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1章 スタートダッシュ
川の向こうの森での戦闘
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ミニクエストが終わった。
報酬でアクセサリーをもらったみたいだ。
評価は、Cプラスか。
これは高いのかな。
それとも低いのかな。
前回のミニクエスト、ケルンの回の評価はBプラスだったな。
それに比べると、低い評価なんだな。
そもそもこの評価が何段階あって、これが、どのぐらいの一なのかが分からないんだよな。
アルファベット26文字全部あるとしたら、かなりの上澄みだよな、Cって。
Bなんて上から2番目になるということなる。
さすがにそこまですごいことをしているとは思わないしな。
さすがにこの基準ではないんじゃないかな。
まぁ、考えても結論が出ないものを、考えても仕方がない。
こういうのは、考察班とかそういう人たちに任せて、後で攻略サイトとかで確認すれば良いのだ。
俺は、そんなことを思いながら、報酬で受け取ったアクセサリーの詳細を見た。
水切りの石
水中歩行:移動補正(小)
陸上時:水に濡れた衣服の乾燥力上昇(小)
装備枠:アクセサリー
耐久値:100/100
川などを歩いて渡るときに、動きやすくしてくれるアクセサリー。
一部の地方では、渡河などに用いられる願掛けのアクセサリー。
効果はものによりまちまち。
とかの時は懐に1つ入れておくことをおすすめする。
見た目はただの石だな。
装備場所的には、懐に忍ばせることになるのか。
お守りも懐だし、これも懐なのか。
そのうち懐がジャラジャラとしてきそうだな。
性能としたら、普段使いするような性能ではないな。
そもそも、水に入って、移動するという機会は、今のところ来たことがない。
そして、これからも来る可能性は引くだろう。
水のフィールドとかが現れたら、使うのかもしれないけど、使うとしてもワンポイントと言ったところかな。
まぁ、アクセサリーの装備枠にかなり余裕があるから、今はつけるけど、これは基本的には、水の時限定のアクセサリーって感じだな。
俺はそう思いながら、水切りの医師を懐に偲ばせた。
間違って落としたら、そこら辺の石と見分けが付かなくて詰む可能性が高い。
だから、落とさないように大事に大事に懐に入れた。
これで、移動補正が着いたのか。
装備の補正的には、石の意思よりは弱いな。
まぁ、あっちは Bプラスの報酬で、こっちはCプラスの報酬。
そのぐらいの差は当たり前だよな。
もっと良い補正が着くなら、水切りをもうちょっと頑張っても良かったかもな。
いや、あれ以上やるほどの集中力もやる気もなかったし、あそこで終わっておいて良かったな。
水切りを振り返ってそんなことを思いながら言った。
「普段は使わないだろうけど、面白い性能のアクセサリーだな」
「なぁ?」
水の中での移動時に補正のあるアクセサリーをもらった。
目の前には、上流ながらある程度の幅のある川がある。
渡るのには、数十歩必要そうな川がある。
これは、この川を渡って行けと言うことなのかな。
そういうことなのかな。
早速、こいつを使う機会が来たと言うことなのかな。
そういうことだよな。
いや、そうとしか思えないよな。
俺は、わくわくしながら言った。
「これがもらえたと言うことは、川を渡れと言うことかな?」
「なぁ。なぁ?」
なーさんは首をかしげて、そうなのかなと言いたげな顔をしている。
俺が、疑問形で言ったからそういう反応をしているのかな。
それとも、ただただ俺の言っていることが分からないのかな。
そういえば、ここってなーさんの紹介できたんだよな。
移動する前に、なーさんにもう移動して良いか確認を取らないとだよな。
俺は、そう思いなーさんに聞いた。
「なーさんはもうここから移動しても良いか?」
「なぁ! な」
なーさんは、いつでも移動して良いみたいだ。
そうか、良いのか。
なら、川を渡ろうかな。
せっかく手に入れた装備の性能を試してみたいし。
まぁ、この世界で、水に入って歩いたことがないから、性能の違いなんて分からないんだけどな。
それでも試してみたいんだよ。
だんだんと気持ちがかたまってきた。
俺は、テンションを上げてなーさんに聞いた。
「良いのか。なら、この川を渡ってみないか?」
「なー、なぁ」
なーさんは、まぁしょうがないみたいな反応をした。
乗り気な訳ではないけど、賛成はしてくれているみたいだ。
ならやるしかないよな。
渡るしかないよな。
俺は、最高潮のテンションで言った。
「じゃあ、渡ってみるか。渡っている途中で敵に攻撃されたら、そのときはお願いな」
「なぁ!」
「ああ、渡河してみるか」
「なぁ」
俺達は、そっと川に入っていった。
少しずつ進んでいって、川の3分の1程度まで来た。
だいたい太ももの辺りまで水につかっている。
俺は、飛んでいるなーさんに感想を伝えた。
「おぉ、これはかなり冷たいな」
「なぁ?」
なーさんはそうなのと言う顔をした。
最近なーさんの表情が豊かになっているな。
もしくは、俺の読み取る能力が上がっているのもな。
俺は、そんなことを考えながら言った。
「これって、水切りの石の効果は出ているのかな?」
「なーなぁ?」
水の中を歩く感覚。
俺が覚えているそういう感覚は何かあったかな。
あぁ、あれがあった。
市民プールで、おじいさんおばあさんが歩いているのをまねして、プールの中を歩いていたあの感覚。
あの時より、歩きやすいような気もする。
これは、ゲームの中だからなのか、ステータスが上がっているからなのか、それとも、新しく装備したアクセサリーのおかげなのか。
どの影響なのかは分からないけど、とにかく良くなっているような気がする。
俺は、首をかしげながら言った。
「なんとなく、プールとかで同じぐらいの深さの水中で歩くよりは、移動が楽かな?」
「なぁ?」
俺は、それからこれは、アクセサリーのおかげなのかを考えている間に、川を渡り終えていた。
川を渡っている間に頃と言ったトラブルがなくて良かった。
というか、この川って、上流度合い的には、広すぎるんじゃないかな。
まだ、山の中腹から少ししたぐらいの位置だよな。
この位置で既にこの川幅があるのって、よく考えたら、おかしくないか?
なんかもっとこう狭くても良いよな。
というか、狭くあるべきだよな。
水切りをするには狭いと言うことだけに気を取られていたけど、かなり広めだよな。
それとも、俺の知識が未熟なだけで、こう言うのって普通のことなのかな。
まぁ、ダンジョンの中なんだし、それぐらいあってもいいか。
結果納得した。
俺は、濡れたズボンを見下ろしながら言った。
「なんとか渡りきったな!」
「なー」
「そこまでの距離じゃなかったけど、ドキドキしたな」
「なー、な」
「じゃあ、このまま先に進むか」
「なぁ!」
俺達は、川を渡り終えて、そのままの勢いで奥に進んでいった。
川部のエリアを抜けると、だんだんと木が増えていった。
緑が増えていったと言うよりは、森になっていったというべきな感じ。
少しずつ森に入っていった。
俺は、完全に森になったところで言った。
「ここは森のエリアかな?」
「なー」
3層の森と言えば、最初に3層に来たときにくぐったゲートから、登っていく方面は森だったな。
あの森とは別の森だよな。
つながった一つの森とかじゃないよな。
いや、有り得るのか。
どうなんだろう?
俺は、とりあえずなーさんに聞いてみた。
「ゲートから登っていく方も森だったけど、あの森とは別の森なのかな?」
「なぁー」
「2層の森とも雰囲気が違うな」
「なぁ、なぁ」
「一番の違いは、地面の傾斜だろうな」
「なぁ!」
まぁ、とりあえず、森に着いたと言うことだ。
森に着いたと言うことは、森の歩き方修了者が発動すると言うことだろうな。
ここならば,他の場所よりも戦いやすいだろう。
ステータス的にも、森というもの絵の慣れ的にも。
俺は、そう思いながら言った。
「そろそろ戦闘の方も頑張ろうな!」
「なー」
「夕飯後に再ログインしてからは、いろいろ楽しむことをメインにして、あまり戦闘をしていなかったからな。それにその前もサバイバルとか、ケルンとかいろいろ楽しんだしな。イベントのため、俺達の強化のために、ここでは戦闘を頑張ろうな!」
「なぁ! な」
「じゃあ、出陣!」
「なー!」
それから俺達は、見つけた敵達を片っ端から倒していった。
視界に入らなくても、細かに索敵をして、敵をあぶり出し倒していった。
最初の方は、2層の森との違いに多少手間取ったが、だんだんとこの森に順応していった。
傾斜とかそういうものの使い方もうまくなっていき、かなりの速度で狩りができたような気がする。
これは、良いな。
今までのエリアより、断然戦闘がしやすい。
やっぱり弓には森が似合うな。
俺はかなり高いテンションを維持したまま2時間程度、狩りを続けた。
一度消耗品の量を確認しようと、ストレージを確認した。
ポーションが4本、普通の矢が矢筒の文を含めても30本しかなくなっていた。
矢は、初心者用矢に関してはまだまだあるが、普通の矢が尽きそうになっている。
ポーションに関しては、元から使っていた回復量の少ない方に関しても、ほとんどなくなっていた。
これはやばいな。
もし仮にここから、3層で歩き方みたいなものが始まったとしたら生き残れる気がしない。
そろそろ引き時かもしれない。
残りのポーションの数や、矢のを数を見て、冷静さを取り戻した。
そして、一度立ち止まって狩りの成果を確認した。
ダンジョンラビット×42、ダンジョンボア×74、ダンジョンディア×36、ダンジョンウルフ×22を討伐しました。
素材は、直接ストレージに入れられました。
獲得素材:兎革×42、猪肉×74、鹿角×36、狼牙×22
経験値を得ました。
レベルが上昇しました。
NPを5獲得しました。
SPを10獲得しました。
職業レベルが上がりました。
DEXが1上昇しました。
スキル『1.物理冒険者の心得』がレベルアップしました。
スキル『弓術』がレベルアップしました。
スキル『疲労耐性』がレベルアップしました。
スキル『テイム』がレベルアップしました。
なーさんのレベルが上昇しました。
なーさんは、SPを10、NPを5獲得しました。
なーさんが獲得したSPは、MPに10割り振られました。
なーさんが獲得したNPは、INTに5割り振られました。
なーさんのAGIが1上昇しました。
なーさんのDEXが1上昇しました。
なーさんのMPが1上昇しました。
なーさんの『魔術』のレベルが上昇しました。
なーさんの『爪術』のレベルが上昇しました。
気にしていなかったけど、いつの間にかレベルが上がっていたみたいだ。
スキル系もいろいろ上がっているみたいだ。
戦闘や索敵に集中して、そういうウィンドウを完全に無視していたから気づかなかった。
なーさんのレベルも上がったんだな。
こんだけの成果が出たのなら、一度町に戻ってみても良いかもしれないな。
物資的にも。
それに、本ストレージの半分程度まで、物が入っている状態だし。
俺は、引く理由をいろいろと頭の中で並べながら言った。
「やっぱり森が一番戦いやすいな」
「なぁ、なー」
戦い慣れたフィールドというのは良いな。
落ち着く。
それに、森の歩き方というのは本当にデカい、移動速度が上がるのもデカいし、ミスが減るのもデカい。
俺は、興奮気味に言った。
「称号とかのこともあるけど、それを除外しても、一番戦いやすいと思う。戦い慣れているからかな?」
「なぁ、なー」
「2層の森とは、多少勝手が違って、適応する必要はあったけど、かなり効率よく戦えたんじゃないかな」
「なぁ!」
「こんだけの敵を倒しているんだからな」
「なぁ」
「思っていたよりも頑張れたな」
「なぁ! な」
戦闘の感想を言うパートがなんとなく落ち着いてきた。
次は、なーさんのレベルアップを褒めるパートだな。
このタイミングで言わないと、褒められないからな。
そう思いながらなーさんを褒めた。
「俺となーさん両方のレベルも上がったし」
「なぁ!」
「まぁ、こんだけ戦えばレベルも上がるよな」
「なぁー」
「戦闘経験も積めて、稼げるって、やっぱり一石二鳥だよな」
「なぁ!」
なーさんはうれしそうに鳴いている、
これは、レベルアップが出来たことに喜んでいるのかな。
それとも、俺がそのことに言及したことに喜んでいるのかな。
多分両方なんだろうな。
なーさんが上機嫌なタイミングで、俺は話を切り出した。
「でも、そろそろ、一旦町に帰らない?」
「なぁ?」
なーさんは、なんで? という顔をする。
そうだよな。
こんだけ楽しくて、こんだけ効率の良いところに居るのに、なんで帰るのと言う話だよな。
俺もなーさんの立場ならそう思うと思う。
俺は丁寧に説明した。
「素材の換金もしたいし、ストレージも良い感じに埋まってきているし、あと、ポーションとか消耗品が心許なくなってきたし、それに、もう10時間ぐらいダンジョンに居るし」
「なぁ」
「あと、装備の更新もしたいしな!」
「なぁ! な」
よし、これで了解は取れたみたいだ。
気持ちが変わらないうちに出発するか。
そう思い、テンションを上げて言った。
「よし、じゃあ一回町に帰るか」
「なぁ!」
報酬でアクセサリーをもらったみたいだ。
評価は、Cプラスか。
これは高いのかな。
それとも低いのかな。
前回のミニクエスト、ケルンの回の評価はBプラスだったな。
それに比べると、低い評価なんだな。
そもそもこの評価が何段階あって、これが、どのぐらいの一なのかが分からないんだよな。
アルファベット26文字全部あるとしたら、かなりの上澄みだよな、Cって。
Bなんて上から2番目になるということなる。
さすがにそこまですごいことをしているとは思わないしな。
さすがにこの基準ではないんじゃないかな。
まぁ、考えても結論が出ないものを、考えても仕方がない。
こういうのは、考察班とかそういう人たちに任せて、後で攻略サイトとかで確認すれば良いのだ。
俺は、そんなことを思いながら、報酬で受け取ったアクセサリーの詳細を見た。
水切りの石
水中歩行:移動補正(小)
陸上時:水に濡れた衣服の乾燥力上昇(小)
装備枠:アクセサリー
耐久値:100/100
川などを歩いて渡るときに、動きやすくしてくれるアクセサリー。
一部の地方では、渡河などに用いられる願掛けのアクセサリー。
効果はものによりまちまち。
とかの時は懐に1つ入れておくことをおすすめする。
見た目はただの石だな。
装備場所的には、懐に忍ばせることになるのか。
お守りも懐だし、これも懐なのか。
そのうち懐がジャラジャラとしてきそうだな。
性能としたら、普段使いするような性能ではないな。
そもそも、水に入って、移動するという機会は、今のところ来たことがない。
そして、これからも来る可能性は引くだろう。
水のフィールドとかが現れたら、使うのかもしれないけど、使うとしてもワンポイントと言ったところかな。
まぁ、アクセサリーの装備枠にかなり余裕があるから、今はつけるけど、これは基本的には、水の時限定のアクセサリーって感じだな。
俺はそう思いながら、水切りの医師を懐に偲ばせた。
間違って落としたら、そこら辺の石と見分けが付かなくて詰む可能性が高い。
だから、落とさないように大事に大事に懐に入れた。
これで、移動補正が着いたのか。
装備の補正的には、石の意思よりは弱いな。
まぁ、あっちは Bプラスの報酬で、こっちはCプラスの報酬。
そのぐらいの差は当たり前だよな。
もっと良い補正が着くなら、水切りをもうちょっと頑張っても良かったかもな。
いや、あれ以上やるほどの集中力もやる気もなかったし、あそこで終わっておいて良かったな。
水切りを振り返ってそんなことを思いながら言った。
「普段は使わないだろうけど、面白い性能のアクセサリーだな」
「なぁ?」
水の中での移動時に補正のあるアクセサリーをもらった。
目の前には、上流ながらある程度の幅のある川がある。
渡るのには、数十歩必要そうな川がある。
これは、この川を渡って行けと言うことなのかな。
そういうことなのかな。
早速、こいつを使う機会が来たと言うことなのかな。
そういうことだよな。
いや、そうとしか思えないよな。
俺は、わくわくしながら言った。
「これがもらえたと言うことは、川を渡れと言うことかな?」
「なぁ。なぁ?」
なーさんは首をかしげて、そうなのかなと言いたげな顔をしている。
俺が、疑問形で言ったからそういう反応をしているのかな。
それとも、ただただ俺の言っていることが分からないのかな。
そういえば、ここってなーさんの紹介できたんだよな。
移動する前に、なーさんにもう移動して良いか確認を取らないとだよな。
俺は、そう思いなーさんに聞いた。
「なーさんはもうここから移動しても良いか?」
「なぁ! な」
なーさんは、いつでも移動して良いみたいだ。
そうか、良いのか。
なら、川を渡ろうかな。
せっかく手に入れた装備の性能を試してみたいし。
まぁ、この世界で、水に入って歩いたことがないから、性能の違いなんて分からないんだけどな。
それでも試してみたいんだよ。
だんだんと気持ちがかたまってきた。
俺は、テンションを上げてなーさんに聞いた。
「良いのか。なら、この川を渡ってみないか?」
「なー、なぁ」
なーさんは、まぁしょうがないみたいな反応をした。
乗り気な訳ではないけど、賛成はしてくれているみたいだ。
ならやるしかないよな。
渡るしかないよな。
俺は、最高潮のテンションで言った。
「じゃあ、渡ってみるか。渡っている途中で敵に攻撃されたら、そのときはお願いな」
「なぁ!」
「ああ、渡河してみるか」
「なぁ」
俺達は、そっと川に入っていった。
少しずつ進んでいって、川の3分の1程度まで来た。
だいたい太ももの辺りまで水につかっている。
俺は、飛んでいるなーさんに感想を伝えた。
「おぉ、これはかなり冷たいな」
「なぁ?」
なーさんはそうなのと言う顔をした。
最近なーさんの表情が豊かになっているな。
もしくは、俺の読み取る能力が上がっているのもな。
俺は、そんなことを考えながら言った。
「これって、水切りの石の効果は出ているのかな?」
「なーなぁ?」
水の中を歩く感覚。
俺が覚えているそういう感覚は何かあったかな。
あぁ、あれがあった。
市民プールで、おじいさんおばあさんが歩いているのをまねして、プールの中を歩いていたあの感覚。
あの時より、歩きやすいような気もする。
これは、ゲームの中だからなのか、ステータスが上がっているからなのか、それとも、新しく装備したアクセサリーのおかげなのか。
どの影響なのかは分からないけど、とにかく良くなっているような気がする。
俺は、首をかしげながら言った。
「なんとなく、プールとかで同じぐらいの深さの水中で歩くよりは、移動が楽かな?」
「なぁ?」
俺は、それからこれは、アクセサリーのおかげなのかを考えている間に、川を渡り終えていた。
川を渡っている間に頃と言ったトラブルがなくて良かった。
というか、この川って、上流度合い的には、広すぎるんじゃないかな。
まだ、山の中腹から少ししたぐらいの位置だよな。
この位置で既にこの川幅があるのって、よく考えたら、おかしくないか?
なんかもっとこう狭くても良いよな。
というか、狭くあるべきだよな。
水切りをするには狭いと言うことだけに気を取られていたけど、かなり広めだよな。
それとも、俺の知識が未熟なだけで、こう言うのって普通のことなのかな。
まぁ、ダンジョンの中なんだし、それぐらいあってもいいか。
結果納得した。
俺は、濡れたズボンを見下ろしながら言った。
「なんとか渡りきったな!」
「なー」
「そこまでの距離じゃなかったけど、ドキドキしたな」
「なー、な」
「じゃあ、このまま先に進むか」
「なぁ!」
俺達は、川を渡り終えて、そのままの勢いで奥に進んでいった。
川部のエリアを抜けると、だんだんと木が増えていった。
緑が増えていったと言うよりは、森になっていったというべきな感じ。
少しずつ森に入っていった。
俺は、完全に森になったところで言った。
「ここは森のエリアかな?」
「なー」
3層の森と言えば、最初に3層に来たときにくぐったゲートから、登っていく方面は森だったな。
あの森とは別の森だよな。
つながった一つの森とかじゃないよな。
いや、有り得るのか。
どうなんだろう?
俺は、とりあえずなーさんに聞いてみた。
「ゲートから登っていく方も森だったけど、あの森とは別の森なのかな?」
「なぁー」
「2層の森とも雰囲気が違うな」
「なぁ、なぁ」
「一番の違いは、地面の傾斜だろうな」
「なぁ!」
まぁ、とりあえず、森に着いたと言うことだ。
森に着いたと言うことは、森の歩き方修了者が発動すると言うことだろうな。
ここならば,他の場所よりも戦いやすいだろう。
ステータス的にも、森というもの絵の慣れ的にも。
俺は、そう思いながら言った。
「そろそろ戦闘の方も頑張ろうな!」
「なー」
「夕飯後に再ログインしてからは、いろいろ楽しむことをメインにして、あまり戦闘をしていなかったからな。それにその前もサバイバルとか、ケルンとかいろいろ楽しんだしな。イベントのため、俺達の強化のために、ここでは戦闘を頑張ろうな!」
「なぁ! な」
「じゃあ、出陣!」
「なー!」
それから俺達は、見つけた敵達を片っ端から倒していった。
視界に入らなくても、細かに索敵をして、敵をあぶり出し倒していった。
最初の方は、2層の森との違いに多少手間取ったが、だんだんとこの森に順応していった。
傾斜とかそういうものの使い方もうまくなっていき、かなりの速度で狩りができたような気がする。
これは、良いな。
今までのエリアより、断然戦闘がしやすい。
やっぱり弓には森が似合うな。
俺はかなり高いテンションを維持したまま2時間程度、狩りを続けた。
一度消耗品の量を確認しようと、ストレージを確認した。
ポーションが4本、普通の矢が矢筒の文を含めても30本しかなくなっていた。
矢は、初心者用矢に関してはまだまだあるが、普通の矢が尽きそうになっている。
ポーションに関しては、元から使っていた回復量の少ない方に関しても、ほとんどなくなっていた。
これはやばいな。
もし仮にここから、3層で歩き方みたいなものが始まったとしたら生き残れる気がしない。
そろそろ引き時かもしれない。
残りのポーションの数や、矢のを数を見て、冷静さを取り戻した。
そして、一度立ち止まって狩りの成果を確認した。
ダンジョンラビット×42、ダンジョンボア×74、ダンジョンディア×36、ダンジョンウルフ×22を討伐しました。
素材は、直接ストレージに入れられました。
獲得素材:兎革×42、猪肉×74、鹿角×36、狼牙×22
経験値を得ました。
レベルが上昇しました。
NPを5獲得しました。
SPを10獲得しました。
職業レベルが上がりました。
DEXが1上昇しました。
スキル『1.物理冒険者の心得』がレベルアップしました。
スキル『弓術』がレベルアップしました。
スキル『疲労耐性』がレベルアップしました。
スキル『テイム』がレベルアップしました。
なーさんのレベルが上昇しました。
なーさんは、SPを10、NPを5獲得しました。
なーさんが獲得したSPは、MPに10割り振られました。
なーさんが獲得したNPは、INTに5割り振られました。
なーさんのAGIが1上昇しました。
なーさんのDEXが1上昇しました。
なーさんのMPが1上昇しました。
なーさんの『魔術』のレベルが上昇しました。
なーさんの『爪術』のレベルが上昇しました。
気にしていなかったけど、いつの間にかレベルが上がっていたみたいだ。
スキル系もいろいろ上がっているみたいだ。
戦闘や索敵に集中して、そういうウィンドウを完全に無視していたから気づかなかった。
なーさんのレベルも上がったんだな。
こんだけの成果が出たのなら、一度町に戻ってみても良いかもしれないな。
物資的にも。
それに、本ストレージの半分程度まで、物が入っている状態だし。
俺は、引く理由をいろいろと頭の中で並べながら言った。
「やっぱり森が一番戦いやすいな」
「なぁ、なー」
戦い慣れたフィールドというのは良いな。
落ち着く。
それに、森の歩き方というのは本当にデカい、移動速度が上がるのもデカいし、ミスが減るのもデカい。
俺は、興奮気味に言った。
「称号とかのこともあるけど、それを除外しても、一番戦いやすいと思う。戦い慣れているからかな?」
「なぁ、なー」
「2層の森とは、多少勝手が違って、適応する必要はあったけど、かなり効率よく戦えたんじゃないかな」
「なぁ!」
「こんだけの敵を倒しているんだからな」
「なぁ」
「思っていたよりも頑張れたな」
「なぁ! な」
戦闘の感想を言うパートがなんとなく落ち着いてきた。
次は、なーさんのレベルアップを褒めるパートだな。
このタイミングで言わないと、褒められないからな。
そう思いながらなーさんを褒めた。
「俺となーさん両方のレベルも上がったし」
「なぁ!」
「まぁ、こんだけ戦えばレベルも上がるよな」
「なぁー」
「戦闘経験も積めて、稼げるって、やっぱり一石二鳥だよな」
「なぁ!」
なーさんはうれしそうに鳴いている、
これは、レベルアップが出来たことに喜んでいるのかな。
それとも、俺がそのことに言及したことに喜んでいるのかな。
多分両方なんだろうな。
なーさんが上機嫌なタイミングで、俺は話を切り出した。
「でも、そろそろ、一旦町に帰らない?」
「なぁ?」
なーさんは、なんで? という顔をする。
そうだよな。
こんだけ楽しくて、こんだけ効率の良いところに居るのに、なんで帰るのと言う話だよな。
俺もなーさんの立場ならそう思うと思う。
俺は丁寧に説明した。
「素材の換金もしたいし、ストレージも良い感じに埋まってきているし、あと、ポーションとか消耗品が心許なくなってきたし、それに、もう10時間ぐらいダンジョンに居るし」
「なぁ」
「あと、装備の更新もしたいしな!」
「なぁ! な」
よし、これで了解は取れたみたいだ。
気持ちが変わらないうちに出発するか。
そう思い、テンションを上げて言った。
「よし、じゃあ一回町に帰るか」
「なぁ!」
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自筆です。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
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まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
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自筆です。
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