13 / 17
4-4 あなたが好きなのは?
しおりを挟む
白く霞む夜に、電灯の明かりがぼんやりと等間隔に光る。支柱は霧と夜に隠され、光だけが辺りを包む水の粒子に乱反射し、魔法のように幻想的に映る。
ただそれを美しいと捉える感性は、カキアにはなかった。魔法とは、奇跡の力とは、超越的な干渉とは、カキアにとって忌まわしいばかりだ。
風はなく冷えるばかりで、カキアはコートの中で首をすくめた。
「アップルパイ、おいしかったろ? キラちゃん、料理うまいんだよね」
胸の内と、舌を滑らせる言葉は異なる。ここに在るのは、ゲスト対応室の人間たるカキア。ヘラヘラと軽薄に笑みを結び、口調だけは親しげに語りかける。
キラを送った帰り、どうしても同行すると言ってきかなかったロエと二人で、夜の道を歩く。
「アップルパイ、おいしかった」
オウム返しで済む質問は回答しやすく、ロエは間を置かず答える。
実際、食事の最後に出たアップルパイの衝撃たるや、ロエの今日一日で築いた料理観を吹き飛ばすものだった。サクサクのパイ生地をかじって広がった、調和のとれた甘みと酸味。りんごの食感もわずかに残り、噛むごとに生でも味わえないほどの果汁感で満たされた。本当に上位の料理とはこういうものなのだと思い知らされた。
「でしょうでしょう。まぁ僕じゃ力になれないから、料理に関しては今後も彼女に」
カキアの誘導はあからさまだ。最初こそ渋々付き合おうとしていたが、キラが話に入ってからはこれ幸いという気配を消しきれていない。多分それはわざとで、その上でロエは不思議に思う。
「なんでウソつく?」
口にした英語は正しいのか、ロエは少し自信がない。これは嘘なのか。偽りなのは確か。
いうなれば演技。
「なに、何のこと?」
発声までの間も、戸惑った素振りも、カキアに淀みはない。
けれど、ロエは感じられる。
だから、カキアに手を伸ばす。
「君、急に他人に触れるの止めようね。文化人の距離感じゃないよ」
手は直前で叩き落とされた。口調ばかり柔らかく、不快は言葉の奥に漂う。
弾かれた手を見つめ、ロエは口を開く。
「《──何で人間ぶる?》」
カキアの歩みが止まる。
合わせてロエも足を止める。
「《食べ物の処理、今大分いっぱいいっぱいだろ。ほぐして分解して放出して、それいちいち考えて摂取した全部にやるって面倒臭くないか? 何でカキアはそこまでして人間ぶるんだ?》」
それは消化などという無意識下の生命運動ではない。
カキアは食事をしない。習慣事が嫌いだから食事は別に済まそうなんて、最初の嘘はばればれだ。コーヒーなどの飲み物ぐらいは口にするが、それだけ。
ロエが推測するに、今カキアの中には高密度の情報がそのままある。風を動かしてもいないのに、今カキアの横は心地良い。エーテルが溢れ、そよぎ、広がっている。カキアの操作は内に向かっている。一つ一つ絡まりをほぐし、ただあまねくあるエーテルに戻すため。
それは、摂取したハリボテの情報から、ラベルを剥がす作業だ。人間の消化ではなく、情報の処理。人間のように情報が確定していない存在が、己の情報に干渉しないよう捌く行為。
それを今この時も、意識して行なっている。
「《……見抜いてた癖に、逆にどういうつもりで俺に食わした》」
こっちを向いたカキアに合わせて、ロエも向き直る。口元に笑みを湛えながらも、カキアに友好の意思はない。
「《食わないから食わしたらどうなるかなって》」
「《興味本位か》」
「《知りたかったから。思ったよりしんどそうで、悪かったかなって》」
生い立ちに触れてから、カキアはロエを子供のように扱い出した。そういう形がカキアの好みなのかと、ロエは付き合った。けれど今日のキラの過去で判明した。カキアはただキラと同じ枠にロエを落とし込んだだけだ。それはロエの望むところではない。だからちゃんと指摘することにした。
「《そういうの、無理しなくていい》」
食わなかろうが、眠らなかろうが。
「《俺多分、お前に近い》」
人でなくとも、そこに恐怖も畏怖もない。
「《平然とここで飯食う癖に何言ってやがる》」
「《ここではそういうものなんだろ? ……なぁ、もう少しちゃんと、この間のできないか》」
ロエは顔をカキアに寄せた。少し高い位置からの接近に、カキアが身を強張らせる。
ロエは待った。前髪の影は夜の助けでより暗く、深緑の瞳は見えない。
しばらくの沈黙の後、カキアは小さく一歩前に動いた。
厚い前髪を間に挟み、二人は額を重ねた。
「山羊を食す予定もなく殺してはなりません」
紫色の衣を纏う貴婦人は言い聞かせる。
血溜まりに蹲る少年は、美しくも無感動な青を輝かせて顔を上げる。その両手は肘辺りまで血と臓物に汚れ、血飛沫は白皙の顔にまで付着している。
「犬も猫も、あらゆる動物は、飼い主がいる可能性があるので勝手に殺してはなりません」
たまたま通りかかった犬を指せば、即座に反応される。
少年の指は、次に貴婦人を指す。
「……人間は、私が命じない限り殺してはなりません」
ロエの生前の記憶に、カキアの近い記憶が重なる。
「駄目だって言われたことは駄目で、やれって言われたことはやる」
そう、ロエは言った。
紫色の衣を纏う貴婦人が悲しんでいる。
「こんなにも愛しているのに、なぜあの子は」
束縛し、閉じ込め、支配する。腹を痛めて産んだ唯一の子に対する強すぎる執着。だから成人した嫡子は母を疎んじて遠ざけた。
慰みに拾った少年は庇護欲を満たすには異質過ぎて、貴婦人は満たされぬ欲求を嘆く。ただ我が子を守りたいだけだと、この世の危険から遠ざけたいだけだと。
ならば嫡子が向かう危険に、脅威に、自分が出向けばいいと少年は言う。
「ならば……代わりに、お前が戦場に出なさい」
少年は、頷いた。
カキアは勘違いしている。ロエはキラと同じではない。ロエをキラと同じ区分で扱うなど間違っている。
今日、ロエはキラの思想に納得した。なるほど、憐れむのは高次元を気取る傲慢かと。
──ああ、俺が抱いているのは傲慢だったのかと。
「これだけしてやったんだから、感謝ぐらいしろよ!」
少年は、言われたから言う。
「死にたくない! やだよっ助けて!」
少年は、言われたから守る。
「今度は何人やられた!? 誰かあの魔王をぶっ殺してくれ!」
少年は、言われたから殺しに行く。
少年にだって楽しいことも悲しいこともある。でもすべては流れるがまま、流されるがまま、何にも執着せずに生きた。
一つの例外だけを除いて。
自分だけが知る、深緑の瞳。最期の光の奔流と共に心に残る、他と違うもの。
ロエは、生前を厭うてはいない。
だって。
──人間すべてがただ憐れだと、そう思って願いを叶えていただけに過ぎないのだから。
弾かれたようにカキアが額を離した。驚愕に、口が薄く開いている。
「《……その精神で、お前、俺に何で執着してる》」
問いかけに、あぁ今度はきちんと奥まで繋がったと、ロエは満足を笑みに乗せた。
「カキアが好きだから」
唇から滑り落ちた、淀みのない英語。ここ何週間か、問い続けた好き嫌いの成果。
純なる想いの告白は、ただただカキアに恐怖と混乱だけをもたらした。
ただそれを美しいと捉える感性は、カキアにはなかった。魔法とは、奇跡の力とは、超越的な干渉とは、カキアにとって忌まわしいばかりだ。
風はなく冷えるばかりで、カキアはコートの中で首をすくめた。
「アップルパイ、おいしかったろ? キラちゃん、料理うまいんだよね」
胸の内と、舌を滑らせる言葉は異なる。ここに在るのは、ゲスト対応室の人間たるカキア。ヘラヘラと軽薄に笑みを結び、口調だけは親しげに語りかける。
キラを送った帰り、どうしても同行すると言ってきかなかったロエと二人で、夜の道を歩く。
「アップルパイ、おいしかった」
オウム返しで済む質問は回答しやすく、ロエは間を置かず答える。
実際、食事の最後に出たアップルパイの衝撃たるや、ロエの今日一日で築いた料理観を吹き飛ばすものだった。サクサクのパイ生地をかじって広がった、調和のとれた甘みと酸味。りんごの食感もわずかに残り、噛むごとに生でも味わえないほどの果汁感で満たされた。本当に上位の料理とはこういうものなのだと思い知らされた。
「でしょうでしょう。まぁ僕じゃ力になれないから、料理に関しては今後も彼女に」
カキアの誘導はあからさまだ。最初こそ渋々付き合おうとしていたが、キラが話に入ってからはこれ幸いという気配を消しきれていない。多分それはわざとで、その上でロエは不思議に思う。
「なんでウソつく?」
口にした英語は正しいのか、ロエは少し自信がない。これは嘘なのか。偽りなのは確か。
いうなれば演技。
「なに、何のこと?」
発声までの間も、戸惑った素振りも、カキアに淀みはない。
けれど、ロエは感じられる。
だから、カキアに手を伸ばす。
「君、急に他人に触れるの止めようね。文化人の距離感じゃないよ」
手は直前で叩き落とされた。口調ばかり柔らかく、不快は言葉の奥に漂う。
弾かれた手を見つめ、ロエは口を開く。
「《──何で人間ぶる?》」
カキアの歩みが止まる。
合わせてロエも足を止める。
「《食べ物の処理、今大分いっぱいいっぱいだろ。ほぐして分解して放出して、それいちいち考えて摂取した全部にやるって面倒臭くないか? 何でカキアはそこまでして人間ぶるんだ?》」
それは消化などという無意識下の生命運動ではない。
カキアは食事をしない。習慣事が嫌いだから食事は別に済まそうなんて、最初の嘘はばればれだ。コーヒーなどの飲み物ぐらいは口にするが、それだけ。
ロエが推測するに、今カキアの中には高密度の情報がそのままある。風を動かしてもいないのに、今カキアの横は心地良い。エーテルが溢れ、そよぎ、広がっている。カキアの操作は内に向かっている。一つ一つ絡まりをほぐし、ただあまねくあるエーテルに戻すため。
それは、摂取したハリボテの情報から、ラベルを剥がす作業だ。人間の消化ではなく、情報の処理。人間のように情報が確定していない存在が、己の情報に干渉しないよう捌く行為。
それを今この時も、意識して行なっている。
「《……見抜いてた癖に、逆にどういうつもりで俺に食わした》」
こっちを向いたカキアに合わせて、ロエも向き直る。口元に笑みを湛えながらも、カキアに友好の意思はない。
「《食わないから食わしたらどうなるかなって》」
「《興味本位か》」
「《知りたかったから。思ったよりしんどそうで、悪かったかなって》」
生い立ちに触れてから、カキアはロエを子供のように扱い出した。そういう形がカキアの好みなのかと、ロエは付き合った。けれど今日のキラの過去で判明した。カキアはただキラと同じ枠にロエを落とし込んだだけだ。それはロエの望むところではない。だからちゃんと指摘することにした。
「《そういうの、無理しなくていい》」
食わなかろうが、眠らなかろうが。
「《俺多分、お前に近い》」
人でなくとも、そこに恐怖も畏怖もない。
「《平然とここで飯食う癖に何言ってやがる》」
「《ここではそういうものなんだろ? ……なぁ、もう少しちゃんと、この間のできないか》」
ロエは顔をカキアに寄せた。少し高い位置からの接近に、カキアが身を強張らせる。
ロエは待った。前髪の影は夜の助けでより暗く、深緑の瞳は見えない。
しばらくの沈黙の後、カキアは小さく一歩前に動いた。
厚い前髪を間に挟み、二人は額を重ねた。
「山羊を食す予定もなく殺してはなりません」
紫色の衣を纏う貴婦人は言い聞かせる。
血溜まりに蹲る少年は、美しくも無感動な青を輝かせて顔を上げる。その両手は肘辺りまで血と臓物に汚れ、血飛沫は白皙の顔にまで付着している。
「犬も猫も、あらゆる動物は、飼い主がいる可能性があるので勝手に殺してはなりません」
たまたま通りかかった犬を指せば、即座に反応される。
少年の指は、次に貴婦人を指す。
「……人間は、私が命じない限り殺してはなりません」
ロエの生前の記憶に、カキアの近い記憶が重なる。
「駄目だって言われたことは駄目で、やれって言われたことはやる」
そう、ロエは言った。
紫色の衣を纏う貴婦人が悲しんでいる。
「こんなにも愛しているのに、なぜあの子は」
束縛し、閉じ込め、支配する。腹を痛めて産んだ唯一の子に対する強すぎる執着。だから成人した嫡子は母を疎んじて遠ざけた。
慰みに拾った少年は庇護欲を満たすには異質過ぎて、貴婦人は満たされぬ欲求を嘆く。ただ我が子を守りたいだけだと、この世の危険から遠ざけたいだけだと。
ならば嫡子が向かう危険に、脅威に、自分が出向けばいいと少年は言う。
「ならば……代わりに、お前が戦場に出なさい」
少年は、頷いた。
カキアは勘違いしている。ロエはキラと同じではない。ロエをキラと同じ区分で扱うなど間違っている。
今日、ロエはキラの思想に納得した。なるほど、憐れむのは高次元を気取る傲慢かと。
──ああ、俺が抱いているのは傲慢だったのかと。
「これだけしてやったんだから、感謝ぐらいしろよ!」
少年は、言われたから言う。
「死にたくない! やだよっ助けて!」
少年は、言われたから守る。
「今度は何人やられた!? 誰かあの魔王をぶっ殺してくれ!」
少年は、言われたから殺しに行く。
少年にだって楽しいことも悲しいこともある。でもすべては流れるがまま、流されるがまま、何にも執着せずに生きた。
一つの例外だけを除いて。
自分だけが知る、深緑の瞳。最期の光の奔流と共に心に残る、他と違うもの。
ロエは、生前を厭うてはいない。
だって。
──人間すべてがただ憐れだと、そう思って願いを叶えていただけに過ぎないのだから。
弾かれたようにカキアが額を離した。驚愕に、口が薄く開いている。
「《……その精神で、お前、俺に何で執着してる》」
問いかけに、あぁ今度はきちんと奥まで繋がったと、ロエは満足を笑みに乗せた。
「カキアが好きだから」
唇から滑り落ちた、淀みのない英語。ここ何週間か、問い続けた好き嫌いの成果。
純なる想いの告白は、ただただカキアに恐怖と混乱だけをもたらした。
0
あなたにおすすめの小説
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
【完結】口遊むのはいつもブルージー 〜双子の兄に惚れている後輩から、弟の俺が迫られています〜
星寝むぎ
BL
お気に入りやハートを押してくださって本当にありがとうございます! 心から嬉しいです( ; ; )
――ただ幸せを願うことが美しい愛なら、これはみっともない恋だ――
“隠しごとありの年下イケメン攻め×双子の兄に劣等感を持つ年上受け”
音楽が好きで、SNSにひっそりと歌ってみた動画を投稿している桃輔。ある日、新入生から唐突な告白を受ける。学校説明会の時に一目惚れされたらしいが、出席した覚えはない。なるほど双子の兄のことか。人違いだと一蹴したが、その新入生・瀬名はめげずに毎日桃輔の元へやってくる。
イタズラ心で兄のことを隠した桃輔は、次第に瀬名と過ごす時間が楽しくなっていく――
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
俺の婚約者は小さな王子さま?!
大和 柊霞
BL
「私の婚約者になってくれますか?」
そう言い放ったのはこの国の王子さま?!
同性婚の認められるパミュロン王国で次期国王候補の第1王子アルミスから婚約を求められたのは、公爵家三男のカイルア。公爵家でありながら、長男のように頭脳明晰でもなければ次男のように多才でもないカイルアは自由気ままに生きてかれこれ22年。
今の暮らしは性に合っているし、何不自由ない!人生は穏やかに過ごすべきだ!と思っていたのに、まさか10歳の王子に婚約を申し込まれてしまったのだ。
「年の差12歳なんてありえない!」
初めはそんな事を考えていたカイルアだったがアルミス王子と過ごすうちに少しづつ考えが変わっていき……。
頑張り屋のアルミス王子と、諦め系自由人のカイルアが織り成す救済BL
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
旦那様と僕
三冬月マヨ
BL
旦那様と奉公人(の、つもり)の、のんびりとした話。
縁側で日向ぼっこしながらお茶を飲む感じで、のほほんとして頂けたら幸いです。
本編完結済。
『向日葵の庭で』は、残酷と云うか、覚悟が必要かな? と思いまして注意喚起の為『※』を付けています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる