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#08:My shameful lines
My shameful lines 01 ✤
しおりを挟む朝。私立荒菱館高等学校。
近江渋撥は、校門を入る前から絶え間なく飛んでくる挨拶をほぼスルーして自分の教室に着いた。彼は朝が本当に得意ではない。億劫そうに頭を下げて鴨居を潜り、ベランダ側の教室最後方の席、自分の席へ辿り着いた。椅子を引いてドサッと腰を下ろした。
「近江さん!」
渋撥が自分の席の椅子に座った瞬間、呼びかけられた。
渋撥の前の席は澤木曜至。彼は腰を捻って振り返り、渋撥の机の上にドンッと腕を置いた。
朝から何を真剣な顔をしているのだか。面倒だなと思った渋撥はスッと顔を背けた。しかし、曜至は少しも引かずさらにズイッと顔を近づけてきた。
「アンタ、女誘拐したらしいな」
これは寝耳に水。渋撥は眉間の皺をじわりと深くした。
「朝っぱらから何の話やねん」
「この前の交流会だよ。アンタ、交流会で一年の女担いで消えたって聞いたぞ。教師の目の前で無理矢理連れ去るほど、そんっなにイイ女だったのか」
そういえば曜至は先日の全学年合同交流会には出席していなかった。大方、人伝に話が回ってきた所為で曲解とタイムラグが発生したのだろう。ああ、何だそのことかと思い当たり、渋撥は溜息を吐いた。真剣に聞くような話でもなかった。
「なあ、その一年の女って何者? カワイイの? エロイの?」
「オマエには関係あれへん」
「関係なくねェだろ! あるだろ、アリアリだ! ご存知のとおりココじゃ女は共有財産なんだよ。近江さんといえども独り占めはよくねェぞッ」
「何が共有財産や。オマエらだけで勝手に共有しとれ」
「ノー! ノー! ノー!」
騒ぎ立てる男の声など耳障り以外の何物でもない。暑苦しいし鬱陶しい。渋撥は眉間の皺を深くした。
「おはよーさーん」
そこへやってきたのが美作純。美作の席は渋撥の隣。渋撥に詰め寄っている曜至の隣を擦り抜けようとしたところ、曜至にガッと制服を掴まれた。
「美作ァッ!」
朝一顔を見るなり何故怒鳴る。悲しいかな美作は曜至の粗暴な振る舞いにももう慣れっこだった。
「朝っぱらから騒いでどうしたん曜至君」
「近江さんが誘拐した一年の女の話、知ってるか?」
朝の挨拶もそぞろに穏やかでない話題。美作は眉をひん曲げて「はあっ?」と聞き返した。
「誘拐て何の話やねんな。一年の女って禮ちゃんのことか? 何勘違いしてるか知らんけど、禮ちゃんは近江さんのカノジョ――」
ドガッ!
渋撥は美作の向こう臑を問答無用で蹴り飛ばした。美作はその場に蹲った。朝から曜至には掴まれるは、渋撥には蹴られるは、今日は何という日だ。
「カノジョォオオ⁉ 新しいオンナいつできたんだよ近江さん!」
興奮した曜至は、渋撥に鼻が触れ合おうかという至近距離まで顔を近づけた。男の顔面の急接近など不快感しかない。渋撥は曜至の肩をグイッと押し返して距離を取らせた。
「何で美作は知ってんのに俺には教えねェんだよ! 俺のほうがアンタと付き合い長ェのに! 一年のときからの付き合いだぞ!」
「それは曜至君の性格の問題……」
バコッ、と曜至は蹲っている美作の後頭部を殴り飛ばした。それから美作の肩を掴んで無理矢理立ち上がらせた。
「その〝禮ちゃん〟ってどんな女だ、お前知ってんだろ美作ァッ!」
「曜至君、自他ともに認める女好きのクセに新入生のカワイイ子もチェックしてへんの?」
「お前がサラッと女好きって言うんじゃねェよ。お前だって散々合コン行ってんだろが。散々お持ち帰りしてんだろがッ」
曜至は力任せにガクガクガクガクッと美作を前後に揺さ振った。ふとあることに気づいてピタッと手を止めた。
「ん? つーかお前何で新入生のカワイイ女の話なんて?」
「禮ちゃんは入学早々天使レベル🩷ちゅうて評判になるくらいものごっつカワイイで。間違いなく新入生ナンバーワンや」
「余計なこと言うな」
渋撥は素早く立ち上がり、バシンッと美作の頭を叩いた。
美作は「あいてて」と叩かれた後頭部を摩り、曜至は美作からパッと手を離して渋撥のほうへ体を向けた。
「アンタ、ナンバーワンと付き合ってんのか⁉ この俺に無断でッ」
「何でイチイチオマエに断らなあかんねん」
「ナンバーワン見せろ! 本当にナンバーワンと呼べるレベルかこの俺が見極めてやる!」
「知るかボケ」
渋撥は曜至を真面に取り合う気はなかった。曜至が筋金入りの女好きであることは周知の事実。たとえ渋撥の恋人といえども、禮ほどの美少女を目の当たりにして此奴が自制心を保つことができる保障はない。それが分かっていてみすみす引き合わせるのは愚行である。
それとは別にもうひとつ、渋撥には禮と曜至を引き合わせたくない重大な理由……というか懸念があった。
「見たい~っ、見たい~っ! ナンバーワン見たい~っ」
曜至は駄々っ子のように渋撥の机をバンバンバンッとしきりに叩いた。
「ナンバーワンとかいうとキャバクラみたいでんな」
「オマエが余計なこと言うさかいギャンギャンうっさい。どうにかせえ」
渋撥から命じられ、美作は曜至のほうを向いてピッと人差し指を立てた。
「そんな見たいんやったら見れるで、曜至君。さっき禮ちゃんと今日ガッコ終わったらブラジレイロ行く約束してきたんや~♪」
美作は上機嫌な笑顔で言った。
渋撥は美作の詰め襟をむんずと掴んで力任せに引っ張った。
「ぐえっ!」
「俺のおらんとこでなに勝手に禮と遊び行く約束しとんねんコラァ💢」
間近でドスの利いた声を聞かせられ、美作は「ヒ~ッ」と声を漏らした。
「(近江さん意外と心狭い……)べ、別に近江さんのいはらへん隙を狙ったんやのォて偶然でっせ! ほんまさっき偶然、廊下でバッタリ禮ちゃんに会うてそーゆー話になっただけなんですて~っ💦」
曜至は親指を立ててキラッと目を輝かせた。
「今日の放課後ブラジレイロだな、分かった! 絶対ェ行く! 久々に朝早くガッコ来てよかったぜ~✨」
「来るなッ」
渋撥は美作の詰め襟を握ったまま拳を捻り、美作の首がギリギリと締めつけられてゆく。
ゴキゲンの曜至はまあまあと渋撥を宥めて美作の詰め襟から手を離させた。ようやく首を解放された美作はぜえはあと息をした。どうせ助けるならもっと早く助けてくれ。本当に失神するかと思った。
「ていうか放課後まで待つ必要ねェじゃん。そのナンバーワン誘って今からブラジレイロ行こうぜ」
「そら無理やがな。禮ちゃんマジメやもん。ガッコサボったりせえへんで」
曜至は何を言っているんだという顔をして首を傾げた。
「……マジメ? 近江さんのオンナなのに?」
「曜至君、近江さんのこと何やと思てんねんな」
渋撥は「チィッ!」と盛大な舌打ちをした。
その日の授業終了後。
禮がいる一年B組の教室にやって来た渋撥は、廊下で禮のクラスの担任に声をかけられた。
荒菱館高校では、一年生の教室は最上階の三階、三年生の教室は一階となっている。面倒臭がりの渋撥にとって、三階にある禮の教室まで行くのはかなり億劫だ。教師と話をする為にわざわざその億劫を乗り越えたわけではないのに、禮のクラスの担任はフレンドリーに接してくる。
渋撥にはそれが煩わしくてしょうがない。感情を隠そうともせず横柄に壁に寄りかかっていた。
「近江ってさ~、俺のクラスの相模と付き合ってるんでしょ~? 相模はあの超お嬢様学校の石楠女学院の卒業生だってのに、ウチの生徒がどこでどうやって知り合ったの」
「放っとけ、マキ」
「マキって言うな!」
馴れ馴れしく話しかける男性教師に対し、渋撥はスパッと言い放った。
四谷 真紀[ヨツヤ マサノリ]――――
荒菱館高校赴任して早数年、女生徒のいるクラスを任されてしまい、心底ついていないと思いこんでいる一年B組の担任。実は渋撥のいるクラスを担任した経験があり、当時も自分の不運を呪ったものだ。
渋撥を担任している頃もかなり手を焼かされたが、現在の三年生からは「マキ」という愛称で呼ばれ親しまれている。本人には不本意な愛称ではあるが。
四谷はコホッと咳払いして仕切り直した。
「で、どうやって相模と付き合うことになったのかな? まさか正攻法じゃない、とか。脅迫はイカンよ……?」
「オマエそんなんで女と付き合うたことあるんか。ナメとるやろ」
「もしかして照れてる? イヤ、分かるよ。俺もそういう時期あったから。彼女を自慢したい、けど恥ずかしいから隠したいってな」
四谷は腕組みをしてひとりでうんうんと頷いた。
「相模みたいなカワイイ彼女なら尚更なー。ホラ、ウチってどこ見渡してもヤローばっかだから、もーカワイくって仕方なくってサー。明るくて素直だし、なんて言っても反応がカワイイんだよなあ。あの大きな目で〝セ・ン・セ・エ〟とか言われたら萌え~🩷ってなっちゃうよな。俺、萌えという感情分かっちゃったもんな~」
(よう喋る男やな💢 俺の禮はほぼ天使やぞ、カワイくてトーゼンや。何なら天使超えてくるからな)
渋撥はギロッと四谷を睨んだ。四谷の聖職者とは思えぬ過剰なまでの禮へ対する絶賛ぶりを看過することができなかった。
「どっか行けマキ」
「キミ何で常に命令口調なの? 俺、教師よ?」
「俺はここにオマエと喋りに来たんとちゃうねん、鬱陶しい。去ね」
「こらー。先生にそんなこと言うたらあかんよー」
頭のすぐ近くで禮の声。渋撥が寄りかかっていたのは教室側の壁だった。渋撥が顔を上げると、禮が窓からヒョコッと顔を出していた。
禮は、窓際の席である大鰐平の机の上に両膝を揃えて乗っかっていた。大鰐はブスッとしてスカートの裾から覗く禮の太腿をジーッと注視した。
(……白い✨)
張りのある太腿は眩しく白い。自然とそれに目が行き、ついつい見詰めてしまうのは少年の本能ですから。
「そうだよなー。そんなこと言っちゃダメだよなー。この偉そうな男に言ってやってくれよ」
「黙れ、リーマン教師」
「もーハッちゃん。あかんってば」
「相模はほんとカワイイなあ」
ガシッ、と渋撥は四谷のシャツを掴んだ。目の前で禮を褒めた男を引っ捕らえるのは最早条件反射だ。
荒菱館高校で教鞭を執って数年になる四谷は、流石にこの程度では動じることはなかった。渋撥を真っ直ぐに見て「えー」と零した。
「フツーそんな迷いなく胸座掴む? 俺、教師だよ?」
「オマエ教師に向いてへん。今すぐ辞めろ」
「あ、真顔で言うな。泣いちゃう」
禮は渋撥を「めっ」と目で叱った。
「ハッちゃん。センセエにひどいことせえへんの」
渋撥は四谷から手を離し、禮へと視線を動かした。
「まだ終わらへんのか。帰んで」
「だってセンセエ、ハッちゃんとお話してはるもん。HR終わらな帰られへんよ」
渋撥は四谷をチラッと見てチッと舌打ちした。
「早よやることやれや。ほんますっとろいな、マキ」
「教師にそんなこと言っちゃいけマセン! 瀧先生に言いつけるからなー」
四谷はそう捨て台詞を残して教室の前方にある戸口のほうへ歩いて行った。
四谷が戻ればHRが始まる。禮が顔を引っこめようとすると渋撥から「禮」と呼び止められた。
「今日、美作とブラジレイロ行く約束しとるやろ」
「うん。純ちゃんがオゴってくれるさかい行こって」
(アイツ、何が偶然や💢 前のめりで誘いくさって。美作あとでシバく)
渋撥は思わずグッと拳を握った。美作が居合わせていたら間違いなく殴っていただろう。
「今日ブラジレイロに行くのはやめとけ」
「約束したのに、なんで? ハッちゃんご用事あんならええよ。純ちゃんとふたりで行くし」
「今日は別の店行くで。俺がアイスでもケーキでも好きなモンオゴったるから」
「え✨」
禮の目がアイスとケーキに反応してキラッと輝いた。
(食いモンにつられる禮も素直でカワイイな。俺以外にはつられるなよ)
「ハッ。あかんあかん。純ちゃんと約束してるし」
禮は正気に戻ってふるふると首を振った。
渋撥はチッと舌打ちした。もう少しで上手くいきそうだったのに、今日の美作には本当に腹が立つ。
「今日、ブラジレイロにちょおマズイヤツが来る。せやさかい、行くな」
禮はキョトンして首を傾げた。
「禮が拳ぶっ壊したヤツ」
それは、澤木曜至。
偶然街角で曜至が喧嘩を売ったことが原因とはいえ、禮が曜至の拳をしばらく使い物にならなくしたことは紛れもない事実だ。当時曜至はかなり怒り狂っており、報復を固く心に誓っていた。その後、曜至は犯人の追及に奔走していたが、犯人は男だと思いこんでいた為に正体を突き止めることはできなかった。
曜至が禮の顔をしっかりと見れば、禮との接触が増えれば、自身の拳を壊した犯人に行き着くかもしれない。渋撥はそれを危惧した。
「誰?」
禮に真っ直ぐな目で聞き返され、渋撥は肩の力を落とした。
「そーか、覚えてへんか……」
禮が荒菱館高校を受験すると言い出したときから何となくそうなのではないかと思っていた。荒菱館高校に入学するということは、かつて自分が打ち負かし、自分に対して少なからず恨みを持っている人間に学内で鉢合わせする危険性があるということだが、禮はそのようなことは思いつきもしない。
人を殴ることも打ち負かすことも、禮には慣れたことだ。罪悪感はなく、自分が負かした相手の人相など逐一覚えてもいないのだ。
「もしかしてハッちゃんの知ってる人やった?」
禮はハッとした顔をした。渋撥は溜息交じりに「まァな」と返した。
「ハッちゃん怒ってる? ゴメンね?」
「怒ってへん」
禮の心配はまるで見当違いだった。渋撥は諦めて溜息を吐き、禮の頭に手を置いてくしゃくしゃっと撫でた。
「もうええ」
「?」
「禮は忘れとってええ。俺が何とかしたる」
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