琉球お爺いの綺談

Ittoh

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お爺の一考

AIは友達か

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 そういえば、お爺ぃは、昔々「ロボットは友達」というアニメを見ていた。主役はどうでも良いが、敵役と味方のかけあいが中々に楽しい作品であった。

 AIを活用する根幹は、特化した機能の活用と言うことになる。
 チューリングテストで言えば、あるペルソナ(擬似人格)を与えられた人間であれば言いそうな言葉を、膨大なデータベースから導き出して話すことができるようになれば良い。

 現在の音声認識系アプリは、インターネットに接続されていると、かなり真っ当な返事をしてくれるが、接続されていない状態では、認識能力が極めて低下する。
 ネット上に接続されると、膨大なデータベースから、話そうとする相手の嗜好にあわせた反応を抽出していく。

AIで可能となることは、
>画像データから、対象となる相手の抽出
>音声データから、テキストへの変換
>言語解析、構文抽出
>過去のデータから、未来データの予測
>溢れるように無制限に流れるデータから、タグやグループ構築をしていく
>溢れるように無制限に流れるデータから、特徴的な傾向をモデル化していく
>規定された複数の対象について、共通項目の抽出
といったことであろう。

 タマゴッチから始まる自律型の有り様は、膨大なバックデータを扱うことで、利用しようとするユーザーにとって必要な世界をサイバー空間内に構築していくことができる。

 膨大なデータの奔流に晒される、インターネットは、そこにただあるだけならば、「空っぽの洞窟」なのかもしれないが、活用しようする意思と溢れるような情報量に耐える意思があり、そこにAIを活用すると考えれば、たしかにAIを友達とすることができるかも知れない。

 必要不可欠な友となるか、我侭な友に振り回されることになるも、我侭な自分に付き合ってくれる優しい友となるかは、使うべき人間しだいということになるのだろう。
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