女主と悪魔執事達と黒猫。2

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夢でも現実でも(ラトス編、2024年、Xmas、執事個人の思い出編)

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12月が近付くある日の事…

屋敷の執事達は、それぞれXmasに向けて準備をしてる。

あたしが屋敷の中を回ってると

暖炉の前で寝てるラトスを見付けた。

ザッザッザッ

ラトス「すぅ…すぅ…」

暖炉の前で寝てるラトスの傍にはXmasツリーの絵が描かれてるのを見付けた。

ラトスは今一体どんな夢見てるんだろうな…

ラトス「んー…主様…お早うございます…」

主サトミ「ラトス、お早う」

ラトス「クフフ…主様に会えて私は嬉しいです…」

主サトミ「起こしてしまって…ごめん…」

ラトス「クフフ…いえ…寧ろ起こして下さって…ありがとうございます…今の夢は詰まらなかったですから…」

主サトミ「どんな夢を見てたの?」

ラトス「悪夢では…ありませんでしたが…Xmasツリーやイルミネーション等の電飾が飾られてましたが主様が…いませんでしたから…詰まらなかったです…」

主サトミ「そうなんだ…」

ラトス「私は主様が居ない夢の中より主様が居る現実の方が…ずっと良いです…」

主サトミ「ラトス…」

ラトス「主様も…こっちに私の傍に来て暖炉の前で一緒に暖まりましょう…」

ラトスに促され…あたしはラトスの傍に座った…

ラトス「主様…私の夢にも会いに来て下さい…」

主サトミ「あたしがラトスの夢に会いに来るって…」

ラトス「私は現実でも夢の中でも主様と一緒に居たいです…」

主サトミ「そりゃ会いに行ければ行くけど…」

ラトス「クフフ…約束ですよ…絶対夢の中でも私に会いに来て下さいね…お待ちしておりますね…」

主サトミ「…うん…」

ラトス「クフフ…主様は私とどんなXmasを過ごしたいですか…?」

主サトミ「ラトスと過ごすXmasか…」

ラトス「私は主様さえ傍に…いらしたら…それで良いです…後は主様に…お任せします…」

主サトミ「ラトス…」

するとラトスは急に…

主サトミ「…ラトス…?急に…どうしたの…?」

ラトス「先程…主様さえ傍に居れば良いと言いましたが…どうやら違いました…」

ラトスが急に…あたしの手を握って来た…

ラトス「こうして現実でも夢の中でも…どちらも主様に触れていたいです…」

主サトミ「ラトス…」

ラトスと二人きりで一緒に過ごすXmas…

主サトミ「良いよ…ラトス…二人きりで一緒に素敵なXmas過ごそう…」

あたしもラトスと二人きりで素敵なXmasを過ごしたい…

あたしは心底そう思った…

─夢でも現実でも・END─






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