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5章 コングの無謀な考え
第20話 ポルサとちいと丸メガネの男
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魔物達は逃げ回った。一体は絶命した。2体はバラバラに走って行った。
「行くぞ。少年」戦車ミンクーが言った。
「うん!」キューも戦車ミンクーに乗った。
全速力で一体の魔物をとらえた。キューは当たるように念じた。戦車ミンクーが砲撃した。他の戦車ミンクー達の砲弾は全然当たらなかったが、キューが乗った戦車ミンクーの弾は見事ヒットした。さらに一体が絶命した。もう一体は混乱していた。ちいの剣ミンクーがちいの念力で突進していった。剣から炎を出し、残りの一体に攻撃した。魔物はうめき声を上げて、力尽きた。とどめに戦車ミンクーが大勢砲撃した。大きな爆発音がして、魔物をやっつけた。
ちいとキューはくたくたになった。ちいは剣ミンクーを「ポルサ」と名付けた。ちいは剣ミンクーの手をとり、剣ミンクーを褒めた。
「強い子。がんばったね・・」
そこで、ちいとポルサはぱっと消えた。
「またか・・」キューはやれやれと思った。
ちいは目を覚ますと、自分の部屋だった。となりにポルサがいる。
「ここは・・」ポルサは目を丸くした。
「あのね。ここは違う世界なの」
「本が・・いっぱい・・」ポルサは本棚から一冊の本を見つけた。「世界の兵器」を興味深く見ていた。
「それ、気に入ったの?パパの本をもらったの。それ持っていこうか」ちいはその本をかばんに入れた。
「ちょっとまっててね」ちいは下の階に降りた。ママがキッチンにいた。
「やっと起きたのね。パパのカフェ、大繁盛よ。ママもこれから応援に行くの。お昼はこれ食べてね」ママは唐揚げとおにぎりをテーブルに置いた。
「うん。人気が出て、良かったね」ちいはママを見送った。
ちいは唐揚げとおにぎりをタッパに入れて、ポルサの所へ戻った。ポルサはまだ本を見ていた。
「よっぽどそれが気に入ったのね。さあ、またミンクーの世界へ戻ろう」
タッパと本をかばんに入れて、ちいとポルサはベッドで横になった。ちいは疲れていて、すぐに眠った。
ちいが目を覚ますと、キューが豪華な装飾の部屋で大勢に囲まれている。
「キュー。どうしたの?」ちいが聞いた。
「あ、ちいたん。ひどいんだよ。やっぱり人間はここにはいられないとか言っている。牢屋に入れるとかめちゃくちゃだよ」キューは泣きそうに言った。
「お前がちいというやつか。まだ子供だな」
とても太っている大きいミンクーが言った。
「わたし達は悪さしません。魔法でここに飛んできたんです」
「ならぬ。そいつを捕らえろ」
キューは、「風の魔法!」魔法で大勢の家来ミンクーを飛ばした。
「こ、こいつめ!」
「逃げろ!ちいたん!今のうちに!後で会おう!」キューは走って逃げた。ちいもポルサを連れて、全速力で逃げた。ドアをくぐり、またドアを。キューはどこかへ行ってしまった。ちいは鉄の重いドアを開けた。パイプがたくさんあって、寒かった。暗くて汚い。
「ここは・・工場につながっている・・」
「よし。行こう」ちいは進んだ。
パイプを伝って、暗い中を進んだ。
赤い光がもれている出口があった。そこへ行ってみた。ドアを覗くと、目玉やバラバラになった手や足がホルマリン漬けになっている。手術室のようだった。
「こわい。行こう」二人はまたパイプを伝って進んだ。
「この先・・行ったことない・・」
とても頑丈なドアがあった。暗証番号を入力する機械があった。
「番号分かる?」ちいが聞いた。
「たしか・・この番号・・」ポルサが入力する。
「ブー」とブザー音。
「違うか・・」また入力する。
「ブー」とブザー音。
「3回間違うと、番号変わる・・もう開かなくなる」
「え~。どうしよう」ちいは困った。
「信じて・・がんばる・・」ポルサは3回目を入力した。
「ピロリン」ドアが解錠した。
「やったぁ。ポルサ、すごい!」
ドアを開けた。そこは・・
金色の機械が置いてあり、一人の男がいた。背が高く、金色のスーツに金色の丸メガネだった。
「なんだね。君たちは」丸メガネの男が言った。
「あの・・迷ってしまって。ここはどこですか?」
「ん?何かいい匂いがするな」男が言った。
「あ・・。唐揚げとおにぎりがあります」
「ん?ちょっといいかい?」男はタッパを覗き込んだ。一口パクリ。
「ん~。うまい。うまいなぁ」男は驚いてムシャムシャ食べた。ちいは機械のレバーがあったのだが、動かしてしまった。ガシャンと大きな音がした。
「行くぞ。少年」戦車ミンクーが言った。
「うん!」キューも戦車ミンクーに乗った。
全速力で一体の魔物をとらえた。キューは当たるように念じた。戦車ミンクーが砲撃した。他の戦車ミンクー達の砲弾は全然当たらなかったが、キューが乗った戦車ミンクーの弾は見事ヒットした。さらに一体が絶命した。もう一体は混乱していた。ちいの剣ミンクーがちいの念力で突進していった。剣から炎を出し、残りの一体に攻撃した。魔物はうめき声を上げて、力尽きた。とどめに戦車ミンクーが大勢砲撃した。大きな爆発音がして、魔物をやっつけた。
ちいとキューはくたくたになった。ちいは剣ミンクーを「ポルサ」と名付けた。ちいは剣ミンクーの手をとり、剣ミンクーを褒めた。
「強い子。がんばったね・・」
そこで、ちいとポルサはぱっと消えた。
「またか・・」キューはやれやれと思った。
ちいは目を覚ますと、自分の部屋だった。となりにポルサがいる。
「ここは・・」ポルサは目を丸くした。
「あのね。ここは違う世界なの」
「本が・・いっぱい・・」ポルサは本棚から一冊の本を見つけた。「世界の兵器」を興味深く見ていた。
「それ、気に入ったの?パパの本をもらったの。それ持っていこうか」ちいはその本をかばんに入れた。
「ちょっとまっててね」ちいは下の階に降りた。ママがキッチンにいた。
「やっと起きたのね。パパのカフェ、大繁盛よ。ママもこれから応援に行くの。お昼はこれ食べてね」ママは唐揚げとおにぎりをテーブルに置いた。
「うん。人気が出て、良かったね」ちいはママを見送った。
ちいは唐揚げとおにぎりをタッパに入れて、ポルサの所へ戻った。ポルサはまだ本を見ていた。
「よっぽどそれが気に入ったのね。さあ、またミンクーの世界へ戻ろう」
タッパと本をかばんに入れて、ちいとポルサはベッドで横になった。ちいは疲れていて、すぐに眠った。
ちいが目を覚ますと、キューが豪華な装飾の部屋で大勢に囲まれている。
「キュー。どうしたの?」ちいが聞いた。
「あ、ちいたん。ひどいんだよ。やっぱり人間はここにはいられないとか言っている。牢屋に入れるとかめちゃくちゃだよ」キューは泣きそうに言った。
「お前がちいというやつか。まだ子供だな」
とても太っている大きいミンクーが言った。
「わたし達は悪さしません。魔法でここに飛んできたんです」
「ならぬ。そいつを捕らえろ」
キューは、「風の魔法!」魔法で大勢の家来ミンクーを飛ばした。
「こ、こいつめ!」
「逃げろ!ちいたん!今のうちに!後で会おう!」キューは走って逃げた。ちいもポルサを連れて、全速力で逃げた。ドアをくぐり、またドアを。キューはどこかへ行ってしまった。ちいは鉄の重いドアを開けた。パイプがたくさんあって、寒かった。暗くて汚い。
「ここは・・工場につながっている・・」
「よし。行こう」ちいは進んだ。
パイプを伝って、暗い中を進んだ。
赤い光がもれている出口があった。そこへ行ってみた。ドアを覗くと、目玉やバラバラになった手や足がホルマリン漬けになっている。手術室のようだった。
「こわい。行こう」二人はまたパイプを伝って進んだ。
「この先・・行ったことない・・」
とても頑丈なドアがあった。暗証番号を入力する機械があった。
「番号分かる?」ちいが聞いた。
「たしか・・この番号・・」ポルサが入力する。
「ブー」とブザー音。
「違うか・・」また入力する。
「ブー」とブザー音。
「3回間違うと、番号変わる・・もう開かなくなる」
「え~。どうしよう」ちいは困った。
「信じて・・がんばる・・」ポルサは3回目を入力した。
「ピロリン」ドアが解錠した。
「やったぁ。ポルサ、すごい!」
ドアを開けた。そこは・・
金色の機械が置いてあり、一人の男がいた。背が高く、金色のスーツに金色の丸メガネだった。
「なんだね。君たちは」丸メガネの男が言った。
「あの・・迷ってしまって。ここはどこですか?」
「ん?何かいい匂いがするな」男が言った。
「あ・・。唐揚げとおにぎりがあります」
「ん?ちょっといいかい?」男はタッパを覗き込んだ。一口パクリ。
「ん~。うまい。うまいなぁ」男は驚いてムシャムシャ食べた。ちいは機械のレバーがあったのだが、動かしてしまった。ガシャンと大きな音がした。
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