15 / 17
15.ふたりだけのルール ※
しおりを挟む
「これからはルールを決めよう。俺たちはお互いに遠慮し過ぎていたんだ。言いたいことはもっと本人にぶつけたほうがいい。疑わしきことは黙っていないですぐに本人に確認する。そうしたらきっと上手くやっていけると思うんだ」
「そうだな……俺たちは変わらなくちゃいけないよな……」
大河だけじゃない。陸斗にも反省すべき点は多くある。
「早速言わせてもらってもいいか?」
大河は陸斗にずいっと迫る。大河のあまりの勢いに、陸斗は思わず椅子から立ち上がり後ずさった。
「俺以外の男とあんまり仲良くするな。俺は会社でお前に話しかけることも我慢してるのに、俺が他の男と笑顔で話をしてるのを見るだけでイライラするんだよ!」
大河は更に陸斗に迫ってくる。「待て待て」と陸斗は大河を抑えるが、大河はムッとした顔のままだ。
職場の円滑なコミュニケーションには笑顔が大切なのに、職場の半数は男なのに、そんなことは無理なのではないか……。
「お前の身体を他の男に触らせるな。お前には自覚がなさすぎる! 俺が昔、お前のケツを触ったとき、自分がどんな顔してたか知ってんのか?! 恥ずかしがりながらも蕩けた顔しやがって、あんな顔を新井にも見せたのか?! 一歩間違えたらノンケの新井を悩殺してるとこだったんだぞ!」
「はぁっ?! そんな顔してねぇよっ」
「……してる」
大河はいきなり陸斗の尻を撫で回す。陸斗が「やめろっ」と抵抗したのに、大河は陸斗の身体を抱き締め尻を撫でる手をやめない。
「ほら。男を誘う顔してる。そんなにケツを弄られんのが好きなのかよ、陸斗は普段はエッチなことに興味ない顔してんのに淫乱だな」
「違っ……! これは……!」
大河の触り方! そんなエロい手で撫で回すなよっ! あ、ほら、そこはダメだ……。
「これから他の男に身体を触らせたら家でお仕置きだ。これも二人のルールにしよう」
「なんだよお仕置きって……あっ……」
下着の中に手を入れるのは反則だろ!
「わからないのか? こういうのはお仕置きセックスに決まってる」
「うわっ!」
大河はリビングのソファに陸斗の身体を押し倒した。そして陸斗の身体を弄ぶ。
「まずは手っ取り早くソファで喘がせてやる」
「ああぁ……っ!」
大河は陸斗の下着をずり下げ、性急に陸斗のものに触れてきた。
「ほら。ケツを弄られただけでもう勃ってんじゃん。俺、最初はお前の人柄に惚れたけど、付き合うようになってからはお前のエロい身体に虜になった。陸斗。お前は感度が良すぎる。この身体を一度抱いたらもう離れられねぇよ」
「えっ! おいっ! やめろっ……やぁっ……! あぁぁ…ぁん…!」
やばい。最近まったくそういうことをしていなかったから、もうイッ……!
「おーおーおー。相変わらず可愛いな。でも今日は俺がイくまでお前をイかせない。これはお仕置きだからな」
大河は陸斗の前の根元をぎゅっと指で締める。そして陸斗の身体を愛撫し始めた。
「バカッ! そういうのやめ……っ あぁぁっ!」
大河の愛撫を受けて身体はビクビク痙攣するのに、イけない。イけなくて、そのぶん新たな快感が陸斗の身体を突き抜ける。
前立腺イキにも似た不思議な感覚で、強すぎるくらいの快感が終わりなく続いている。
「だめ。そこ、あぁ……!」
根元を締めてるくせに鬼頭をグリグリされるから陸斗はたまらず背中を反らして身体をビクつかせる。
「やらぁ……っ! も……むりぃ……っ」
陸斗がこんなに身体を震わせ快感に耐え忍んでいるのに、陸斗を苛める大河の手は止まらない。
「大河、許して……俺もうイきたい……身体おかしくなるっ……!」
陸斗が必死になって訴えると大河に「じゃあ挿れていい?」と言われた。
陸斗はうんうん頷いた。身体が限界で、こんな状態では大河に従うしかない。
「あぁぁぁっ!!」
たっぷりのローションを垂らされ、大河に貫かれて陸斗は悶絶する。
大河は陸斗の前を締めつけたまま、激しく攻めてくる。快感に耐えきれなくて、この激情を発散したくてもイけないし、陸斗は腰を揺らしてあんあん喘ぐしかない。
「だからそれがエロいんだよ。俺を興奮させて早くイかせる気だな」
「違っ……ちがくて、も、限界……っ」
いつもならイッたらそこが快感のピークなのに、射精できないから、女みたいにいつまでもオーガズムが連続して起きているような状態だ。強い快感も耐えられないし、射精できないもどかしさにも耐えられない。
「ごめん、もう他の男に触らせない……この身体は大河のものだから……お願い、もうイかせて……!」
陸斗が懇願するとやっと大河が陸斗のものを締め付けていた手を離してくれた。そこから一気に射精感がぐわっと押し寄せてくる。
「あっ、あっ、大河ぁ……っ!」
「陸斗っ、陸斗っ……!」
もうこの欲望は抑えられない。大河に放たれると同時に陸斗も自らを解き放った。
それから大河はしつこくて、「もうお仕置きじゃない」と言いながらベッドでもバスルームでも抱かれることになった。
さらにまた今ベッドで抱かれ、もう陸斗はクタクタだ。
激しい情交のあと、陸斗はベッドから起き上がる体力もないのに、大河は涼しい顔でベッドのヘッドレストに寄りかかり、スマホを弄っている。それが恨めしくて陸斗は大河にひと言物申してやりたくなった。
「おい大河……俺もお前に言いたいことがある……」
「ん……? なに?」
大河は余裕の笑みで陸斗の髪を優しく撫でてきた。
「指輪……」
「指輪?」
「今度無くしたら俺にちゃんと話してくれ……。大河の指にそれがないと、俺は大河の気持ちを見失うから……」
陸斗はそのまま眠りに落ちた。
朦朧とする中、大河から優しいキスをされた気がするけど、それが夢だったのか現実だったのか、陸斗にはわからなかった。
——完。
「そうだな……俺たちは変わらなくちゃいけないよな……」
大河だけじゃない。陸斗にも反省すべき点は多くある。
「早速言わせてもらってもいいか?」
大河は陸斗にずいっと迫る。大河のあまりの勢いに、陸斗は思わず椅子から立ち上がり後ずさった。
「俺以外の男とあんまり仲良くするな。俺は会社でお前に話しかけることも我慢してるのに、俺が他の男と笑顔で話をしてるのを見るだけでイライラするんだよ!」
大河は更に陸斗に迫ってくる。「待て待て」と陸斗は大河を抑えるが、大河はムッとした顔のままだ。
職場の円滑なコミュニケーションには笑顔が大切なのに、職場の半数は男なのに、そんなことは無理なのではないか……。
「お前の身体を他の男に触らせるな。お前には自覚がなさすぎる! 俺が昔、お前のケツを触ったとき、自分がどんな顔してたか知ってんのか?! 恥ずかしがりながらも蕩けた顔しやがって、あんな顔を新井にも見せたのか?! 一歩間違えたらノンケの新井を悩殺してるとこだったんだぞ!」
「はぁっ?! そんな顔してねぇよっ」
「……してる」
大河はいきなり陸斗の尻を撫で回す。陸斗が「やめろっ」と抵抗したのに、大河は陸斗の身体を抱き締め尻を撫でる手をやめない。
「ほら。男を誘う顔してる。そんなにケツを弄られんのが好きなのかよ、陸斗は普段はエッチなことに興味ない顔してんのに淫乱だな」
「違っ……! これは……!」
大河の触り方! そんなエロい手で撫で回すなよっ! あ、ほら、そこはダメだ……。
「これから他の男に身体を触らせたら家でお仕置きだ。これも二人のルールにしよう」
「なんだよお仕置きって……あっ……」
下着の中に手を入れるのは反則だろ!
「わからないのか? こういうのはお仕置きセックスに決まってる」
「うわっ!」
大河はリビングのソファに陸斗の身体を押し倒した。そして陸斗の身体を弄ぶ。
「まずは手っ取り早くソファで喘がせてやる」
「ああぁ……っ!」
大河は陸斗の下着をずり下げ、性急に陸斗のものに触れてきた。
「ほら。ケツを弄られただけでもう勃ってんじゃん。俺、最初はお前の人柄に惚れたけど、付き合うようになってからはお前のエロい身体に虜になった。陸斗。お前は感度が良すぎる。この身体を一度抱いたらもう離れられねぇよ」
「えっ! おいっ! やめろっ……やぁっ……! あぁぁ…ぁん…!」
やばい。最近まったくそういうことをしていなかったから、もうイッ……!
「おーおーおー。相変わらず可愛いな。でも今日は俺がイくまでお前をイかせない。これはお仕置きだからな」
大河は陸斗の前の根元をぎゅっと指で締める。そして陸斗の身体を愛撫し始めた。
「バカッ! そういうのやめ……っ あぁぁっ!」
大河の愛撫を受けて身体はビクビク痙攣するのに、イけない。イけなくて、そのぶん新たな快感が陸斗の身体を突き抜ける。
前立腺イキにも似た不思議な感覚で、強すぎるくらいの快感が終わりなく続いている。
「だめ。そこ、あぁ……!」
根元を締めてるくせに鬼頭をグリグリされるから陸斗はたまらず背中を反らして身体をビクつかせる。
「やらぁ……っ! も……むりぃ……っ」
陸斗がこんなに身体を震わせ快感に耐え忍んでいるのに、陸斗を苛める大河の手は止まらない。
「大河、許して……俺もうイきたい……身体おかしくなるっ……!」
陸斗が必死になって訴えると大河に「じゃあ挿れていい?」と言われた。
陸斗はうんうん頷いた。身体が限界で、こんな状態では大河に従うしかない。
「あぁぁぁっ!!」
たっぷりのローションを垂らされ、大河に貫かれて陸斗は悶絶する。
大河は陸斗の前を締めつけたまま、激しく攻めてくる。快感に耐えきれなくて、この激情を発散したくてもイけないし、陸斗は腰を揺らしてあんあん喘ぐしかない。
「だからそれがエロいんだよ。俺を興奮させて早くイかせる気だな」
「違っ……ちがくて、も、限界……っ」
いつもならイッたらそこが快感のピークなのに、射精できないから、女みたいにいつまでもオーガズムが連続して起きているような状態だ。強い快感も耐えられないし、射精できないもどかしさにも耐えられない。
「ごめん、もう他の男に触らせない……この身体は大河のものだから……お願い、もうイかせて……!」
陸斗が懇願するとやっと大河が陸斗のものを締め付けていた手を離してくれた。そこから一気に射精感がぐわっと押し寄せてくる。
「あっ、あっ、大河ぁ……っ!」
「陸斗っ、陸斗っ……!」
もうこの欲望は抑えられない。大河に放たれると同時に陸斗も自らを解き放った。
それから大河はしつこくて、「もうお仕置きじゃない」と言いながらベッドでもバスルームでも抱かれることになった。
さらにまた今ベッドで抱かれ、もう陸斗はクタクタだ。
激しい情交のあと、陸斗はベッドから起き上がる体力もないのに、大河は涼しい顔でベッドのヘッドレストに寄りかかり、スマホを弄っている。それが恨めしくて陸斗は大河にひと言物申してやりたくなった。
「おい大河……俺もお前に言いたいことがある……」
「ん……? なに?」
大河は余裕の笑みで陸斗の髪を優しく撫でてきた。
「指輪……」
「指輪?」
「今度無くしたら俺にちゃんと話してくれ……。大河の指にそれがないと、俺は大河の気持ちを見失うから……」
陸斗はそのまま眠りに落ちた。
朦朧とする中、大河から優しいキスをされた気がするけど、それが夢だったのか現実だったのか、陸斗にはわからなかった。
——完。
184
あなたにおすすめの小説
俺の好きな人は誰にでも優しい。
u
BL
「好きなタイプは?」と聞かれて世界で一番多く答えられているのは間違いなく「優しい人」だろう。
相手の優しいところに惹かれ、気づいた時には引き返せないところまで恋に落ちている。
でも次第に気付くのだ。誰だってみんな「優しい人」ではなく「"自分だけに"優しい人」が好きなのだと。
ロランは、"誰にでも優しい男"、フィリオンに恋をしてしまい、地獄のような日々に身を焼かれていた。
そんなとある日「この恋、捨てたいな…」と溢したら「それ、捨てようとすんの、やめてくんね?オレ、あんたがアイツを見る視線に興奮すっからさ」と遊び人で有名な男、ヒューゴに言われる。
彼は、自分を好きな人間には興味がなく、別の誰かに恋い焦がれている人間の目が好きな変態らしい。
そんな身勝手な遊び人とちょくちょく話すようになってからというもの、フィリオンの様子はどんどんおかしくなっていく。
恋を捨てたい男と、恋を捨てるなと言う男と、優しさが狂い始めていく男の話。
※作者の意思ではなくキャラの意思で結末が決まります。ご要望は受け付けられませんのでどちらとくっついても美味しいと思う方のみお読みください。
※中世ヨーロッパ風学園ものです。
※短編(10万文字以内)予定ですが長くなる可能性もあります。
※完結までノンストップで毎日2話ずつ更新。
【完結】好きな人の待ち受け画像は僕ではありませんでした
鳥居之イチ
BL
————————————————————
受:久遠 酵汰《くおん こうた》
攻:金城 桜花《かねしろ おうか》
————————————————————
あることがきっかけで好きな人である金城の待ち受け画像を見てしまった久遠。
その待ち受け画像は久遠ではなく、クラスの別の男子でした。
上北学園高等学校では、今SNSを中心に広がっているお呪いがある。
それは消しゴムに好きな人の前を書いて、使い切ると両想いになれるというお呪いの現代版。
お呪いのルールはたったの二つ。
■待ち受けを好きな人の写真にして3ヶ月間好きな人にそのことをバレてはいけないこと。
■待ち受けにする写真は自分しか持っていない写真であること。
つまりそれは、金城は久遠ではなく、そのクラスの別の男子のことが好きであることを意味していた。
久遠は落ち込むも、金城のためにできることを考えた結果、
金城が金城の待ち受けと付き合えるように、協力を持ちかけることになるが…
————————————————————
この作品は他サイトでも投稿しております。
別れたいからワガママを10個言うことにした話
のらねことすていぬ
BL
<騎士×町民>
食堂で働いているエークには、アルジオという騎士の恋人がいる。かっこいい彼のことがどうしようもなく好きだけれど、アルジオは自分の前ではいつも仏頂面でつまらなそうだ。
彼のために別れることを決意する。どうせなら嫌われてしまおうと、10個の我儘を思いつくが……。
僕の策略は婚約者に通じるか
藍
BL
侯爵令息✕伯爵令息。大好きな婚約者が「我慢、無駄、仮面」と話しているところを聞いてしまった。ああそれなら僕はいなくならねば。婚約は解消してもらって彼を自由にしてあげないと。すべてを忘れて逃げようと画策する話。
フリードリヒ・リーネント✕ユストゥス・バルテン
※他サイト投稿済です
※攻視点があります
邪魔にならないように自分から身を引いて別れたモトカレと数年後再会する話
ゆなな
BL
コンビニのバイトで売れない美しいミュージシャンと出会った大学生のアオイは夢を追う彼の生活を必死で支えた。その甲斐あって、彼はデビューの夢を掴んだが、眩いばかりの彼の邪魔になりたくなくて、平凡なアオイは彼から身を引いた。
Twitterに掲載していたものに加筆しました。
失恋したと思ってたのになぜか失恋相手にプロポーズされた
胡桃めめこ
BL
俺が片思いしていた幼なじみ、セオドアが結婚するらしい。
失恋には新しい恋で解決!有休をとってハッテン場に行ったエレンは、隣に座ったランスロットに酒を飲みながら事情を全て話していた。すると、エレンの片思い相手であり、失恋相手でもあるセオドアがやってきて……?
「俺たち付き合ってたないだろ」
「……本気で言ってるのか?」
不器用すぎてアプローチしても気づかれなかった攻め×叶わない恋を諦めようと他の男抱かれようとした受け
※受けが酔っ払ってるシーンではひらがな表記や子供のような発言をします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる