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6章 意味と理由
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郁也も含めた俺達幼馴染の中で、1番付き合いが長い2人。
口と態度の悪さはピカイチな問題児タイプの優作と、それとは真逆に優等生の3文字をそのまま形にしたようなタイプの拓弥は、一見すると真反対のタイプの2人組だ。でも真反対だからこそ、お互いの性格を許容できているような、不思議な空気が昔からあった。
それはたぶん、この2人が俺や郁也が知らなかった頃からずっと友人だったからこそ生まれた、幼馴染ならではの空気感だったんだと思う。
だから、なんだかんだ言いつつも誰よりも気のあう奴らなのだろうと、そう思っていたのだが――……。
たかのっぽくんが、あわあわとした様子で俺達を見回す。間に入ろうとは思っているものの、どう入ればいいかわからないという感じだ。
どうやら、2人をどうにかできるのは俺しかいないらしい。
それはわかっている。わかっているのだが、
(こいつらの喧嘩の止め方とか、俺、全然思いつかんのだけど⁉)
どうすればーっ⁉ と情けない泣き声が俺の心の中であがった。
「というか、おれへの文句ばっかり言ってるけど、優くんだってどうなんだよっ! ちゃんと周りの音聞けって言うけどさっ、そんなに自分の音に自信あんの⁉ 郁也くんにあんな風に言われたばっかなのに⁉」
「あぁ⁉ なんでここであのクソの名前が出てくんだよっ! 今は、あの野郎の話なんか一切してねぇし、関係ねぇだろうが!」
「関係なくないよっ! 郁也くんが言ってた事が正しかったのは確かでしょう⁉ 今の演奏力のままじゃっ、どんなに動画をあげても他の人からしたらお遊びにしか見えないんだよっ、おれ達っ」
「っ!」
拓弥の言葉に優作が、その顔を苦々しく歪めた。
『お遊び』。
その言葉に、どきりと、俺の心臓も冷たい音をたてた。
(もしかて……、いや、もしかしなくても、拓弥も郁也に言われた言葉を気にしてるのか?)
確執のある友人と会ってしまった事もだけど、でもそれ以上に、お遊びだ、ごっこだと、自分達の演奏に対してそう言われたことを気にしているのか――? 自分と同じ考えをしていた拓弥を、思わず俺はぽかんと見つめ返した。
「……それが、なんだよ」
少しの間を開けて、優作がそう口を開いた。自身の顔に浮かぶ表情の苦々しさを一蹴するためか、わざとらしい嘲笑がその顔に浮かべられる。
「お遊び? ごっこ? ハッ、上等じゃねぇの。元々、俺らのバンドは仕事の傍らやってるだけのもんだぜ? そんなもんが他の本気で音楽をやってるような奴らと肩並べられるようなもんになるなんて、タク、お前本気でそう思ってんの?」
「そ、れは……っ」
「じゃあなんだ? 練習量を増やせってか? 今以上に練習する時間増やして、仕事や家庭を犠牲にしてでもバンドに熱中すりゃあ、それで満足かよ」
「っ、だからっ、なんだってそうやって決めてかかるような事言うんだよっ。犠牲にしろなんて、おれ一言もそんな事言ってないでしょ!」
「口にしてねぇってだけで、言ってる意味は同じだろうがっ」
「おれは! このままじゃっ、本当にバンドをやっている意味があるのかって言ってるんだよ!」
今までとは比べものにならないぐらいの大声が、拓弥の口からあがった。
普段の拓弥からは考えられないぐらいの大声。それが狭いスタジオ内に響き渡り、ビリビリと空気を震わした。俺とたかのっぽくんの目が、驚きで丸くなる。優作も拓弥がそんな声をあげると思っていなかったのか、目を丸くして拓弥を見返している。
「そりゃあ、最初は単なるやりたいって気持ちからのそれだったよ⁉ でもさ、始めちゃったらもうそれだけじゃダメなんだよっ。やりたいからバンドをやるって言うならさっ、ちゃんとバンドやらないと、それって意味ないんじゃないの⁉ 曲作って、ライブ出て、CD出して、誰かに聴いてもらってっ。そういうのがちゃんとしたバンドだろう⁉ そのために演奏力をあげたいって思って何が悪いんだよ! そうしないバンドに一体なんの意味があるんだよっ!」
「おれ達、こんなんで今、本当にバンドやってるって言えるわけ⁉」言いながら拓弥が優作の方へ詰め寄る。
ドラムとギター。2つの異なる楽器が、明確な境界線を2人の間に引くように、音も出さずに沈黙している。
優作の顔がみるみる内に険しくなった。怒りが優作の中を支配し始めているのは、火を見るよりも明らかだ。
「てめぇっ、好き放題言いやがって……っ」
優作が立ち上がる。そうしてドラムを避けると、拓弥がそうしたように、優作も拓弥の方へ詰め寄っていく。
(だーっ、わーっ! ほ、本格的にまずいーっ!)
これ以上酷くなるとますます収拾つかーんっ!
とりあえず、どんな手を使ってもいいから2人を止めなければ!
「ふ、2人とも、暴力だけは、」
やめて――、そう言葉を続けながら、2人の間に割り込もうとした時だった。
ーーピピピッ‼ ピピピッ‼ ピピピッ‼
「「「‼」」」
突然のアラーム音が、スタジオ内に響き渡った。
「あ……」とたかのっぽくんが小さく声を漏らした。そうしてアラーム音がする方へ――、自身のベースと繋がっているアンプの上、そこに置かれているスマホへと手を伸ばした。
たかのっぽくんの細い指がスマホの画面をタップする。途端、ピッ、とアラーム音が止まる。
そうして俺達の方へ振り返ると、「えぇっと……」と気まずそうな顔で口を開いた。
「練習終了、10分前……、です」
練習終了、10分前。その言葉に、もうそんな時間なのかと驚く。
スタジオというのは、基本的に練習終了時間=練習を終了するタイミング、というわけではない。原則、予定の10分前ないし15分前には練習を終了し、片付けを行なわなければならない。
なぜなら、そうしないと次にスタジオ練習に来る人が、すぐに練習を始められないからだ。リハーサルスタジオは自分達だけのものではない。小学校の備品と同じで、そこに来る者、皆が使うものだ。だから、次に使う人の事も考えて行動しなければいけないのである。
「そろそろ、片付けないと……」と弱々しくたかのっぽくんが、言葉を続ける。
オロオロと自分達を見つめる年下のメンバーに、申し訳なさを感じたのか。拓弥と優作が互いに目を合わせた後、気まずそうにその顔をそらしあった。
そうして互いに背を向けあうと、それぞれで片付けを始めていく。
たかのっぽくんが、俺の方へ目を向ける。これでよかったのだろうか、とそう訴えるような視線に、俺もなんとも言えない渋い気持ちにかられる。
が、それを流石に見せるわけもいかず、「俺達も片付けしよ」とたかのっぽくんに声をかける。たかのっぽくんが、少しだけ視線をさまよわせた後、「わかりました」と小さく頷いた。
口と態度の悪さはピカイチな問題児タイプの優作と、それとは真逆に優等生の3文字をそのまま形にしたようなタイプの拓弥は、一見すると真反対のタイプの2人組だ。でも真反対だからこそ、お互いの性格を許容できているような、不思議な空気が昔からあった。
それはたぶん、この2人が俺や郁也が知らなかった頃からずっと友人だったからこそ生まれた、幼馴染ならではの空気感だったんだと思う。
だから、なんだかんだ言いつつも誰よりも気のあう奴らなのだろうと、そう思っていたのだが――……。
たかのっぽくんが、あわあわとした様子で俺達を見回す。間に入ろうとは思っているものの、どう入ればいいかわからないという感じだ。
どうやら、2人をどうにかできるのは俺しかいないらしい。
それはわかっている。わかっているのだが、
(こいつらの喧嘩の止め方とか、俺、全然思いつかんのだけど⁉)
どうすればーっ⁉ と情けない泣き声が俺の心の中であがった。
「というか、おれへの文句ばっかり言ってるけど、優くんだってどうなんだよっ! ちゃんと周りの音聞けって言うけどさっ、そんなに自分の音に自信あんの⁉ 郁也くんにあんな風に言われたばっかなのに⁉」
「あぁ⁉ なんでここであのクソの名前が出てくんだよっ! 今は、あの野郎の話なんか一切してねぇし、関係ねぇだろうが!」
「関係なくないよっ! 郁也くんが言ってた事が正しかったのは確かでしょう⁉ 今の演奏力のままじゃっ、どんなに動画をあげても他の人からしたらお遊びにしか見えないんだよっ、おれ達っ」
「っ!」
拓弥の言葉に優作が、その顔を苦々しく歪めた。
『お遊び』。
その言葉に、どきりと、俺の心臓も冷たい音をたてた。
(もしかて……、いや、もしかしなくても、拓弥も郁也に言われた言葉を気にしてるのか?)
確執のある友人と会ってしまった事もだけど、でもそれ以上に、お遊びだ、ごっこだと、自分達の演奏に対してそう言われたことを気にしているのか――? 自分と同じ考えをしていた拓弥を、思わず俺はぽかんと見つめ返した。
「……それが、なんだよ」
少しの間を開けて、優作がそう口を開いた。自身の顔に浮かぶ表情の苦々しさを一蹴するためか、わざとらしい嘲笑がその顔に浮かべられる。
「お遊び? ごっこ? ハッ、上等じゃねぇの。元々、俺らのバンドは仕事の傍らやってるだけのもんだぜ? そんなもんが他の本気で音楽をやってるような奴らと肩並べられるようなもんになるなんて、タク、お前本気でそう思ってんの?」
「そ、れは……っ」
「じゃあなんだ? 練習量を増やせってか? 今以上に練習する時間増やして、仕事や家庭を犠牲にしてでもバンドに熱中すりゃあ、それで満足かよ」
「っ、だからっ、なんだってそうやって決めてかかるような事言うんだよっ。犠牲にしろなんて、おれ一言もそんな事言ってないでしょ!」
「口にしてねぇってだけで、言ってる意味は同じだろうがっ」
「おれは! このままじゃっ、本当にバンドをやっている意味があるのかって言ってるんだよ!」
今までとは比べものにならないぐらいの大声が、拓弥の口からあがった。
普段の拓弥からは考えられないぐらいの大声。それが狭いスタジオ内に響き渡り、ビリビリと空気を震わした。俺とたかのっぽくんの目が、驚きで丸くなる。優作も拓弥がそんな声をあげると思っていなかったのか、目を丸くして拓弥を見返している。
「そりゃあ、最初は単なるやりたいって気持ちからのそれだったよ⁉ でもさ、始めちゃったらもうそれだけじゃダメなんだよっ。やりたいからバンドをやるって言うならさっ、ちゃんとバンドやらないと、それって意味ないんじゃないの⁉ 曲作って、ライブ出て、CD出して、誰かに聴いてもらってっ。そういうのがちゃんとしたバンドだろう⁉ そのために演奏力をあげたいって思って何が悪いんだよ! そうしないバンドに一体なんの意味があるんだよっ!」
「おれ達、こんなんで今、本当にバンドやってるって言えるわけ⁉」言いながら拓弥が優作の方へ詰め寄る。
ドラムとギター。2つの異なる楽器が、明確な境界線を2人の間に引くように、音も出さずに沈黙している。
優作の顔がみるみる内に険しくなった。怒りが優作の中を支配し始めているのは、火を見るよりも明らかだ。
「てめぇっ、好き放題言いやがって……っ」
優作が立ち上がる。そうしてドラムを避けると、拓弥がそうしたように、優作も拓弥の方へ詰め寄っていく。
(だーっ、わーっ! ほ、本格的にまずいーっ!)
これ以上酷くなるとますます収拾つかーんっ!
とりあえず、どんな手を使ってもいいから2人を止めなければ!
「ふ、2人とも、暴力だけは、」
やめて――、そう言葉を続けながら、2人の間に割り込もうとした時だった。
ーーピピピッ‼ ピピピッ‼ ピピピッ‼
「「「‼」」」
突然のアラーム音が、スタジオ内に響き渡った。
「あ……」とたかのっぽくんが小さく声を漏らした。そうしてアラーム音がする方へ――、自身のベースと繋がっているアンプの上、そこに置かれているスマホへと手を伸ばした。
たかのっぽくんの細い指がスマホの画面をタップする。途端、ピッ、とアラーム音が止まる。
そうして俺達の方へ振り返ると、「えぇっと……」と気まずそうな顔で口を開いた。
「練習終了、10分前……、です」
練習終了、10分前。その言葉に、もうそんな時間なのかと驚く。
スタジオというのは、基本的に練習終了時間=練習を終了するタイミング、というわけではない。原則、予定の10分前ないし15分前には練習を終了し、片付けを行なわなければならない。
なぜなら、そうしないと次にスタジオ練習に来る人が、すぐに練習を始められないからだ。リハーサルスタジオは自分達だけのものではない。小学校の備品と同じで、そこに来る者、皆が使うものだ。だから、次に使う人の事も考えて行動しなければいけないのである。
「そろそろ、片付けないと……」と弱々しくたかのっぽくんが、言葉を続ける。
オロオロと自分達を見つめる年下のメンバーに、申し訳なさを感じたのか。拓弥と優作が互いに目を合わせた後、気まずそうにその顔をそらしあった。
そうして互いに背を向けあうと、それぞれで片付けを始めていく。
たかのっぽくんが、俺の方へ目を向ける。これでよかったのだろうか、とそう訴えるような視線に、俺もなんとも言えない渋い気持ちにかられる。
が、それを流石に見せるわけもいかず、「俺達も片付けしよ」とたかのっぽくんに声をかける。たかのっぽくんが、少しだけ視線をさまよわせた後、「わかりました」と小さく頷いた。
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