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序章
第8魔法 ~マグナの魔術~
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危険因子
気を失う前、あの女性は俺のことをそう言っていた
確かに俺は正体不明の力を持っているらしい だがだからっていきなり刺すか普通…
魔術師ってのは少し頭がおかしいのかもしれないな もし魔術師になるとしても気をつけなきゃいけないな…
目が覚めると気を失う前と同じ光景が広がっていた 時計の針からおそらく1分もたっていないのだろう
「あー… できれば予告してから刺してほしかったなあ」
「そうか、それはすまないな しかしああでもしないと刺せないかと思ってな」
悪びれもせずに無邪気に笑うその顔はまるで新しいおもちゃを見つけた子供のようだった
「シスターがまた怒るぞ?」
「それは大丈夫だ さっき魔力が枯渇して気を失った 初心者がいきなり使ったから一気に反動が来たんだろう」
見るとシスターは机に突っ伏していた
「空、何か体に違和感とかないか?」
水を差しだしながら遼は訪ねてくる どこからその水出したんだよ
「あー… 倒れた時に頭ぶつけてそこが痛い以外はたいして何も変わんねーな」
しかもこの水冷たい もらったので遠慮せずに飲み干す
「そういや魔核の中でマグナとかいうやつから魔術をもらったんだけどどうやって使うん「ま、待て 何言ってる?」…え? 何って…魔核の中での話だけど? 聖剣で刺されたらそういう風になるんじゃないのか?」
それとも何かおかしな部分でも…ああ、そうか
「マグナは禁忌を使って俺に憑依したとか言ってたぞ だから…」
「そうじゃねえ、お前は何を言ってる? 魔核の中? 魔術をもらう? お前はさっき気を失って…」
どうやら何か俺の中で起きているようだ
「ふむ… 空くん、君は自分の魔核の中でマグナに会い、魔術をもらったんだね?」
「あ…はい」
どうやら彼女は分かっているようだ 安心した
「その時に、石板のようなものはなかったかい? 大きくて…何か鎖とかついたようなものなんだが」
「ああ、ありましたよ」
「そしてマグナ… なるほど、君はやはりあの暴王を宿していたか」
「暴王…?」
何のことだろう? 彼女も少し悩んでいるようだ
「暴王というのは、君の中にいる魔族のことだ 「暴王マグナ」、魔界で禁忌を使い死んだと聞いていたがまさか憑依状態で生きているとはな」
どうやらマグナのことを知っているようだ 確か貴族を倒しまわってたとか言ってたし有名だったのだろうか
「しかしそうなるとやはり君には魔術師になってもらう必要があるな」
「ああ、それに魔力の濃度がかなり濃い こんだけ魔力生成してさらにとどめてるってのは覚醒直後でもスゲーぞ」
何か話しているようだがなんとなく魔術師になる方向で話が進んでるような…
「あの… やっぱり俺って魔術師にならないとダメ…?」
「空くんはまだ気づいて内容ですね あなたにはとてつもない才能があるんですよ 宝の持ち腐れもいい加減にしてください」
「いやいや斎藤さん? 怒ってるとこ悪いけどそもそも俺は魔術師になるつもりはなかったんだけどね?」
なんかもう志願兵みたいになってるよ 俺ってなりたいって言ったっけ…
「しかしなあ… ん? なんだ?」
遼が紫色の水晶を取り出した 良く見えないが立体的なレーダーのように見える
「…おい、やべえぞ 孤児院の子供たちって今どんな状況だ?」
「? 少なくとも障壁や防御魔法はありませんよ? そもそもシスターさんがどこに連れて行ったか私は知りませんし…」
遼が何か慌てているように見える どうしたのだろうか
「…子供たちが下級の魔物の群れに狙われてる それもかなりの量だぞ」
告げられたその事実にその場の全員が戸惑う
「まずいな… 子供たちのいる公園まで走って行っても数分かかるぞ リーダーはシスターが目覚めたらすぐに説明を頼む 俺とレイちゃんで…」
遼が話し終わることを待たずに飛び出した そんなの待ってたらあいつらがあぶねえ!
「おい! 待て! くっ レイちゃんは後ろから…」
遼の声が聞こえなくなった あの公園までなら途中で細道を突っ切れば時間を短縮できる 間に合うはずだ
「おい! 待てよ! お前が行っても何も出来ねえだろうが! 待機してろ!」
「うるせえ! だからって黙って見てられるかよ!」
くそ… 全力で走ってんのに遼は息が切れてねえ 魔術か? 俺にもあれば…
「力が欲しいのか?」
突如聞こえたその声は直接頭に響いてるようだった そしてすぐに誰かわかった
「当たり前だろマグナ! 俺はあいつらを守りたいんだ!」
「フッ いいだろう もとより貴様にくれてやった力だ 存分に使うがいい!」
俺の足が青く光る マグナと同じ模様が現れると同時に脚力が格段に上がった
「このぐらいならすぐに倒れることもないだろう さあ全力で走れ!」
「おい空! あいつ魔術を…っ!」
良くわからないが今ならいける! 俺は目の前の塀に跳び乗り全力で跳んだ
家を飛び越え反対の道に着地し、大幅なショートカットに成功した
「いや… わしは走れと言わんかったか…」
「知るか! こちとら手段を選んでる場合じゃねえんだよ!」
公園までもう少しだ あと少しで…
「キャアアア!」
突如聞こえた悲鳴に悪寒が走る まさか間に合わなかったのか さらに速く走る
公園では子供たちが一つに固まっておびえていた 数十メートルのところに羽の生えた真っ黒な人間が群れで飛んでいる あれがおそらく魔物だろう
その一匹が子供たちに向かって襲い掛かる
「何してんだてめぇ!」
魔物までの距離を一瞬で詰めて、その勢いを載せて顔を全力で殴り飛ばす 数メートル吹っ飛んだ魔物はそのまま動かなくなった
「空兄ちゃん?」
「ああ、皆もう大丈夫だ あっちに逃げろ」
後方に逃げるよう促すと全員一目散に逃げだす 突然仲間を吹っ飛ばされたことで困惑していた魔物たちが低空飛行で追いかけようとする
「させっかよ!」
そのうちの一匹の羽を両手でつかみ、大きくぶん回して投げると、数匹が巻き込まれてまとめて地面に落ちた
それを見て俺を障害と感じたのだろう 俺をにらみながら囲むように集まってきた
おそらく俺を倒してからゆっくりあいつらを追いかけるのだろう
「は、上等だ 一匹たりともあいつらには手出しさえねえぜ! かかって来いやぁ!」
ー後書きー
はじめましての方は毎度どうも
そうでない方はいつもありがとうございます
どうも、とも8です
なんやかんやで8話ですね もうそんなに書いてるんですねえ 自分でびっくりしてます
そして今回もちょっと本編長めです そんな予定じゃなかったんだけどなあ まあいいや
今後の話を少ししておきます まず序章ですが、多分9話か10話で終わります てかそのつもりで書いてます
多分10話かなあ… 最初は9話だったんですがなんやかんやで長引いてしまいました
でもちゃんと10話で終わります もしかすると9話で終わります(可能性低め)
そしてそのあと序章全体の後書きみたいなの書いて序章は終わりです
そしてそのあと短編で一つ全くこの物語と関係ない話を書きます 多分5話ぐらいですね まあわかりませんが
そんな感じで予定しております 楽しみに待っていただけるとありがたいです
さて本編に移りまして、シスターさんが気を失ってしまいましたね あの最恐生物が…
あと子供たちが危ない! まあもう交戦しちゃいましたけどねえ もう安心ですねえ(フラグ)
そして空くんがついに魔術を使いました 初魔術は身体能力の強化… もっと派手でよかったかなあ
やろうと思えばド派手なのを初魔術にもできたんですがこっちのほうが自然かな?と思ったのでこうしました
次回は言わずもがな戦闘回です 大変そう…
それではまた次回! さあ次の話書かなきゃ…
気を失う前、あの女性は俺のことをそう言っていた
確かに俺は正体不明の力を持っているらしい だがだからっていきなり刺すか普通…
魔術師ってのは少し頭がおかしいのかもしれないな もし魔術師になるとしても気をつけなきゃいけないな…
目が覚めると気を失う前と同じ光景が広がっていた 時計の針からおそらく1分もたっていないのだろう
「あー… できれば予告してから刺してほしかったなあ」
「そうか、それはすまないな しかしああでもしないと刺せないかと思ってな」
悪びれもせずに無邪気に笑うその顔はまるで新しいおもちゃを見つけた子供のようだった
「シスターがまた怒るぞ?」
「それは大丈夫だ さっき魔力が枯渇して気を失った 初心者がいきなり使ったから一気に反動が来たんだろう」
見るとシスターは机に突っ伏していた
「空、何か体に違和感とかないか?」
水を差しだしながら遼は訪ねてくる どこからその水出したんだよ
「あー… 倒れた時に頭ぶつけてそこが痛い以外はたいして何も変わんねーな」
しかもこの水冷たい もらったので遠慮せずに飲み干す
「そういや魔核の中でマグナとかいうやつから魔術をもらったんだけどどうやって使うん「ま、待て 何言ってる?」…え? 何って…魔核の中での話だけど? 聖剣で刺されたらそういう風になるんじゃないのか?」
それとも何かおかしな部分でも…ああ、そうか
「マグナは禁忌を使って俺に憑依したとか言ってたぞ だから…」
「そうじゃねえ、お前は何を言ってる? 魔核の中? 魔術をもらう? お前はさっき気を失って…」
どうやら何か俺の中で起きているようだ
「ふむ… 空くん、君は自分の魔核の中でマグナに会い、魔術をもらったんだね?」
「あ…はい」
どうやら彼女は分かっているようだ 安心した
「その時に、石板のようなものはなかったかい? 大きくて…何か鎖とかついたようなものなんだが」
「ああ、ありましたよ」
「そしてマグナ… なるほど、君はやはりあの暴王を宿していたか」
「暴王…?」
何のことだろう? 彼女も少し悩んでいるようだ
「暴王というのは、君の中にいる魔族のことだ 「暴王マグナ」、魔界で禁忌を使い死んだと聞いていたがまさか憑依状態で生きているとはな」
どうやらマグナのことを知っているようだ 確か貴族を倒しまわってたとか言ってたし有名だったのだろうか
「しかしそうなるとやはり君には魔術師になってもらう必要があるな」
「ああ、それに魔力の濃度がかなり濃い こんだけ魔力生成してさらにとどめてるってのは覚醒直後でもスゲーぞ」
何か話しているようだがなんとなく魔術師になる方向で話が進んでるような…
「あの… やっぱり俺って魔術師にならないとダメ…?」
「空くんはまだ気づいて内容ですね あなたにはとてつもない才能があるんですよ 宝の持ち腐れもいい加減にしてください」
「いやいや斎藤さん? 怒ってるとこ悪いけどそもそも俺は魔術師になるつもりはなかったんだけどね?」
なんかもう志願兵みたいになってるよ 俺ってなりたいって言ったっけ…
「しかしなあ… ん? なんだ?」
遼が紫色の水晶を取り出した 良く見えないが立体的なレーダーのように見える
「…おい、やべえぞ 孤児院の子供たちって今どんな状況だ?」
「? 少なくとも障壁や防御魔法はありませんよ? そもそもシスターさんがどこに連れて行ったか私は知りませんし…」
遼が何か慌てているように見える どうしたのだろうか
「…子供たちが下級の魔物の群れに狙われてる それもかなりの量だぞ」
告げられたその事実にその場の全員が戸惑う
「まずいな… 子供たちのいる公園まで走って行っても数分かかるぞ リーダーはシスターが目覚めたらすぐに説明を頼む 俺とレイちゃんで…」
遼が話し終わることを待たずに飛び出した そんなの待ってたらあいつらがあぶねえ!
「おい! 待て! くっ レイちゃんは後ろから…」
遼の声が聞こえなくなった あの公園までなら途中で細道を突っ切れば時間を短縮できる 間に合うはずだ
「おい! 待てよ! お前が行っても何も出来ねえだろうが! 待機してろ!」
「うるせえ! だからって黙って見てられるかよ!」
くそ… 全力で走ってんのに遼は息が切れてねえ 魔術か? 俺にもあれば…
「力が欲しいのか?」
突如聞こえたその声は直接頭に響いてるようだった そしてすぐに誰かわかった
「当たり前だろマグナ! 俺はあいつらを守りたいんだ!」
「フッ いいだろう もとより貴様にくれてやった力だ 存分に使うがいい!」
俺の足が青く光る マグナと同じ模様が現れると同時に脚力が格段に上がった
「このぐらいならすぐに倒れることもないだろう さあ全力で走れ!」
「おい空! あいつ魔術を…っ!」
良くわからないが今ならいける! 俺は目の前の塀に跳び乗り全力で跳んだ
家を飛び越え反対の道に着地し、大幅なショートカットに成功した
「いや… わしは走れと言わんかったか…」
「知るか! こちとら手段を選んでる場合じゃねえんだよ!」
公園までもう少しだ あと少しで…
「キャアアア!」
突如聞こえた悲鳴に悪寒が走る まさか間に合わなかったのか さらに速く走る
公園では子供たちが一つに固まっておびえていた 数十メートルのところに羽の生えた真っ黒な人間が群れで飛んでいる あれがおそらく魔物だろう
その一匹が子供たちに向かって襲い掛かる
「何してんだてめぇ!」
魔物までの距離を一瞬で詰めて、その勢いを載せて顔を全力で殴り飛ばす 数メートル吹っ飛んだ魔物はそのまま動かなくなった
「空兄ちゃん?」
「ああ、皆もう大丈夫だ あっちに逃げろ」
後方に逃げるよう促すと全員一目散に逃げだす 突然仲間を吹っ飛ばされたことで困惑していた魔物たちが低空飛行で追いかけようとする
「させっかよ!」
そのうちの一匹の羽を両手でつかみ、大きくぶん回して投げると、数匹が巻き込まれてまとめて地面に落ちた
それを見て俺を障害と感じたのだろう 俺をにらみながら囲むように集まってきた
おそらく俺を倒してからゆっくりあいつらを追いかけるのだろう
「は、上等だ 一匹たりともあいつらには手出しさえねえぜ! かかって来いやぁ!」
ー後書きー
はじめましての方は毎度どうも
そうでない方はいつもありがとうございます
どうも、とも8です
なんやかんやで8話ですね もうそんなに書いてるんですねえ 自分でびっくりしてます
そして今回もちょっと本編長めです そんな予定じゃなかったんだけどなあ まあいいや
今後の話を少ししておきます まず序章ですが、多分9話か10話で終わります てかそのつもりで書いてます
多分10話かなあ… 最初は9話だったんですがなんやかんやで長引いてしまいました
でもちゃんと10話で終わります もしかすると9話で終わります(可能性低め)
そしてそのあと序章全体の後書きみたいなの書いて序章は終わりです
そしてそのあと短編で一つ全くこの物語と関係ない話を書きます 多分5話ぐらいですね まあわかりませんが
そんな感じで予定しております 楽しみに待っていただけるとありがたいです
さて本編に移りまして、シスターさんが気を失ってしまいましたね あの最恐生物が…
あと子供たちが危ない! まあもう交戦しちゃいましたけどねえ もう安心ですねえ(フラグ)
そして空くんがついに魔術を使いました 初魔術は身体能力の強化… もっと派手でよかったかなあ
やろうと思えばド派手なのを初魔術にもできたんですがこっちのほうが自然かな?と思ったのでこうしました
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