4 / 8
ひとくちで君を想う。
しおりを挟む
ぜいぜいと足早に、息をきらして急いで店をあとにした。
手にはチョコレートとケーキがたんまりとある。
戦利品を手にし、彼と話せたことが頭のなかを駆け巡り、曖昧な吐息が甘く僕を包みこんだ。
どうしよう、変な客だと思われてないかな?
そんな不安も吹き飛ぶくらい、彼の微笑みが僕の胸のなかを熱くさせた。
何度も何度も反芻する。
彼の一言一句も逃したくない。
駅の近くまで戻ってきた。駅の東口あたりに、小さな公園があった。
そこで、一息つき、手にしたチョコレートを再度確かめる。
「これ、どうしよう。」
と、手にしたチョコレートを1つ頬張ってみた。
甘い、ほろ苦い、口のなかで優しく溶けていく。
チョコレートが今ほど美味しいと思ったことがなかった僕は、彼の言葉が体温でとろけるチョコレートのように、身体に染みていく。
「美味しい・・・・・・。」
彼の言葉は嘘じゃなかった。
こんなところで味わうものじゃない、だけど彼をいち早く感じたい。
そんな矛盾に満ちた想いが、チョコレートに手を出させる。
もう1つ頬張ってみた。
こっちは、甘く、甘く、オレンジピューレが効いたフルーティーで、すっきりしている。
「これも美味しい。」
後は帰ってから食べよう。
彼の言葉をまた噛み締めて、電車に乗るべく、駅に向かった。
手にはチョコレートとケーキがたんまりとある。
戦利品を手にし、彼と話せたことが頭のなかを駆け巡り、曖昧な吐息が甘く僕を包みこんだ。
どうしよう、変な客だと思われてないかな?
そんな不安も吹き飛ぶくらい、彼の微笑みが僕の胸のなかを熱くさせた。
何度も何度も反芻する。
彼の一言一句も逃したくない。
駅の近くまで戻ってきた。駅の東口あたりに、小さな公園があった。
そこで、一息つき、手にしたチョコレートを再度確かめる。
「これ、どうしよう。」
と、手にしたチョコレートを1つ頬張ってみた。
甘い、ほろ苦い、口のなかで優しく溶けていく。
チョコレートが今ほど美味しいと思ったことがなかった僕は、彼の言葉が体温でとろけるチョコレートのように、身体に染みていく。
「美味しい・・・・・・。」
彼の言葉は嘘じゃなかった。
こんなところで味わうものじゃない、だけど彼をいち早く感じたい。
そんな矛盾に満ちた想いが、チョコレートに手を出させる。
もう1つ頬張ってみた。
こっちは、甘く、甘く、オレンジピューレが効いたフルーティーで、すっきりしている。
「これも美味しい。」
後は帰ってから食べよう。
彼の言葉をまた噛み締めて、電車に乗るべく、駅に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる