Alliance Possibility On-line~ロマンプレイのプレーヤーが多すぎる中で、普通にプレイしてたら最強になっていた~

百々 五十六

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ボス戦の前にやること 表示変更

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 ステータスの確認も終わった。
 リザルトの確認も終わっている。
 じゃあ、そろそろ、『ビックボスゴブリン』のもとへと行こうかな。
 そう思って、1歩踏み出そうとしたところで、今度は、シルさんが言った。

「そういえば、3人は、クランを作ったんでしょ? 何で所属クランをステータスに入れないの?」

 ん?
 所属クランって、ステータスに乗せられるの?
 え?!
 知らなかったんだけど。
 ギルドカードだけに載るものなのかと思ってた。
 2人も、俺と同じように驚いている。
 コルドが、とても驚いた顔で言った。

「どういうことだ?!」

 思わずそう言ってしまうのも分かる。
 それぐらい、思いもよらぬ言葉だったのだ。
 俺は、コルドの言葉に続いて、シルさんに聞き返した。

「クランってステータスにできるの?」

 シルさんは、軽く頷いた。
 俺達が、とても驚いていることに、シルさんは驚いている。
 そんなに驚くようなことだったかなぁ? という顔をして俺達を見ている。
 というか、なんでシルさんは、ステータスに、所属クランを表示できることを知っているのだろう?
 もしかして、俺達にかくしているだけで、実はどこかのクランに所属していたりするのだろうか?
 でも、シルさんは、間だ『ビックボスゴブリン』を倒していないと言っていたな。
 もしかして、『ビックボスゴブリン』を倒さなくても、『クランの町フラッグ』に行けるルートがあるって事なのか?
 俺が、いろんな事を考えている間に、ローズが、驚きながら言った。

「知らなかったわ」

 俺は今、所属クランが、ステータスにのせられるという事実よりも、その事実をシルさんが知っていると言うことに驚いている。
 シルさんは、その情報をどこで手に入れたんだろう?
 実はもう、俺達以外のプレイヤーが、『クランの町フラッグ』についていて、そのプレイヤーがクランをつくり、クラン関連の情報をシルさんに回したとか?
 いろんな可能性を考えられるな。
 俺が、考え事をしている間に、シルさんが言った。

「β版だと、できたけど、正規版だとできないのかな? 正規版で変更されたのかな? もしそうだったら、余計なことを言ったね」

 あぁ、そういうことか。
 そういうことか。
 β版の時の話か。
 ふぅ、驚いて損したな。
 まぁ、そうだよな。シルさんは、βテスターだからな。
 β版の話だよな、そりゃ。
 そういえば、ササキさんが、「β版では、『始まりの町』でクランを組めた」っていってたな。
 シルさんも、β版の時にクランを組んでいて、そのときの情報があるって事なのかな。
 まぁ、そういうことなんだろう。
 と言うことは、情報の高度が落ちたな。
 まぁ、β版から、そこまで変更があったわけではないんだろう。
 多分、正規版でも同じようにできるんだろうな。
 そう思っていると、コルドが、元気よく言った。

「とりあえず試してみるか!」

 それなら、コルドが試すのを待つか。
 と言うか、コルドは何も言わずにメニューをいじりだしたけど、方法を分かっているのかな?
 自力で見つけようとしているのかな?
 そんな、自力で見つけられるようなものなのかな?
 自力で見つけられるようなものなら、今まで見つけられなかったのが不思議だよな。
 まぁ、意識をすればすぐだけれど、そもそも意識をすることがなければ見つからないようなものなのかもしれないな。
 今まで、所属クランをステータスにのせたいと意識したことはなかったからな。
 意識したら、案外すぐに方法が見つかるのかもな。
 俺が、コルドの心配をする間もなく、コルドが作業を終えて言った。

「あ! 本当にできた!」

 おぉよかったな。
 それはよかった。
 俺なら、とりあえずシルさんにβ版の時の変更方法を聞いていたな。
 そして、その方法をとりあえず試していてな。
 それでもしダメなら、そこから考える方法をとっていたと思う。
 それの方が、俺は近道だと思ってたな。
 俺は、シルさんに、β版ではどうやったのかを聞いた方が良いと思ってたけど、聞くよりも早くできたから、コルドの行動が正解だったのだな。
 まぁ、俺が頭の中でいろいろ考えたところで、コルドの方法の方が早く見つけられたんだから、それで良かったのだろう。
 俺は素直にそう思った。
 やってみた方が早いこともあるんだな。
 というか、よく見つけたな。
 どこにあったんだろう?
 すぐ見つけたのだから、そこまで分かりづらい場所じゃないはずだ。
 じゃあなら何で俺達は今までそれに気づけなかったんだろうか?
 俺はその疑問を胸に抱えながら、コルドから、方法を聞いた。

「どうやったんだ?」

 どこから変えたのだろう?
 そうやって変えたんだろう?
 終始メニューをいじっていたから、メニューを使うのだろう。
 さすがにこれは確定だな。
 それなら、メニューのどこかなんだろうけど、どうやったんだろう?
 まぁ、ステータスの表示をいじるのだから、ステータスの画面をどうにかするのだろう。
 時計とかパーティー編成とか持ち物とかそういうところは関係ないはずだ。
 さすがにそんなところにあったら、操作性が悪すぎる。
 そんなところにあったら、β版で苦情が入るだろう。
 俺は、軽く考察をしていた。
 考え込んでいる俺とローズに向かってコルドは、少し誇らしげに言った。

「装備品とかを省略するのと同じように、表示設定から変更できたぞ!」

 あぁ、そうなんだ。
 そういうことか。
 へぇ、そのやり方なんだ。
 俺は、納得した。
 表示設定か。
 確かに、そこしかないだろう。
 俺がうんうんと頷いていると、シルさんが言った。

「β版からやり方は変わってないんだね」

 へぇ、あ、そうなんだ。
 β版から変わってないんだな。
 まぁ、そんな細かいところまで、不具合とかがない限りいじらないよな。
 俺は、重い腰を上げるような感覚で言った。

「よし、俺もやるか」

 俺は、そう言いながらメニューを開いた。
 それに続いて、ローズも言った。
 そして、メニューを開いた。

「私も直すわ」

 俺は、コルドから言われたこと通りに、変更した。
 まずメニューを開き、ステータスを開き、表示設定から、所属クランを表示させた。
 すると、簡単に所属クランをステータスに表示することができた。
 名前の下に、[所属クラン:『最古の』クラン『ファースト』]と表示された。
 めちゃくちゃ簡単に表示できたな。
 何で今まで気づかなかったんだろう?
 こんな簡単なのに。
 クランをつくってから、表示設定を開いていなかったからかな?
 それだろうな。
 最後に表示設定を開いたのなんて、人に見せるステータスから、装備の表示を消して、装備補正値をつけたときだな。
 それから開いてなかったんだし、見つからないのは当然か。
 見つけようともしてなかったしな。
 俺からはこまめに表示設定も見ようかな。
 新しく表示できるものもあるかもしれないしな。
 俺とローズの作業が終わると、コルドが言った。

「これで、ステータスを見せれば、所属クランが分かるな!」

 まぁ、そもそも、他人にステータスを見せる機会ってほとんどないけどな。
 見せるとしたらギルドカードとかになると思う。
 ギルドカードにも所属クランがかいてあるし。
 でも、ギルドカードの場合は紛失の可能性があるのか。
 なら、ステータスの一部もありなのかもな。
 確かにありかもな。
 俺は、心の中でコルドに言ったことを心の中で訂正して謝罪した。
 ごめんよコルド。
 ステータスに所属クランが入っているのは良いな。
 クランのメンバーなんだなって自覚できる。
 俺は、にこやかに頷きながら言った。

「そうだな」

 ローズは少し不満そうに言った。

「意地悪せず、最初から載せておいてくれたら良いのにね」

 俺もそれはそう思う。
 他の部分は、最初から表示されているのに、なんで、クランは表示してくれなかったのかな?
 何らかの不具合なのかな?
 それだとしたら、β版の時から変わってないって相当のことだよな。
 俺は、大きく頷きながら言った。

「そうだな」

 2人もローズの発言に対して同意の頷きをしている。
 コルドは、俺に続いて言った。

「そうだな!」

 シルさんは、俺達よりは、少し消極的な声色で同意した。

「僕もそう思うよ」










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