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番外編(完結一年後秋頼Side②)
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––––友達に秋頼さんを彼氏として紹介したい。
いつか、こういう話が来るだろうとは予想していたが、案の定だった。
絢聖の友達の彼氏が、すごく恋人を溺愛するタイプで、のろけを聞かされ、影響されたのだろう。つくづく、絢聖は流されやすい。表面上は穏やかに振る舞っていても、内心羨ましくて仕方ないのが透けて見える。
「悠じゃだめなのかい?」
「悠は…こういう場、苦手ですから」
悠が苦手なのではなく、絢聖がドライな態度の悠を連れて行くのが嫌なのだろう。
「苦手…ね。私は構わないのかい?」
「もちろん!だって、絶対目の前でいちゃつかれます!秋頼さんは、僕が恥をかかないようにしてくれるでしょう?」
恥…それはおそらく、溺愛されていないと判断されることなのだろう。
「恥…ね。何をして欲しいんだい?」
「そっ…それは、その…場合によります!でも、悠そういうのわからないし。人前でベタベタするとか、絶対嫌がるし…」
真っ赤に顔を染めながら話す絢聖に、絆される自分のだらしなさが憎いが、これを断ったら彼の暴走がはじまりそうだ。
「なるほどね…。会うのは構わないよ。いつなんだい?」
「明後日。秋頼さんもお仕事お休みでしたよね?」
「あぁ…休みだ。時間が決まったら、教えてくれ」
ずっと欲しかった物が手に入った子どものような顔をする絢聖が可愛くて仕方ない。こんな、素直な子を甘やかさない悠の気持ちがわからないが…まぁまぁ重くはあるのかもしれない。
秋頼は彼の髪を撫でながら、スケジュールを携帯のカレンダーに打ち込んだ。
いつか、こういう話が来るだろうとは予想していたが、案の定だった。
絢聖の友達の彼氏が、すごく恋人を溺愛するタイプで、のろけを聞かされ、影響されたのだろう。つくづく、絢聖は流されやすい。表面上は穏やかに振る舞っていても、内心羨ましくて仕方ないのが透けて見える。
「悠じゃだめなのかい?」
「悠は…こういう場、苦手ですから」
悠が苦手なのではなく、絢聖がドライな態度の悠を連れて行くのが嫌なのだろう。
「苦手…ね。私は構わないのかい?」
「もちろん!だって、絶対目の前でいちゃつかれます!秋頼さんは、僕が恥をかかないようにしてくれるでしょう?」
恥…それはおそらく、溺愛されていないと判断されることなのだろう。
「恥…ね。何をして欲しいんだい?」
「そっ…それは、その…場合によります!でも、悠そういうのわからないし。人前でベタベタするとか、絶対嫌がるし…」
真っ赤に顔を染めながら話す絢聖に、絆される自分のだらしなさが憎いが、これを断ったら彼の暴走がはじまりそうだ。
「なるほどね…。会うのは構わないよ。いつなんだい?」
「明後日。秋頼さんもお仕事お休みでしたよね?」
「あぁ…休みだ。時間が決まったら、教えてくれ」
ずっと欲しかった物が手に入った子どものような顔をする絢聖が可愛くて仕方ない。こんな、素直な子を甘やかさない悠の気持ちがわからないが…まぁまぁ重くはあるのかもしれない。
秋頼は彼の髪を撫でながら、スケジュールを携帯のカレンダーに打ち込んだ。
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