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十代のクラレンスには悩みが多かった。
クラレンスが慈善活動に関心を持ったのは王妃である母が孤児院を慰問するのに引っ付いていったことが始まりだった。
自分と変わらない年頃の子供は勿論、もっと小さな子供達が親を亡くし寄り添い合い、孤児の世話をするシスターの手伝いをする姿を見て、自分はどうなのだろうと考える。
クラレンスの父母は存命だ。王族に生まれ、衣食住に困ったことがない。恵まれている。
それらはクラレンスだから得られた立場だが、クラレンス自身は何もしていない。ただ王の子に生まれただけ。それだけなのだ。
王子として生まれたが王になるのは兄のジェロームだ。彼にはそれだけの才覚があり、クラレンスは彼を蹴落としてでも王冠を掴むような野心はない。
では自分は何になるのだろう。ふと考えてしまう。
ガーランド王国の第二王子に敬意を持つ者はいても、クラレンスという人間を必要としてくれる者はいない。
「なら必要とされる人間になればいいだけだ」
青く健全なクラレンスはどうすれば必要とされるのか考える。クラレンスの頭に浮かぶのは慰問に向かう馬車の中で母から聞かされた言葉だった。
「王族には義務があるのよ。皆がより良い暮らしを送れるように心を砕かなければいけないわ」
どうしたらいいのかと尋ねると「一生懸命考えるのよ」と微笑まれる。
「お父様と大臣達はよく話し合いをしているわね。そこでは皆の暮らしを良くする為の話をするの」
孤児院への慰問もただ子供達を慰める為のものではなく、彼らの暮らしを知る機会なのだと教えられる。彼らに必要なものは何か、彼らにしてあげられることは何か。
その後もクラレンスは孤児院を訪ねるようになった。子供達と話をしたり遊び相手になり、彼らの様子を観察する。
幼い子供には時折遊びに来る子供程度にしか認識されず、萎縮していたシスター達も次第にクラレンスの存在に慣れていく中、クラレンスに冷やかな――憎悪すら感じさせる目を向ける子供がいた。クラレンスとそう変わらない年頃の少年だった。
その目があまりにも強く物言いたげに思えたため、クラレンスは彼に尋ねた。自分に何を言いたいのかと。
偽善者だと罵られた。恵まれた環境で生まれ育った世間知らずの王子様が孤児を憐れみ、相手をしてやって悦にひたっているだけだと。
「王子に生まれただけのくせに。お前と俺で他に何が違うっていうんだよ!」
生まれて初めて面と向かって悪意をぶつけられた。その衝撃に驚きながら、少年に向かおうとする騎士を止める。
彼の言い分は間違っていない。クラレンスと彼に大きな違いなんてない。ただクラレンスが王子に生まれただけだ。
クラレンスを睨む彼に何も言えず、それでもクラレンスの願い通り考えを教えてくれた彼に礼を言う。彼は呆れた顔をしていた。
自分の価値を見出だせないクラレンスは善人を気取りはしないが、偽善者だとは思っていなかった。投げられた言葉に思い悩む弟の姿を見つけたジェロームがどうしたんだと声を掛けてくれる。
「僕は偽善者なのでしょうか」
何事か察したらしいジェロームは笑った。
「孤児院へ通うようになった理由は何だ? 誰の為だ? 彼らを心から憐れんだからか? 自分を良く見せようと、思われようとは微塵も考えたことはないと言えるのか?」
「それは……」
言葉に詰まる。孤児達の為に何かしてあげたいと思ったことに嘘はないが、自分の価値に繋がると考えたことはないと言えるのか。
俯くクラレンスの頭を少し大きな手にがしがしと撫でられる。
「純然たる奉仕精神だけの善人は確かにいるが、そういった人は教会にもどれだけいるかわからない。偽善だろうと喜んでくれる誰かがいるならそれでいいじゃないか」
「……そうでしょうか」
「ではお前は偽善だと言われたから孤児院に通うのをやめるか?」
頭を振って否定する。衝撃は受けたが、孤児院に通うのをやめるつもりはなかった。
「犠牲のない善行は道楽に映り、人は偽善と謗る。与えられる者も素直に喜ぶことが出来ないこともあるだろう」
けれど、と言葉を繋げる。
「偽善であれ、何もしなければ何も出来ず変わりもしない。大切なのは善行の在り方ではなく、お前の善行によって助けられる人がいるかだろう」
「……」
「偽善者でいいじゃないか。それにお前の心根はきっとすぐに伝わるよ」
クラレンスの頭を兄の手ががしがしと撫でてくれる。綺麗にすいた髪がめちゃくちゃになった。
「お前はお前が思う程、強かにはなれないよ」
愉しげに笑うジェロームはいつだってクラレンスを助けてくれた。
クラレンスは孤児院への助成金を上げられないか国王を嘆願したことがあった。小難しい調査表や改善案、何より孤児達を助けることによる利点と必要性を語り、僅かながら額が増えた。ジェロームが父を陰で説得してくれたおかげだ。
クラレンスは価値を探していた。誰かに必要とされる自分(クラレンス)。始まりはそれなのだから、偽善と言われても仕方ない。今ならそう、すんなりと受け入れられる。
「私はそれだけではないと思いますよ」
クラレンスの心を見透かしたような優しい声は、いつも隣で見守ってくれていた騎士のものだった。
「自分自身の為だけの奉仕は続きません。無償なら尚更ね」
クラレンスの護衛を任されたばっかりに孤児院や治療院へ連れ回され、王子と共に奉仕活動に参加させられる彼は不満を口にしたことはなかった。護衛を外れたいと願い出ることもなかったと、同僚からの交代の申し出も断ったと後から聞いた。
「殿下は殿下が思う程、強かではありませんよ。むしろ」
それは最後の日。一月前に結婚し、数日後には故郷へ帰ってしまう彼がクラレンスの護衛から解放される日のことだった。
いつものように孤児院へ行き、シスターから孤児院の話を聞いたり子供達の相手をして、いつものように過ごしたクラレンスが帰ろうとすると声を掛けられた。クラレンスが孤児院へ通い始めた頃、忌憚のない意見をくれた子供だった。
孤児院を訪れる以上、その姿は目に入っていた。流石に言い過ぎたと思ったのかクラレンスへ向ける目には迷いがあり、嫌悪されているだろうとクラレンスから声をかけることもなかった。
孤児院の子供達みんながクラレンスを好意的に受け入れてくれているわけではない。彼のように嫌悪を滲ませる子供や、クラレンスに対して無関心な子供もいる。
それは仕方のないことだと、孤児院に通い続けた一年間で受け止めた。そもそもクラレンスは自分に価値を作るために彼らへ奉仕を押し付けている。偽善者なのだ。
「きみが声を掛けてくれるなんて初めてのことだね。どうしたの?」
微笑みを作るクラレンスに対し、子供は狼狽えながら口を開いた。
「…………ずっと、言わないといけないと思ってて……いえ、思っていました。殿下に対し、失礼なことを言って申し訳ありませんでした」
「……どうしたの? そんな。気にしないくていいんだ。きみの言葉は間違っていなかったよ」
いいえ、と頭を振る。
「殿下はちっとも俺と違う。俺は殿下のようにはなれません。それでも俺は……貴方のように誰かの為に生きてみたいと思いました」
認めてもらえたんですよ、と。伝えたいことを話し終え、顔を赤くした子供が走り去った後。傍らの騎士が解説してくれた。混乱するクラレンスには理解が追いつかなかった。
「ひたむきに、孤児院の為に働く殿下の姿が彼の目を変えたんです」
見上げるクラレンスに向けられた顔は嬉しそうで、どこか誇らしげでもあった。優しい目でクラレンスを見つめ、彼の目に映るクラレンスを語ってくれた。
「――むしろ、心配になる程優しいお方ですよ」
クラレンスの青春は苦くも優しく、美しく閉じられた。幼い少年が初めて抱いた恋は想いを告げることすらなかったが、それで良かった。
そう思える程に彼の人と過ごした日々は楽しかった。
クラレンスが慈善活動に関心を持ったのは王妃である母が孤児院を慰問するのに引っ付いていったことが始まりだった。
自分と変わらない年頃の子供は勿論、もっと小さな子供達が親を亡くし寄り添い合い、孤児の世話をするシスターの手伝いをする姿を見て、自分はどうなのだろうと考える。
クラレンスの父母は存命だ。王族に生まれ、衣食住に困ったことがない。恵まれている。
それらはクラレンスだから得られた立場だが、クラレンス自身は何もしていない。ただ王の子に生まれただけ。それだけなのだ。
王子として生まれたが王になるのは兄のジェロームだ。彼にはそれだけの才覚があり、クラレンスは彼を蹴落としてでも王冠を掴むような野心はない。
では自分は何になるのだろう。ふと考えてしまう。
ガーランド王国の第二王子に敬意を持つ者はいても、クラレンスという人間を必要としてくれる者はいない。
「なら必要とされる人間になればいいだけだ」
青く健全なクラレンスはどうすれば必要とされるのか考える。クラレンスの頭に浮かぶのは慰問に向かう馬車の中で母から聞かされた言葉だった。
「王族には義務があるのよ。皆がより良い暮らしを送れるように心を砕かなければいけないわ」
どうしたらいいのかと尋ねると「一生懸命考えるのよ」と微笑まれる。
「お父様と大臣達はよく話し合いをしているわね。そこでは皆の暮らしを良くする為の話をするの」
孤児院への慰問もただ子供達を慰める為のものではなく、彼らの暮らしを知る機会なのだと教えられる。彼らに必要なものは何か、彼らにしてあげられることは何か。
その後もクラレンスは孤児院を訪ねるようになった。子供達と話をしたり遊び相手になり、彼らの様子を観察する。
幼い子供には時折遊びに来る子供程度にしか認識されず、萎縮していたシスター達も次第にクラレンスの存在に慣れていく中、クラレンスに冷やかな――憎悪すら感じさせる目を向ける子供がいた。クラレンスとそう変わらない年頃の少年だった。
その目があまりにも強く物言いたげに思えたため、クラレンスは彼に尋ねた。自分に何を言いたいのかと。
偽善者だと罵られた。恵まれた環境で生まれ育った世間知らずの王子様が孤児を憐れみ、相手をしてやって悦にひたっているだけだと。
「王子に生まれただけのくせに。お前と俺で他に何が違うっていうんだよ!」
生まれて初めて面と向かって悪意をぶつけられた。その衝撃に驚きながら、少年に向かおうとする騎士を止める。
彼の言い分は間違っていない。クラレンスと彼に大きな違いなんてない。ただクラレンスが王子に生まれただけだ。
クラレンスを睨む彼に何も言えず、それでもクラレンスの願い通り考えを教えてくれた彼に礼を言う。彼は呆れた顔をしていた。
自分の価値を見出だせないクラレンスは善人を気取りはしないが、偽善者だとは思っていなかった。投げられた言葉に思い悩む弟の姿を見つけたジェロームがどうしたんだと声を掛けてくれる。
「僕は偽善者なのでしょうか」
何事か察したらしいジェロームは笑った。
「孤児院へ通うようになった理由は何だ? 誰の為だ? 彼らを心から憐れんだからか? 自分を良く見せようと、思われようとは微塵も考えたことはないと言えるのか?」
「それは……」
言葉に詰まる。孤児達の為に何かしてあげたいと思ったことに嘘はないが、自分の価値に繋がると考えたことはないと言えるのか。
俯くクラレンスの頭を少し大きな手にがしがしと撫でられる。
「純然たる奉仕精神だけの善人は確かにいるが、そういった人は教会にもどれだけいるかわからない。偽善だろうと喜んでくれる誰かがいるならそれでいいじゃないか」
「……そうでしょうか」
「ではお前は偽善だと言われたから孤児院に通うのをやめるか?」
頭を振って否定する。衝撃は受けたが、孤児院に通うのをやめるつもりはなかった。
「犠牲のない善行は道楽に映り、人は偽善と謗る。与えられる者も素直に喜ぶことが出来ないこともあるだろう」
けれど、と言葉を繋げる。
「偽善であれ、何もしなければ何も出来ず変わりもしない。大切なのは善行の在り方ではなく、お前の善行によって助けられる人がいるかだろう」
「……」
「偽善者でいいじゃないか。それにお前の心根はきっとすぐに伝わるよ」
クラレンスの頭を兄の手ががしがしと撫でてくれる。綺麗にすいた髪がめちゃくちゃになった。
「お前はお前が思う程、強かにはなれないよ」
愉しげに笑うジェロームはいつだってクラレンスを助けてくれた。
クラレンスは孤児院への助成金を上げられないか国王を嘆願したことがあった。小難しい調査表や改善案、何より孤児達を助けることによる利点と必要性を語り、僅かながら額が増えた。ジェロームが父を陰で説得してくれたおかげだ。
クラレンスは価値を探していた。誰かに必要とされる自分(クラレンス)。始まりはそれなのだから、偽善と言われても仕方ない。今ならそう、すんなりと受け入れられる。
「私はそれだけではないと思いますよ」
クラレンスの心を見透かしたような優しい声は、いつも隣で見守ってくれていた騎士のものだった。
「自分自身の為だけの奉仕は続きません。無償なら尚更ね」
クラレンスの護衛を任されたばっかりに孤児院や治療院へ連れ回され、王子と共に奉仕活動に参加させられる彼は不満を口にしたことはなかった。護衛を外れたいと願い出ることもなかったと、同僚からの交代の申し出も断ったと後から聞いた。
「殿下は殿下が思う程、強かではありませんよ。むしろ」
それは最後の日。一月前に結婚し、数日後には故郷へ帰ってしまう彼がクラレンスの護衛から解放される日のことだった。
いつものように孤児院へ行き、シスターから孤児院の話を聞いたり子供達の相手をして、いつものように過ごしたクラレンスが帰ろうとすると声を掛けられた。クラレンスが孤児院へ通い始めた頃、忌憚のない意見をくれた子供だった。
孤児院を訪れる以上、その姿は目に入っていた。流石に言い過ぎたと思ったのかクラレンスへ向ける目には迷いがあり、嫌悪されているだろうとクラレンスから声をかけることもなかった。
孤児院の子供達みんながクラレンスを好意的に受け入れてくれているわけではない。彼のように嫌悪を滲ませる子供や、クラレンスに対して無関心な子供もいる。
それは仕方のないことだと、孤児院に通い続けた一年間で受け止めた。そもそもクラレンスは自分に価値を作るために彼らへ奉仕を押し付けている。偽善者なのだ。
「きみが声を掛けてくれるなんて初めてのことだね。どうしたの?」
微笑みを作るクラレンスに対し、子供は狼狽えながら口を開いた。
「…………ずっと、言わないといけないと思ってて……いえ、思っていました。殿下に対し、失礼なことを言って申し訳ありませんでした」
「……どうしたの? そんな。気にしないくていいんだ。きみの言葉は間違っていなかったよ」
いいえ、と頭を振る。
「殿下はちっとも俺と違う。俺は殿下のようにはなれません。それでも俺は……貴方のように誰かの為に生きてみたいと思いました」
認めてもらえたんですよ、と。伝えたいことを話し終え、顔を赤くした子供が走り去った後。傍らの騎士が解説してくれた。混乱するクラレンスには理解が追いつかなかった。
「ひたむきに、孤児院の為に働く殿下の姿が彼の目を変えたんです」
見上げるクラレンスに向けられた顔は嬉しそうで、どこか誇らしげでもあった。優しい目でクラレンスを見つめ、彼の目に映るクラレンスを語ってくれた。
「――むしろ、心配になる程優しいお方ですよ」
クラレンスの青春は苦くも優しく、美しく閉じられた。幼い少年が初めて抱いた恋は想いを告げることすらなかったが、それで良かった。
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