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<7・嗤うのは果たして。>
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意識を飛ばした後も、熱は残っていた。
今が現実か、夢か。それとも悪夢のような現実というやつなのか。いや、そもそも今は悪夢でさえないのだとすれば。
その境界線をふわふわと漂い、快楽と正気の間を何度もよろめきながら飛び越えたような気がする。ひょっとしたら、眠っている間も暫く抱かれていた、なんてこともあるのだろうか。あの男はあくまで“どちらが支配者なのか”を思い知らせるためだけにレネを抱いたはず。だとしたら、寝ている自分に手を出す意味はないはずだが。
「うん……」
意識が持ち上がったのは、それから随分時が経ってからのことだった。抱かれた部屋と別の部屋に移動させられているのにはすぐに気づいた。重苦しい天蓋がなく、さらに見知らぬ天井であったものだから。
しかし、視界にはやや派手なシャンデリアと飾り窓が映る。宮殿の中のどこか、であるのは間違いなさそうである。
傍には誰もいない。そして、窓の向こうはすっかり夕焼けに染まっている。時計がないので正確な時刻はわからないが、体感的に見ても数時間は経過しているのは間違いなさそうだった。確か、ルーイとともに皇子に謁見したのはまだ午前中だったはずなのだから。
――半日無駄にした。……仕方ないか。
体の状況をゆっくりと確認した。特別拘束されている様子もない。自分に逃げられると結構困ったことになるはずなのだが、ひょっとしてこの寝室に監視カメラでもついているのだろうか。今の科学技術ならばそれも十分あり得る話だ。
体はまだ熱をもっている。特に、散々可愛がられた下半身がだるい。まだ下腹部に何かがつまっているかのような違和感がある。しつこく抱かれたあとにはよくある症状だった。だが、痛みはない。怪我をしている様子はない。厳しい物言いをしておきながら、あの男が一切乱暴なやり方を用いなかったがためだ。丁寧に慣らされたし、無理強いはしてこなかった。イっている最中に攻められるなんてことはあったが、あれは“レネなら耐えられる”ことがわかった上での行いだろう。
それくらいまで見抜かれているし、気遣われている。おかしなことだ、実質非合意で無理やり性交に及ばれたようなものだというのに。
――馬鹿なやつ。
枕元にはメモがあった。起きたら内線で呼ぶように、という走り書きと内線番号である。
中途半端な罪悪感が透けている。そこで気にするくらいなら、最初から自分なんか抱かなければいいものを。ましてや、自分は彼の地雷にずけずけと踏み入ったのだ。そういう自覚は、レネにもあるのだから。
「まあいいさ」
体は綺麗に清められているし、服もちゃんと着ている。よくよく考えれば慣れた手つきで脱がされたものの、服を破るような真似は一切されなかった。まあ、これが借り物の服だからというのもあるだろうが、お貴族様には買い直す金などいくらでもあっただろうに。
『関係ないんですよ。だって、貴方のための行為なんかじゃないんですから。あくまで、貴方が私に支配されていると分かっていただくためだけにしていることなんですもの。貴方が泣いて、ごめんなさいと負けを認めて、支配を受け入れるまで終わりません。これはそういうゲームなんですから』
馬鹿なやつめ、とレネは笑う。こんなことで自分に隷属を刻み込んだつもりなのだろうか?
大体自分は男娼だ。見知らぬ男に抱かれることなど慣れている。もはやレイプごときで傷つくこともなく苦しむほど脆いわけでもない。向こうもそれは重々承知しているはずだというのに。
――支配するため?……そんなことを言って、隙を晒したのはお前の方だ。
彼の弱点は明白だった。
皇子との関係に口をはさんだだけで、あれだけ冷静さを失ったのだから。彼にとって、アイザック皇子がどれほど聖域と呼べる存在であるのかは、火を見るより明らかである。あの忠誠心は、もはや神に対する信仰にも近いものなのだろう。
つまり、いくらでもつけいる隙はある、ということ。そもそも彼が皇子に対して何もやましい感情がないのなら、レネの言葉に動揺することもないはずなのだから。
「……必ず篭絡してやる、ルーイ・クライマー」
呟いて、唇の端を持ち上げるのだ。
そう、これはゲーム。あの男を手に入れ、我がものとするまでの。
本当に利用されるのがどちらなのか、じっくり教えてやればいい。
***
「随分と呑気に寝ていましたね」
内線で呼ばれてやってきたルーイは、呆れた顔でそんなことを言った。今のお前にとっては敵地も同然なのにどうして、という顔だ。
「殺気を向けられたら嫌でも起きる。起きなかったということは、意外とあの部屋が安全だったということだな」
レネは肩をすくめてみせる。少し歩く時にだるいが、他に問題はない。まだ多少眠いがそれだけだ。
「あんたもなかなか上手いじゃないか。結構良い思いをさせてもらった。なんなら今後も付き合ってくれ。あんた相手なら、金ナシで抱かれてやるぜ?」
「冗談を。……そして存外元気なのですね。心配して損しました」
「へえ、心配してくれたのか。無理やり抱いたくせに随分優しいんだな」
明け透けな物言いをすると、ルーイはわかりやすく眉間に皺を寄せた。そんな顔をするくらいなら、最初からこんな強行に及ばなければいいものを。いくら配慮したとはいえ、同意なしに行為に及んだのは事実。相手がレネでなければ犯罪者になっていたかもしれないのは確かなのだから。
「さっきは悪いことをしたな」
自分は傷ついてないし、ダメージも受けてない。さっきの言葉でそれは十分伝わったはず。ここで、もう少し揺さぶってみることにする。
「こんな仕事をしていてなんだが……むしろこういう仕事をしているからこそ、恋愛感情と性欲はイコールではないと思っているだけだ。同時に、人が人に無性に注ぐ愛ってやつに興味もあるし、憧れもある。あんたが殿下を大事に思っているのは伝わってきたから、それがどういう愛なのか知りたいって思って質問しちまった。すまなかったな、踏み込まれたくないところに踏み込んで」
あえてここで謝罪。この生真面目そうなタイプは、横暴を働いた相手にこういう態度に取られると相当戸惑うはずだと踏んでいた。こちとら百戦錬磨の男娼だ。性技のみならず、人を観察する目や、相手の欲しい言葉を察するコミュニケーション能力には長けているつもりである。さっきは少し、そのラインを見誤ってしまっただけだ。
「……それは、気にしなくていいですから」
露骨に視線を逸らしてくるルーイ。
「私はあの方に恋愛感情なんか持っていません。それをわかっていただければそれでいいです」
「了解した。これ以上踏み込まない。それでいいだろ」
「ええ、是非そうして頂ければ」
だから、そんな顔をするくらいなら後先考えて行動すればいいものを。意外と繊細なんだな、なんてことを思う。
よくよく考えてみれば、彼もまだ十代である可能性が高いのだ。精神的に未熟な面が多くても仕方ないのかもしれない。皇子直属部隊の隊長としてそれもどうかとは思うが。
「それよりも、貴方に伝えておくべきことがあります」
この話をよっぽど続けられたくなかったのだろう。ルーイは強引に話題を切り替えてきた。
「貴方が根城にしていた居酒屋周辺で、貴方を探す者が複数目撃されました。それも、明らかにカタギでない連中です」
「マフィアか?あー、マフィアの奴らと仕事をしたこともあるが……奴らに恨まれる心当たりはあんまりないなあ」
「この国のマフィアのいくつかは、わが国の皇族・貴族がいわゆる“ケツモチ”をしているってご存知でした?つまり、皇族がこっそり支援しているマフィアがあるわけです。彼らを援助して一部犯罪を見逃す代わりに、彼らの商売ルートを一部譲り受けたり、貴重な情報を提供してもらったりするわけですね」
「……マジか」
いや、そういう噂は聞いたことがあったが、まさか本当だったとは。というか、あの酒屋を縄張りとしていたマフィアが皇族と繋がりのあるタイプでなかったので、そこまでの情報は自分の元に入ってこなかったのである。
ということは、つまり。
「俺を恨んでる“えらい方々”が支援しているマフィアの連中が、俺を探し回っていると。もしくは、第三皇子と敵対する別の皇子・皇女の誰かか?」
「現状では、どちらの可能性もありますね」
「そうか、参ったな」
自分の家はあそこからさほど離れていないマンションにある。部屋を探し当てられるのも時間の問題だろう。
このままルーイの元に身を寄せていれば安全ではあるだろうが――あの部屋を片付けないまま放置するのは正直かなりまずい。やばい情報は処分したいし、商売道具は回収したいところだ。
「貴方が呑気に寝ていたせいで、引っ越しが少々大事になりそうですね」
仕方ありません、とルーイは肩をすくめた。
「ちょっとばかり手を貸しましょう。私にも、責任がないわけではなさそうですしね」
「責任?驚いた、そういう感情があんたにもあったとは」
思わず突っ込みを入れてしまった。するとルーイはむすっと子供のように頬を膨らませる。そうやっていると、綺麗な顔をしているだけの、まだまだ少年の域の人物なのだと思い知らされる。
ちょっとだけ、可愛いと思ってしまった、というのは安い話だろうか。
「悪い悪い。意地悪をした。助けてくれるなら助かるよ」
「素直に最初からそう仰ればいいのです」
レネがそう告げると、ルーイは仕事用のスマートフォンを取り出して言った。
「さて、いい機会です。……第三皇子アイザック様、その私設兵である我ら“ミカエル”の仕事ぶり。貴方にも見ていただきましょうか」
今が現実か、夢か。それとも悪夢のような現実というやつなのか。いや、そもそも今は悪夢でさえないのだとすれば。
その境界線をふわふわと漂い、快楽と正気の間を何度もよろめきながら飛び越えたような気がする。ひょっとしたら、眠っている間も暫く抱かれていた、なんてこともあるのだろうか。あの男はあくまで“どちらが支配者なのか”を思い知らせるためだけにレネを抱いたはず。だとしたら、寝ている自分に手を出す意味はないはずだが。
「うん……」
意識が持ち上がったのは、それから随分時が経ってからのことだった。抱かれた部屋と別の部屋に移動させられているのにはすぐに気づいた。重苦しい天蓋がなく、さらに見知らぬ天井であったものだから。
しかし、視界にはやや派手なシャンデリアと飾り窓が映る。宮殿の中のどこか、であるのは間違いなさそうである。
傍には誰もいない。そして、窓の向こうはすっかり夕焼けに染まっている。時計がないので正確な時刻はわからないが、体感的に見ても数時間は経過しているのは間違いなさそうだった。確か、ルーイとともに皇子に謁見したのはまだ午前中だったはずなのだから。
――半日無駄にした。……仕方ないか。
体の状況をゆっくりと確認した。特別拘束されている様子もない。自分に逃げられると結構困ったことになるはずなのだが、ひょっとしてこの寝室に監視カメラでもついているのだろうか。今の科学技術ならばそれも十分あり得る話だ。
体はまだ熱をもっている。特に、散々可愛がられた下半身がだるい。まだ下腹部に何かがつまっているかのような違和感がある。しつこく抱かれたあとにはよくある症状だった。だが、痛みはない。怪我をしている様子はない。厳しい物言いをしておきながら、あの男が一切乱暴なやり方を用いなかったがためだ。丁寧に慣らされたし、無理強いはしてこなかった。イっている最中に攻められるなんてことはあったが、あれは“レネなら耐えられる”ことがわかった上での行いだろう。
それくらいまで見抜かれているし、気遣われている。おかしなことだ、実質非合意で無理やり性交に及ばれたようなものだというのに。
――馬鹿なやつ。
枕元にはメモがあった。起きたら内線で呼ぶように、という走り書きと内線番号である。
中途半端な罪悪感が透けている。そこで気にするくらいなら、最初から自分なんか抱かなければいいものを。ましてや、自分は彼の地雷にずけずけと踏み入ったのだ。そういう自覚は、レネにもあるのだから。
「まあいいさ」
体は綺麗に清められているし、服もちゃんと着ている。よくよく考えれば慣れた手つきで脱がされたものの、服を破るような真似は一切されなかった。まあ、これが借り物の服だからというのもあるだろうが、お貴族様には買い直す金などいくらでもあっただろうに。
『関係ないんですよ。だって、貴方のための行為なんかじゃないんですから。あくまで、貴方が私に支配されていると分かっていただくためだけにしていることなんですもの。貴方が泣いて、ごめんなさいと負けを認めて、支配を受け入れるまで終わりません。これはそういうゲームなんですから』
馬鹿なやつめ、とレネは笑う。こんなことで自分に隷属を刻み込んだつもりなのだろうか?
大体自分は男娼だ。見知らぬ男に抱かれることなど慣れている。もはやレイプごときで傷つくこともなく苦しむほど脆いわけでもない。向こうもそれは重々承知しているはずだというのに。
――支配するため?……そんなことを言って、隙を晒したのはお前の方だ。
彼の弱点は明白だった。
皇子との関係に口をはさんだだけで、あれだけ冷静さを失ったのだから。彼にとって、アイザック皇子がどれほど聖域と呼べる存在であるのかは、火を見るより明らかである。あの忠誠心は、もはや神に対する信仰にも近いものなのだろう。
つまり、いくらでもつけいる隙はある、ということ。そもそも彼が皇子に対して何もやましい感情がないのなら、レネの言葉に動揺することもないはずなのだから。
「……必ず篭絡してやる、ルーイ・クライマー」
呟いて、唇の端を持ち上げるのだ。
そう、これはゲーム。あの男を手に入れ、我がものとするまでの。
本当に利用されるのがどちらなのか、じっくり教えてやればいい。
***
「随分と呑気に寝ていましたね」
内線で呼ばれてやってきたルーイは、呆れた顔でそんなことを言った。今のお前にとっては敵地も同然なのにどうして、という顔だ。
「殺気を向けられたら嫌でも起きる。起きなかったということは、意外とあの部屋が安全だったということだな」
レネは肩をすくめてみせる。少し歩く時にだるいが、他に問題はない。まだ多少眠いがそれだけだ。
「あんたもなかなか上手いじゃないか。結構良い思いをさせてもらった。なんなら今後も付き合ってくれ。あんた相手なら、金ナシで抱かれてやるぜ?」
「冗談を。……そして存外元気なのですね。心配して損しました」
「へえ、心配してくれたのか。無理やり抱いたくせに随分優しいんだな」
明け透けな物言いをすると、ルーイはわかりやすく眉間に皺を寄せた。そんな顔をするくらいなら、最初からこんな強行に及ばなければいいものを。いくら配慮したとはいえ、同意なしに行為に及んだのは事実。相手がレネでなければ犯罪者になっていたかもしれないのは確かなのだから。
「さっきは悪いことをしたな」
自分は傷ついてないし、ダメージも受けてない。さっきの言葉でそれは十分伝わったはず。ここで、もう少し揺さぶってみることにする。
「こんな仕事をしていてなんだが……むしろこういう仕事をしているからこそ、恋愛感情と性欲はイコールではないと思っているだけだ。同時に、人が人に無性に注ぐ愛ってやつに興味もあるし、憧れもある。あんたが殿下を大事に思っているのは伝わってきたから、それがどういう愛なのか知りたいって思って質問しちまった。すまなかったな、踏み込まれたくないところに踏み込んで」
あえてここで謝罪。この生真面目そうなタイプは、横暴を働いた相手にこういう態度に取られると相当戸惑うはずだと踏んでいた。こちとら百戦錬磨の男娼だ。性技のみならず、人を観察する目や、相手の欲しい言葉を察するコミュニケーション能力には長けているつもりである。さっきは少し、そのラインを見誤ってしまっただけだ。
「……それは、気にしなくていいですから」
露骨に視線を逸らしてくるルーイ。
「私はあの方に恋愛感情なんか持っていません。それをわかっていただければそれでいいです」
「了解した。これ以上踏み込まない。それでいいだろ」
「ええ、是非そうして頂ければ」
だから、そんな顔をするくらいなら後先考えて行動すればいいものを。意外と繊細なんだな、なんてことを思う。
よくよく考えてみれば、彼もまだ十代である可能性が高いのだ。精神的に未熟な面が多くても仕方ないのかもしれない。皇子直属部隊の隊長としてそれもどうかとは思うが。
「それよりも、貴方に伝えておくべきことがあります」
この話をよっぽど続けられたくなかったのだろう。ルーイは強引に話題を切り替えてきた。
「貴方が根城にしていた居酒屋周辺で、貴方を探す者が複数目撃されました。それも、明らかにカタギでない連中です」
「マフィアか?あー、マフィアの奴らと仕事をしたこともあるが……奴らに恨まれる心当たりはあんまりないなあ」
「この国のマフィアのいくつかは、わが国の皇族・貴族がいわゆる“ケツモチ”をしているってご存知でした?つまり、皇族がこっそり支援しているマフィアがあるわけです。彼らを援助して一部犯罪を見逃す代わりに、彼らの商売ルートを一部譲り受けたり、貴重な情報を提供してもらったりするわけですね」
「……マジか」
いや、そういう噂は聞いたことがあったが、まさか本当だったとは。というか、あの酒屋を縄張りとしていたマフィアが皇族と繋がりのあるタイプでなかったので、そこまでの情報は自分の元に入ってこなかったのである。
ということは、つまり。
「俺を恨んでる“えらい方々”が支援しているマフィアの連中が、俺を探し回っていると。もしくは、第三皇子と敵対する別の皇子・皇女の誰かか?」
「現状では、どちらの可能性もありますね」
「そうか、参ったな」
自分の家はあそこからさほど離れていないマンションにある。部屋を探し当てられるのも時間の問題だろう。
このままルーイの元に身を寄せていれば安全ではあるだろうが――あの部屋を片付けないまま放置するのは正直かなりまずい。やばい情報は処分したいし、商売道具は回収したいところだ。
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「ちょっとばかり手を貸しましょう。私にも、責任がないわけではなさそうですしね」
「責任?驚いた、そういう感情があんたにもあったとは」
思わず突っ込みを入れてしまった。するとルーイはむすっと子供のように頬を膨らませる。そうやっていると、綺麗な顔をしているだけの、まだまだ少年の域の人物なのだと思い知らされる。
ちょっとだけ、可愛いと思ってしまった、というのは安い話だろうか。
「悪い悪い。意地悪をした。助けてくれるなら助かるよ」
「素直に最初からそう仰ればいいのです」
レネがそう告げると、ルーイは仕事用のスマートフォンを取り出して言った。
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