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序章
第7魔法 ~マグナ~
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真っ暗な空間に白く光る階段だけが存在している
ここはどこだろうか? 気がついたら階段を登っていた 理由もわからない
ただ、なんとなくこの階段の上にその答えがあるような気がした
階段のてっぺんについた そこには不思議な模様の扉があった 多分この中に答えがあるのだろう
扉に触れると模様が光って扉が開いていった 吸い込まれるように中に入っていった
そこはまたもや不思議な空間だった
風化してボロボロになった白い石の床 所々砕けたり、折れたりしている無数の柱が規則的に並びその間に扉が付いている そして上には綺麗な星空 どこか外国のさびれた神殿のようだった
その空間の中心、ちょうど目の前には、破壊され本来の役割を持たない拘束具が付いている読めない文字の書かれた石版、その横に禍々しい鎧 そして人ではない何かがいた
それは全身が黒く、一瞬どんな形かわからないが青い模様が全身に行き渡っていてそのおかげで人に似た形をしているのがわかる しかし青い角と白い長髪、何より青い目が不気味だった
「ふん…何を怯えている?それとも俺が誰だかわからないのか?」
どうやら意思疎通はできるようだ
「ええと…ここはどこで君は誰?」
「はあ…どうやら何もわかってないようだな」
ため息をつかれても困る こちらとしては本当に何もわからないのだから
「わしの名は「マグナ」、貴様に憑依させてもっらている ここはおぬしの深層心理…魔核の中だ」
「マグナ…か マグナはなぜここが魔核だとわかるんだ?」
「いきなり呼び捨てとは…まあ良い」
マグナは石版を指差した
「これは貴様の魔核に刻まれた魔術でな これに触れれば恐らく貴様は目覚め、魔術が使えるようになる そして魔術は魔核の中に刻まれるものだ」
そうだ、俺はあの剣に貫かれて…
「しかし少々厄介だな…」
「厄介? 何かあったのか?」
マグナは困った様子だった
「今、貴様が本来持っている魔術に目覚めると、最悪わしは消滅してしまうかもしれん」
「消滅? なんで?」
「疑問ばかり… まあ仕方がないか 理由は貴様の魔術の本質にある」
「魔術の「本質」? 魔法を生み出すためのシステムみたいなもんじゃないのか?」
マグナは考えるような動作をしながら話を続ける
「魔術は魔力を変換するということは分かっていると思うが…その変換方法が問題でな それが変質した後の魔法であっても強制的に一度魔力へ戻してしまう」
「魔法を魔力へ戻す…?」
それがどれぐらいすごいのかはわからないがそれで何故マグナが消えるのだろうか
「今のわしは魔力を強制的に固めた幻に過ぎない その状態で貴様の魔術に巻き込まれたらどうなるか見当がつかん」
「…じゃあどうするのさ? 諦めて消滅してみる?」
俺にはそれしか思いつかないし他に方法があったとしても知識がないから無理だろう
「クッ ハハハ! わしに消滅しろと? ククク それは考えてなかったが…」
少し笑った後、脅すように言った
「そうすると、お前は魔術を使った途端に自滅してしまうぞ?」
「は? 自滅?」
「貴様の魔核の中のわしですら巻き込まれてしまうということは、貴様もただではすまんぞ?」
そういうことか なるほどかなりヤバそうだ 何か別の方法を…
「…なあ、マグナって何で俺の魔核にいるの?」
「ほお、そこに着眼したか」
マグナは感心するように頷いた
「わしは元々魔族でな 魔王クラスの力と強力な魔術で魔界の貴族たちや強いやつらに腕試しとして勝負を挑んでは勝ち続け、魔王の候補にまでなったんだが…」
「まて、魔族? 魔界? ナチュラルに知らない単語を混ぜるな」
また専門用語だ いい加減疲れるなあ…
「魔族は魔物の中でも知力があり、意思疎通の可能な種族の総称で、魔界は魔物や魔族の住む世界のことだ 話を進めるぞ」
さらりと説明されてしまった まあわかるからいいけど
「ある日突然目の前に赤い目が現れてな ちょうど貴様が会ったことのあるやつだが… そいつに身体を半分食われてしまった」
「身体を…? それに会ったことのある赤い目って…」
屋上で見たあれだろう しかし魔界とやらにも出るとは… あれは何なんだろう
「幸運なことに魔核が残ってたから魔術で撃退したんだが半分も身体を食われた 死ぬと思ったわしはとっさに禁忌を使ったんだ」
「禁忌、って… それ大丈夫なの?」
「実際死んだことになってるから問題はない まあその禁忌は記憶と魔核の一部を別の生物に移植するというものだったんだが… その対象になったのがお前だ」
疲れたようにマグナは腰に手を当て一息ついている しかし禁忌…ん? 記憶と魔核の一部?
「なあ、その魔核の一部に魔術って入ってるのか?」
「ああ、魔術と魔力の生成、あとは…」
「じゃあ俺がマグナの魔術を使えるようになればいいんじゃないのか?」
マグナはきょとんとしている しかしすぐに理解したようだ
「面白い発想だな わしの魔核にある魔術に触れるのか… まあ可能ではあるな それなら消滅せずに済みそうだ」
するとマグナは手を差し出した その手は模様が青く光っている
「気に入った、貴様に天下最強と言われたわしの魔術をくれてやろう」
「ああ、よろしく頼むよ マグナ」
その手を強く握った 身体が青く輝き始める
「これでわしの魔術を使えるようになったな じきに目が覚めるだろう」
少しずつ視界がぼやけてきた 目が覚める前兆だろうか
「人間界でもがんばれよ」
「ああ、任せろ」
そういって俺は自分の魔核から現実へと意識を戻していく
ー後書きー
はじめましての方ははじめまして
そうでない方は初めまして
どうも、とも8です
さすがに暑さが殺しにかかってきました 神様がいるなら戦争でもけしかけたい
何でこんなに日本は暑いんでしょうか てかなんで日本は赤道に近いんでしょうか
もうちょっと離れててもいいんじゃない? 沖縄の人とか大変だよ?
地球温暖化がどうとか南極の氷がどうとか言ってますがそれ解決したいならまず人類が協力しようぜ?
ミサイルだとか国境の壁だとか国の金を勝手に使うだとかそんなことする前に地球の危機を解決しよう?
国際政治とか社会とか全然わからんけど、少なくともいざこざより温暖化のほうが深刻な問題でしょ?
あー… だめだ、真面目なことはかけないわ やめよう
さて、本編ですがついに空くんが魔術に目覚めそうです そして謎の存在である「マグナ」が出てきました
まあ謎っていってもめっちゃ強い魔族だってことは言ったけどね
禁忌のこととかなぜ空くんが選ばれたのかとかそういったことはまたしばらくしてから触れるかな? もしかするともう次回で出てくるかもね(かなり低確率)
あとは空くんが元々持っている魔術が半分チートじみてる事も出てきましたがその分自分も危ういという諸刃の剣ですね 主人公だしそれぐらいいいよね
さすが主人公だね 世界の中心的存在の「主人公」はチートじゃないとね
たまには主人公が平凡な物語があってもいいけど…書くの大変そうだなあ
そういえば最近まとめて2日ぐらいで3話ほど書いたのでここ3話分は予約公開しているのですが、そんな存在にもっと早く気づきたかったです 最初のほう1日で2話投稿してるのとかあったじゃん 昔の自分に助言したい
そんなこんなでまた3000字になったのでこのあたりで
それではまた次回! 暑さで体がとろける…
ここはどこだろうか? 気がついたら階段を登っていた 理由もわからない
ただ、なんとなくこの階段の上にその答えがあるような気がした
階段のてっぺんについた そこには不思議な模様の扉があった 多分この中に答えがあるのだろう
扉に触れると模様が光って扉が開いていった 吸い込まれるように中に入っていった
そこはまたもや不思議な空間だった
風化してボロボロになった白い石の床 所々砕けたり、折れたりしている無数の柱が規則的に並びその間に扉が付いている そして上には綺麗な星空 どこか外国のさびれた神殿のようだった
その空間の中心、ちょうど目の前には、破壊され本来の役割を持たない拘束具が付いている読めない文字の書かれた石版、その横に禍々しい鎧 そして人ではない何かがいた
それは全身が黒く、一瞬どんな形かわからないが青い模様が全身に行き渡っていてそのおかげで人に似た形をしているのがわかる しかし青い角と白い長髪、何より青い目が不気味だった
「ふん…何を怯えている?それとも俺が誰だかわからないのか?」
どうやら意思疎通はできるようだ
「ええと…ここはどこで君は誰?」
「はあ…どうやら何もわかってないようだな」
ため息をつかれても困る こちらとしては本当に何もわからないのだから
「わしの名は「マグナ」、貴様に憑依させてもっらている ここはおぬしの深層心理…魔核の中だ」
「マグナ…か マグナはなぜここが魔核だとわかるんだ?」
「いきなり呼び捨てとは…まあ良い」
マグナは石版を指差した
「これは貴様の魔核に刻まれた魔術でな これに触れれば恐らく貴様は目覚め、魔術が使えるようになる そして魔術は魔核の中に刻まれるものだ」
そうだ、俺はあの剣に貫かれて…
「しかし少々厄介だな…」
「厄介? 何かあったのか?」
マグナは困った様子だった
「今、貴様が本来持っている魔術に目覚めると、最悪わしは消滅してしまうかもしれん」
「消滅? なんで?」
「疑問ばかり… まあ仕方がないか 理由は貴様の魔術の本質にある」
「魔術の「本質」? 魔法を生み出すためのシステムみたいなもんじゃないのか?」
マグナは考えるような動作をしながら話を続ける
「魔術は魔力を変換するということは分かっていると思うが…その変換方法が問題でな それが変質した後の魔法であっても強制的に一度魔力へ戻してしまう」
「魔法を魔力へ戻す…?」
それがどれぐらいすごいのかはわからないがそれで何故マグナが消えるのだろうか
「今のわしは魔力を強制的に固めた幻に過ぎない その状態で貴様の魔術に巻き込まれたらどうなるか見当がつかん」
「…じゃあどうするのさ? 諦めて消滅してみる?」
俺にはそれしか思いつかないし他に方法があったとしても知識がないから無理だろう
「クッ ハハハ! わしに消滅しろと? ククク それは考えてなかったが…」
少し笑った後、脅すように言った
「そうすると、お前は魔術を使った途端に自滅してしまうぞ?」
「は? 自滅?」
「貴様の魔核の中のわしですら巻き込まれてしまうということは、貴様もただではすまんぞ?」
そういうことか なるほどかなりヤバそうだ 何か別の方法を…
「…なあ、マグナって何で俺の魔核にいるの?」
「ほお、そこに着眼したか」
マグナは感心するように頷いた
「わしは元々魔族でな 魔王クラスの力と強力な魔術で魔界の貴族たちや強いやつらに腕試しとして勝負を挑んでは勝ち続け、魔王の候補にまでなったんだが…」
「まて、魔族? 魔界? ナチュラルに知らない単語を混ぜるな」
また専門用語だ いい加減疲れるなあ…
「魔族は魔物の中でも知力があり、意思疎通の可能な種族の総称で、魔界は魔物や魔族の住む世界のことだ 話を進めるぞ」
さらりと説明されてしまった まあわかるからいいけど
「ある日突然目の前に赤い目が現れてな ちょうど貴様が会ったことのあるやつだが… そいつに身体を半分食われてしまった」
「身体を…? それに会ったことのある赤い目って…」
屋上で見たあれだろう しかし魔界とやらにも出るとは… あれは何なんだろう
「幸運なことに魔核が残ってたから魔術で撃退したんだが半分も身体を食われた 死ぬと思ったわしはとっさに禁忌を使ったんだ」
「禁忌、って… それ大丈夫なの?」
「実際死んだことになってるから問題はない まあその禁忌は記憶と魔核の一部を別の生物に移植するというものだったんだが… その対象になったのがお前だ」
疲れたようにマグナは腰に手を当て一息ついている しかし禁忌…ん? 記憶と魔核の一部?
「なあ、その魔核の一部に魔術って入ってるのか?」
「ああ、魔術と魔力の生成、あとは…」
「じゃあ俺がマグナの魔術を使えるようになればいいんじゃないのか?」
マグナはきょとんとしている しかしすぐに理解したようだ
「面白い発想だな わしの魔核にある魔術に触れるのか… まあ可能ではあるな それなら消滅せずに済みそうだ」
するとマグナは手を差し出した その手は模様が青く光っている
「気に入った、貴様に天下最強と言われたわしの魔術をくれてやろう」
「ああ、よろしく頼むよ マグナ」
その手を強く握った 身体が青く輝き始める
「これでわしの魔術を使えるようになったな じきに目が覚めるだろう」
少しずつ視界がぼやけてきた 目が覚める前兆だろうか
「人間界でもがんばれよ」
「ああ、任せろ」
そういって俺は自分の魔核から現実へと意識を戻していく
ー後書きー
はじめましての方ははじめまして
そうでない方は初めまして
どうも、とも8です
さすがに暑さが殺しにかかってきました 神様がいるなら戦争でもけしかけたい
何でこんなに日本は暑いんでしょうか てかなんで日本は赤道に近いんでしょうか
もうちょっと離れててもいいんじゃない? 沖縄の人とか大変だよ?
地球温暖化がどうとか南極の氷がどうとか言ってますがそれ解決したいならまず人類が協力しようぜ?
ミサイルだとか国境の壁だとか国の金を勝手に使うだとかそんなことする前に地球の危機を解決しよう?
国際政治とか社会とか全然わからんけど、少なくともいざこざより温暖化のほうが深刻な問題でしょ?
あー… だめだ、真面目なことはかけないわ やめよう
さて、本編ですがついに空くんが魔術に目覚めそうです そして謎の存在である「マグナ」が出てきました
まあ謎っていってもめっちゃ強い魔族だってことは言ったけどね
禁忌のこととかなぜ空くんが選ばれたのかとかそういったことはまたしばらくしてから触れるかな? もしかするともう次回で出てくるかもね(かなり低確率)
あとは空くんが元々持っている魔術が半分チートじみてる事も出てきましたがその分自分も危ういという諸刃の剣ですね 主人公だしそれぐらいいいよね
さすが主人公だね 世界の中心的存在の「主人公」はチートじゃないとね
たまには主人公が平凡な物語があってもいいけど…書くの大変そうだなあ
そういえば最近まとめて2日ぐらいで3話ほど書いたのでここ3話分は予約公開しているのですが、そんな存在にもっと早く気づきたかったです 最初のほう1日で2話投稿してるのとかあったじゃん 昔の自分に助言したい
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