この旅の夜空は楽園に繋がっている

まっさ

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二 海を行く船の上

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 手紙の署名の後に自己主張で『白狼』と書いたせいか、夢にまで習った時のことが出てきて、ハクロは口元をだらしなく緩めたまま微睡みから脱した。
 目を開くと、抜けるような青空が広がっていた。状況を思い出した途端、胃の腑から迫り上がってくるものがあって、慌てて船の縁から体を乗り出す。
「ぅ――っ」
 海へと落ちていったのは、芋と干し肉だったものだ。今朝も昨夜も同じ献立だったので間違いない。
「あーあー、静かになったと思ったらまたかい」
「もったいねぇなぁ、まったく」
 甲板で芋を剥いている船員二人が、揶揄と呆れと心配を含んだ声をかけてくる。
「ほらよ」
 甲板に倒れたハクロの口元に、いつの間にか傍らに来たヴィダーが革水筒の口を押し付ける。かぶりつく勢いで欲したが、頭を叩かれて落ち着いた。
「飲み過ぎんな」
 航海で使える水は限られる。吐いたことで喉を痛める胃液を、口をすすいだ水を飲んで流した。後は甲板に崩れ落ちて大の字になる。
 乗船からこっち、定期的に訪れる衰弱に、ヴィダーがため息をつく。
「アンカルにいつものしてもらえ」
 ガクガクと首を頷かせ、ハクロは甲板で不動の胡座をかいているアンカルへと這いずった。
 褐色の大男は閉じていた目を開けてハクロの顔色を一瞥すると、のそりと立ち上がる。ハクロの体勢をまずは整えさせ、首や背、時には手や足に、指や掌を押し当てる。
「んで続き、続き」
「アンカルさんの槍が一つ目巨人に突き刺さった後、倒せたのか?」
「ん? あぁ。とうとう跪いた一つ目巨人の目玉に、飛びかかったアンカルが深々と槍を突き立てた。あの時の咆哮は耳がぶっ壊れるぐらいだったな。断末魔の叫びかと思えば、だがそうじゃない。奴は最後の力で自分を殺そうとするアンカルの体をわし掴んで――」
 集中する意識に会話が流れ込む。芋剥き二人にヴィダーが遺跡の話をしてやっている。寝物語に幾度も聞いて、ハクロも知っている話だ。続きは、ヴィダーが洞窟の一角を撃ち、崩落にアンカルごと一つ目巨人を巻き込むのだ。強敵との対戦はそのまま大喧嘩に発展する。
 ぐりっと一際強い指圧に息を飲み、慌てて平生の呼吸を意識する。体の内側が熱い。震えおののいていた胃の腑が平静を取り戻す。
「そうして辿り着いた最奥で、こいつが見つかったってわけだ」
 身内同士の諍いは省いて伝えたヴィダーは、船員二人へ側に立て掛けていた遺物を拳で叩いてみせた。固い音がする。それは大きな黒い板だった。ただ長細い長辺には刃がつけられており、掌いっぱいほどの短辺の片方には無骨に柄が接がれている。
「剣かい?」
「遺物にしてはなんか……」
 言って、先に銃型遺物を見せてもらっていた二人は、目を見合わせて黙り込む。
 ヴィダーの銃型遺物は、銃自体普及し始めで話にしか聞けない人間にもすごさが分かる。弾丸を使わない銃型遺物は、銃弾の管理も再装填の手間もない、規格外のものだ。
 比べると黒剣は凡庸に写る。
「こいつの特性は重ささ」
「重さ?」
 疑念に、ヴィダーは黒剣を差し出した。一人が調理ナイフを芋に突き刺して、片手に受け取る。重量に座ったままよろめいた。袋に剥きかけの芋を置いて今度は両手で挑む。切っ先が上がるか上がらないかのところで、とんっと軽い仕草でヴィダーは柄に指先を置いた。
 途端に支えていられなくなって、剣身が甲板の床に落ちた。みしりと板が鳴る。
「なんか、重くなったぞ!?」
「使用者の意思次第で重みが変わる。使いこなすにはコツがいるんだ。――ハクロ」
 呼びかけられてハクロは立ち上がった。船酔いの不調はもうなく、アンカルの手も離れていきに両足をつく。何度か同様に重さを調整して、空中であるまじき方向転換や飛翔じみた飛び方を披露する。
 芋剥きの二人が口をあんぐりと開けて停止していた。
「重いってのは、力の方向でもある。これでも立派な遺物だ」
「……はぁー、基本は軽くしてりゃ坊主みたいな奴にも扱えるのかい。すげぇな」
 感心した声に、ヴィダーは黙って笑む。
 黒剣の重さに軽減はない。黒剣は元々が異様に重い。調整できるのは加重の具合のみだ。それを扱えるのはハクロの力であり、技だ。そこまでは言及せず、相手が安心できる程度に情報を明かす。
 そうすると。
「――なかなかやりそうだね、客人方」
 希望のものが網にかかると、ヴィダーは知っている。
 現れた蠱惑的な唇を持つ女船長に、ヴィダーは機嫌良く笑みを向けた。


 船尾の船長室はひどく質素だった。中央には円卓と四脚の椅子、部屋の端には二段の物入れの上の寝台と、どこまでも実用的な部屋だ。宝飾もドレスもなく、部屋の主が女であることは部屋の様子だけでは伺えない。
「悪いね、狭い部屋で」
 ほとんど屈む形で移動するアンカルに、船長は自然な笑みを零す。三人が椅子に座ったのを確認すると、卓上に置いたままの海図を指し示した。
「島を出たのが二週間前、次の港までは二ヶ月の算段で現在地はここさ」
「問題が?」
「順風満帆、まだ出発したばっかだが、ちょうどいい雨まであって文句のつけようはない」
 勿体ぶる態度に、ヴィダーが口を噤んであえて相槌を打たない。後の二人はいつものように交渉事はヴィダーに一任しているので口を挟まないまま、ただ沈黙が過ぎる。
「……せっかくなら楽しく行きたかないかい?」
 船長はヴィダーの隣で腰を折り、テーブルに上半身を預けてみせる。大きく開いた襟元からは胸の膨らみが伺えた。暗褐色の肌の谷間は吸い込まれるように暗く、その曲線が布に隠れた後はどんな形を描くのか、女体に興味を持つ者なら好奇心がくすぐられる絵だ。ヴィダーははばかることなくその肢体を眺めた後、女船長と目を合わせた。
「タダで便乗してるってのに贅沢は言わないさ」
「なんだいっ、ノリの悪い男だねぇ!」
 交渉の舵取りを図る船長相手に、ヴィダーは乗船自身を拒絶して力関係の偏りを避けようとしている。
 ハクロは隣を見上げた。視線を感じたのか、アンカルもハクロを見下ろしてくる。交わす視線で意思の疎通を果たす。面倒くさい。二人にはこの手のやりとりが理解できない。
「あぁ、分かったよ! 全解放だ! この海域には弾岩魚って珍しい奴がいるのさ。集団で馬鹿みたいに早く移動してるんだが、実はこいつの身がとびきり旨いって話で」
「――やる」
 船長の言葉を止めるほどの鋭さで受諾の言葉は投げられた。一瞬の膠着の後、ヴィダーは渋面を、船長は喜色を浮かべて、発声の主を振り返る。
「ホントかい!?」
「おまえ、また、食い物でぇ……」
 嘆くヴィダーがテーブルに崩れた。交渉も何もあったものじゃない承諾をしたのは、アンカルだった。予想外の行動に、ハクロも横で驚愕の表情を浮かべる。
「海は専門外だろが」
「参考にだ」
「まるっきり食いたいだけだろ」
「そうだとして何の問題がある」
「容量に振り切った仕様少しは演算能力に振り直せ、この馬鹿っ」
「ならお前にはやらん」
「はぁ?」
 訝しげに顔を上げたヴィダーに、アンカルはハクロの肩に手を置いて宣言する。
「俺達だけで片付ける。お前にはやらん」
 急な展開に、ハクロは目を見開いて二人を交互に見た。


 作戦は単純だ。アンカルの槍に縄をくくり、弾岩魚に突き刺す。幸運にも群れの大きさと、移動の速さから、海面に白い筋が走っており、遠くからでも弾岩魚の群れは見つかった。船の針路を追随するように船長が調整した。
 甲板で仕事のない船員、それからヴィダーとハクロが見守る中、アンカルは背中の筋肉を隆起させる。投擲は真っ直ぐに群れへと突っ込む。衝撃に飛沫が立ち、次の瞬間広がる赤にハクロは成功を予測して喜ぶ。
 そうしてアンカルが縄を引き寄せると、――槍だけが戻ってきた。
 全部分かっていたかのように、ヴィダーが現状を鼻で笑った。
「『アンカル』が鉤を忘れて槍を銛がわりにしようなんざ、笑い話でしかないな」
 銛には得物に突き刺した後そのまま獲物を捕まえる返し、鉤の部分がある。殺すためではなく、獲物としてとることが目的であり、だから漁に使われる。一方、アンカルの槍は刺突に特化した形で鋭く細い。結果するりと抜け、手元に戻ってきてしまった。
 アンカルが硬直している。
「あ、アンカルっ、俺が下に拾いに行くからッ」
「踏ん張りの利かない海面で何する気だ」
 勢い込んで告げるハクロの襟首をヴィダーが掴んで引き留める。
 黒剣は確かに重さの調整によって空中を舞うように移動することができるが、その初動には必ず慣性の方向性を定める土台が必要だ。人の摂理と違わず、蹴る地面があってこそ跳ねることができるのだ。仕留めた獲物を拾うところまでは可能でも、船へと戻る原動力は海面や弾岩魚の体では心許ない。
 槍を引き戻した後、身動きしないアンカルの背中にハクロは慌てる。藪から棒で驚きもしたが、仮にも相棒に指名されたのだ。自分にできることを探す。
 弾岩魚の群れは海中をその間も進んでいる。船長は細かく舵を調整しているが、風が変われば追跡はあきらめざるをえない。弾岩魚の速度は黒剣を扱っても追いつけないほどに早い。時折流れを間違えた一匹が水面から飛び上がり、強く水面を叩いて群れが乱れた。
 熟考は不意に、叩きつける風に攫われる。突風に、ハクロは思わず目を閉じた。
 羽ばたきの音がした。
「――あの、筋肉馬鹿がッ!」
 荒々しくヴィダーが罵倒を口にした。
 咄嗟に閉じた目を開けると、そこにアンカルの姿はない。それどころが急に日が陰ったように暗くなっていて、不思議に感じた面々は空にその答えを見つけた。
 赤い竜が、船の上空で羽ばたいている。何度かその羽で空を打ち、それから滑空の速度で弾岩魚の群れに突っ込む。群れは乱れ、一本の線のようだった潮の模様が無秩序に散っていく。
「……あぁ……悪い、大急ぎで帆を畳んでくれ。あと俺に近づかない方がいい」
 しばらくすると、ヴィダーは疲れた様子で口を開いた。
 混乱の中で明確な指示は通りやすく、船長も船員も慌てて指示を飛ばし合い、船上を駆け始める。
 弾岩魚の群れを徹底的にかき乱した後、赤い竜は飛び上がった。その翼がわざと海面をすくったように見えた後、狙い澄ました海水がヴィダーへと降りかかる。全身で受けるヴィダーの顔は虚無に近い。
 続いて弾岩魚が数匹甲板に生きたまま落ちてくる。
 最後は満足げな赤い竜が、ヴィダーの背後に降り立つ。船を揺らさぬよう慎重に、細かく羽ばたく動きで、一同はヴィダーが帆を畳ませた理由を知った。作業を終えて戻ってきた面々はその巨体を見上げて唖然とする。
「……って、ことで理解したと思うが、こいつは」
 ヴィダーが濡れて張り付く前髪を両手でかき上げる。
 後ろで赤い竜が弾岩魚を空に放り投げ、口で受けると丸呑みにした。
「――竜種だ」
 怒りも過ぎれば笑えてくるという現象そのものの表情で、ヴィダーは言った。


    *  *


 賑やかな酒宴を抜けだし、梯子にも似た急な階段を短く上がると、夕日で赤く染められた三角帆の下に探していた姿を見つけた。木製の杯片手に、海を眺める背中に声をかける。
「いつまで拗ねてんだよ」
「……食う物がないから、一人でちびちびやってるだけだ」
 一周回って笑っていた態度は、目に見えて分かる不機嫌さに落ち着いていた。隣に立ったハクロに横目を向け、ヴィダーは杯を口に運ぶ。強い酒精で喉を灼き、あちこちで漂う料理の匂いをかき消そうとする。
 ハクロは嘆息した。皿を差し出し、ほらとヴィダーに示す。澄ました顔でそっぽを向く男に呆れ、押し付ける勢いで更に顔の近くまで皿を持ち上げる。
 皿には、弾岩魚の焼いた切り身が乗っている。
「外皮がとにかく硬くて、アンカルに指示してもらって黒剣でぶった斬った。後は料理人が捌いてくれたからあんま役に立った感じもないけど、これはちゃんと俺の取り分」
 だから渡しても問題ないのだと、ヴィダーに掲げる。
 魚にも関わらず、皿には油が染み出ている。保存食に飽きてきた頃に、その匂いは誘惑が強過ぎた。振り返ったヴィダーが、渋々といった体で身を摘んで口に放り込む。
「……うまい」
 塩だけの味付けだったが、鮮度の問題か、生臭さもなく、噛み締める歯には肉に似た強い弾力が返る。油は甘く口の中に広がり、最近の侘びしさが吹き飛ぶ味だった。
 船酔い状態から脱しての食事だったこともハクロには大きい。
「だろ? 油がのり過ぎてて保存には向かないらしいけど、船乗りの中で噂になんのも分かるうまさだよな」
 一言の賛辞の後は、回り回ってアンカルを認めることが腹立たしいのか、ヴィダーは黙って酒と魚を交互に味わった。仏頂面の口端が時々緩んでいる。それが嬉しくて、ハクロは黙ってその様子を眺める。
 風がヴィダーの髪をそよがす。踊る毛先は夕方の赤い光を弄び、その揺らぎは灯火にも似る。
「……何で俺とアンタの髪って似てるのにこんなに違うんだろ」
 自分の後ろの一房を引っ張る。白色のそれは、夕日に当たると影が濃くなり、灰色味が強くなる。
 最後の一切れを口に放り込んでしばらく咀嚼した後、ヴィダーが口を開く。
「俺達のはただの識別の加護だ。身内はどいつもこうだった」
「……加護って」
 問うと答えの前にすっと一瞬、視線を周囲の警戒に走らせる。アンカルの大胆さと、ヴィダーの慎重さは対照的だ。
「――長命種の加護」
 未だ理解しきれていない事実を、整理するために口にする。
「……アンタが長命種で、アンカルが竜種」
「単なる人間用の通称だがな」
 知ってはいても理解にはほど遠い。
 常人より運動能力に優れ、治癒能力が高く、遺物の構造を熟知している。目の前の男は、そういった特性を持っている。その代償に、人と共に在るのだとハクロに教えた。長命種は人類のための集団であり、人と在る承認を持って加護が使えると。その承認を個人に限り、効率を上げるのが契約だ。ハクロとヴィダーの間で、事故的に結ばれたもの。
 それを解除するために今、北の『楽園』に向かっている。
 知識をおさらいしながら、ハクロは今日の衝撃的な出来事を口にする。
「話には聞いてたけど、あんなデカかったんだな、竜のアンカルって」
「大抵は丸呑みできて記録に楽な形態なんだろうよ」
 アンカルの話に渋面を作って、杯に残った酒を飲み干す。
「記録って、あれだろ。この世界の生物全部」
「陸生専門。継いだばっかであいつ自身の記録は穴だらけらしいがな」
「壮大な話だよな」
 竜種にも加護がある。取り込んだ生物の情報を記録し、記録にある生物なら姿を変化できる。同様に構造にも造詣は深く、ゆえに解体からツボ押しまでお手の物だ。人の多い場所での滞在を本人が嫌がるため町では機会がなかったが、船旅に出てからこっち、ハクロは何度も酔い止めのツボ押しの世話になっていた。ただし力加減が難しいのか、油断すると抉られる。
「おまけの目的をお題目に、あの食への馬鹿みたいな執着はあいつのお遊びだ」
「アンタだって俺にはどうみても遊んでるようにしか見えない」
「……俺はまだ旅の途中だからいいんだよ」
「自分の未熟を棚上げで責めるのは、子供みたいだ」
 からかう声音に、口をへの字に曲げる。機嫌はまだ悪いらしい。
「まぁ良かったじゃん。なんか仲良くなれたんだからさ」
 先程の酒宴は、種族の垣根がなかった。アンカルの風貌から元々持たれていた畏怖は、そのままアンカルの功績への敬意に変わっていた。剛毅な女船長と陽気な船員達に取り囲まれて、部屋の狭さに背中を丸めながらも出て行こうとしなかったアンカルの姿を思い出す。
「……無防備に正体晒して何回騒動起こしたと思ってんだ。何年経っても、短気なのはなおりゃしない」
 ヴィダーが不必要に言葉を重ねがちなのは、アンカルが上手だったせいだろう。
「アンタの警戒はきっと正しいんだろうけど、結果がある以上、今はアンカルが正しい」
「……さかしい口利くようになりやがって」
 船体の縁で腕を組み、頭を伏せて呟くのは完敗の証だろう。
 弾岩魚を叩き切って調理できるようにしただけの相棒でも、今は気分が良い。
 ハクロは笑みを作る。
「――まぁ打ち解けたのは計算通りだ」
 作った笑みのまま固まる。
 体を起こし、縁から離れ、両手を広げてみせる様はいつもの態度と変わりない。
「海水浴びたからな、船長様の水浴びにご同伴をこの後仰せつかってる」
 ニッと深まる笑みの口端が、銀色の睫の下の深い青の瞳が、全てを掌中にする愉悦に満ちている。何故ヴィダーが船長に恩を売ろうとしてたのか。
「二ヶ月は長いからな」
「エロジジイ……」
 転んでもタダでは起きない男に、ハクロは負けた気分になった。

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