女主と悪魔執事達と黒猫。2

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ドキドキする夜(執事now・フカヤマで過ごす新年、2025年。ガモン編)

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ガモン「お帰りなさいっす。主様、帰って来てくれたんすね♪」

主サトミ「あたしを呼ぶ声がゴールドリングから聞こえたから」

ガモン「主様に帰って来て欲しいって意図的に独り言、言った甲斐が、あったっす♪」

主サトミ「それは独り言って言わないんじゃない…?」

ガモン「主様、そこ掘り下げたいんすか?」

あたしとガモンは何時もと違う髪型で髪飾り着けてフルーが作ってくれた白黒の上着と着物とマフラー纏ってる。

ガモン「はい、主様」

ガモンは、あたしの手に温かい物を乗せた。

主サトミ「これって」

ガモン「フカヤマ名物の温泉饅頭っすよ。主様、温かいうちに、どうぞ」

主サトミ「ありがとう。ガモン」

ガモン「フカヤマの名店は観光客用に高くなってるっすからね。もし他に欲しい物が、あれば言って欲しいっす。美味いもの。綺麗なもの。勿論値段が無いものも俺は大歓迎っすよ」

ガモンは改めて向き直り…

ガモン「"主様をドキドキさせる"物も俺は大歓迎っすよ♪」

主サトミ「…ガモン…!」

ガモン「こういうのは目の前で直接、主様に言った方が言いっすよね♪」

相変わらずのガモンの言動にドキドキされられた夜…

あたしは…その気持ちを誤魔化す様に

饅頭を口に付けた…

─ドキドキする夜・END。別の執事の話に続く─



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