2 / 120
1章 スタートダッシュ
キャラ設定
しおりを挟む
同意書に合意すると、またウィンドウが出てきた。
次は何の契約の文章かなぁと思いながら見ると、キャラクター設定用のウィンドウだった。
おぉ、ようやく始まるのか。
そう思いながら、ウィンドウを眺める。
表題を除いて、ウィンドウの一番上には、『現実の体をスキャンして取り込みますか?』と書かれていた。
どうしようかな。
これからゲームの中で体を動かすとなると、絶対に現実の体と同じ方が動きやすいだろう。
だけど、ゲームの中でまで同じ体でいたいかというと悩んでしまう。
どっちがいいかな。
きちんとこういうことを想定して事前に決めてくれば良かったな。
よし、スキャンしよう。
俺の中では、体が違くてもどかしいというストレスの方が、ゲームの中でまで同じ見た目ということよりも大きいからな。
俺は、『スキャンをする』を押して、スキャンを開始した。
スキャンは数秒で終わった。
スキャンが終わると、体が生まれた感覚がある。
そこで、今まで体がなかったんだと気づいた。
そういえば、同意書をスクロールしているときは、視界に手が入らなかったな。
あれはどうやって操作していたんだろうな。
まぁ、脳の動きを読み込んでいるんだから、手があろうがなかろうが動かせるんだろうな。
というか、よく手がないことに気づかなかったな。
普通からだがなかったり、手がなかったりしたら気づきそうなものだけどな。
オープニングに圧倒されていたから、それどころではなかったんだろうな。
オープニングで肌で感じた風は何だったんだろうな。
映像と同じで、感覚も事前に収録しているものを流していたのかな。
そうだとしたら、この体で感じる感覚は全然別物の可能性があるな。
もっと感動するかもしれないのか。
かなり楽しみだな。
スキャンを終えて、体を手に入れたので、ここからは、手を使ってウィンドウを動かしていく。
スキャンをしたので、キャラ設定のウィンドウから、スキャンの項目がなくなった。
その代わり、ウィンドウの右上の端、表題の横にあって今まで灰色だった『初期化』の文字が黒くはっきりとした文字に切り替わっていた。
少なくともこの設定を終えるまでの間は、いつでも作り直すことが出来るんだな。
親切な設計だな。
スキャンの代わりにウィンドウの一番上に来ていたのは、『職業選択』の欄だった。
職業は、23に分かれていた。
冒険者、戦士、剣士、騎士、ハンター、盗賊、弓士、魔術師、付与術師、聖職者、テイマー、召喚士、錬金術師、クラフター、鍛冶師、木工職人、細工職人、革職人、裁縫職人、料理人、薬師、農家、商人の23種類。
どれにしようかな。
事前に全く考えてきていないからかなり迷うな。
戦闘職系と生産職系があるんだな。
まずはそれのどっちにするかを決めなきゃだな。
うーん、せっかく世界初のVRMMOをやるんだから、いろんなフィールドを回れるような職業が良いな。
それに、CMを見た感じ、『キメラスキルオンライン』のメインはダンジョン攻略らしいし、ダンジョンに関わるような職業が良いよな。
『キメラスキルオンライン』のメインどころは、ダンジョンともう1つは、『スキル合成システム』らしい。
これは、『キメラスキルオンライン』と言うゲームの名前に入ってくるぐらい気合いを入れたものなんだろうな。
でもそっちは、どの職業でも出来そうだから、選択時の考慮からは外れるかな。
いろんなフィールドを回れて、ダンジョンに関われるような職業と言ったら、やっぱり戦闘職になるのかな。
生産職系はやっぱりどこかの建物にこもって生産しているイメージが強いからな。
外に出ていろいろ楽しみたいし、ここは、戦闘職にしようかな。
そうなると、戦闘職っぽいのは、冒険者、戦士、剣士、騎士、ハンター、盗賊、弓士、魔術師、付与術師、聖職者、テイマー、召喚士の12職かな。錬金術師は、どっちか分からないけど、なんとなく、生産職っぽいから除外かな。
この12職の中でどれにしようかな。
戦闘職の中にも、前衛と後衛、物理と魔法といろんな軸があるな。
前衛か後衛かだったら、前衛かな。
基本的にはソロでやっていきたいし、今のところ誰かとパーティーを組もうとも思ってないから、ソロがやりやすそうな前衛がいいかな。
そうなると、物理か魔法かだと、物理になるのかな。
物理は、前衛後衛両方できそうだけど、魔法は後衛のイメージがあるからな。
物理で前衛となると、冒険者、戦士、剣士、騎士、ハンター、盗賊、弓士、テイマーの8職かな。
どれにしようかな。
と言うか、職業を押したら、詳細が見れるみたいな事はないのかな。
今のところイメージで絞っているけど、きちんとしたデータとか、詳細の能力を見て決めたいしな。
何で今までそれを思いつかなかったんだろう。
詳細の能力が見えなかったとしても、今まで通りイメージで考えれば良いし、やって損はないな。
間違えて、その職業を選択しちゃっても、キャンセルしたり初期化したりすれば良いしな。
本当に何で思いつかなかったんだろう。
一旦、イメージでの選択は白紙に戻して、1つ1つの職業の詳細を見ていこうかな。
そう思い、とりあえず一番上にあった『冒険者』を押してみた。
すると、詳細能力ではなく、新しく10個の職が出てきた。
冒険者
・冒険者
・サバイバル冒険者
・前衛冒険者
・後衛冒険者
・物理冒険者
・魔法冒険者
・物理前衛冒険者
・物理後衛冒険者
・魔法前衛冒険者
・魔法後衛冒険者
もしかして、さっきまで見ていた職業って、選択肢としての職業ではなく、職業のジャンルの見だし的なものだったということ?!
それを職業と勘違いしていたってこと?!
じゃあ、完全にやり直しってこと?!
とりあえず、このここの職業の詳細の能力とかも知りたいし、ここに並んでいるのが職業のジャンルの小見出しでないことを確認するためにも、もう1度押してみよう。
そう思い、俺は今度は、『冒険者』ではなく、『・冒険者』を押した。
すると、ウィンドウが切り替わった。
もしかして、さらに細かい職業の区分があるのかと思ったら、詳細の能力が出てきた。
・冒険者
レベル:1/20
バフ:STR、VIT、AGI、DEX、5アップ
補正:冒険補正
NP・SPアップ確率:HP,MP,STR,VIT,INT,MND,AGI,DEX,12.5%
スキル補正:冒険関連スキル成長補正
装備枠:下半身具、靴、足具、上半身具、手具、腕具、頭部、アクセサリー×5、バック、サブバック、武器×2、サブ武器×3
初期技:『索敵』
追加技:『気配察知』『ブースト』『チャージアタック』『弾性防御』
へぇ、こんな風になっているんだな。
職業にレベルがあって、バフとか補正がいろんなのに入って、装備枠が決まっていて、技とかもあるんだな。
これは、完全に最初から考え直しだな。
こんだけ幅が広がれば、戦闘が出来そうで、フィールドを走り回れそうな生産職もあるだろうし、生産にも手を出せる戦闘職がいてもおかしくない。
これは、職業選びが完全に白紙に戻ったな。
これを決めるのは、長い作業になりそうだな。
俺はそれから、とりあえず最初の23に見出しを全て押して、全ての職業を確認し、その中でめぼしいものの詳細を1つ1つ見ていった。
そして、200ある職を50に絞り、それから20に絞り、10に絞って、5に絞って、2にまで絞った。
俺は、今2つの職業で悩んでいる。
・サバイバル冒険者
レベル:1/20
バフ:STR、VIT、AGI、DEX、5アップ
補正:冒険補正、サバイバル補正
NP・SPアップ確率:HP,MP,STR,VIT,INT,MND,AGI,DEX,12.5%
スキル補正:冒険、サバイバル関連スキル成長補正
装備枠:下半身具、靴、足具、上半身具、手具、腕具、頭部、アクセサリー×5、バック、サブバック、武器×2、サブ武器×3
初期技:『索敵』
追加技:『サバイバル料理』『サバイバルクラフト』『陣地作成』『弾性防御』
・サバイバルクラフター
レベル:1/20
バフ:STR、VIT、AGI、DEX、5アップ
補正:クラフター、サバイバル補正
NP・SPアップ確率:HP,MP,STR,VIT,INT,MND,AGI,DEX,12.5%
スキル補正:クラフター、サバイバル関連スキル成長補正
装備枠:下半身具、靴、足具、上半身具、手具、腕具、頭部、アクセサリー×5、バック、サブバック、道具×2、サブ道具×3
初期技:『作成』
追加技:『サバイバル料理』『サバイバルクラフト』『陣地作成』『同時作成』
この2つ。
どっちがいいかなぁ。
戦闘を基本にして、生産にも手を出せそうなサバイバル冒険者と、生産さんを基本にして、戦闘にも手を出せそうなサバイバルクラフター。
二兎を追う者は一兎をも得ずとは言うけど、両方追えるのならば、戦闘職と生産職の両方を諦めることが出来なかった。
だから両方できる職業を求めた結果、この2つの職業になった。
どっちがいいかなぁ。
よし、決めた!
俺は、サバイバル冒険者にする。
最初、イメージでいろいろ決めているとき、戦闘職と生産職で俺は戦闘職を取ったのだ。
ここは、初志貫徹で、メインは戦闘職にしよう。
だからサバイバル冒険者だ。
苦節数分、ようやく職業の選択を終えた。
職業を『サバイバル冒険者』で確定させると、設定ウィンドウから、職業の欄が消えた。
次に一番上に現れたのは、『スキル』だった。
『スキル』を押すと、32個のスキルが出てきた。
ステータスアップ、%アップ、ブースト、チャージ、前借り、変換、タンク、クリティカル、心得、自動、鑑定、武器、体術、剣術、槍術、斧術、棒術、槌術、鞭術、暗器術、弓術、投擲術、盾術、鎧術、武器技、魔法、耐性、素材取り、加工、学、芸術、趣味・遊びの32個。
俺は、さっきの職業選択で学習したのだ。
多分これも、ただの見出しのようなものなんだろう。
ここで決めたらダメな奴なんだろう。
どれか1つ押せば、さっきみたいに大量のスキルが出てくるんだろう。
よし、とりあえず押してみよう。
そう思ったタイミングで、スキル一覧の下の方にある1つの文章が目に入り、押すのを一旦止めた。
ふむふむ、初期に選択できるスキルは5つまでらしい。
そして、初期状態で使えるスキルは5つまでらしい。
『キメラスキルオンライン』は、使えるスキル数が決まっているらしい。
使えるスキル数を増やす方法はあるらしいけど、初期はそれが5枠しかないと。
使える状態のスキルを、枠スキルと言い、それ以外の持っているけど使えない状態のスキルを予備スキルと言うらしい。
予備スキルと枠スキルの交換は、戦闘時以外はいつでもして良いらしい。
そういうシステムなんだな。
知らなかった。
よし、システムも分かったし、選択に移るか。
とりあえず、俺は一番上にあった『ステータスアップ』を押してみた。
すると8つのスキルが現れた。
ステータスアップ
・HPアップ
・MPアップ
・STRアップ
・VITアップ
・INTアップ
・MNDアップ
・AGIアップ
・DEXアップ
やっぱり同じシステムなんだな。
32種類の見出しか。
一体いくつのスキルがあるんだろうな。
数えたくもないな。
職業の方の200職は気合いで数えたけど、多分それ以上だろうし、数えるのは諦めるかな。
とりあえずさらに細かいスキルがないことを確認するために、一番上の『HPアップ』を押した。
HPアップ
最大HPが一定程度上昇する。
上昇量は、レベルによって異なる。
【上昇量】
元:Lv.×1
Ⅰ:Lv.×2
Ⅱ:Lv.×4
Ⅲ:Lv.×8
Ⅳ:Lv.×16
Ⅴ:Lv.×32
よし、詳細がでたと言うことは、さらに細かいスキルはないみたいだな。
これで、選択に移れるな。
頑張って決めるかぁ。
俺は、職業を決めたときと同じように、とりあえず32個の見出しを全て押した。
そこから気になるものを個別に見て行き、絞っていった。
大量のスキルの中から、60に絞り、30に絞り、10に絞って、5つに絞った。
ここは、職業みたいに悩まなかった。
スッと決めることが出来た。
それでもかなり苦労したけれど。
俺が選んだスキルは、『物理の心得』『冒険者の心得』『簡易鑑定』『弓術』『採取』この5つだ。
スキルを選択すると、設定の欄から『スキル』が消えていた。
続いて一番上に現れたのは、『ステータス』
一番上というか、残りは『ステータス』のみになっていた。
これが終われば、設定周りが終わりということなんだろう。
そう思いながら、『ステータス』を押した。
ステータスを押すと、今までのように見だし君が何個も出てくるスタイルではなく、ステータス全体が表示された。
キャラ:Lv.1
サバイバル冒険者:Lv.1/Lv.20
HP:0
MP:0
STR:5
VIT:5
INT:0
MND:0
AGI:5
DEX:5
《枠スキル》5
物理の心得
冒険者の心得
簡易鑑定
弓術
採取
《予備スキル》
《技》
『索敵』
《未解放技》
『サバイバル料理』『サバイバルクラフト』『陣地作成』『弾性防御』
称号:
ストレージ枠:11
合成力・分解力:1
《装備》
空腹:0
疲労:0
SP:100
NP:100
表示されたステータスには、既に選択した職業や、スキルが既に入っていた。
えっとここでは何をするのかな?
職業だったら職業を1つ選べば良かったし、スキルだったらスキルを5つ選べば良かった。
ここでは何をするんだろう?
ステータスの表示をスクロールすると、いろいろ書いてあった。
それを読む。
ふむふむ、SPって言うのが、HPとMPを割り振るポイントなんだな。
これが初期に100あって、それ以降は、レベル1ごとに10追加されると。
NPって言うのは、HP・MP以外の6つの能力値を割り振れるポイントなんだな。
こっちは、初期に100あって、1レベルごとに5追加されるんだな。
ということは、レベルアップしたらすぐに強くなるんじゃなくて、レベルアップ時にこのポイントがもらえてNPとSPを割り振ることで強くなれるんだな。
へぇ、すごい仕組みだなぁ。
HPとMPのことは消費値って言うんだな。
消費値ポイントでSPなんだ。
それ以外のSTR、VIT、INT、MND、AGI、DEXのことを能力値って言うんだな。
こっちは、能力値ポイントでNPなんだ。
へぇ、そうなんだな。
初期のポイント達は何に割り振っていこう?
とりあえず、使いそうなところに均等に振っていくか。
パパッと作業して、ステータスを完成させた。
よし、これでキャラクター設定は終了かな?
あれ?まだあるんだけど?
何かな?
もうやることないと思うんだけど?
そう思いながらウィンドウを見ると、『プレイヤー名を入力してください』と書かれていた。
あぁ、確かに、プレイヤー名の入力してなかったわ。
プレイヤー名か。
実名はダメだよな。
何がいいかな。
俺はなんとなく思いついた『アロン』という名前にした。
プレイヤー名の設定を完了させると、『あなたのログイン場所は、トリトンタウンです。ログイン可能まであと00:30』と表示され、その下に『ログイン』のボタンがあった。
へぇ、俺はトリトンタウンという町にログインするんだな。
こう表示されるということは、人によってログインする町が変わるのかな。
新しいシステムだな。
それにしても、かなりギリギリだったな。
職業を選んだり、スキルを選んだりするのにかなり時間が掛かったな。
まぁ、間に合ったからいっか。
そんなことを考えながら、ログインができるようになるまでの30秒間を過ごした。
ログインが可能になり、『ログイン』のボタンが灰色から、切り替わったタイミングで、ログインを押した。
次は何の契約の文章かなぁと思いながら見ると、キャラクター設定用のウィンドウだった。
おぉ、ようやく始まるのか。
そう思いながら、ウィンドウを眺める。
表題を除いて、ウィンドウの一番上には、『現実の体をスキャンして取り込みますか?』と書かれていた。
どうしようかな。
これからゲームの中で体を動かすとなると、絶対に現実の体と同じ方が動きやすいだろう。
だけど、ゲームの中でまで同じ体でいたいかというと悩んでしまう。
どっちがいいかな。
きちんとこういうことを想定して事前に決めてくれば良かったな。
よし、スキャンしよう。
俺の中では、体が違くてもどかしいというストレスの方が、ゲームの中でまで同じ見た目ということよりも大きいからな。
俺は、『スキャンをする』を押して、スキャンを開始した。
スキャンは数秒で終わった。
スキャンが終わると、体が生まれた感覚がある。
そこで、今まで体がなかったんだと気づいた。
そういえば、同意書をスクロールしているときは、視界に手が入らなかったな。
あれはどうやって操作していたんだろうな。
まぁ、脳の動きを読み込んでいるんだから、手があろうがなかろうが動かせるんだろうな。
というか、よく手がないことに気づかなかったな。
普通からだがなかったり、手がなかったりしたら気づきそうなものだけどな。
オープニングに圧倒されていたから、それどころではなかったんだろうな。
オープニングで肌で感じた風は何だったんだろうな。
映像と同じで、感覚も事前に収録しているものを流していたのかな。
そうだとしたら、この体で感じる感覚は全然別物の可能性があるな。
もっと感動するかもしれないのか。
かなり楽しみだな。
スキャンを終えて、体を手に入れたので、ここからは、手を使ってウィンドウを動かしていく。
スキャンをしたので、キャラ設定のウィンドウから、スキャンの項目がなくなった。
その代わり、ウィンドウの右上の端、表題の横にあって今まで灰色だった『初期化』の文字が黒くはっきりとした文字に切り替わっていた。
少なくともこの設定を終えるまでの間は、いつでも作り直すことが出来るんだな。
親切な設計だな。
スキャンの代わりにウィンドウの一番上に来ていたのは、『職業選択』の欄だった。
職業は、23に分かれていた。
冒険者、戦士、剣士、騎士、ハンター、盗賊、弓士、魔術師、付与術師、聖職者、テイマー、召喚士、錬金術師、クラフター、鍛冶師、木工職人、細工職人、革職人、裁縫職人、料理人、薬師、農家、商人の23種類。
どれにしようかな。
事前に全く考えてきていないからかなり迷うな。
戦闘職系と生産職系があるんだな。
まずはそれのどっちにするかを決めなきゃだな。
うーん、せっかく世界初のVRMMOをやるんだから、いろんなフィールドを回れるような職業が良いな。
それに、CMを見た感じ、『キメラスキルオンライン』のメインはダンジョン攻略らしいし、ダンジョンに関わるような職業が良いよな。
『キメラスキルオンライン』のメインどころは、ダンジョンともう1つは、『スキル合成システム』らしい。
これは、『キメラスキルオンライン』と言うゲームの名前に入ってくるぐらい気合いを入れたものなんだろうな。
でもそっちは、どの職業でも出来そうだから、選択時の考慮からは外れるかな。
いろんなフィールドを回れて、ダンジョンに関われるような職業と言ったら、やっぱり戦闘職になるのかな。
生産職系はやっぱりどこかの建物にこもって生産しているイメージが強いからな。
外に出ていろいろ楽しみたいし、ここは、戦闘職にしようかな。
そうなると、戦闘職っぽいのは、冒険者、戦士、剣士、騎士、ハンター、盗賊、弓士、魔術師、付与術師、聖職者、テイマー、召喚士の12職かな。錬金術師は、どっちか分からないけど、なんとなく、生産職っぽいから除外かな。
この12職の中でどれにしようかな。
戦闘職の中にも、前衛と後衛、物理と魔法といろんな軸があるな。
前衛か後衛かだったら、前衛かな。
基本的にはソロでやっていきたいし、今のところ誰かとパーティーを組もうとも思ってないから、ソロがやりやすそうな前衛がいいかな。
そうなると、物理か魔法かだと、物理になるのかな。
物理は、前衛後衛両方できそうだけど、魔法は後衛のイメージがあるからな。
物理で前衛となると、冒険者、戦士、剣士、騎士、ハンター、盗賊、弓士、テイマーの8職かな。
どれにしようかな。
と言うか、職業を押したら、詳細が見れるみたいな事はないのかな。
今のところイメージで絞っているけど、きちんとしたデータとか、詳細の能力を見て決めたいしな。
何で今までそれを思いつかなかったんだろう。
詳細の能力が見えなかったとしても、今まで通りイメージで考えれば良いし、やって損はないな。
間違えて、その職業を選択しちゃっても、キャンセルしたり初期化したりすれば良いしな。
本当に何で思いつかなかったんだろう。
一旦、イメージでの選択は白紙に戻して、1つ1つの職業の詳細を見ていこうかな。
そう思い、とりあえず一番上にあった『冒険者』を押してみた。
すると、詳細能力ではなく、新しく10個の職が出てきた。
冒険者
・冒険者
・サバイバル冒険者
・前衛冒険者
・後衛冒険者
・物理冒険者
・魔法冒険者
・物理前衛冒険者
・物理後衛冒険者
・魔法前衛冒険者
・魔法後衛冒険者
もしかして、さっきまで見ていた職業って、選択肢としての職業ではなく、職業のジャンルの見だし的なものだったということ?!
それを職業と勘違いしていたってこと?!
じゃあ、完全にやり直しってこと?!
とりあえず、このここの職業の詳細の能力とかも知りたいし、ここに並んでいるのが職業のジャンルの小見出しでないことを確認するためにも、もう1度押してみよう。
そう思い、俺は今度は、『冒険者』ではなく、『・冒険者』を押した。
すると、ウィンドウが切り替わった。
もしかして、さらに細かい職業の区分があるのかと思ったら、詳細の能力が出てきた。
・冒険者
レベル:1/20
バフ:STR、VIT、AGI、DEX、5アップ
補正:冒険補正
NP・SPアップ確率:HP,MP,STR,VIT,INT,MND,AGI,DEX,12.5%
スキル補正:冒険関連スキル成長補正
装備枠:下半身具、靴、足具、上半身具、手具、腕具、頭部、アクセサリー×5、バック、サブバック、武器×2、サブ武器×3
初期技:『索敵』
追加技:『気配察知』『ブースト』『チャージアタック』『弾性防御』
へぇ、こんな風になっているんだな。
職業にレベルがあって、バフとか補正がいろんなのに入って、装備枠が決まっていて、技とかもあるんだな。
これは、完全に最初から考え直しだな。
こんだけ幅が広がれば、戦闘が出来そうで、フィールドを走り回れそうな生産職もあるだろうし、生産にも手を出せる戦闘職がいてもおかしくない。
これは、職業選びが完全に白紙に戻ったな。
これを決めるのは、長い作業になりそうだな。
俺はそれから、とりあえず最初の23に見出しを全て押して、全ての職業を確認し、その中でめぼしいものの詳細を1つ1つ見ていった。
そして、200ある職を50に絞り、それから20に絞り、10に絞って、5に絞って、2にまで絞った。
俺は、今2つの職業で悩んでいる。
・サバイバル冒険者
レベル:1/20
バフ:STR、VIT、AGI、DEX、5アップ
補正:冒険補正、サバイバル補正
NP・SPアップ確率:HP,MP,STR,VIT,INT,MND,AGI,DEX,12.5%
スキル補正:冒険、サバイバル関連スキル成長補正
装備枠:下半身具、靴、足具、上半身具、手具、腕具、頭部、アクセサリー×5、バック、サブバック、武器×2、サブ武器×3
初期技:『索敵』
追加技:『サバイバル料理』『サバイバルクラフト』『陣地作成』『弾性防御』
・サバイバルクラフター
レベル:1/20
バフ:STR、VIT、AGI、DEX、5アップ
補正:クラフター、サバイバル補正
NP・SPアップ確率:HP,MP,STR,VIT,INT,MND,AGI,DEX,12.5%
スキル補正:クラフター、サバイバル関連スキル成長補正
装備枠:下半身具、靴、足具、上半身具、手具、腕具、頭部、アクセサリー×5、バック、サブバック、道具×2、サブ道具×3
初期技:『作成』
追加技:『サバイバル料理』『サバイバルクラフト』『陣地作成』『同時作成』
この2つ。
どっちがいいかなぁ。
戦闘を基本にして、生産にも手を出せそうなサバイバル冒険者と、生産さんを基本にして、戦闘にも手を出せそうなサバイバルクラフター。
二兎を追う者は一兎をも得ずとは言うけど、両方追えるのならば、戦闘職と生産職の両方を諦めることが出来なかった。
だから両方できる職業を求めた結果、この2つの職業になった。
どっちがいいかなぁ。
よし、決めた!
俺は、サバイバル冒険者にする。
最初、イメージでいろいろ決めているとき、戦闘職と生産職で俺は戦闘職を取ったのだ。
ここは、初志貫徹で、メインは戦闘職にしよう。
だからサバイバル冒険者だ。
苦節数分、ようやく職業の選択を終えた。
職業を『サバイバル冒険者』で確定させると、設定ウィンドウから、職業の欄が消えた。
次に一番上に現れたのは、『スキル』だった。
『スキル』を押すと、32個のスキルが出てきた。
ステータスアップ、%アップ、ブースト、チャージ、前借り、変換、タンク、クリティカル、心得、自動、鑑定、武器、体術、剣術、槍術、斧術、棒術、槌術、鞭術、暗器術、弓術、投擲術、盾術、鎧術、武器技、魔法、耐性、素材取り、加工、学、芸術、趣味・遊びの32個。
俺は、さっきの職業選択で学習したのだ。
多分これも、ただの見出しのようなものなんだろう。
ここで決めたらダメな奴なんだろう。
どれか1つ押せば、さっきみたいに大量のスキルが出てくるんだろう。
よし、とりあえず押してみよう。
そう思ったタイミングで、スキル一覧の下の方にある1つの文章が目に入り、押すのを一旦止めた。
ふむふむ、初期に選択できるスキルは5つまでらしい。
そして、初期状態で使えるスキルは5つまでらしい。
『キメラスキルオンライン』は、使えるスキル数が決まっているらしい。
使えるスキル数を増やす方法はあるらしいけど、初期はそれが5枠しかないと。
使える状態のスキルを、枠スキルと言い、それ以外の持っているけど使えない状態のスキルを予備スキルと言うらしい。
予備スキルと枠スキルの交換は、戦闘時以外はいつでもして良いらしい。
そういうシステムなんだな。
知らなかった。
よし、システムも分かったし、選択に移るか。
とりあえず、俺は一番上にあった『ステータスアップ』を押してみた。
すると8つのスキルが現れた。
ステータスアップ
・HPアップ
・MPアップ
・STRアップ
・VITアップ
・INTアップ
・MNDアップ
・AGIアップ
・DEXアップ
やっぱり同じシステムなんだな。
32種類の見出しか。
一体いくつのスキルがあるんだろうな。
数えたくもないな。
職業の方の200職は気合いで数えたけど、多分それ以上だろうし、数えるのは諦めるかな。
とりあえずさらに細かいスキルがないことを確認するために、一番上の『HPアップ』を押した。
HPアップ
最大HPが一定程度上昇する。
上昇量は、レベルによって異なる。
【上昇量】
元:Lv.×1
Ⅰ:Lv.×2
Ⅱ:Lv.×4
Ⅲ:Lv.×8
Ⅳ:Lv.×16
Ⅴ:Lv.×32
よし、詳細がでたと言うことは、さらに細かいスキルはないみたいだな。
これで、選択に移れるな。
頑張って決めるかぁ。
俺は、職業を決めたときと同じように、とりあえず32個の見出しを全て押した。
そこから気になるものを個別に見て行き、絞っていった。
大量のスキルの中から、60に絞り、30に絞り、10に絞って、5つに絞った。
ここは、職業みたいに悩まなかった。
スッと決めることが出来た。
それでもかなり苦労したけれど。
俺が選んだスキルは、『物理の心得』『冒険者の心得』『簡易鑑定』『弓術』『採取』この5つだ。
スキルを選択すると、設定の欄から『スキル』が消えていた。
続いて一番上に現れたのは、『ステータス』
一番上というか、残りは『ステータス』のみになっていた。
これが終われば、設定周りが終わりということなんだろう。
そう思いながら、『ステータス』を押した。
ステータスを押すと、今までのように見だし君が何個も出てくるスタイルではなく、ステータス全体が表示された。
キャラ:Lv.1
サバイバル冒険者:Lv.1/Lv.20
HP:0
MP:0
STR:5
VIT:5
INT:0
MND:0
AGI:5
DEX:5
《枠スキル》5
物理の心得
冒険者の心得
簡易鑑定
弓術
採取
《予備スキル》
《技》
『索敵』
《未解放技》
『サバイバル料理』『サバイバルクラフト』『陣地作成』『弾性防御』
称号:
ストレージ枠:11
合成力・分解力:1
《装備》
空腹:0
疲労:0
SP:100
NP:100
表示されたステータスには、既に選択した職業や、スキルが既に入っていた。
えっとここでは何をするのかな?
職業だったら職業を1つ選べば良かったし、スキルだったらスキルを5つ選べば良かった。
ここでは何をするんだろう?
ステータスの表示をスクロールすると、いろいろ書いてあった。
それを読む。
ふむふむ、SPって言うのが、HPとMPを割り振るポイントなんだな。
これが初期に100あって、それ以降は、レベル1ごとに10追加されると。
NPって言うのは、HP・MP以外の6つの能力値を割り振れるポイントなんだな。
こっちは、初期に100あって、1レベルごとに5追加されるんだな。
ということは、レベルアップしたらすぐに強くなるんじゃなくて、レベルアップ時にこのポイントがもらえてNPとSPを割り振ることで強くなれるんだな。
へぇ、すごい仕組みだなぁ。
HPとMPのことは消費値って言うんだな。
消費値ポイントでSPなんだ。
それ以外のSTR、VIT、INT、MND、AGI、DEXのことを能力値って言うんだな。
こっちは、能力値ポイントでNPなんだ。
へぇ、そうなんだな。
初期のポイント達は何に割り振っていこう?
とりあえず、使いそうなところに均等に振っていくか。
パパッと作業して、ステータスを完成させた。
よし、これでキャラクター設定は終了かな?
あれ?まだあるんだけど?
何かな?
もうやることないと思うんだけど?
そう思いながらウィンドウを見ると、『プレイヤー名を入力してください』と書かれていた。
あぁ、確かに、プレイヤー名の入力してなかったわ。
プレイヤー名か。
実名はダメだよな。
何がいいかな。
俺はなんとなく思いついた『アロン』という名前にした。
プレイヤー名の設定を完了させると、『あなたのログイン場所は、トリトンタウンです。ログイン可能まであと00:30』と表示され、その下に『ログイン』のボタンがあった。
へぇ、俺はトリトンタウンという町にログインするんだな。
こう表示されるということは、人によってログインする町が変わるのかな。
新しいシステムだな。
それにしても、かなりギリギリだったな。
職業を選んだり、スキルを選んだりするのにかなり時間が掛かったな。
まぁ、間に合ったからいっか。
そんなことを考えながら、ログインができるようになるまでの30秒間を過ごした。
ログインが可能になり、『ログイン』のボタンが灰色から、切り替わったタイミングで、ログインを押した。
22
あなたにおすすめの小説
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる