろ、みんな」
「「「「「はいッ」」」」」
「ん。一人ではないのか、華」
二人を取り囲むように、ミヅチの娘達が傍に二十人近く集まっていた。
「アディアが欲しいって、ミヅチの女は多くてさ、奪おうって話だったけどできなかったから」
全速で駆け抜けるように、アディアを抱いて、環礁の中を泳ぎぬけていった小島で、二人で過ごしていたところへ、探して追いついてきたのであった。
「華たちは、今宵、人に戻れねば、死なねばならぬのであろ」
「大丈夫、そこは凱琉に頑張ってもらうから」
「え、ちょ、ちょっとぉッ」
叫び声が響く中、華がそのまま、アディアへ子種を注ぎ込んで萎んだ陰茎男根を扱くと、溢れるような淫気に凱琉の陰茎男根に溢れるような血が流れ込んで、猛り立っていく。そのまま、華がミヅチの姿で
自分の女陰ほとへと咥え込んで、絞り上げるように扱いていった。溢れるような淫らな気に溢れて、昂ぶって善がりイくと倒れ込むように人の女に姿を顕していった。
 次々と、ミヅチの女達が、凱琉と交接まぐわい淫らにイくと、女の姿を顕していった。必死で、溢れるような淫らな気を纏い滾って、女達を抱く凱琉の姿を、アディアは可愛いものよと思い、
「あたしも手伝おう」
途中から女達の淫らな気にあてられるように、アディアも淫らに溢れる気を滾らせるようにミヅチ達の身体をまさぐって、女陰ほとを開いて、淫蜜に溢れる蜜壺へ注ぐように、淫らに開き滾らせていくと、女達が昂ぶり善がりイッた。
 途中から、凱琉に抱かれて女を顕した華が、
「あッ、あたしもッ」
アディアを人の姿で抱いて、責め溢れる淫気を手繰るように、アディアを抱き始めた。
「あぁッ。い、いぃッ」
アディアと凱琉は、集まった華を入れて二十一人のミヅチ衆を女を顕していった。



 白々と夜明けを迎える頃には、昂ぶり善がりイって、溢れるような水気を淫らな気に溢れさせるように換えていって、崩れるようにイッて気を失っていった。
「これが、ミヅチの者か、綺麗な娘達であったのだな」
人の歳では、十七八といった娘の露わな姿が、白々とした陽に顕していった。
「うん。おれの一族だ、アディア」
「ほぉ、疲れておろうに、凱琉。眠っておってもよいぞ」
「だ、大丈夫」
凱琉には、かなりきつい南国の日差しになっていた。
「無理をするな、と言いたいが、凄まじいモノよな、未だ猛り立っておる」
「アディアが、助けてくれたから」
「そうなのか、凱琉」
「だって、ほとんどのミヅチは、アディアに抱かれて弄られて、昂ぶり善がっていたから、おれが抱くだけで、女の姿を顕していたもの」
 華を含めて、ミヅチの女達は、溢れるようなアディアの淫らな気を受けたそのままに昂ぶり、善がり果てるところへ、男の匂いで淫らに抱かれて、突き込まれるだけで、女となっていた。
「ふむ、あたしは、凱琉が、他の女を抱いているのを見て、なんかもやもやしてな、必死で淫らに気を溢れさせるように弄っておった」
「え、あ、アディア」
少し笑ってアディアは、
「これが、嫉妬というものなのだろうな、凱琉。あたしは、お前が愛おしく欲しい」
すっと凱琉を抱き寄せると、アディアは、白き砂浜の上で、凱琉を迎えるように手を広げた。
凱琉は、
「え、でも重いよ」
初穂狩りの頃で、ミヅチの体重は、軽くても三十貫(112.5キロ)を超えて、普通で五十貫(187.5キロ)ほどはあり、成長すると百貫を超えることもあった。凱琉は六十貫(225キロ)あった。
「心配はいらぬ。水気に淫らに気を昂ぶらせて、今の凱琉は、三十貫くらいであろ。ならばそなたに欲しいと言われて抱かれたいぞ」
そんな、アディアの言葉に、屹立する陰茎男根が、ぴくぴくと震えるように猛り立った。そのまま凱琉は、アディアを抱きしめるようにして、蜜に溢れ淫らに誘うような女陰ほとへ突き入れ、溢れるような想いをぶつけるように突き抜き始めた。
 互いに溢れるような淫らな想いを、ぶつけ合うように交接まぐわいに、昂ぶり、善がった。アディアは、絶頂を迎え入れるように惹き込んで、凱琉は猛り立つ逸物を突き込んで、
「「いぃッ」」
互いの声が重なるように、果ててイった。
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