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第六章 リーコス村開拓
第128話 水道敷設とラミア女子
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リーコス村で一番活き活きしている護衛艦フワデラ乗組員《クルー》と言えば、施設科の面々だろう。
八年前に帝国陸海空軍の統合運用の推進が始まって以降、空軍・陸軍の人員や装備が本艦の運用にも組み込まれるようになった。
その結果、異世界転移の際、護衛艦フワデラには小型ショベルドーザを始め多くの施設科装備が積み込まれいたのだが、彼らにとってまさに僥倖であったと云える。
私が電動オフロードバイクにまたがってリーコス村内を視察して回ると、ところかしこで施設科の面々が額に汗して働いているところに出くわす。
ウィィィィン!
村の南方に電動バイクを勧めると、森を開墾している施設科の乗組員《クルー》と彼の指示を受けて白狼族の男たちが働いていた。
「艦長! お疲れ様です!」
「おーっ、ご苦労さーん!」
彼らの作業の邪魔にならないように、私は軽く手を振ってすぐに次の場所に移動する。
彼らは現在、村の拡張工事に取り組んでいる。というのも、最近、村の人口が急激に増加し始めてきたからだ。
リーコス村の村長であるヴィルミアーシェさんの話によると、戦乱の中で行き場を失った各地の白狼族が、リーコス村の噂を聞きつけてやってくるようになったらしい。
またグレイベア村からも少なからぬ人や魔族がやってくる。
護衛艦フワデラがこの村に来たばかりの頃は100人にも満たなかった人口が、今では常時300人を超える大所帯になっていた。
乗組員《クルー》たちは衣食住の全てを護衛艦フワデラ内でカバーすることができる。新しく外から来たものたちの多くが、仮設テントでの生活を送っている状況だ。
電動バイクを村の外に走らせると、いつの間にか水陸両用多脚型戦闘ドローン・アラクネに搭乗したヴィルミカーラが後ろに付いていた。
もちろん、彼女が私を護衛するために来てくれているのはわかっている。
……が、どこから出て来た? 突然出て来て怖いんですけど!?
「ず、ずっと見てたか、からだ、大丈夫」
全然大丈夫じゃない!
この 黒毛の白狼族、美人でスタイルもよくて、抱っこしてもらうと良い匂いがするけど、それはそれとして何だかヤバイ臭いがする。
何せロリ・ショタ疑惑どころか自認してるくらいだからな。
正直、艦長の貞操が狙われてるのを感じる瞬間があるんだよ。
それも結構な頻度で!
「だ、大丈夫、む、無理やりはよ、よくな、ない。お、お互いご、合意できた、ら、ね?」
人の心を読むな!
などとミニ漫才を繰り返している内に、村から離れた丘の上で待っているヴィルミアーシェさんとうちの乗組員《クルー》たちの元に到着した。彼らも施設科だ。
私が乗組員《クルー》たちと敬礼を交わすのを待って、ヴィルミアーシェさんが私に近づいてきた。
「艦長さん、お待ちしておりました」
「遅くなって申し訳ありません」
ヴィルミアーシェさんに挨拶をした私は、そのまま当然のようにヴィルミアーシェさんに抱っこしてもらう。
あまりにも自然な流れで抱っこしてもらえるようになったので、最近では平野も何も言わなくなってきている。
「ここまでを開墾するわけですか」
「はい。ここから南東に小川があって水を引くことができますし、ここに畑を拡げれば、今いる人たちの食料もなんとかできそうです」
私は丘の上から眼下に広がる草原を見つめながら、ここに出来るであろう村の建物や畑の様子をイメージしてみた。
「松川さん、今仮設テントにいる人々の住居が完成するまでにどれくらい掛かる?」
「プレハブ仮設住宅で一カ月を予定しています。その間に白狼族スタッフの教育が進めば、もう少し工期を短縮できるでしょう」
松川先任伍長(44歳)は、私が護衛艦フワデラの艦長に就任した当初から施設科を取りまとめていた古参の曹長だ。今、リーコス村で行われている全工事について現場を指揮しているのが彼である。
「水道の方は?」
「そちらはもっと早く済みそうです。水源が近いのと、グレイベア村から水道敷設経験者が6人……人《ニン》と数えていいのかわかりませんが、手伝いに来てくれてますので」
「あぁ、あのラミア族か。なんだ役得じゃないか松川さん」
「そういいますが、娘持ちの身としちゃ複雑な気分ですよ。だいたいラミア族ってのは女しかいないんですか? あんなおっきな乳を揺らして作業されたら、うちの若い連中がそわそわして使い物になりゃしねぇ」
先任伍長に言われて初めて気が付いたが、そう言えば男性のラミアは見たことがないな。今度、トルネラに聞いてみよう。
ちょっと言い過ぎたと思ったのか松川先任伍長がラミアたちの良い点を評価する。
「まぁ、力は俺たちよりずっと強いみたいですし、手先は器用で物覚えもいい。なにより素直でいい娘たちではありますがね」
「「「松川さー----ん!」」」
ちょうどその時、噂のラミア女子たちがこちらに向ってくるのが見えた。それぞれが両腕一杯に水道管にする長い塩ビパイプの束を抱えている。
ラミアの運搬能力半端ない……。
松川先任伍長がラミア女子たちに指示を出す。
「みんな、ご苦労さん! 東3番区画にそれを置いたら休んでいいぞ! ガツンと愛媛ミカンを用意してるから、皆で食べな!」
「「「わーい! 松川さん大好き―!」」」
ラミア女子にそんなことを言われて、松川先任伍長が思わずニヘラと相好を崩す。
やっぱ役得じゃねーか!
ハッ!と私の存在を思い出した松川先任伍長が、気まずそうに私の顔を見る。
私は黙ってサムズアップを返した。
八年前に帝国陸海空軍の統合運用の推進が始まって以降、空軍・陸軍の人員や装備が本艦の運用にも組み込まれるようになった。
その結果、異世界転移の際、護衛艦フワデラには小型ショベルドーザを始め多くの施設科装備が積み込まれいたのだが、彼らにとってまさに僥倖であったと云える。
私が電動オフロードバイクにまたがってリーコス村内を視察して回ると、ところかしこで施設科の面々が額に汗して働いているところに出くわす。
ウィィィィン!
村の南方に電動バイクを勧めると、森を開墾している施設科の乗組員《クルー》と彼の指示を受けて白狼族の男たちが働いていた。
「艦長! お疲れ様です!」
「おーっ、ご苦労さーん!」
彼らの作業の邪魔にならないように、私は軽く手を振ってすぐに次の場所に移動する。
彼らは現在、村の拡張工事に取り組んでいる。というのも、最近、村の人口が急激に増加し始めてきたからだ。
リーコス村の村長であるヴィルミアーシェさんの話によると、戦乱の中で行き場を失った各地の白狼族が、リーコス村の噂を聞きつけてやってくるようになったらしい。
またグレイベア村からも少なからぬ人や魔族がやってくる。
護衛艦フワデラがこの村に来たばかりの頃は100人にも満たなかった人口が、今では常時300人を超える大所帯になっていた。
乗組員《クルー》たちは衣食住の全てを護衛艦フワデラ内でカバーすることができる。新しく外から来たものたちの多くが、仮設テントでの生活を送っている状況だ。
電動バイクを村の外に走らせると、いつの間にか水陸両用多脚型戦闘ドローン・アラクネに搭乗したヴィルミカーラが後ろに付いていた。
もちろん、彼女が私を護衛するために来てくれているのはわかっている。
……が、どこから出て来た? 突然出て来て怖いんですけど!?
「ず、ずっと見てたか、からだ、大丈夫」
全然大丈夫じゃない!
この 黒毛の白狼族、美人でスタイルもよくて、抱っこしてもらうと良い匂いがするけど、それはそれとして何だかヤバイ臭いがする。
何せロリ・ショタ疑惑どころか自認してるくらいだからな。
正直、艦長の貞操が狙われてるのを感じる瞬間があるんだよ。
それも結構な頻度で!
「だ、大丈夫、む、無理やりはよ、よくな、ない。お、お互いご、合意できた、ら、ね?」
人の心を読むな!
などとミニ漫才を繰り返している内に、村から離れた丘の上で待っているヴィルミアーシェさんとうちの乗組員《クルー》たちの元に到着した。彼らも施設科だ。
私が乗組員《クルー》たちと敬礼を交わすのを待って、ヴィルミアーシェさんが私に近づいてきた。
「艦長さん、お待ちしておりました」
「遅くなって申し訳ありません」
ヴィルミアーシェさんに挨拶をした私は、そのまま当然のようにヴィルミアーシェさんに抱っこしてもらう。
あまりにも自然な流れで抱っこしてもらえるようになったので、最近では平野も何も言わなくなってきている。
「ここまでを開墾するわけですか」
「はい。ここから南東に小川があって水を引くことができますし、ここに畑を拡げれば、今いる人たちの食料もなんとかできそうです」
私は丘の上から眼下に広がる草原を見つめながら、ここに出来るであろう村の建物や畑の様子をイメージしてみた。
「松川さん、今仮設テントにいる人々の住居が完成するまでにどれくらい掛かる?」
「プレハブ仮設住宅で一カ月を予定しています。その間に白狼族スタッフの教育が進めば、もう少し工期を短縮できるでしょう」
松川先任伍長(44歳)は、私が護衛艦フワデラの艦長に就任した当初から施設科を取りまとめていた古参の曹長だ。今、リーコス村で行われている全工事について現場を指揮しているのが彼である。
「水道の方は?」
「そちらはもっと早く済みそうです。水源が近いのと、グレイベア村から水道敷設経験者が6人……人《ニン》と数えていいのかわかりませんが、手伝いに来てくれてますので」
「あぁ、あのラミア族か。なんだ役得じゃないか松川さん」
「そういいますが、娘持ちの身としちゃ複雑な気分ですよ。だいたいラミア族ってのは女しかいないんですか? あんなおっきな乳を揺らして作業されたら、うちの若い連中がそわそわして使い物になりゃしねぇ」
先任伍長に言われて初めて気が付いたが、そう言えば男性のラミアは見たことがないな。今度、トルネラに聞いてみよう。
ちょっと言い過ぎたと思ったのか松川先任伍長がラミアたちの良い点を評価する。
「まぁ、力は俺たちよりずっと強いみたいですし、手先は器用で物覚えもいい。なにより素直でいい娘たちではありますがね」
「「「松川さー----ん!」」」
ちょうどその時、噂のラミア女子たちがこちらに向ってくるのが見えた。それぞれが両腕一杯に水道管にする長い塩ビパイプの束を抱えている。
ラミアの運搬能力半端ない……。
松川先任伍長がラミア女子たちに指示を出す。
「みんな、ご苦労さん! 東3番区画にそれを置いたら休んでいいぞ! ガツンと愛媛ミカンを用意してるから、皆で食べな!」
「「「わーい! 松川さん大好き―!」」」
ラミア女子にそんなことを言われて、松川先任伍長が思わずニヘラと相好を崩す。
やっぱ役得じゃねーか!
ハッ!と私の存在を思い出した松川先任伍長が、気まずそうに私の顔を見る。
私は黙ってサムズアップを返した。
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