7 / 21
その⑦次の相手
男は体をつないだまま体位を変え、もう一度愛海に向かい合い、目を合わせ
「いきますね」と予告して愛海の乳房をつかむと少し愛撫したのち一気に加速し、
「う、ん、ん」と呻き、最後に緩く腰を振りながら果て、どっと愛海の体の上に体重をかけてきた。
最後は正常位で、というところに生真面目さを感じた。体にかかる重みに嫌な気持ちにはならず、むしろ幸せを感じた。
かるく抱きしめられた後、男は抜くとゴムの口をきっちり縛って処理をした。
「ありがとう。連絡はまた事務局通して」男はそういうと去っていった。
あっけなかった。愛海はこの短い時間に、出会い、恋をし、そして捨てられた気分になった。
まもなく次のセリが始まる。競りは一パーティー中3回行われ、女性はそのうちの一回には参加するよう義務づけられていた。
―――たったあれだけで35万?
あれだけで自分の手元には30万近い金が入ってくる。
孝文の来訪を待ちわびて涙を流していた日々がばからしく思えるほどだった。
それに、自分はもう一線を越えてしまった、という思いが愛海の心にのしかかってきた。
自分はもう金で体を売ったのだ。売春婦なのだ。もう、どうなっても、どう転んでも同じ、という極端な倫理観の崩壊が愛海を襲った。
一見派手で遊びなれた風にみられる愛海だったが、体の関係にまで進んだのは孝文が初めてで、この……売春が生涯で二人目の男とのセックスだった。
―――次のセリにも出よう。
一途に思っていた相手に失恋し、立ち直れず自分を見失った愛海は、また自分を売るために、体を起こし立ち上がろうとした。
「競りに参加するの?」
その時、そう声をかけてきた者がいた。
「いきますね」と予告して愛海の乳房をつかむと少し愛撫したのち一気に加速し、
「う、ん、ん」と呻き、最後に緩く腰を振りながら果て、どっと愛海の体の上に体重をかけてきた。
最後は正常位で、というところに生真面目さを感じた。体にかかる重みに嫌な気持ちにはならず、むしろ幸せを感じた。
かるく抱きしめられた後、男は抜くとゴムの口をきっちり縛って処理をした。
「ありがとう。連絡はまた事務局通して」男はそういうと去っていった。
あっけなかった。愛海はこの短い時間に、出会い、恋をし、そして捨てられた気分になった。
まもなく次のセリが始まる。競りは一パーティー中3回行われ、女性はそのうちの一回には参加するよう義務づけられていた。
―――たったあれだけで35万?
あれだけで自分の手元には30万近い金が入ってくる。
孝文の来訪を待ちわびて涙を流していた日々がばからしく思えるほどだった。
それに、自分はもう一線を越えてしまった、という思いが愛海の心にのしかかってきた。
自分はもう金で体を売ったのだ。売春婦なのだ。もう、どうなっても、どう転んでも同じ、という極端な倫理観の崩壊が愛海を襲った。
一見派手で遊びなれた風にみられる愛海だったが、体の関係にまで進んだのは孝文が初めてで、この……売春が生涯で二人目の男とのセックスだった。
―――次のセリにも出よう。
一途に思っていた相手に失恋し、立ち直れず自分を見失った愛海は、また自分を売るために、体を起こし立ち上がろうとした。
「競りに参加するの?」
その時、そう声をかけてきた者がいた。
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。