ワールドファイト

ドラルツア

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時門に集まっている時竜騎士やタイムドラゴンは、二つの正義に分かれていた。
一つは、地獄やデスタイムワールドという悪魔の住む世界へ、交流や戦力増強も兼ねて遠征に行こうと考える時竜大士軍。

もう一つは、前時神から時門の番人を任された時竜騎士団や時門の鍵を持つ《絶神時竜騎士団団長サクラ》がいる前時神信仰軍。

「時門の鍵は開けるわけにはいかない!今の状況で時門の鍵を開けたら、タイムワールドは他の世界に侵略されて滅んでしまう!」サクラは軍の先頭に立ち叫んだ。

「だが神がいなくなった今、このまま何もしないままでは、いずれにしろ結果は同じだ!新しい神は待っていても現れはしない。この世界を支える程の神は時門の外の世界で天爆を起こすか、外の世界の住人との交流を深め神の子供を育てるしかない!」時竜大士の一人、カヂラが言った。
神を生み出す方法は、二つ。一つは、天爆と呼ばれる一つの世界を呑み込むほどの大きな爆発を起こす。その場合は、天爆の中心にいた者が、神になる。この方法は、生まれる神の戦闘力が強くなる反面、天爆の被害を受けた世界などからの攻撃の的になりやすい。
もう一つは、他の世界のドラゴンと仲良くなり、子供を作る。そして、稀に生まれる二つの世界の力を持つデュアルドラゴンから、他の世界の成分を抜き取り、過度なストレスを与えることによって生まれる。この方法では、一度神が生まれる時に暴走する為、殺さない程度に戦う必要がある。だがこの方法で生まれる神は、間違った判断をしない長生きな神になる。
どちらの方法でも犠牲が生まれるため、前時神信仰軍はもっとタイムワールド全体の戦力を高める必要があるという考えだ。
「まだ神を作る準備が整っていない。それに他の世界がタイムワールドと仲良くしてくれるかも分からない。もっと神になるに相応しい者を探し、戦闘面を鍛えたうえで時門を開き、天爆を起こすべきだ。」

「それを待っている時間が我々には無いと言っているのだ!」

「これ以上話しても無駄なら戦いで決めるしか無くなってくるぞ。」
珍しくサクラが戦う気になっていた。

「無論、我々は最初から戦う準備は整えてきた。行け!ミキア!」
「行くぜ~。ま、どうせ俺には勝てっこないね。フォースアクト。」

「やはりこうなるか…フォースアクト。」

「「フォースファイト!」」

この世界やほとんどの世界は、一人の王に忠誠を誓った者達がフォースアクトを使った王に駒としてゲームのように扱われて戦う。どちらかが降参するか、どちらかが全滅したら勝敗が決まる。
王の判断で、自軍の未来が決まる。


アレンは、この戦いを止めようとしていた。
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