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6:女神様達からのギフト《後編》

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 いよいよ待ちに待ったスキルGETのイベントであるが、女神様も初めてのイベントと言う事でどうしたら良いのか分からないから教えてほしい。との事で、能力自体は、女神の力に初めから備わっているらしく。ただ、異世界転移などさせようという発想が、今までに無かった為、やらなかっただけでソラが思い描いていた事は、問題なく出来るよ!!と言われていた。

 そこで、ソラは女神様達にお勉強会を開きましょう。と、提案しエルルーもかなり積極的に大賛成してくれたのでセシレアも彼女がそこまで言うなら、皆で話し合って色々決めていきましょう。と、いう事になった。

 女神様達に資料等も下界から集めて貰ったり観賞会を開いたりした。勿論、ソラは、これは参考になるならないと、選別済みである!

(死に戻りとか、辛すぎるし…魔物に転生とか俺生き残る自信無いよ…余計な情報は排除だ~)

 エルルーは時々透明な板を触りながらソラをちらちら見ながら操作している、時々お姉様と相談しているみたいだ。ソラが近付くと後のお楽しみだヨ!と言って隠してしまう。

(めっちゃ気になるんですけど~俺にも貸して~それ!でも可愛いいからいいか!楽しみだなぁ~でも転移したらもう会えなくなるのか…)

 ソラの妄想ですらこの展開は想像していなかったのだが、この状況すら確実に取り込み彼の病は悪化の一途を辿っていた…

(これって俺に都合良すぎないか?やりたい放題ではないか?でもな~これだとよくある異世界無双物語みたいでやだな~大概、主人公は自由に冒険とか言いつつ厄介事に巻き込まれ国とか某冒険者団体に拘束されるやつやん?…俺、異世界にまで行って誰かの指示で働くとか嫌だよ~俺的に自由じゃない!まっ!今から考えても仕方ないし…そん時は全力で回避すればいいかな?それより先ずはスキルだよ~あぁ~悩ましいぃ~決めらんない!)

 末期症状である。(更に数日後)


ーーー  ーーー  ーーー  


「まずは何から決めよっか~、エルルーちゃんの世界ではステータスって有るんだよね~?平均値って分かる?どのくらいなの?」

「有るよ~この資料みたいなの結構前から参考にしていたからね~平均値は…これに書くね~」


◆◆◆◆◆◆


人種ー成人ー16才《男女差は無い》

Lv …15-20
HP …70-125
MP …65-100
筋力…36-49
知力…25-35
精神…30-40
俊敏…35-41

◆◆◆◆◆◆


「へ~因みに寿命て何歳くらい?後~最大レベルとかは?」

「人族の村人だと67才が今のところ最高齢で、戦闘職だと52才(現役)だよ~レベルは確か、70くらいかな…」

(マジか~20年位しか冒険できないではないか!聞いてて良かった~ならアレ聞いとかないと!)

「結構短いな~じゃぁさ~俺の種族や肉体年齢も変えられるの?」

「転移前なら問題ないわよ」

「うん、あっちに行っちゃうと私達じゃ色々"改造"できないんだよ~まぁ自分でするなら問題ないんだろうけど…中々条件とか難しいと思うよ~」

「ソラは、なりたい種族とか希望は有るのですか?」

「有るには有るんだけど沢山有りすぎて決めかねてるんだよな~」

(今、何か怖い単語が聞こえた気がするんですけど…)

「そ~なの?寿命が問題なのなら、そうね~私がオススメだと思うのは…ハイヒューマンとかバンパイア、後は~ハイエルフあたりはどうかしら?竜族何かもいいわね~」

(おぉ~適格な判断!流石お姉様、勉強の成果がでてますよ!)

「私のオススメはね~フフフッ当然、粘液生命体!これに決まりでしよ!」

「いやいやそれ魔物じゃん!討伐されちゃうじゃん!」

「そうよエルルー、そもそも減らしに行くのに増やしてはダメじゃないの!」

(流石上級者!確かに、実は最強生物に成長したりするけども!それにしてもお姉様大活躍だなぁ俺もソコまで考えてもいなかったから命拾いでした~危ない危ない!!)

「そっか~ご免なさい…改造楽しみだったのに…」

(えぇ~空耳じゃなかった~ガクガクブルブル~この子怖いんですけど…俺どうなっちゃうの?お姉様が居なかったらとんでも無い事になってた気がする…あぁッ!お姉様が居なかったら"無かった事"になってたのか!ゾッとした~可愛いさに騙されていました…警戒レベル上げとこ!)

「そう言えばハイヒューマンって普通のヒューマンと、どう違うの」

「ん~そうねぇ~…こちらで言うところの仙人かしら…で、どちらかと言うと私達に近い存在だから寿命はほぼ無いし、見た目は人種のままだし、極めれば概見を若返ったり年老いたりと、ある程度変えられる様になるわよ!一番オススメねッ!」

「あっ!じゃあ俺ソレにします!ステータスも問題無いですか?」

(お姉様のオススメだから間違い無いな!他も気になるけど良いやエルルーは危険だから大事な事はお姉様の意見を優先しよう、そうしよう!)

「種族がチートだからソラの希望通りよ!問題ないと思うわ、早速ギフトプレゼントしていいかしら?」

「エェー改造しないの~」

(オイオイ~)

「あっはい、御願いします!」

セシレアは、両手をソラにかざしていたが、特に何か特別な事が起きることもなく、直ぐにその手を下ろして、

「分かったわ、それじゃあ私からね…はい!終わったわよ!」

(ん?それだけ?)

 エルルーは、例のパネルを操作しながら、

「じゃあ私からはこれあげるネ!…クフフッ…会心の出来ッ!後は、こうしてっと…はい!ソラくんステータスって頭で思い浮かべてみて!」

(まさか?これは?!やっと手に入れた?やったぁ…念願の…俺の…チート…あぁ心の汗が…)

 ソラは、言われた通り心の中で、ステータス見たいな~と、念じると目の前に、想像した通りのプレートが現れた。

「うぉーッ!ありがとう女神様ッ!」

「喜んでくれたみたいね、どうかしら?」

「スキルとか二人で相談して決めてみたんだけど…ど~かな!嬉しい?喜んでくれた?」

「うぅ……はい…嬉しいです…本当に…ありがとう御座います。」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 ソラ
種族 ハイヒューマン(偽装ヒューマン)
職業 無職
年齢 16才(精神年齢??)

Lv .1  (自動偽装)
HP.1000
MP.1000
筋力、150
知力、150
精神、130
俊敏、130

状態
不治の病

スキル
鑑定眼、通訳翻訳、魔改造、異空間BOX 、

加護
セシレアの加護、エルルーの加護、


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最後まで読んで下さりありがと御座います!
やっと、やっとです!何とか次回から冒険に出発するかもしれません!作者はキャラとかストーリーとかただ、基本的に思いつくままその場の勢いで、書きながら考えているので今後の展開が一切、分かりませんので断言はしません!

今回も暇潰しになったでしょうか?ぜひ次回も読んでいただければ嬉しいです、どうか宜しくお願いします。
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