僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~

SHIN

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記憶を求めて奥底に

僕らのダンジョン攻略 終

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 学園のダンジョンが消えて学園長も学園から開放されたようで、前の学園長を一回締めてから長きに放置していたわが家の現状を見たいと飛び立っていた。きっと凄いことになっていると思うな。最悪の場合売地になってたりして。

 学園の守りは学園長が出した複製クローンの魔法の学園長がしてくれるらしいので戸締まりの関係もあって僕達も学園をあとにした。

 宵月はまた腕に戻ってもらい、他の者達を連れて王城に戻る事にする。ウォルターの事もあったのでそれが適切だと思ったのだ。

 ダンジョンが消滅した学園が今後どうなるかは分からないが、恐らく陰の気が強くなることは間違いない。なので陽の気の強いアイテムを作り上げて平衡を保つことにした。材料は沢山確保ができているのでどうにか休み明けに学園に奉納出来そうだ。


 以前に国宝を消滅させているしそちらも作製することにする。


 とまあ、こういう事で今は皇帝陛下と父様がちょうど会っていたようなのでそこに参入させて頂いた。
 兄上がウォルターを蓑虫のように縛ってそれをエロいお姉さんの朱冥が引きずって運んで、突入してきたので、二人共驚いた顔をしていた。

 来る途中の兵士達の中にはクールな赤髪のナイスバディな女性が冷たい目を向けながらウォルターを運ぶ姿に、羨ましそうに見てくる者もいたが、この世界にもそっちのケの人が居るんだなぁ。

 貴族の膿を出し隊と言う名の会議か何かをしていた二人に式神の彼等の説明と学園の今後の不安要素、ウォルターの事情等を伝える。
 ウォルターの後ろ盾をしてくれていたスマラルダス家のまさかの呆れた話しに片や盛大な溜息をして頭を抱えて片や目の笑っていない笑顔で殺気を滲ませながら剣を手に取った。



「あの馬鹿息子、鍛えてやろうか。」
「コウランの王位継承破棄の発表を早めるか。」
「第3皇子はもう大丈夫です?」
「彼奴は頭がいいから大丈夫だ。」
「コウにぃが認めるって珍しい。」

 

 コウラン皇子が未だに王位継承破棄の発表をしていないのは、彼が小さいからともう一つ第3皇子の盾代わりでもあった。
 第1皇子は幼い頃から心に決めた子が居るからその子と結婚できなくても側で支えたいと早々に王位継承破棄を宣言した。
 コウにぃも継ぐ気は無いし、皇帝陛下にもう一人子が出来る予定も今の所無いのでので自然と残った第3皇子が次期皇帝陛下なのだ。
 
 分別がつくまではコウにぃが盾になっていたのだが、今回ウォルターに僕が狙われたのがおかんむりの様です。

 それがそもそもの狙いじゃん。今回みたいに対応すればいい事だよ。なんて言えば実際目の前で消えてゆく僕をみて失う恐怖を思い出して駄目だったそうだ。



「僕はコウにぃを守る盾で剣であるからコウにぃの為なら‥…。」
「駄目だ。」
「ですよね。」


 コウにぃが決めたならそれに文句は言わないよ。
 でも第3皇子に全てが色々行くのは大変だよね。どうしたものか。
 
 視線が3人の友人を捉えた。
 
 そうだ。


「王城に式神達を置いてくれませんか?」
「『えー。』」
「『こら、白夜!』」


 僕の突拍子のない言葉に、白夜から講義の声が上がる。


「家に連れて帰っても家族は歓迎してくれると思うけど、ここなら色々と見て回れるし、そのついでで第3皇子を気にかけてくれたらなって。」
「『でも、せっかく逢えたのに。』」
「僕は毎日のように兄上に会いに来てるからいつでも会えるよ。もちろん、家に来ても良いし。」
「『本当?』」
「ああ。」


 結局は皇帝陛下の許可が、ないと駄目なんだけどどうでしょうか。
 と皇帝陛下を見つめると、皇帝陛下は満足気にうなずいてくれた。ということは許可が降りたのかな。


「うん。早速式神様の部屋を3部屋‥…。」
「4部屋お願いできますか?」
「構わないがもしかして宵月様の?」
「いえ、もう一人そのうちに現れると思いますのでおねがいします。」
「よかろう。」


 待機していたらしい侍女に指示をだして部屋を直ぐにでも用意してくれるようだ。
 その迅速な対応に感謝の意を示す。


「今回のウォルターの件を利用して護衛として学園にも1人ずつ交換で連れて行ったらどうだ。学園長にも話しておくから。」
「『それは良いわね。有難う坊や。』」
「ぼ、坊や?」


 白夜の見た目は僕と同じくらいの子供。そんな子供が皇帝陛下を坊や扱いするのは、見た目的にどうか。答えはおかしい。


「申し訳無いです。彼等は先程言ったように神のような存在で見た目以上の年齢で。」
「というと?」
「『レディに歳を聞くなんて。まあ良いわ。私が一番若くて540歳よ。』」
「と言った感じです。」
「ああ。それじゃあ坊や扱いも分かるよ。」


 でも、事情をしらない人が見たら驚くから、気をつける様にお願いしよう。

 そう思っていたら玄樹が予想して白夜に注意を促していた。ありがたや。でも、好きな洋服が買えなくなるぞはその見た目なら無いからな。

 さて、第3皇子の件はこれで大丈夫だろう。


 次はウォルターの事だ。
 話が脱線してゴメンな。
 縄を外してやるから大人しくしていろよ。

 蓑虫のように縛ってあった縄を外して、取り敢えず正座の状態にしといた。途中、父様の殺気で意識が遠のいたかもしれないが、大丈夫、まだ生きている。

 ダンジョンボスのご褒美もあげないと行けないからな。


 バカ息子は取り敢えずどうしてしまおうか。







 
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