女主と悪魔執事達と黒猫｡2

夕方のショー（執事now･フカヤマで過ごす新年､2025年｡ラム編）

ラムと､あたしは何時もと違う髪型に髪飾り着けてフルーが作ってくれた白黒の着物と上着とマフラーを纏ってる｡

だが帰って来てもラムの姿がない｡

何処行ったのか?

パチパチ

ん?どうやら外の方から微かに拍手と観客の声がする

窓から覗いて見ると

ラムが大道芸をしてる｡

すると､あたしはラムと目が合い｡

ラム「主様～､降りてきて直接僕の大道芸､見ませんか?」

あたしは頷いて降りて外に出て

直接ラムの大道芸を見ることにした｡

ラム「主様～､ようこそ～､僕の大道芸を思いっきり楽しんで下さいね～」

主サトミ「凄い観客だね」

あたしは観客の邪魔に､ならない様に場所を移動した｡

ラムは皿回し､傘回し等淡々とこなしてく｡

ラム「最後には僕の取って置きの大技を披露しますね～｡主様～」

ラムは有言実行通り取って置きの大技を見せた｡

ラム「如何でしたか～､主様～」

主サトミ「凄かったよ｡ラム」

ラム「主様に楽しんで頂けたなら僕は嬉しいです」

主サトミ「でも何で大道芸してたの?」

ラム「本当は主様の為だけに披露したくて練習してたら､いつの間にか､観客が沢山､集まって来てしまいまして」

主サトミ「あたしの為だけに､あの大道芸を練習してたの?」

ラム「はい…本来でしたら…」

主サトミ「素敵なショーを､ありがとう｡ラム」

ラム「主様が楽しめたなら良かったですけど次こそは必ずリベンジして絶対主様だけの為に大道芸を披露して見せますね」

主サトミ「うん」

ラム「折角ですし､観客達から貰った､お捻りでフカヤマの露店で回って何か美味しい物､食べに行きましょう」

主サトミ「でも其はラムの為に使うべきじゃ…」

ラム「いいえ､寧ろ主様の為に遣わせて下さい」

ラムは､あたしと一緒に観客達から貰った､お捻りでフカヤマの露店を回った｡

─夕方のショー･END｡フカヤマで過ごす新年･END─