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2000年という境界年と弐千円札(1)
しおりを挟む沖縄サミット記念・・・弐千円札は、首里城守礼の門が描かれ、肖像ではなく源氏物語が描かれた、ちょっと変わった紙幣である。
アメリカの情報戦略が、そのままパックスアメリカーナと直結していたのが、情報のスーパーハイウェイ構想であった。ここに、レーガン-中曽根時代に提唱された、GPS構想が、組み込まれた。
平成12年(2000年)は、アメリカによる世界制覇が達成された時期であり、アメリカが起点に世界情勢が動いた時代でもあった。これが、平成13年(2001年)9.11へとつながる世界最終戦争の幕開けとなった。
GPSは、本来的に西側のシステムとして構築されたハズが、アメリカの独占的なシステムで、平時はともかく有事に使用できないという結果となった。当たり前だが、衛生による測位システムは、欧州のガリレオ、中国のBeiDou、ロシアのGLONASS、日本が天頂衛星「みちびき」を打ち上げる結果となった。
アメリカを良くも悪くも多頭竜に例えるのは、巨大国家が戦略的には複数の思考反応で構築されているためである。
20世紀から21世紀の境界年となる、平成12年(2000年)は、シドニーオリンピックが開催されて、平成16年(2004年)は、アテネにオリンピックが還ると言われたのである。
この頃、すでに課題を抱えていたギリシャの経済状況にとどめをさしたのが、アテネ五輪の開催であったとお爺ぃは考えている。正直に言って、隠蔽されていたギリシャ経済が公表されていれば、21世紀のオリンピックをアテネで開催するくらいの覚悟が、世界経済にとっては必要だった。
ただなぁ、開会式で国内向けテレビ放送が流れているのを聞くと、オリンピックをギリシャで開催するのに納得できなかったのだろうなぁ・・・
東西冷戦終結からの1990年代、日本のバブル崩壊は、冷戦構造からパックスアメリカーナへの転換であった。
歴史ifとして、1980年代の日本には、選択肢があった。バブル期を利用した、日米同盟からの離脱と独立。長期政権を樹立していた中曽根首相の発言が、日本の不沈空母と捉えられたのは、1983年のことだった。この時のアメリカ大統領が、スターウォーズ構想でソビエトを破綻に追い込んだ、レーガン大統領である。
1990年代という時代は、冷戦後の世界構築であり、日本はバブル経済に乗っかって、パックスアメリカーナの次を狙える位置にいたのである。
アメリカを頂点とする世界秩序が、構築される過程で、最大の敵国であったのが、日米安保で圧倒的な経済力を確保していた日本だったのである。バブル崩壊は、世界中の土地を買い漁る様に動いて、恨みを買っていた、仮想敵国日本への経済制裁でもあった。
1990年代の日本を対象にした、経済制裁は、自由貿易への圧力であり、欧州が同調したことで、日本は退路を断たれたことになったのです。
1990年代に日本の製造業にかかった圧力は、ISO9000を含めた、グローバル化そのものにあったのです。護送船団とも言われ、保護貿易が、徐々に切り崩される流れの中で、国内市場そのものを一時的に崩壊させたのが、自由貿易に向けた規制緩和にあったのです。
グローバル化の流れは、ISO9000シリーズを含めたグローバル化によって、製造業の現場にコストと負荷を強いる結果となり、自由化によって欧米企業が日本へなだれ込んできたのです。自由化の流れは、必然としてコストカットに向かい、過剰品質であった日本製品が、タイヤが空を飛んでしまうような、ヤバい状況へと追い込まれた時代でもありました。
様々な隠蔽が発生したのは、過剰な日本品質が、コストカットを求められた時、固定費を削減せずに実施したことに原因があったのです。雇用を護りたいという発想から、リストラや工場整理ができず、品質過剰が高付加価値に繋がらなくなってしまったことで、悪いスパイラルに向かってしまったことにありました。
1980年代に24時間戦えた企業戦士は、YES/NOをはっきり口にした結果、2010年以降には社畜と貶され、ゴミクズのように捨てられる結果になります。企業競争力そのものは、落ちていなくても、技術者達はリストラの渦に巻き込まれて、消されていく時代でもありました。大量の技術者が、一時的な使い捨てのように、大陸へと流出したのも、バブル崩壊の流れでもありました。日本からの技術者流出は、非常に厄介なもので、高い技術者が流出する傾向が高かったのです。これは、今も継続していた。語ってくれた技術者は、向こうの技術者の熱さが楽しく、日本から飛び出していった技術者が多くなったのも、2000年以降の特徴となります。
バブル期は、無理やり貸して、弾けたことで貸し剥がすという流れがあって、中小零細企業は巻き込まれるように消されていった経緯があります。
製造業への圧力は、グローバル化の波が、本格的に日本に押し寄せてきた2000年以降であり、徐々に兆しが見えてきたのが、1990年代ということになります。グローバル化のキーワードは、ISOであり、バブル崩壊後に製造業が立ち上がるには、ISOという足枷が苦しめる要因となってました。
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