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4人で『ビックボスゴブリン』戦 3回目の咆吼前
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俺は前線まで戻ってきた。
前線では、コルドとシルさんが『ビックボスゴブリン』と楽しそうに戦っている。
追い詰められている様子などはない。
2人は、割と余裕がありそうな表情をしている。
俺は、2人の邪魔にならないように気をつけながら声をかけた。
「コルド、シルさん、戻ってきたよ」
反応はない。
2人ともこちらを振り返ったりはしない。
もしかして聞こえてなかったのかな?
そう思っていると、コルドは、こちらを見ずに、『ビックボスゴブリン』の方を見ながら言った。
「お帰り!」
よかった。
ちゃんと聞こえていたみたいだ。
反応する余裕がなかったのかな?
そういうことにしておこう。
コルドに続いて、シルさんも、こちらを見ることなく『ビックボスゴブリン』の方を見ながら言った。
「おかえり。じゃあ、そろそろ僕は後ろに下がろうかな」
2人が、俺を認識していることを確認してから、俺は戦闘に参加した。
こうやって、俺がここにいることを認識しているか確認しないと、事故が起きかねないからな。
攻撃をよけるときにぶつかったり、放った攻撃が味方に当たったりするかもしれないからな。
俺は、安心して戦闘に復帰できた。
あぁ、さっきまで雑魚狩りをしていたから、ボス戦が楽しくて仕方がない。
俺はしばらくの間、夢中で戦闘をした。
落ち着いてきた頃、交代について考え出した。
そういえば、こちらから交代について言う前に、シルさんから交代について、言われたな。
これは、かなり話が早いな。
スムーズに引き継ぎができそうだ。
かなり良いことだな。
俺は『ビックボスゴブリン』を攻撃しながら、シルさんに言った。
「じゃあ、シルさんは攻撃頻度を下げてヘイトを減らしていって。その分俺が攻撃して俺の方にヘイトを移すから」
シルさんは、ほとんどノータイムで返事をした。
もちろん、お互い『ビックボスゴブリン』の方を向いたまま。
「了解」
よし、これで引き継ぎはうまくいくだろう。
後は、俺がなるべくヘイトを取るように戦えば、今までの安定が崩れることはないだろう。
そう思ってほっとしていると、コルドが元気よく言った。
「俺は今まで通り戦うぞ!」
もしかして、2人で話していたから、疎外感でも覚えていたのかな?
そう思ったので、俺は、特に何もツッコまずに、ただただ返事をした。
「了解」
それから、シルさんは、徐々に前衛としての攻撃を減らしていき、それにかわって俺がヘイトを取ることでスムーズに引き継ぎをすることができた。
シルさんが完全に後衛に戻った頃には、かなりの余裕を持てるようになっていた。
余裕が出てきたので、『ビックボスゴブリン』と戦いながら、コルドと話をした。
俺は、『ビックボスゴブリン』の攻撃をよけながら、コルドに話しかけた。
「かなりのハイペースだな」
コルドは、自慢するような声色で言った。
「人数が増えたからその分ダメージが増えたからな! それに、1人の時だと危険すぎたことが、2人になるとかなり安全にできるようになって、前までよりも攻めたことができるようになったな!」
前回は、安全面に配慮して、前衛が1人の時は、ある程度危険のあることはセーブしていたから、少しスピードが遅かったのかな?
それがセーブしなくて良くなったから、思っていたよりもハイパースになっていると言うことなのだろう。
今更なんだけど、こんだけ激しく動きながら戦闘をしているのに、息も上がらず、会話をしていても呼吸が苦しくならないのってすごいな。
そこら辺にゲームらしさが出ているよな。
そのほかのところは、リアルすぎてゲームには思えないことが多々あるけど、ここにはゲームらしさが出ていて良いよな。
俺は、そんなことを考えながら言った。
「そうなんだな。でも、あまり無茶はするなよ」
無茶をして、1人やられてしまったら、その負担はもう片方が負わなければいけないからな。
俺は、コルドに言いつつ、自分にも言い聞かせた。
無茶はしてはいけないと。
無茶をして入れた一撃よりも、安全を考えて引くことの方がいい。
俺はそう言い聞かせた。
コルドは、戦闘がとにかく楽しいのか、楽しさがあふれた声色で言った。
「もちろん! 無茶してやられたら本末転倒だもんな!」
そう、本末転倒なのだ。
無理をして早く倒そうとしてやられてしまったら、逆に討伐までの時間が長くなってしまう。
チャレンジしていくことも大切だけれど、それと同じぐらい身を守ることも大切だ。
俺は、もう一度自分に言い聞かせた。
俺は、コルドの発言に静かに頷きつつ、言った。
「そうだな」
コルドは、いつもよりもさらに大きな声で言った。
「『ビックボスゴブリン』のHPが最期の10%になるまで気合いを入れていくぞ!」
俺も改めて気合いを入れた。
そして、気合いの入った声で答えた。
「了解」
俺達が話をしている間も、戦闘は進んでいる。
様々な攻撃、スキル、が飛び交い、確実に『ビックボスゴブリン』のHPを削っていっている。
俺達が話している間にHPの3%ぐらいを削っていた。
戦闘開始から、12分。
『ビックボスゴブリン』の残りHPは25%。
このまま行けば、そろそろ、最期の咆吼が来る。
後15%削ったら、ようやく本番だ。
そこまでは、もはや前哨戦なのではないだろうか?
俺は、剣を振り回しつつ、魔法を放ちながらそう思った。
それからは、少しずつペースを上げつつ、たまにコルドや、後衛の2人と会話をしつつ、休みなく『ビックボスゴブリン』似攻撃し続けた。
戦闘開始から、16分。
『ビックボスゴブリン』の残りHPは約11%になった。
そろそろ動き出した方が良いな。
そう思って、コルドに話しかけた。
「そろそろ、最期の咆吼だな」
コルドは、こちらを見ることなく答えた。
「そうだな! 最期の咆吼だけノックバックがついているんだよな!」
そう、最期の咆吼にはノックバックがついている。
前回は、俺とコルドは吹き飛ばされて、ローズは吹っ飛ばされなかった。
と言うことは、ノックバックは近距離のみなのかもしれない。
それの対策はどうしようかな。
もう、いっそ飛ばされる前に自分から後衛の位置まで下がろうかな。
そうすれば、飛ばされた後体勢を立て直す時間がないし。
そっちの方が良いのかもな。
俺は、コルドに提案をした。もちろん、目を合わせたりはしない。顔は2人とも『ビックボスゴブリン』の方を向いている。
「前に張り付いて攻撃するのを止めて、攻撃は後ろの2人に任せて、少しずつ後ろに下がろう」
コルドは、考える間もなく答えた。
「了解! どうせ前にいても、吹き飛ばされるだけだしな!」
それから俺達は、『ビックボスゴブリン』に張り付いて戦うのを止め、適度に距離を保ちすぐにでも下がれる用意をした。
その用意をしている間に、後衛の攻撃によって、『ビックボスゴブリン』が咆吼の準備モーションに入った。
このタイミングなら、『ビックボスゴブリン』に追いかけられることなく、素早く下がることができる。
下がるには絶好のチャンス。
というか、2人で自分から下がるとしたら今しかない。
俺は、それをコルドに伝えた。
「準備モーションに入ったぞ、攻撃される可能性がなくなったし、一気に下がるぞ」
そこで久しぶりにコルドと目が合った。
『ビックボスゴブリン』が準備モーションに入って動かなくなったため、戦闘に集中しなくて良くなったからか、話をしていると自然と目が合った。
コルドは、俺を目を見ながら言った。
「了解!」
それから俺達は、『ビックボスゴブリン』が咆吼の準備モーションに入ったことで動かなくなったことを良いことに、素早く後衛のいるあたりまで下がった。
前線では、コルドとシルさんが『ビックボスゴブリン』と楽しそうに戦っている。
追い詰められている様子などはない。
2人は、割と余裕がありそうな表情をしている。
俺は、2人の邪魔にならないように気をつけながら声をかけた。
「コルド、シルさん、戻ってきたよ」
反応はない。
2人ともこちらを振り返ったりはしない。
もしかして聞こえてなかったのかな?
そう思っていると、コルドは、こちらを見ずに、『ビックボスゴブリン』の方を見ながら言った。
「お帰り!」
よかった。
ちゃんと聞こえていたみたいだ。
反応する余裕がなかったのかな?
そういうことにしておこう。
コルドに続いて、シルさんも、こちらを見ることなく『ビックボスゴブリン』の方を見ながら言った。
「おかえり。じゃあ、そろそろ僕は後ろに下がろうかな」
2人が、俺を認識していることを確認してから、俺は戦闘に参加した。
こうやって、俺がここにいることを認識しているか確認しないと、事故が起きかねないからな。
攻撃をよけるときにぶつかったり、放った攻撃が味方に当たったりするかもしれないからな。
俺は、安心して戦闘に復帰できた。
あぁ、さっきまで雑魚狩りをしていたから、ボス戦が楽しくて仕方がない。
俺はしばらくの間、夢中で戦闘をした。
落ち着いてきた頃、交代について考え出した。
そういえば、こちらから交代について言う前に、シルさんから交代について、言われたな。
これは、かなり話が早いな。
スムーズに引き継ぎができそうだ。
かなり良いことだな。
俺は『ビックボスゴブリン』を攻撃しながら、シルさんに言った。
「じゃあ、シルさんは攻撃頻度を下げてヘイトを減らしていって。その分俺が攻撃して俺の方にヘイトを移すから」
シルさんは、ほとんどノータイムで返事をした。
もちろん、お互い『ビックボスゴブリン』の方を向いたまま。
「了解」
よし、これで引き継ぎはうまくいくだろう。
後は、俺がなるべくヘイトを取るように戦えば、今までの安定が崩れることはないだろう。
そう思ってほっとしていると、コルドが元気よく言った。
「俺は今まで通り戦うぞ!」
もしかして、2人で話していたから、疎外感でも覚えていたのかな?
そう思ったので、俺は、特に何もツッコまずに、ただただ返事をした。
「了解」
それから、シルさんは、徐々に前衛としての攻撃を減らしていき、それにかわって俺がヘイトを取ることでスムーズに引き継ぎをすることができた。
シルさんが完全に後衛に戻った頃には、かなりの余裕を持てるようになっていた。
余裕が出てきたので、『ビックボスゴブリン』と戦いながら、コルドと話をした。
俺は、『ビックボスゴブリン』の攻撃をよけながら、コルドに話しかけた。
「かなりのハイペースだな」
コルドは、自慢するような声色で言った。
「人数が増えたからその分ダメージが増えたからな! それに、1人の時だと危険すぎたことが、2人になるとかなり安全にできるようになって、前までよりも攻めたことができるようになったな!」
前回は、安全面に配慮して、前衛が1人の時は、ある程度危険のあることはセーブしていたから、少しスピードが遅かったのかな?
それがセーブしなくて良くなったから、思っていたよりもハイパースになっていると言うことなのだろう。
今更なんだけど、こんだけ激しく動きながら戦闘をしているのに、息も上がらず、会話をしていても呼吸が苦しくならないのってすごいな。
そこら辺にゲームらしさが出ているよな。
そのほかのところは、リアルすぎてゲームには思えないことが多々あるけど、ここにはゲームらしさが出ていて良いよな。
俺は、そんなことを考えながら言った。
「そうなんだな。でも、あまり無茶はするなよ」
無茶をして、1人やられてしまったら、その負担はもう片方が負わなければいけないからな。
俺は、コルドに言いつつ、自分にも言い聞かせた。
無茶はしてはいけないと。
無茶をして入れた一撃よりも、安全を考えて引くことの方がいい。
俺はそう言い聞かせた。
コルドは、戦闘がとにかく楽しいのか、楽しさがあふれた声色で言った。
「もちろん! 無茶してやられたら本末転倒だもんな!」
そう、本末転倒なのだ。
無理をして早く倒そうとしてやられてしまったら、逆に討伐までの時間が長くなってしまう。
チャレンジしていくことも大切だけれど、それと同じぐらい身を守ることも大切だ。
俺は、もう一度自分に言い聞かせた。
俺は、コルドの発言に静かに頷きつつ、言った。
「そうだな」
コルドは、いつもよりもさらに大きな声で言った。
「『ビックボスゴブリン』のHPが最期の10%になるまで気合いを入れていくぞ!」
俺も改めて気合いを入れた。
そして、気合いの入った声で答えた。
「了解」
俺達が話をしている間も、戦闘は進んでいる。
様々な攻撃、スキル、が飛び交い、確実に『ビックボスゴブリン』のHPを削っていっている。
俺達が話している間にHPの3%ぐらいを削っていた。
戦闘開始から、12分。
『ビックボスゴブリン』の残りHPは25%。
このまま行けば、そろそろ、最期の咆吼が来る。
後15%削ったら、ようやく本番だ。
そこまでは、もはや前哨戦なのではないだろうか?
俺は、剣を振り回しつつ、魔法を放ちながらそう思った。
それからは、少しずつペースを上げつつ、たまにコルドや、後衛の2人と会話をしつつ、休みなく『ビックボスゴブリン』似攻撃し続けた。
戦闘開始から、16分。
『ビックボスゴブリン』の残りHPは約11%になった。
そろそろ動き出した方が良いな。
そう思って、コルドに話しかけた。
「そろそろ、最期の咆吼だな」
コルドは、こちらを見ることなく答えた。
「そうだな! 最期の咆吼だけノックバックがついているんだよな!」
そう、最期の咆吼にはノックバックがついている。
前回は、俺とコルドは吹き飛ばされて、ローズは吹っ飛ばされなかった。
と言うことは、ノックバックは近距離のみなのかもしれない。
それの対策はどうしようかな。
もう、いっそ飛ばされる前に自分から後衛の位置まで下がろうかな。
そうすれば、飛ばされた後体勢を立て直す時間がないし。
そっちの方が良いのかもな。
俺は、コルドに提案をした。もちろん、目を合わせたりはしない。顔は2人とも『ビックボスゴブリン』の方を向いている。
「前に張り付いて攻撃するのを止めて、攻撃は後ろの2人に任せて、少しずつ後ろに下がろう」
コルドは、考える間もなく答えた。
「了解! どうせ前にいても、吹き飛ばされるだけだしな!」
それから俺達は、『ビックボスゴブリン』に張り付いて戦うのを止め、適度に距離を保ちすぐにでも下がれる用意をした。
その用意をしている間に、後衛の攻撃によって、『ビックボスゴブリン』が咆吼の準備モーションに入った。
このタイミングなら、『ビックボスゴブリン』に追いかけられることなく、素早く下がることができる。
下がるには絶好のチャンス。
というか、2人で自分から下がるとしたら今しかない。
俺は、それをコルドに伝えた。
「準備モーションに入ったぞ、攻撃される可能性がなくなったし、一気に下がるぞ」
そこで久しぶりにコルドと目が合った。
『ビックボスゴブリン』が準備モーションに入って動かなくなったため、戦闘に集中しなくて良くなったからか、話をしていると自然と目が合った。
コルドは、俺を目を見ながら言った。
「了解!」
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