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2000年という境界年と弐千円札(2)
しおりを挟む沖縄サミット記念・・・弐千円札は、首里城守礼の門が描かれ、肖像ではなく源氏物語が描かれた、ちょっと変わった紙幣である。沖縄で仕事をしていた時、弐千円札は、通常に流通する紙幣だけど、沖縄以外だと記念紙幣扱いなんだよなぁ・・・弐千円札は、24年度に更新されなかったし・・・
2000年サミットで蠢いた光と影、光がインターネットを中心とした情報のスーパーハイウェイ構想だとすれば、影となるのは、GATT[General Agreement on Tariffs and Trade]が持ち込んだ、技術障壁の撤廃ISO[International Organization for Standardization]である。強力に推進する結果になったのが、WTO[World Trade Organization]とユーロである。
バブル崩壊について、1985年プラザ合意から円高が進行し、公定歩合の引き下げ引き上げによる、地価の暴騰と暴落が原因となったと言われる。
まぁ、原因については、間違っていないとは思うが、バブル崩壊後の氷河期を持ち込んだのは、ISOの浸透とEU[European Union]の登場である。昭和61年(1986年)2月に、単一欧州議定書が調印され、1999年に統一通貨ユーロが登場、2002年から流通開始。
貿易の技術的障害に関する協定、TBT[Agreement on Technical Barriers to Trade]協定が、WTO設立協定となったことで、強制的に加わることが求められる結果となった。
最初に日本を襲ったのが、ISO9000シリーズという、品質マネジメントシステムである。1995年に始まる、品質マネージメントシステムは、日本の製造業が積み上げてきた「KAIZEN」に代表されるシステムを体系化し、明文化によって構築されたと言われる。しかしながら、体系化と明文化がISOの基準で実施され、認証の第三者機関は、国際認証を必要としたため、欧米に集中していたことが、日本にとってはただの迷惑となった。
微妙に違う基準、ちょっと異なる報告様式、必要となる情報数、どれもが継続的に積み上げたモノとのギャップとして、跳ね返ってきたのである。
しかも日本の中小企業では、1980年代以降に、ワープロからパソコンに移行し、プリンタを導入するケースが増え、回覧板等の各部署で電子化がすすめられていた。効率的にOA化を進めた企業によっては、電子CADの導入から、サーバーでのデータ管理が始まり、1990年代には電子CADを使用している部署では、ペーパーレス化すら始まっていた。
そんな今のDXを先端で駆けていた、日本企業に対してISOの足枷は非常に重い圧力となり、進められていたペーパーレス化は紙に戻り、部署で進められた電子化は、ISOの枠と言う変質を余儀なくされたのである。
2000年代の日本企業は、非常に可哀想な状況に追い込まれ、グローバル化の波に気力を削られていったのである。
再構築いう形ではなく、日本企業で実施されたのは、人員削減のリストラであり、人員削減のリストラは、優秀な人が残ってという形ではなく・・・であった。
優秀な人が残っても、人員削減の余波を受けて、年齢構成が歪になってしまい、資産継承に苦労する結果となった。
昭和の高度成長期、工場へ就職する大卒は少なく、中卒や高卒が必死でカバーしていた時代でもあり、現場を支えていた人達でもあった。大卒の就職先が、バブル期に至っては、証券会社といったスーツの職場がメインとなり、作業着を着る職場からは、新卒社員がほとんど居なかったのである。こういった状況が、そのまま年齢構成の歪さを促進し、コーラのCMに憧れるような人間たちが、バブルが弾けて工場で作業着を着る時代になって、気力が維持できるかという問題を抱えてしまった。
1980年代末期には、派遣という流れが生まれてしまい、小泉政権が加速させた結果、プロパーとプロパー以外が同居する状況となった。会社の再編方法によっては、グループ企業の人員整理を行う中で、派遣専門企業を設立し、グループ内派遣が始まるようになった。
こういった派遣専門企業は、小泉旋風の時流に乗っかったことで、増加拡大していって、大手企業ほど、社内に多くの部外者を抱え込む結果となった。
平成13年(2001年)4月26日任命された、小〇純一郎首相と竹φ平蔵によって、すべてがグローバル化に押し流される形で、日本の舵が切られた。
グローバル化に切られた舵を壊し、東日本大震災以降に日本を迷走させたのが、後の民〇党政権である。コマッタもんだ・・・sigh・・・
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