女主と悪魔執事達と黒猫｡

devil､266｡執事が交わした約束｡（女ボスの再び）

あたしは､また再び今度は別の裏マフィアの調査しに行く事に､なった｡

今回の同行執事はベリー､ハウレ､ルカ､ナクルだ｡

また"あのマフィア女ボスの演技"が出来ると思うと

あたしは超嬉しくて堪んない♪

あの"女ボスのマフィアの演技"は､あたしの中で結構嵌まり役だ♪

前回の1年前同様｡

黒全帽子に全身黒スーツとズボンと半分グレーなグラサンに

髪型は前髪は上げてるが

極力､前髪と横髪が同様になる様な片目が半分隠れる様な髪型だ｡

【数日前】

あたしと今回の悪魔執事の選抜メンバー｡

ベリー､ルカ､ナクルがフィレイ様からクローバーの本邸にクローバーの本邸専用の衣装を着て何時もの会議に呼ばれた｡

あたしと今回とは別の選抜メンバーの悪魔執事達と以前スリックの街で悪魔執事達がマフィアの構成員で

あたしが女ボスの役だったが

フィレイ「今回は私の従姉妹のゼラシィが私の失脚を狙ってるか遠慮無しに調べて来て欲しい」

ルカ「はい､お任せ下さい｡ですがフィレイ様｡御自分でゼラシィ様に御依頼しては如何ですか?幾ら私とベリーがゼラシィ様と知り合いだからって」

ナクル「ですがマフィアの裏社会の悪党達は私が殆ど全員､潰した筈ですが､まだ残ってましたか」

ナクルは元殺し屋だ｡

フィレイ「ゼラシィは厄介な女だから君達が代わりに頼むよ｡私が頼めば交換条件出しかねないからな」

ルカ「はい､私はフィレイ様の元家庭教師ですから」

主サトミ「ゼラシィ様?初めて聞く｡えっ?フィレイ様が元教え子でルカが元家庭教師?初耳なんだけど」

ナクル「私もゼラシィ様の事は初めて聞きます」

フィレイ「悪魔執事の主よ｡以前スリックの街での男勝りな女ボスの見事な演技期待してるよ」

主サトミ「はい!お任せ下さい!」

あたしは､また､前回のスリックの街で同様あの女ボスの演技を演じる事が出来る｡

俄然やる気が湧いて来る｡

数時間後､あたしと悪魔執事達はクローバーの本邸を後にして馬車に乗りながら

ルカ「また､主様の男勝りな､あの女ボスの演技が見られると思うと嬉しいな」

主サトミ「うん､任せといて」

あたしはニヤニヤしながら答えた｡

ナクル「主様の､あの男勝りな演技だけでなく普段でも人を厳しく従ってますからね」

主サトミ「早く例の女ボスの役を演じたくてうずうずしてるよ」

ベリー「はぁ…」

ルカ「おや?ベリー?どうした?」

ベリー「主様の前で溜め息等ついて申し訳ございません｡私にマフィアが演じられるのでしょうか?」

ルカ「ベリーは演じる必要は無いよ」

ナクル「はい､ベリーさんは其の儘､素の儘のベリーさんで宜しいですよ｡其の方が主様が演じる女ボスの威厳の恐さが引き立ちますからね」

ベリー「そうですか?良かったです」

主サトミ「良かったじゃん｡ベリー｡あー､当日が超楽しみだ」

ルカ「家庭教師の私は当時8歳の時のゼラシィ様は12歳のフィレイ様と遊びに来て宝石を掛けてベリーがギャンブル禁止を解除して私が真顔でゲームで真剣勝負して私が圧勝してじゃじゃ馬なゼラシィ様を泣かしましたから｡今ではあの､じゃじゃ馬なゼラシィ様はサビノ家嫁ぎましたから」

人の趣味には口出さないベリーがギャンブル禁止にしたなんてベリーにしては珍しい｡

ベリー「主様?どうかなさいましたか?」

ルカ「主様､もう一度､女ボスの演技の練習に付き合いますよ」

主サトミ「うん､打ち合わせ頼むよ」

ルカ､絶対わざとだろうな｡今はルカの過去の家庭教師のフィレイ様が教え子と幼馴染みのゼラシィ様の事より

女ボスの演技の事でワクワクで頭沢山だ｡

主サトミ「当日､楽しみだ」

前回のスリックの街でのマフィアの女ボスの演技も超楽しかった｡マフィアは今までで1番楽しみな依頼だ｡

あたしは意外と､そういう戦闘ものが超大好きだ｡