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思い出の曲たち
エナジーソング
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仕事への道中、ずっと聞いていた。
朝は暗いうちから出勤して、帰りも真っ暗で。
往復1時間、ずっと聞いてた。
だからこの曲を聞くと、思い出すのは暗い景色と、鬱々とした気持ち。
仕事が辛すぎて、士気を高めるためにずっと繰り返し聞いてた。
結果、この曲を聞くと仕事の嫌なことを思い出して、聞くと涙が出る曲になってしまった。
聞けなくなってしまった。
ライブで楽しく過ごしてても、訳の分からない涙が出るようになってしまった。
あんなに前向きな曲なのに。
ところがどっこい。
アニバコンでのひとコマ。
あれは2018年かな。
スタンド席で、相変わらず静かに涙を流しながら聞いていた。
そんな時、割と近くまで担当が来てくれた。
いつも通り、うちわを胸に掲げて見つめてた。
いつも通り、トロッコが通り過ぎて行った。
『うちわ、気付いてくれたかな。』
『あなたのファンがここにいるよ、って、伝わったかな』
見返りは求めない。
あなたを想う人がいるという証として、毎年同じうちわを持って参加してきた。
そしたらさ。
通り過ぎて離れてしまってから、後ろを振り返って右手を挙げたの。
別に、私に対してだけじゃない。その他大勢のファンに向けてのことだと分かってる。
だけどさ。
夢の空間では、『私のために』手を挙げてくれたって思いたいじゃない。
少なくとも、うちわは景色の一部として目に入ってくれてたんだと思う、いや、思わせて。
だから次に同じ曲を聞いても、涙は出なくなったんだ。
思い出が上書きされた。
ありがとう、本当に、ありがとう。
そして10年に一度のファンサなのか、と思うとより噛み締めちゃうし、この先10年また生きていける、って思った。
朝は暗いうちから出勤して、帰りも真っ暗で。
往復1時間、ずっと聞いてた。
だからこの曲を聞くと、思い出すのは暗い景色と、鬱々とした気持ち。
仕事が辛すぎて、士気を高めるためにずっと繰り返し聞いてた。
結果、この曲を聞くと仕事の嫌なことを思い出して、聞くと涙が出る曲になってしまった。
聞けなくなってしまった。
ライブで楽しく過ごしてても、訳の分からない涙が出るようになってしまった。
あんなに前向きな曲なのに。
ところがどっこい。
アニバコンでのひとコマ。
あれは2018年かな。
スタンド席で、相変わらず静かに涙を流しながら聞いていた。
そんな時、割と近くまで担当が来てくれた。
いつも通り、うちわを胸に掲げて見つめてた。
いつも通り、トロッコが通り過ぎて行った。
『うちわ、気付いてくれたかな。』
『あなたのファンがここにいるよ、って、伝わったかな』
見返りは求めない。
あなたを想う人がいるという証として、毎年同じうちわを持って参加してきた。
そしたらさ。
通り過ぎて離れてしまってから、後ろを振り返って右手を挙げたの。
別に、私に対してだけじゃない。その他大勢のファンに向けてのことだと分かってる。
だけどさ。
夢の空間では、『私のために』手を挙げてくれたって思いたいじゃない。
少なくとも、うちわは景色の一部として目に入ってくれてたんだと思う、いや、思わせて。
だから次に同じ曲を聞いても、涙は出なくなったんだ。
思い出が上書きされた。
ありがとう、本当に、ありがとう。
そして10年に一度のファンサなのか、と思うとより噛み締めちゃうし、この先10年また生きていける、って思った。
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