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魔王 実家に帰還
しおりを挟む魔獣の背に乗る少女は森を抜ける
「ようやく綺麗な森が出てきたな」
自身が放った黒魔法により辺り一帯の森が黒く変色してしまった、そのことを反省しつつある綺麗な森を鑑賞していく
「我もこのような森をあの時楽しみたかったな・・」
キャロンの中の記憶は二つある落ちこぼれの双子の妹と魔王リキントーンとしての記憶だ
「む むむ 今光の気配が・・」
「気のせいか・・我を倒した戦士の気配だが」
「まぁ良いお母さまのケルタウを早く食べたい今日はお兄様のお祝い日だ」
キャロンは家まで本の少しの場所すなわち、町の近くで魔獣から降りた
「これを町に入れてわまずい事になるな」
自宅までを走って帰る事にした
ガチャ
「ただいま帰りました」
「おかえりキャロン」
「おかえり」
キャロンを両親が出迎える、落ちこぼれの娘であったが貴族との婚約が決まると両親は喜び普段とは態度が一変した
のを覚えている
さて我がいや私が婚約破棄された事を素直に話うべきかどうか
キャロンは悩んだ、今まである程度優しく温かく育ててくれた両親に話せばすごく悲しむのではないかと
魔王の時には人間に対してそうのような感情を持つ事がなかったな・・・
その頃裏の庭では
「野菜も収穫できたな」
カルサスは野菜を収穫し終え悩んでいた
「カノンの名前を与えてくれた両親に感謝のしるしを送りたいな」
「何がいいか・・・」
カルサスはいい事を思いついた、自分の魔法を使い周りに光の結晶を散り映えたらチチと母も喜ぶに違いない
「よし」
カルサスは両手を空に掲げ提唱する
「光の雨と慈愛に満ちた思いよ空から降らせ」
裏庭に光の結晶が降り注ぎ周りを輝かせる
「美しい」
自分が作りあげた結晶に自画自賛しながらいくつかの結晶を手に持ち裏口から家に入る
「なんだこの嫌な気配は・・」
キャロンは先程から嫌な気分になっていた
「なんか昔に何かされたような」
「どうしたんだいキャロン?」
「いえ何にもありませんは」
「それだったらいいんだが」
「カルサスが今庭で野菜を取ってきている今日はそれをサラダにしようじゃないか」
「はい 楽しみですわお父様」
普段のように笑顔を見せるも罪悪感一杯に感じてしまうキャロンであった
「父上野菜を取ってきました」
カルサスが良き良いよくドアを開ける
「・・・」
「・・・」
なんか嫌な気配がする
カルサスとキャロンは同時に思った
同じにこの世に生を受けた二人
おたがいの事を良く知っている
落ちこぼれと言われても二人で励ましあった
二人で楽しんだ思い出
泣いた思い出
その記憶がよみがえる
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