女主と悪魔執事達と黒猫。

S

文字の大きさ
34 / 257

devil・34。本当に夢の中の寝言?(特別、読み切り番外編)

しおりを挟む
あたしがルカに用事が、あって3階の部屋の前に来た。

コンコン

主サトミ「ルカ、居る?入るよ?」

ルカの返事がなく不審に思いながらあたしはドアを開けると…

ルカ「すぅ…すぅ…」

主サトミ「寝てる…」

ベリー「お帰りなさいませ、主様」

主サトミ「ベリー、ただいま」

ベリー「ルカさんは殆ど毎日徹夜で薬の研究してて疲れてて、そのまま眠ってしまったみたいなのです」

主サトミ「そうなんだ」

ベリー「もうすぐ夕飯の時間ですけど、主様どうなさいますか?」

主サトミ「寝かせてあげよう」

ベリー「はい、主様が仰るなら、そうですね、寝かせてあげましょうね」

すると…何やら寝言

ルカ「主様…いけません…そんな事…でも…主様が良いと仰るなら…」

主サトミ「!?」

ルカ「…あるじ…さま…そんな所…まで…触っちゃ…おぉっ…あるじさまの…そこと…そこを…触っても…宜しいのですか…?あるじさまの…柔らかいですね…」

主サトミ「!!!?ターイム!!!ルカ!!!一体、何の夢見てんのよ!!!?」

ベリー「ルカさん!?」

あたしは顔から火が出そうな程カーッと真っ赤に、なりながら

しかもベリーが居るのに!!!変な夢見んな!!!

せめて、誰1人いない時ならまだしも…

主サトミ「こうなったら無理矢理でもルカを起こすよ!!!ねぇ!!!ルカ起きて!!!起きてよ!!!」

あたしは、これ以上ルカが、あたしとの夢で変な寝言を言わない様に慌てながら、ゆさゆさ揺らして起こすが…

《んーっ!!!ダメだ!!!すっかり熟睡して起きない!!!》

ルカ「あるじ…さま…もう…そろそろ…あるじさまの中に入れて良いかな…?抱いても…宜しいですね…あぁっ…気持ち良い…あるじさま…」

主サトミ「ねぇ!!!ベリー!!!御免けどルカを何か硬い鈍器の様なもんで叩き起こして良いかなーっ!!!?💢💢」

あたしはベリーに頼んで何かルカを、ぶん殴っても破壊しない頑丈で硬い鈍器はないかと辺り見回して探しまくる…

ベリー「主様!!!落ち着いて下さい!!!」

主サトミ「よーし!!!これならルカを、ぶん殴っても破壊しなさそうな鈍器だね!!!」

あたしは寝てるであろうルカの前に立ち…

両手を上げれる限界まで上げて鈍器を力強く振り落とした!!!

主サトミ「ルカーっ!!!いい加減起きろーっ!!!ベリーが居るのに変な夢見んなーっ!!!💢💢」

ベリー「主様!!!ダメです!!!いけません!!!」

変な夢を見るルカを半ば本気で思いっきり鈍器で、ぶん殴ろうとしてる、あたしがルカをベリーが、それを必死で止める!!!

主サトミ「ベリー!!!離して!!!離してよ!!!」

ベリー「主様!!!そんな事しても本末転倒ですよ!!!ルカさんも、主様にぶん殴られる前に、いい加減起きて下さい!!!」

するとルカがパチッと目を開けて顔真っ赤にしてギロッと睨む、あたしを見て放心状態になりながらハッとする…

ルカ「…あ…る…じ…さ…ま…?」

ベリー「ルカさん…本当は起きてましたよね…?」

するとルカは何時もの、にっこり笑顔で答える…

ルカ「ごめんね…主様が可愛くてついからかいたくなっちゃった…」

主サトミ「何ですってーっ!!!?💢💢ルーカーっ!!!💢💢やっぱりガチでぶん殴られたいかなーっ!!!?💢💢」

ベリー「ルカさん…私の事は幾らからかっても宜しいですけど主様を、からかうのは止めて下さい…」

ルカ「うん…本当に心底…御免…主様…」

ベリー「ルカさんも心から反省してますし…ルカさんを許して上げて下さいませんか?」

あたしは釈然と、しないながらも…

主サトミ「うん…まぁ…本気で反省してんなら許して上げるけど…もう2度と金輪際悪ふざけなんかしないで約束守ってくれないと許さないんだからね!!!」

ルカ「うん、本当に…ごめんね…もう絶対悪ふざけなんかしない…肝に免じておくね…」

あたしは頭の回転がついていけなくなったのを無理矢理、早くした…

ベリー《どうやら以前ローズタウンで主様が言葉を荒げて大激怒した事は噂では聞いた事ありましたけど…直接…主様が言葉を荒げて大激怒した所を見たのは、この日が初めてです…どうやら主様を本気で怒らせない様に気を付けましょう…》

それぞれ思いながら、あたしとベリーとルカは食堂に向かった…

主サトミ《そう言う事は…せめて二人っきりの時だけにしてよね…ルカ…》

──END─

 







  






 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...