Alliance Possibility On-line~ロマンプレイのプレーヤーが多すぎる中で、普通にプレイしてたら最強になっていた~

百々 五十六

文字の大きさ
104 / 412

『第2陣開始、前夜祭』『第1陣、最高決定戦』告知 謎の空間で

しおりを挟む
 俺は、APOにログインするために、VRを装着した。
 電源を入れて、APOにログインする。
 俺は、APOにログインした。
 ログインしたと思ったのだが、なぜか真っ白な空間に俺はいた。
 不具合かな?
 景色が表示できていないのかな?
 もしかして、VR機器側の故障かな?
 買って数日で故障なんて止めてほしいんだけど。
 いくらしたと思っているんだよ。
 まぁ、故障だとしても、保障に入っているから大丈夫なはずだ。
 でも、故障だったら、数日から数ヶ月APOができなさそうだな。
 それはかなり困るな。
 他に何か可能性があるとしたら、俺が何か違うアプリを起動しちゃったとかかな?
 でも、俺のVRには、APOしか入っていないはずなんだけどな。
 それに、手足とか俺が見えている自分の姿は、APOの俺の装備なんだよな。
 真剣にそんなことを考えていると、いつの間にか目の前にいつものウィンドウが出現していた。
 いつの間にこんなにが出ていたんだ? 気づかなかった。
 俺は、ウィンドウに書かれていることを読んだ。


 APOにログインする前に特殊な空間に招待しました。
 この空間は、プレイヤー名『オクツ』が、本日6時30分に行われた『告知イベント』に参加しなかったため、現れています。
 この空間で閲覧するものは、APOにログイン後、『運営からの告知』というメッセージから確認することができます。
 「次へ」


 どうやら、ここがAPOで間違いはなかったようだ。
 それと、どうやらここは、通常のマップではない空間らしい。
 ということは、APOの不具合でも、俺のVRの故障でもないということだな。
 俺は状況を理解してかなり安心した。
 よかった。故障とかじゃなくて。
 この特殊な空間、なんか見覚えがあるな。
 あ! あれだ!
 キャラ設定の時の白い空間だ。
 あの空間とほとんど同じなんだ。
 もしかして、APOにログインする前にやることがあるときに通される空間ということなのかな?
 そんなことをしてまで読ませたい告知があるということかな?
 APOを始めてから、軽い不具合の修正とか、ちょっとした修正は、何度かあったけどこんな空間には通されずに、普通に通知が来ただけだったよな。
 どんな告知なんだろう?
 わくわくしてきたな。
 後からも読めるのか。俺は、忘れっぽい方だし、後から見返せるのはかなりありがたいな。
 たぶんログインした後に、コルドとローズと一緒にもう1回確認することになるんだろうな。
 わくわくしつつも、そう思いながら、「次へ」をタップした。
 すると、ウィンドウに表示されている文章が切り替わった。


 本日6時30分に行われた『告知イベント』で行われた告知内容をお伝えします。
 「前へ」「次へ」


 6時半か。
 ちょうどご飯を食べていた頃だな。
 そう思いながら、ささっと「次へ」を押した。
 次も、短めの1文が表示された。


 4日後の7月26日に、『第2陣開始、前夜祭』というイベントを行います。
 「前へ」「次へ」


 こんなに短いなら、2回に分けなくても、まとめて1コのウィンドウでよくないか?
 内容の感想より前にそう思った。
 『第2陣開始、前夜祭』か。
 面白そうだな。
 何をやるのかな?
 こんなに全力で告知するんだし、すごいことするのかな?
 期待を込めて「次へ」を押した。


 町中はイベント仕様で彩られ、第2弾プレイヤーを迎える準備が整った状態になります。
 住民も、第2陣プレイヤー歓迎ムードになります。
 「前へ」「次へ」

 それだけなの?
 その告知のために、別空間まで来させたの?
 ちょっとだけ、失望しながら、俺は「次へ」を押した。


 それに合わせて、『第1陣、最高決定戦』を行います。
 「前へ」「次へ」


 そうだよね。
 さすがにあれだけじゃないよね。
 下げ合っていたテンションが一気に戻ってきた。
 そうだよね。うんうん。
 『第1陣、最高決定戦』か。
 何をやるのかな?
 今の段階で面白そうだな。
 詳細を求めて俺は「次へ」を押した。


 『第1陣、最高決定戦』とは、様々な分野で活躍する、プレイヤーたちが、それぞれの分野で競い合い、その分野の最高を決める大会です。
 「前へ」「次へ」

 戦うのかな?
 この説明だと何をやるのかがあまり分からないな。
 「次へ」があるということは、次に詳細があるのかな?
 その希望を乗せて、俺は「次へ」を押した。


 『第1陣、最高決定戦』大会要項
 開催日時:7月26日 ※参加する部門によって、開催時間は異なります。各部門の開催時間は、部門の詳細を見てください。
 開催場所:始まりの町
 参加資格:第1陣のプレイヤーであること
 大会内容:ボス討伐最高決定戦・魔物討伐最高決定戦・パーティー戦闘最高決定戦・個人戦闘最高決定戦・職業別戦闘最高決定戦・職業別技能最高決定戦・作品最高決定戦・作品別作品最高決定戦

 ※この大会は、APO公式チャンネルで配信されます。
 ※その他、部門ごとのルールは、部門ごとの詳細を確認してください。
 「前へ」「次へ」「部門別詳細へ」


 へぇ、面白そうだな。
 これぐらい書いてくれると、どんな大会なのかなんとなく分かって良いね。
 部門がいろいろあるんだね。
 職業別の大会とかもあるんだ。
 今のところ、”ボス討伐最高決定戦”がお気に入りかな。名前だけだけど。
 部門別の詳細を見るものいいんだけど、「前へ」の表示もあるし、戻ってこれるだろうとふんで、先に「次へ」を見ておこうかな。
 脇道にそれる前に本筋を終わらせておきたいしね。
 さらに大きな告知があるかもしれないしね。
 もっと大きい告知があるならそっちをいっぱい見たいしね。
 そう思いながら、「次へ」を押した。


 大会への参加お待ちしています。
 「前へ」「部門別詳細へ」「ログイン」


 どうやら、さっきの告知で最後だったっぽいな。
 どうしよう? 部門別の詳細を見てからログインしようかな?
 それとも、ログインしてから、部門別の詳細を見ようかな?
 一応こっちで見ておくか。
 ログインしてから、もう1回見ることになると思うけど。
 そう思いながら、「部門別詳細へ」をおした。


 部門別詳細
  「ボス討伐最高決定戦」
 「魔物討伐最高決定戦」
 「パーティー戦闘最高決定戦」
 「個人戦闘最高決定戦」
 「職業別戦闘最高決定戦」
 「職業別技能最高決定戦」
 「作品最高決定戦」
 「作品別作品最高決定戦」
 「前へ」


 こんな風になっているんだ。
 じゃあ、1つくらい見ておくか。
 俺は、なんとなく気になっていた、「ボス討伐最高決定戦」を開いた。


 ボス討伐最高決定戦
 開催日時:7月26日7時から20時まで
 開催場所:始まりの町噴水広場。専用特殊フィールド
 参加資格:第1陣のプレイヤーであること
 競技内容:2種類のランキング
 噴水広場から専用の特殊フィールドにワープして、そこで大会専用ボスと戦闘する。
 戦闘は開催期間内であれば、いつでも行うことができます。
 討伐にかかった時間。討伐で使用したアイテム。与えられたダメージ。パーティーの人数など様々な要素を総合的に見たポイントによりランキングされます。
 ランキングは、一度に獲得したポイント数によるものと、合計ポイント数の2種類行います。
 景品:上位入賞者には、称号などの景品が与えられます。

 ※戦闘の様子などが、APO公式チャンネルで配信される場合があります。
 ※不正があった場合は、APOからアカウント停止になる可能性があります。
 「前へ」「部門別詳細へ」「ログイン」


 へぇ、面白そうだな。
 いわゆるイベントラン的な要素と、スコアアタック的な要素があるのか。
 面白いな。
 これは、参加したいな。
 スコアアタックの方に参加するなら、戦闘は、1回だけで良いだろうし。
 気軽にできそうだな。
 詳細を見て、『第2陣開始、前夜祭』が楽しみになってきたな。
 残りの詳細は、2人と話しながら見ようかな。
 そう思い、俺は、「ログイン」を押した。

 気がつくと、俺は、APOにログインしていた。





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。

branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位> <カクヨム週間総合ランキング最高3位> <小説家になろうVRゲーム日間・週間1位> 現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。 目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。 モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。 ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。 テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。 そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が―― 「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!? 癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中! 本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ! ▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。 ▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕! カクヨムで先行配信してます!

少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。

昼寝部
キャラ文芸
 俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。  その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。  とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。  まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。  これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。

親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します

miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。 そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。 軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。 誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。 毎日22時投稿します。

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。 ──────── 自筆です。

もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!

ゆるり
ファンタジー
【書籍化!】第17回ファンタジー小説大賞『癒し系ほっこり賞』受賞作です。 (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~』です) ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。 最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。 この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう! ……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは? *** ゲーム生活をのんびり楽しむ話。 バトルもありますが、基本はスローライフ。 主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。 カクヨム様でも公開しております。

ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー

びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。 理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。 今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。 ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』 計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る! この物語はフィクションです。 ※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

​『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』

月神世一
SF
​【あらすじ】 ​「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」 ​ 坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。  かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。  背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。 ​ 目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。  鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。 ​ しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。  部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。 ​ (……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?) ​ 現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。  すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。  精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。 ​ これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。

処理中です...