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古代から中世へ
古代から中世へ 「意」を記す「徴」、読み書き算を担う
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日本における巫という存在は、「意」を伝えるモノであり、「意」を読み解くモノであり、「意」を記憶するモノであった。記憶するにあたって、印象を徴に残すことは、亀甲の卜占に見ることができる。文字とまでは、確立していない時期であるが、徴に意味を持たせて記録するのは、刺青による記録伝承方法であった。
亀甲の卜占に記録される、徴の意匠から、「意」を伝える徴の確立まで、本当に至っていたかは不明である。縄文期の文字文化は、徴文化の延長であり、文字文明の確立にまでは至っていなかったと考えられる。写本として、記録し残されている縄文文字文明は、後代に整理確定され、電機伝承を記録していったモノというイメージが強い。
アメリカにおけるイロコイ連邦との条約に使われた「ワムパム・ベルト」と同じく、一定の「意」を伝えるための意匠は確立していた可能性はある。しかしながら、「意」を伝える意匠は、日本では部族間の違いを吸収できるまでに至っておらず、日本全体の文明としてではなく、個々の部族が伝承に使っていた密儀に近いモノであった。
さらに言えば、畿内の政権にとっては、国字を漢字とすることで、「意」を伝える「徴」の情報を操作することができる。公文書を漢字とすることは、記述する者達をも、畿内の統制下に置くことができる。
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こういった、「意」を伝える徴の伝承は、縄文期に確立された、祖霊の智と武の伝承であった。
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祖霊の「智」を伝承するために、知恵を記憶し子供等に伝える、出来事を記憶し子供達に伝承する。巫の仕事は、気を計り、記憶の伝承であり、子等を育成することである。
気を計るは、
天候の予測、吉兆の占い、季節ごとのイベント把握。
記憶の伝承は、
食の伝承、薬と毒の伝承、採取や狩猟方法の伝承。
子等の育成
子を産み育てるために、支援体制を確立する。
巫の仕事は、内務・育成を司とする、重要な仕事となる。
祖霊の「力」を伝承し、廟を守り新たな地を拓くことで、新たな「力」の獲得を目指す。戦いあたって、敵を倒す、獣を狩る、力無くば敵に屈することとなる。武の仕事は、力を示し、損得勘定を示して交渉し、新たな武を拓き、部族に利益をもたらすことである。
力を示すには、
体を鍛え、技を磨き、心を育む。
損得勘定を示すには、
言葉を覚え、相手に伝え、利益を計る。
新たな利を拓くには、
新しい食べ物の採取、治水や開墾、建材の開発。
武の仕事は、外務・軍事を司とする、重要な仕事となる。
巫も武も、男女に関係なく、就く仕事であったが、技能を得る機会から、巫は女性が多く、武は男性が多くなることが多かった。武の道具は、拳や蹴であり石や棒であった、巫の道具は、甲羅や骨であり、記憶力や知識であった。
縄文一万年を超えて確立された、諸部族の風俗習慣の規約は、巫と武に代表される、人としての有り様であり、序列による管理体制の確立である。
亀甲の卜占に記録される、徴の意匠から、「意」を伝える徴の確立まで、本当に至っていたかは不明である。縄文期の文字文化は、徴文化の延長であり、文字文明の確立にまでは至っていなかったと考えられる。写本として、記録し残されている縄文文字文明は、後代に整理確定され、電機伝承を記録していったモノというイメージが強い。
アメリカにおけるイロコイ連邦との条約に使われた「ワムパム・ベルト」と同じく、一定の「意」を伝えるための意匠は確立していた可能性はある。しかしながら、「意」を伝える意匠は、日本では部族間の違いを吸収できるまでに至っておらず、日本全体の文明としてではなく、個々の部族が伝承に使っていた密儀に近いモノであった。
さらに言えば、畿内の政権にとっては、国字を漢字とすることで、「意」を伝える「徴」の情報を操作することができる。公文書を漢字とすることは、記述する者達をも、畿内の統制下に置くことができる。
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こういった、「意」を伝える徴の伝承は、縄文期に確立された、祖霊の智と武の伝承であった。
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祖霊の「智」を伝承するために、知恵を記憶し子供等に伝える、出来事を記憶し子供達に伝承する。巫の仕事は、気を計り、記憶の伝承であり、子等を育成することである。
気を計るは、
天候の予測、吉兆の占い、季節ごとのイベント把握。
記憶の伝承は、
食の伝承、薬と毒の伝承、採取や狩猟方法の伝承。
子等の育成
子を産み育てるために、支援体制を確立する。
巫の仕事は、内務・育成を司とする、重要な仕事となる。
祖霊の「力」を伝承し、廟を守り新たな地を拓くことで、新たな「力」の獲得を目指す。戦いあたって、敵を倒す、獣を狩る、力無くば敵に屈することとなる。武の仕事は、力を示し、損得勘定を示して交渉し、新たな武を拓き、部族に利益をもたらすことである。
力を示すには、
体を鍛え、技を磨き、心を育む。
損得勘定を示すには、
言葉を覚え、相手に伝え、利益を計る。
新たな利を拓くには、
新しい食べ物の採取、治水や開墾、建材の開発。
武の仕事は、外務・軍事を司とする、重要な仕事となる。
巫も武も、男女に関係なく、就く仕事であったが、技能を得る機会から、巫は女性が多く、武は男性が多くなることが多かった。武の道具は、拳や蹴であり石や棒であった、巫の道具は、甲羅や骨であり、記憶力や知識であった。
縄文一万年を超えて確立された、諸部族の風俗習慣の規約は、巫と武に代表される、人としての有り様であり、序列による管理体制の確立である。
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