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十二月 親衛隊は『推し』が卒業したら解散するルール
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上杉一成(16)攻。高校二年。サッカー部。生徒会長立候補者。
武田(18)攻。元サッカー部。吉良クラスメイト。
宇佐美(15)攻。高校一年。サッカー部。
神埜迅(18)攻。高校三年。吉良の従兄弟。
「吉良先輩っ、お願いします!」
吉良はさっきからずっと上杉一成に頭を下げられ困惑している。
放課後になってすぐ、上杉は吉良の教室まで「頼みがあります!」とやってきた。今はふたり廊下で押し問答を繰り返している。
「だから、俺なんかにはつとまらねぇし、上杉の役には立てないよ」
「そんなことないです。そんなことないです。そんなことないですっ! いてくれるだけでもいいです、いてくれるだけでもいいです、いてくれるだけでいいからっ!」
上杉の執念は大したものだ。吉良からはハァーと溜め息が漏れる。
12月は次期生徒会を決める選挙が行われる。その応援に加わってほしいと上杉に頼まれているのだが、通常ならば現生徒会のメンバーなどに頼むところを、なぜか上杉は吉良を頼ってきた。
「朝日に、俺から訊いてみようか? ちょうど同じクラスなんだ」
現生徒会会長の朝日とは同じクラスの友人だ。熱心な立候補者がいることを話してみてもいいなと思いついた。朝日の推薦があれば当選確実だろう。
「無理です。朝日先輩は、誰の推薦もしないと公言してますから……」
「そうなのか……」
まぁ、朝日は四方八方に気を遣ってしまうような優しい奴だ。だからこそ誰も推さないという選択肢を選んだのかもしれない。
「朝日先輩がダメならもう吉良先輩しかいないんですっ!」
「はぁ?」
意味がわからない。会長の朝日が無理で、副会長の木瀬に話がいくならわかる。なんで俺なんだよ……。
「上杉先輩、何やってんすか?」
廊下を通りかかった生徒が上杉に声をかけた。吉良は面識のない生徒だが、二年生の上杉を先輩と呼ぶのなら、一年生なんだろうか。
「宇佐美! お前からも頼んでくれよっ」
「え、何をっすか?」
「吉良先輩に、俺の推薦者になってもらえるようにだよ!」
上杉と宇佐美は親しい間柄のようだ。吉良の様子に気がついた上杉が「吉良先輩。俺のサッカー部の後輩の宇佐美です」と紹介してくれた。
「一年の宇佐美です」
「俺は吉良だ」
名乗りながら宇佐美を見上げることになる。宇佐美はデカい。一年生で180センチをゆうに超えている。吉良のほうが先輩なのだが、宇佐美の存在はなんとも言えない威圧感がある。
「吉良先輩のこと、俺はよく知ってます。サッカー部で先輩のこと知らない奴はいないと思います」
「は?」
どういうことだ……? サッカー部に縁もゆかりもないのに。
「上杉先輩はいつも試合前のルーティンがあるんです。それが吉良先輩の写真——」
「バカっ! 言うな!」
上杉がやけに必死に宇佐美の言葉をかき消した。
「吉良先輩。明日の午後時間ありませんか?」
明日は土曜日。学校はないが、今の時期の三年は大学受験に向けて主に勉強する奴が多い。吉良も時間さえあれば寮の机に向かい、受験勉強をしている。明日も当然勉強するつもりだったが。
「宇佐美っ!」
宇佐美を制する上杉の言葉を遮り「頼みがあるんです」と宇佐美は言葉を続けた。
「明日、サッカー部の練習試合があるんです。練習試合といっても相手は俺たちと同じく選手権にも出場する強豪校なんです。少しでも構いません、うちの高校のグラウンドでやるんで観にきてくれませんか?」
「練習試合か……」
うちの高校のサッカー部は全国大会常連校でかなりの最強チームだ。この冬の高校サッカーにも出場予定だと聞いた。
だから練習試合といってもかなりのレベルなのだろう。
「おい、宇佐美! 吉良先輩っ、こいつの言うことは気にしないでください。先輩忙しいのに——」
「吉良先輩。そこで俺たちが勝ったら、上杉先輩の願いを叶えてもらえませんか?!」
上杉の言葉を再び遮り、宇佐美が喋り続ける。
「お願いします! 吉良先輩っ! 上杉先輩にチャンスをくださいっ!」
気がつくとサッカー部の奴らが集まっていて、上杉と宇佐美の事情を察し、「俺からもお願いしますっ!」と何人もに頭を下げられる。
明らかに異常な雰囲気に、周りもなんだなんだとざわついている。
うわ……ヤバいだろ、これ。断りにくい……。
「わかった。明日の試合、観にいくよ」
吉良の言葉にサッカー部員からワアッと声が上がる。
やめてくれ。あんまり騒ぐなよ。
「勝ったら上杉の推薦人も引き受けてやる。どうせあんまり力になってやれないけどな」
吉良ごときが推薦人になったところでなんの影響もないだろうが、上杉がそこまで望むなら引き受けてやろう、と思った。
「マジですか! おい! 宇佐美! お前って奴は……」
上杉がめっちゃ喜んでいる。約束を取り付けたのは宇佐美の手柄だと「お前ガチでありがとな!」と宇佐美の背中をバンバン叩いている。
「明日の試合、俺死ぬほど頑張ります! 吉良先輩にみてもらえるだけでも最高なのに、俺らが勝ったら推薦人になってくれるんですよね?! 足が折れても走ります!」
いやダメだろ。上杉、お前は将来プロサッカー選手になるほどの男だろうが。
「上杉の熱意に負けた。約束は守るから、明日の試合、頑張れよ!」
そう励ましてやると、上杉は「死ぬ気で勝ちますっ!」と並々ならぬ気迫をみせた。
◆◆◆
次の日の午後。吉良は約束どおりに学校のサッカーグラウンドに来た。この学校にはサッカー専用のグラウンド設備がある。体育のサッカーは普通の運動場で行い、サッカー部のみ、この専用の芝生のグラウンドを使用することを許されている。さすが実績のある部だ。
——うわ、スカウトマンか?!
ただの練習試合なのに、物々しい雰囲気だ。
明らかに選手たちを見定めるような目で眺めている人が何人もいる。雑誌の編集者らしき人もみかける。選手権前の注目チーム同士の練習試合、だからだろうか。
そして、高校サッカーファンなのだろうか。キャーキャーと女性ファンらしき人たちまで観戦しにきている。
「吉良っ!!」
スタンド席の中央で、吉良の名前を呼び、手を振っているのは武田だ。武田は元サッカー部。インターハイ終了後、部活を引退した吉良と同クラスの三年だ。
「吉良、どうしたんだよ! 吉良が試合を観にくるなんて初めてだよなぁ!」
武田は吉良を見かけて駆け寄ってきた。吉良が上杉たちと約束した経緯を話すと「それなら俺と一緒に観よう!」と誘われた。
「すごいな。練習試合だから観客はいないと思ってた」
吉良は武田と並んで座りながら、率直な感想を述べた。
「ここまで来るのは上杉の熱心なファンだけど、上杉はヤバい。プロでもないのに非公式にファンクラブがあるんだ」
「ファンクラブ?!」
「あいつ、サッカーも上手いけど、顔もいいからな。天は二物を上杉に与えたな」
たしかに。上杉はすごく整った顔をしている。爽やかで、チャラさはなく、スポーツと勉学に全力ですっ! というような雰囲気だ。
「あいつの父親はサッカーコーチ。母親は元グラビアだぜ? そんで本人はすげぇクソ真面目野郎。おっもしれぇよなぁ?」
「俺、上杉のことよく知らねぇけど、真面目そうだよな」
少し話をしただけでも、上杉の真面目な人柄は見てとれた。いま、隣にいる元サッカー部の武田とはまるでタイプが違う。
「うん。真面目ちゃんなんだよ。真っ直ぐすぎて、他によそ見ができないタイプっつーの? 一途なんだよな……」
「そっか。サッカーがそんなに好きなんだな……」
すごいな。羨ましいくらいだ。人生でそんなにも夢中になれるものがあって、強豪校の部長を務めるくらいの実力まであって。
「お。上杉だ。あいつわざわざこっち来るぞ」
武田の視線の先、サッカーグラウンドの端から背番号10がこちらに向かって走ってくる。それに伴い、周りが「上杉だ」「上杉どうしたんだ?」とざわざわし始めた。
上杉は大きく手を振り、こちらを見ている。そのあと、二度大きく膝を曲げてジャンプし、ダッシュしたあと三度目には前転をしてみせた。そのまま自分のポジションへと走って戻っていく。
「上杉絶好調だな」
周りのスカウトマンらしき人が呟いた。
「ファンサービスかなっ!」
「幸せすぎる!」
上杉のファンらしき女の子たちがキャーキャーしている。
高校二年にして、この注目度。サッカー部の部員たちからも慕われているようだし、こいつなら生徒会長に立候補して会長に選ばれる可能性は大いにあるだろうな、なんて思った。
武田(18)攻。元サッカー部。吉良クラスメイト。
宇佐美(15)攻。高校一年。サッカー部。
神埜迅(18)攻。高校三年。吉良の従兄弟。
「吉良先輩っ、お願いします!」
吉良はさっきからずっと上杉一成に頭を下げられ困惑している。
放課後になってすぐ、上杉は吉良の教室まで「頼みがあります!」とやってきた。今はふたり廊下で押し問答を繰り返している。
「だから、俺なんかにはつとまらねぇし、上杉の役には立てないよ」
「そんなことないです。そんなことないです。そんなことないですっ! いてくれるだけでもいいです、いてくれるだけでもいいです、いてくれるだけでいいからっ!」
上杉の執念は大したものだ。吉良からはハァーと溜め息が漏れる。
12月は次期生徒会を決める選挙が行われる。その応援に加わってほしいと上杉に頼まれているのだが、通常ならば現生徒会のメンバーなどに頼むところを、なぜか上杉は吉良を頼ってきた。
「朝日に、俺から訊いてみようか? ちょうど同じクラスなんだ」
現生徒会会長の朝日とは同じクラスの友人だ。熱心な立候補者がいることを話してみてもいいなと思いついた。朝日の推薦があれば当選確実だろう。
「無理です。朝日先輩は、誰の推薦もしないと公言してますから……」
「そうなのか……」
まぁ、朝日は四方八方に気を遣ってしまうような優しい奴だ。だからこそ誰も推さないという選択肢を選んだのかもしれない。
「朝日先輩がダメならもう吉良先輩しかいないんですっ!」
「はぁ?」
意味がわからない。会長の朝日が無理で、副会長の木瀬に話がいくならわかる。なんで俺なんだよ……。
「上杉先輩、何やってんすか?」
廊下を通りかかった生徒が上杉に声をかけた。吉良は面識のない生徒だが、二年生の上杉を先輩と呼ぶのなら、一年生なんだろうか。
「宇佐美! お前からも頼んでくれよっ」
「え、何をっすか?」
「吉良先輩に、俺の推薦者になってもらえるようにだよ!」
上杉と宇佐美は親しい間柄のようだ。吉良の様子に気がついた上杉が「吉良先輩。俺のサッカー部の後輩の宇佐美です」と紹介してくれた。
「一年の宇佐美です」
「俺は吉良だ」
名乗りながら宇佐美を見上げることになる。宇佐美はデカい。一年生で180センチをゆうに超えている。吉良のほうが先輩なのだが、宇佐美の存在はなんとも言えない威圧感がある。
「吉良先輩のこと、俺はよく知ってます。サッカー部で先輩のこと知らない奴はいないと思います」
「は?」
どういうことだ……? サッカー部に縁もゆかりもないのに。
「上杉先輩はいつも試合前のルーティンがあるんです。それが吉良先輩の写真——」
「バカっ! 言うな!」
上杉がやけに必死に宇佐美の言葉をかき消した。
「吉良先輩。明日の午後時間ありませんか?」
明日は土曜日。学校はないが、今の時期の三年は大学受験に向けて主に勉強する奴が多い。吉良も時間さえあれば寮の机に向かい、受験勉強をしている。明日も当然勉強するつもりだったが。
「宇佐美っ!」
宇佐美を制する上杉の言葉を遮り「頼みがあるんです」と宇佐美は言葉を続けた。
「明日、サッカー部の練習試合があるんです。練習試合といっても相手は俺たちと同じく選手権にも出場する強豪校なんです。少しでも構いません、うちの高校のグラウンドでやるんで観にきてくれませんか?」
「練習試合か……」
うちの高校のサッカー部は全国大会常連校でかなりの最強チームだ。この冬の高校サッカーにも出場予定だと聞いた。
だから練習試合といってもかなりのレベルなのだろう。
「おい、宇佐美! 吉良先輩っ、こいつの言うことは気にしないでください。先輩忙しいのに——」
「吉良先輩。そこで俺たちが勝ったら、上杉先輩の願いを叶えてもらえませんか?!」
上杉の言葉を再び遮り、宇佐美が喋り続ける。
「お願いします! 吉良先輩っ! 上杉先輩にチャンスをくださいっ!」
気がつくとサッカー部の奴らが集まっていて、上杉と宇佐美の事情を察し、「俺からもお願いしますっ!」と何人もに頭を下げられる。
明らかに異常な雰囲気に、周りもなんだなんだとざわついている。
うわ……ヤバいだろ、これ。断りにくい……。
「わかった。明日の試合、観にいくよ」
吉良の言葉にサッカー部員からワアッと声が上がる。
やめてくれ。あんまり騒ぐなよ。
「勝ったら上杉の推薦人も引き受けてやる。どうせあんまり力になってやれないけどな」
吉良ごときが推薦人になったところでなんの影響もないだろうが、上杉がそこまで望むなら引き受けてやろう、と思った。
「マジですか! おい! 宇佐美! お前って奴は……」
上杉がめっちゃ喜んでいる。約束を取り付けたのは宇佐美の手柄だと「お前ガチでありがとな!」と宇佐美の背中をバンバン叩いている。
「明日の試合、俺死ぬほど頑張ります! 吉良先輩にみてもらえるだけでも最高なのに、俺らが勝ったら推薦人になってくれるんですよね?! 足が折れても走ります!」
いやダメだろ。上杉、お前は将来プロサッカー選手になるほどの男だろうが。
「上杉の熱意に負けた。約束は守るから、明日の試合、頑張れよ!」
そう励ましてやると、上杉は「死ぬ気で勝ちますっ!」と並々ならぬ気迫をみせた。
◆◆◆
次の日の午後。吉良は約束どおりに学校のサッカーグラウンドに来た。この学校にはサッカー専用のグラウンド設備がある。体育のサッカーは普通の運動場で行い、サッカー部のみ、この専用の芝生のグラウンドを使用することを許されている。さすが実績のある部だ。
——うわ、スカウトマンか?!
ただの練習試合なのに、物々しい雰囲気だ。
明らかに選手たちを見定めるような目で眺めている人が何人もいる。雑誌の編集者らしき人もみかける。選手権前の注目チーム同士の練習試合、だからだろうか。
そして、高校サッカーファンなのだろうか。キャーキャーと女性ファンらしき人たちまで観戦しにきている。
「吉良っ!!」
スタンド席の中央で、吉良の名前を呼び、手を振っているのは武田だ。武田は元サッカー部。インターハイ終了後、部活を引退した吉良と同クラスの三年だ。
「吉良、どうしたんだよ! 吉良が試合を観にくるなんて初めてだよなぁ!」
武田は吉良を見かけて駆け寄ってきた。吉良が上杉たちと約束した経緯を話すと「それなら俺と一緒に観よう!」と誘われた。
「すごいな。練習試合だから観客はいないと思ってた」
吉良は武田と並んで座りながら、率直な感想を述べた。
「ここまで来るのは上杉の熱心なファンだけど、上杉はヤバい。プロでもないのに非公式にファンクラブがあるんだ」
「ファンクラブ?!」
「あいつ、サッカーも上手いけど、顔もいいからな。天は二物を上杉に与えたな」
たしかに。上杉はすごく整った顔をしている。爽やかで、チャラさはなく、スポーツと勉学に全力ですっ! というような雰囲気だ。
「あいつの父親はサッカーコーチ。母親は元グラビアだぜ? そんで本人はすげぇクソ真面目野郎。おっもしれぇよなぁ?」
「俺、上杉のことよく知らねぇけど、真面目そうだよな」
少し話をしただけでも、上杉の真面目な人柄は見てとれた。いま、隣にいる元サッカー部の武田とはまるでタイプが違う。
「うん。真面目ちゃんなんだよ。真っ直ぐすぎて、他によそ見ができないタイプっつーの? 一途なんだよな……」
「そっか。サッカーがそんなに好きなんだな……」
すごいな。羨ましいくらいだ。人生でそんなにも夢中になれるものがあって、強豪校の部長を務めるくらいの実力まであって。
「お。上杉だ。あいつわざわざこっち来るぞ」
武田の視線の先、サッカーグラウンドの端から背番号10がこちらに向かって走ってくる。それに伴い、周りが「上杉だ」「上杉どうしたんだ?」とざわざわし始めた。
上杉は大きく手を振り、こちらを見ている。そのあと、二度大きく膝を曲げてジャンプし、ダッシュしたあと三度目には前転をしてみせた。そのまま自分のポジションへと走って戻っていく。
「上杉絶好調だな」
周りのスカウトマンらしき人が呟いた。
「ファンサービスかなっ!」
「幸せすぎる!」
上杉のファンらしき女の子たちがキャーキャーしている。
高校二年にして、この注目度。サッカー部の部員たちからも慕われているようだし、こいつなら生徒会長に立候補して会長に選ばれる可能性は大いにあるだろうな、なんて思った。
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