琉球お爺いの綺談

Ittoh

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if昭和史をお爺ぃが描くと

if昭和史をお爺ぃが描くと アメリカは、戦争がやりたいけど、戦争できない国である。

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 アメリカは、本質的に戦争ができない。なんせ、国民が死ぬことを嫌う国であり、国民に軍人が含まれる国である。

 アメリカが参戦するには、国民が死んだ場合といった、明確な戦闘理由を必要とする。

 しかしながら、アメリカは、理由があれば、自作自演してでも、戦争を始める国でもある。

 第一次世界大戦で、アメリカが参戦した引き金は、ドイツの無制限潜水艦作戦によって生じた、無警告によるイギリスの豪華客船「ルシタニア号」に乗っていたアメリカ人が、ドイツの潜水艦に撃沈されたことに端を発している。国民が死ななければ、国民を死なせることになる、戦争へ参加することができない。

 if昭和史をお爺ぃが描くと、ドイツは、無制限潜水艦作戦を許容できないとして、実行されないことになる。これは、アメリカを参戦させないという意味合いがある。

 アメリカが焦れて、自作自演を始める前に、西部戦線に帝国陸軍義勇兵を送り込んで、ドイツと戦い、ドイツとの休戦を実現する。これは、日英同盟上で実施可能な作戦範囲である。日露戦争で助けてもらったお礼という位置づけで、日本は参戦可能である。

 ドイツとの休戦が協定され、講和交渉が進む中で、レーニンに対抗して、史実ではウッドロウ・ウィルソンによる平和14箇条の提案がなされている。
  講和交渉の公開・秘密外交の廃止
  海洋(公海)の自由
  関税障壁の撤廃(平等な通商関係の樹立)
  軍備縮小
  植民地の公正な処置
  ロシアからの撤兵とロシアの政体の自由選択
  ベルギーの主権回復
  アルザス=ロレーヌのフランスへの返還
  イタリア国境の再調整
  オーストリア=ハンガリー帝国内の民族自治
  バルカン諸国の独立の保障
  トルコ支配下の民族の自治の保障
  ポーランドの独立
  国際平和機構の設立
 ここで、問題になるのが、ロシアからの撤兵とロシアの政体自由選択である。ソビエトを認める発言となっているが、反共体制側として、このようなアメリカの行動は認められない。また、アメリカ自身が、大統領の発言後に、シベリアに出兵しているという現実がある。アメリカは、戦争をして権益を獲得したいのに、できない鬱屈があり、チェコ軍団救出という権益確保の名目を提供することで、ボリシェビキ政権に対する戦闘行為を実行させ、イギリス軍、米軍との共同によるウラジオストク占領へと繋がるのである。





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 ボリシェビキの問題は、ほかの主義主張を否定することにある。
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