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予備校生日記3
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予備校生日記3
5/21
早く夏にならないかなあ。
夏になったからと言って、
どこへいくわけでもないんだけど。
夏になれば、
ひょっとして、もしかして、
何かあるかもしれない。
そう思ってしまう。
今は、5月。
女性(ひと)を愛するって、どういうこと?
恋と愛って、どう違うの?
人の心は変わる。
そのときには、愛してるって思っても、
真剣でも、
時がたてば、
ゆっくりと、ゆっくりと、冷めてゆく。
そして、また、新しい愛と出会う。
冷めたふりをする男がいる。
僕は、女性には、心の中を全て見せる。
それによって相手が、ちょっとじらしてみようかしらとか、
気のないふりをしてみようかしらとか思ったとしても、
それは、それでいい。
冷めたふりをして相手を悲しませるより、
自分が心配した方がいい。
僕は、そういう男です。
だから、プレイボーイにはなれません。
君は忘れているだろうね。
一緒に行った映画館で、
「そのパンフレット今日だけ貸して?」って君が言って、
そのまま返してもらってないこと。
でも、いいんだ。
もし、そのパンフレットを見て、
僕のことを一瞬思い出してくれたら、それでいい。
君は知らない。
君をデートに誘うために、僕がどれだけ勇気を振り絞ったか。
電話を掛けるのに、あんなにドキドキしたことを。
呼び出し音が鳴っている途中で、
何度、受話器を置こうとしたかを。
文化祭の2次会を覚えている?
僕は覚えてる、君の笑顔。
でも、それは、僕へではなく、別の人へのものだった。
君のことが、憎らしいほど好きだった。
あんな気持ちには、もう2度となれないのかもしれないな。
6/1
今日、模擬テストの後、僕が不機嫌だったら、
紀ちゃんは言った。
「理科、2科目受けるのは、もうこれで最後なんだから、そんなにすねるのはよしなさい」
って。
僕がすねていたのは、理科を2科目受けさせたからじゃない。
テストが終わった後、
君と二人で、どこかへ行きたかったんだ。
一般的に言って、
女と言うものは、男の弱みを本能的に知っている。
その弱みと言うのは、
女は男にとって、絶対に欠かせないものだというものだ。
男の性欲に、女は必要不可欠なものだからだ。
それゆえ、女は、出し惜しみ、売り惜しみをして、
男を悩ませるのだ。
その女の、手練手管に男ははまり、
一生の面倒をみる、というわなにはめられてしまう。
ただ、言えることは、
そのことを誰もが知っているはずなのに、
誰も、それについて、文句を言わないこと。
もしかしたら、それはそれで、うまく行っているのかもしれん。
わしには、わからんね。ふん。
愛している。
好きで、たまらない。
君の心が、ブルーのときは、
そっと、近くにいて、
見守るよ。
何も、求めないのも、やさしさだろ?
6/18
時計は嫌いです。
いつも、君は、時間に追われている。
僕には、時計は必要ない。
なぜって、
時間が知りたくなったら、君に聞けばいいんだから。
「今、何時?」
「ええと、4時20分」
「じゃあ、あと、20分ぐらい平気?」
「10分」
こんな、具合さ。
君と出会ったとき、
とても、お姉さんに見えた。
しっかりしてて、頭もよさそうに見えた。
僕が、話しかけようか、どうしようか、迷っていたら、
君の方から、話しかけてくれたよね。
「17467でしょ? 学籍番号。」
「もう、帰るんでしょ?一緒に帰ろう。」
僕が言うと、
「・・・うん」
君は少し照れて下を向いた。
僕が、予備校の延納願いを出さなかったら、
あの席にはならなった。
あの日、
君が、親切に、時間割を見せてくれたかr、
一緒に帰ろうって言えたんだ。
それなのに、今日の君はなんだい。
「今度の土曜日、早く帰るね」
「ふーん、どこ行くの?」
「うふふ、ヒミツ」
別に、隠すこともない理由だろ、どうせ。
予備校生日記3 終わり
5/21
早く夏にならないかなあ。
夏になったからと言って、
どこへいくわけでもないんだけど。
夏になれば、
ひょっとして、もしかして、
何かあるかもしれない。
そう思ってしまう。
今は、5月。
女性(ひと)を愛するって、どういうこと?
恋と愛って、どう違うの?
人の心は変わる。
そのときには、愛してるって思っても、
真剣でも、
時がたてば、
ゆっくりと、ゆっくりと、冷めてゆく。
そして、また、新しい愛と出会う。
冷めたふりをする男がいる。
僕は、女性には、心の中を全て見せる。
それによって相手が、ちょっとじらしてみようかしらとか、
気のないふりをしてみようかしらとか思ったとしても、
それは、それでいい。
冷めたふりをして相手を悲しませるより、
自分が心配した方がいい。
僕は、そういう男です。
だから、プレイボーイにはなれません。
君は忘れているだろうね。
一緒に行った映画館で、
「そのパンフレット今日だけ貸して?」って君が言って、
そのまま返してもらってないこと。
でも、いいんだ。
もし、そのパンフレットを見て、
僕のことを一瞬思い出してくれたら、それでいい。
君は知らない。
君をデートに誘うために、僕がどれだけ勇気を振り絞ったか。
電話を掛けるのに、あんなにドキドキしたことを。
呼び出し音が鳴っている途中で、
何度、受話器を置こうとしたかを。
文化祭の2次会を覚えている?
僕は覚えてる、君の笑顔。
でも、それは、僕へではなく、別の人へのものだった。
君のことが、憎らしいほど好きだった。
あんな気持ちには、もう2度となれないのかもしれないな。
6/1
今日、模擬テストの後、僕が不機嫌だったら、
紀ちゃんは言った。
「理科、2科目受けるのは、もうこれで最後なんだから、そんなにすねるのはよしなさい」
って。
僕がすねていたのは、理科を2科目受けさせたからじゃない。
テストが終わった後、
君と二人で、どこかへ行きたかったんだ。
一般的に言って、
女と言うものは、男の弱みを本能的に知っている。
その弱みと言うのは、
女は男にとって、絶対に欠かせないものだというものだ。
男の性欲に、女は必要不可欠なものだからだ。
それゆえ、女は、出し惜しみ、売り惜しみをして、
男を悩ませるのだ。
その女の、手練手管に男ははまり、
一生の面倒をみる、というわなにはめられてしまう。
ただ、言えることは、
そのことを誰もが知っているはずなのに、
誰も、それについて、文句を言わないこと。
もしかしたら、それはそれで、うまく行っているのかもしれん。
わしには、わからんね。ふん。
愛している。
好きで、たまらない。
君の心が、ブルーのときは、
そっと、近くにいて、
見守るよ。
何も、求めないのも、やさしさだろ?
6/18
時計は嫌いです。
いつも、君は、時間に追われている。
僕には、時計は必要ない。
なぜって、
時間が知りたくなったら、君に聞けばいいんだから。
「今、何時?」
「ええと、4時20分」
「じゃあ、あと、20分ぐらい平気?」
「10分」
こんな、具合さ。
君と出会ったとき、
とても、お姉さんに見えた。
しっかりしてて、頭もよさそうに見えた。
僕が、話しかけようか、どうしようか、迷っていたら、
君の方から、話しかけてくれたよね。
「17467でしょ? 学籍番号。」
「もう、帰るんでしょ?一緒に帰ろう。」
僕が言うと、
「・・・うん」
君は少し照れて下を向いた。
僕が、予備校の延納願いを出さなかったら、
あの席にはならなった。
あの日、
君が、親切に、時間割を見せてくれたかr、
一緒に帰ろうって言えたんだ。
それなのに、今日の君はなんだい。
「今度の土曜日、早く帰るね」
「ふーん、どこ行くの?」
「うふふ、ヒミツ」
別に、隠すこともない理由だろ、どうせ。
予備校生日記3 終わり
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