62 / 652
桜のように散った私たち【読み切り版】【私Ver.】(未完)
別れの日に結ばれる二人
しおりを挟む
学校につくと、もうすでに多くの人がクラスに居た。
みんな卒業式前で家に居ても落ち着かないから学校に早く着ちゃったのかな?それとも、元々この時間にはこんなに人が居たのかな?
しばらくクラスメイトと話をしていると、聞き慣れた声が聞こえてきた。
いつもの登校時間より早い、薫たちの登場にクラスが少しざわついた。
元々、あまりクラスが好きではないのか、薫たちはいつもホームルームが始まる直前くらいに来ていた。
これから薫に告白すると思うと、妙なテンションになってしまい、いつもよりテンションに割増ぐらいで薫たちに声をかけに行ってしまった。
「おはよー、薫と幸太郎くん。今日はいつもより早いけどどうしたの?」
「幸太郎が早く行こうって言ってきたから、早く来たんだ」
二人を交互に見ると、何故か幸太郎くんから目をそらされてしまった。
まあ、いいや。それより、薫が髪型をがっちり決めてきていて、3割増しぐらいでかっこいい。
「おっ、今日、髪バッチリ決まってるじゃん。かっこいい」
「だろ、今日のは渾身の出来なんだ」
薫は、自慢するように髪を触りながら言う。
薫の無邪気な姿に思わず笑みがこぼれてしまう。
もっと話していたいと思うのだが、遠くからクラスメイトに呼ばれてしまった。
「ちょっと呼ばれたみたいだから行くね」
「おう、行ってらっしゃい」
薫に送り出されたと思うと気分が上がる。
何、私と薫の時間を邪魔してるの?と怒りを向けそうになった、先程私を呼んだクラスメイトに対して今は感謝の気持でいっぱいだ。
そのクラスメイトと話しているといつの間にか時間が過ぎてしまい、予鈴の音がなってしまった。
キーンコーンカーンコーン
もう少し、薫と話したかったのになぁ。
「席につけー。ホームルームを始めるぞ」
先生が入ってきて、ホームルームが始まった。
いつもはジャージ姿の先生が、上下スーツの正装に身を包んでいる。それが少しおかしくて、軽く吹き出すほど笑っている生徒がチラホラといる。
いつもより2割増しで長い、先生のお話を聞いて、ホームルームが終わる。
卒業式は、何度も泣きそうになる場面があったが、なんとか泣かずにすんだ。泣いてしまったら、これから泣いてメイクの崩れた顔で告白しなくちゃいけなくなるから、必死に我慢した。
卒業式の退場が終わり教室への帰路。みんなが気の抜けているこのときに、私の緊張はピークに来ていた。これから薫を呼び出さなければ。そう思うと、感傷に浸る暇なんてなかった。
教室に帰ると、先生から30分の休憩が言い渡された。
休憩が始まってすぐ、薫が勢いよく教室から出ていった。
多分あの顔は、トイレに駆け込んでいったと思う。
薫が戻ってきたら呼び出そうと思い、教室で待っていることにした。
薫が教室を出て行った直後、幸太郎が席を立ち、薫の席の方を見た後、辺りを見回し、一人で教室を出ていった。
薫が教室に帰ってくると、辺りを見回している。多分、幸太郎くんを探しているのかな。
キョロキョロしている薫と目が合うと、薫から近づいてきた。
「なぁ、癒月、幸太郎知らねえか?」
スマホでも落としてしまったのかという焦り具合で幸太郎くんの行方を聞く薫。
「幸太郎くんなら、薫が教室を飛び出してすぐぐらいに教室から出ていったよ」
「そうか、ありがとよ」
薫から感謝されちゃった。嬉しい。
離れていこうとする薫を呼び止める。
「薫、ちょっと待って」
どうかしたか?という顔で、振り返る薫。
一呼吸、間を取り、意を決して言う。
「大事な話があるから、校舎裏まで一緒に来てくれない?」
「お、おう」
曖昧な返事をする薫。
私は席を立つと、早る気持ちを抑えながらいつも通りのペースで歩いていく。廊下の周りには、卒業を実感し感傷に浸っている人たちが多くいた。その人達の話し声がそこら中で聞こえる。それに紛れて、後ろからは、普通の男子高校生よりも大きいけれど、決して荒々しくない足音が聞こえる。
よかった。ちゃんと付いてきてくれている。
校舎から出る頃には、薫の足音以外の音はだんだんと無くなっていった。
私と薫の足音だけが聞こえる。
校舎裏の少し奥、落ち着いた雰囲気のところで振り返った。
薫は、私が振り返るのに合わせて足を止めた。
振り返ると、2歩先ぐらいに薫が居た。
静寂のなか薫と見つめ合う。
薫の目に引き込まれて、話し始めるのを忘れてしまう。
一度目線を外し、深呼吸をする。
心臓が今まで感じたことのないような速度で動いている。脈が上がり、呼吸が浅くなる。
もう一度深呼吸をして、余計な緊張をはぎ落としていく。
緊張の波がピタッと収まり、程よい緊張になったタイミングで、話し始める。
「突然呼び出しちゃってごめんね。」
「急だったから、びっくりしたわ。で、どうしたん?」
絞り出すように言葉を紡いでいく。
薫は、私の緊張をほぐすためか、いつもより少し大袈裟なリアクションをしてくれた。
これから告白すると思うと不安が込み上げてくる。
失敗したら、これからの薫との関係どうなっちゃうんだろう?
やっぱり恋愛に興味がないのなかぁ。
ネガティブな方に思考が引っ張られだした。
浮かんだ不安を一つ一つ受け入れる。
もう一度だけ深呼吸をして、また話しを再開する。
「実は、薫にどうしても伝えたいことがあって…」
「おう…」
表情を引き締める。
3年間溜めに溜めたこの気持ちを伝えるんだ。
伝えられる嬉しさも、拒絶されるかもという恐怖も不安も、全部をこの一瞬だけは、抑え込む。
一度心を空にして、薫への愛情だけで満たす。
刹那ほどの間をおいて、満たされた愛情と少しの欲望を薫にぶつける。
「私、薫のことが好き。大好きなの。だから…お付き合いしてくれない?」
永遠にも思える沈黙。
心に不安という重圧が加わり続け、押しつぶされそうになる。
薫の表情が、驚いたというものから、真剣に考えているものへと変わっていく。
薫はたっぷりと間を取って、返事をくれた。
「わかった。俺で良かったらよろしくお願いします」
薫にしては、堅苦しすぎる返事。
それくらい真剣に考えてくれたってことだよね?
「じゃあ、これからよろしくね」
好意を伝えられた喜びと、付き合うことのできる喜び、何より薫が私のことを真剣に考えてくれた喜びが、心を占領する。
思わず笑顔になってしまう。
私の笑顔を見てか、薫も少し硬い笑顔だけれど私に笑いかけてくれた。薫のその表情を見て、緊張の糸が切れたのか、足に力が入らなくなり、膝から崩れ落ちてしまった。
ただ幸せでいっぱいなのに、目から一筋の涙がこぼれた。
一度緩んでしまった涙腺は、感情のすべてを出し尽くすまで治ることはなかった。
私が幸せで泣き崩れているときに、薫はなにも言わず、ただ胸を貸してくれた。その優しさとかっこよさでより薫のことが好きになった。
あぁ、こんなに幸せな日があっていいのかな。
それから二人一緒に教室まで帰った。
教室に変える前にトイレで軽くメイクを直し、泣き跡を隠してた。
教室に入るとちょうど先生が入って生きて席につくように言った。
先生が人数確認をすると、幸太郎がまだ戻ってきていないことに気がついた。
それから数分しても戻ってこないので、クラスメイトで幸太郎の捜索が始まった。
しばらくして、ある女子が、幸太郎が校舎裏にボーっと座っているのを見つけたらしい。
幸太郎は、教室に入るとクラスのみんなへ謝罪をした。
ただ、その謝罪も心ここにあらずで、謝罪をされているこっちが、幸太郎のことが心配になる様子だった。
そして予定より遅れること10分、ようやく中学校生活最後のホームルームが始まった。
先生からのサプライズで、先生が作ってきた3年間をまとめた動画をみんなで視聴し泣きながら笑いあった。
そのお返しとして、みんなで企画していた先生へのサプライズを行った。
みんなで書いた寄せ書きと、花束を先生に渡した。
先生は、感動して泣いてくれた。
その後、涙を拭いながら最後の先生の話を聞いた。
相変わらず長い、先生の話だった。
でもなぜか泣けてきて、最後はハンカチを片手に聞いていた。
ホームルームが終わり、放課後となると、幸太郎が一人そそくさと帰っていった。
クラスはまだ、思い出を語り合うムード。
その中で一人でいる薫に声をかけた。
「ねえ、薫。この後、予定って空いてる?放課後デートしない?」
「開いてるぞ。じゃあ、どっか行くか」
薫が立ち上がる。そうするといつものように道が開く。その空いた道を進む薫。その横にいるのは、今日は幸太郎くんではなく私だった。
みんな卒業式前で家に居ても落ち着かないから学校に早く着ちゃったのかな?それとも、元々この時間にはこんなに人が居たのかな?
しばらくクラスメイトと話をしていると、聞き慣れた声が聞こえてきた。
いつもの登校時間より早い、薫たちの登場にクラスが少しざわついた。
元々、あまりクラスが好きではないのか、薫たちはいつもホームルームが始まる直前くらいに来ていた。
これから薫に告白すると思うと、妙なテンションになってしまい、いつもよりテンションに割増ぐらいで薫たちに声をかけに行ってしまった。
「おはよー、薫と幸太郎くん。今日はいつもより早いけどどうしたの?」
「幸太郎が早く行こうって言ってきたから、早く来たんだ」
二人を交互に見ると、何故か幸太郎くんから目をそらされてしまった。
まあ、いいや。それより、薫が髪型をがっちり決めてきていて、3割増しぐらいでかっこいい。
「おっ、今日、髪バッチリ決まってるじゃん。かっこいい」
「だろ、今日のは渾身の出来なんだ」
薫は、自慢するように髪を触りながら言う。
薫の無邪気な姿に思わず笑みがこぼれてしまう。
もっと話していたいと思うのだが、遠くからクラスメイトに呼ばれてしまった。
「ちょっと呼ばれたみたいだから行くね」
「おう、行ってらっしゃい」
薫に送り出されたと思うと気分が上がる。
何、私と薫の時間を邪魔してるの?と怒りを向けそうになった、先程私を呼んだクラスメイトに対して今は感謝の気持でいっぱいだ。
そのクラスメイトと話しているといつの間にか時間が過ぎてしまい、予鈴の音がなってしまった。
キーンコーンカーンコーン
もう少し、薫と話したかったのになぁ。
「席につけー。ホームルームを始めるぞ」
先生が入ってきて、ホームルームが始まった。
いつもはジャージ姿の先生が、上下スーツの正装に身を包んでいる。それが少しおかしくて、軽く吹き出すほど笑っている生徒がチラホラといる。
いつもより2割増しで長い、先生のお話を聞いて、ホームルームが終わる。
卒業式は、何度も泣きそうになる場面があったが、なんとか泣かずにすんだ。泣いてしまったら、これから泣いてメイクの崩れた顔で告白しなくちゃいけなくなるから、必死に我慢した。
卒業式の退場が終わり教室への帰路。みんなが気の抜けているこのときに、私の緊張はピークに来ていた。これから薫を呼び出さなければ。そう思うと、感傷に浸る暇なんてなかった。
教室に帰ると、先生から30分の休憩が言い渡された。
休憩が始まってすぐ、薫が勢いよく教室から出ていった。
多分あの顔は、トイレに駆け込んでいったと思う。
薫が戻ってきたら呼び出そうと思い、教室で待っていることにした。
薫が教室を出て行った直後、幸太郎が席を立ち、薫の席の方を見た後、辺りを見回し、一人で教室を出ていった。
薫が教室に帰ってくると、辺りを見回している。多分、幸太郎くんを探しているのかな。
キョロキョロしている薫と目が合うと、薫から近づいてきた。
「なぁ、癒月、幸太郎知らねえか?」
スマホでも落としてしまったのかという焦り具合で幸太郎くんの行方を聞く薫。
「幸太郎くんなら、薫が教室を飛び出してすぐぐらいに教室から出ていったよ」
「そうか、ありがとよ」
薫から感謝されちゃった。嬉しい。
離れていこうとする薫を呼び止める。
「薫、ちょっと待って」
どうかしたか?という顔で、振り返る薫。
一呼吸、間を取り、意を決して言う。
「大事な話があるから、校舎裏まで一緒に来てくれない?」
「お、おう」
曖昧な返事をする薫。
私は席を立つと、早る気持ちを抑えながらいつも通りのペースで歩いていく。廊下の周りには、卒業を実感し感傷に浸っている人たちが多くいた。その人達の話し声がそこら中で聞こえる。それに紛れて、後ろからは、普通の男子高校生よりも大きいけれど、決して荒々しくない足音が聞こえる。
よかった。ちゃんと付いてきてくれている。
校舎から出る頃には、薫の足音以外の音はだんだんと無くなっていった。
私と薫の足音だけが聞こえる。
校舎裏の少し奥、落ち着いた雰囲気のところで振り返った。
薫は、私が振り返るのに合わせて足を止めた。
振り返ると、2歩先ぐらいに薫が居た。
静寂のなか薫と見つめ合う。
薫の目に引き込まれて、話し始めるのを忘れてしまう。
一度目線を外し、深呼吸をする。
心臓が今まで感じたことのないような速度で動いている。脈が上がり、呼吸が浅くなる。
もう一度深呼吸をして、余計な緊張をはぎ落としていく。
緊張の波がピタッと収まり、程よい緊張になったタイミングで、話し始める。
「突然呼び出しちゃってごめんね。」
「急だったから、びっくりしたわ。で、どうしたん?」
絞り出すように言葉を紡いでいく。
薫は、私の緊張をほぐすためか、いつもより少し大袈裟なリアクションをしてくれた。
これから告白すると思うと不安が込み上げてくる。
失敗したら、これからの薫との関係どうなっちゃうんだろう?
やっぱり恋愛に興味がないのなかぁ。
ネガティブな方に思考が引っ張られだした。
浮かんだ不安を一つ一つ受け入れる。
もう一度だけ深呼吸をして、また話しを再開する。
「実は、薫にどうしても伝えたいことがあって…」
「おう…」
表情を引き締める。
3年間溜めに溜めたこの気持ちを伝えるんだ。
伝えられる嬉しさも、拒絶されるかもという恐怖も不安も、全部をこの一瞬だけは、抑え込む。
一度心を空にして、薫への愛情だけで満たす。
刹那ほどの間をおいて、満たされた愛情と少しの欲望を薫にぶつける。
「私、薫のことが好き。大好きなの。だから…お付き合いしてくれない?」
永遠にも思える沈黙。
心に不安という重圧が加わり続け、押しつぶされそうになる。
薫の表情が、驚いたというものから、真剣に考えているものへと変わっていく。
薫はたっぷりと間を取って、返事をくれた。
「わかった。俺で良かったらよろしくお願いします」
薫にしては、堅苦しすぎる返事。
それくらい真剣に考えてくれたってことだよね?
「じゃあ、これからよろしくね」
好意を伝えられた喜びと、付き合うことのできる喜び、何より薫が私のことを真剣に考えてくれた喜びが、心を占領する。
思わず笑顔になってしまう。
私の笑顔を見てか、薫も少し硬い笑顔だけれど私に笑いかけてくれた。薫のその表情を見て、緊張の糸が切れたのか、足に力が入らなくなり、膝から崩れ落ちてしまった。
ただ幸せでいっぱいなのに、目から一筋の涙がこぼれた。
一度緩んでしまった涙腺は、感情のすべてを出し尽くすまで治ることはなかった。
私が幸せで泣き崩れているときに、薫はなにも言わず、ただ胸を貸してくれた。その優しさとかっこよさでより薫のことが好きになった。
あぁ、こんなに幸せな日があっていいのかな。
それから二人一緒に教室まで帰った。
教室に変える前にトイレで軽くメイクを直し、泣き跡を隠してた。
教室に入るとちょうど先生が入って生きて席につくように言った。
先生が人数確認をすると、幸太郎がまだ戻ってきていないことに気がついた。
それから数分しても戻ってこないので、クラスメイトで幸太郎の捜索が始まった。
しばらくして、ある女子が、幸太郎が校舎裏にボーっと座っているのを見つけたらしい。
幸太郎は、教室に入るとクラスのみんなへ謝罪をした。
ただ、その謝罪も心ここにあらずで、謝罪をされているこっちが、幸太郎のことが心配になる様子だった。
そして予定より遅れること10分、ようやく中学校生活最後のホームルームが始まった。
先生からのサプライズで、先生が作ってきた3年間をまとめた動画をみんなで視聴し泣きながら笑いあった。
そのお返しとして、みんなで企画していた先生へのサプライズを行った。
みんなで書いた寄せ書きと、花束を先生に渡した。
先生は、感動して泣いてくれた。
その後、涙を拭いながら最後の先生の話を聞いた。
相変わらず長い、先生の話だった。
でもなぜか泣けてきて、最後はハンカチを片手に聞いていた。
ホームルームが終わり、放課後となると、幸太郎が一人そそくさと帰っていった。
クラスはまだ、思い出を語り合うムード。
その中で一人でいる薫に声をかけた。
「ねえ、薫。この後、予定って空いてる?放課後デートしない?」
「開いてるぞ。じゃあ、どっか行くか」
薫が立ち上がる。そうするといつものように道が開く。その空いた道を進む薫。その横にいるのは、今日は幸太郎くんではなく私だった。
10
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる